「超」怖い話シリーズや恐怖箱シリーズの奥付や帯に付いていた、やたら大きくて取り込みにくいQRコード。
気付いた人もいるかもしれません。気付いてたけど気にも留めなかった人もいるかもしれません。
メールアドレスやURLを知らせるものとして普及しているこのQRコードですが、これってメアドやURL以外のフリーワードでも500〜600byte（全角で250〜300文字）くらい入るんですよね。無理すればもうちょっとたくさん入らないこともないらしいんですよ。

……じゃあ、入れてみましょう。「超」怖い話を。
えっ、そんな大きいの入らない！
いやいや、大丈夫大丈夫。入る。入るって。
いやあっ、私……怖い！
そりゃ「超」怖い話だからね！

――という小芝居はさておきまして。
「超」怖い話誌上でもときどき目にする１頁ほどのごく小さな実話怪談を、QRコードに詰め込んでみました。
題して【お試し版QR「超」怖い話】。
一見すると小ネタばかりですが、いずれも「超」怖い話の取材の過程で拾われた正真正銘の実話怪談の小品です。
気付いた人にだけお送りする「超」怖い話プレミアプレゼント、ということで本編では特に説明もなく入れてましたが、そのようなわけなのです。
もちろん、もしよろしかったら、「超」怖い話をまだ知らない人にこっそり見せてみるといいかもしれません。

いいもの送ったよ。
あれ？　何コレ？
いいから見てみなよ。
懸賞か何か？
――ぴろりーん 
うはっwwwwwwちょっwwwwwこわっwwwwww!!!11!!1!
そりゃ「超」怖い話だからね！ 

――という反応があるかどうかはともかくとしまして。
実話怪談はびっくり箱と同じ。前触れなく目にして、思考停止して、我に返って動転して。じわじわと恐怖が浮かび上がってくる……。そういう先やオチを読ませない仕掛けを施すには、QRコードって結構向いてるんですよね。言わば、伏せられたカードって感じで。
QR「超」怖い話は、そういうびっくり箱的な味わい方をしていただきつつ、「超」怖い話を多くの方にご覧いただくきっかけとしてご活用いただけるとよろしいかと思います。*2

そんなわけで、このQR「超」怖い話は再転送/再転載歓迎です。*1
送るときは、できればQRコードのまま送ったほうが喜ばれ……いや、驚かすことができていいかもしれません。

ところで。気付いてる人もいるかもしれませんが、QR「超」怖い話にはナンバリングが施されています。
しかも、すでに出回っているものすら、あちこち虫食いで飛び飛び。
これはどういうことなのか。
――いや、言うまでもないですよね。お察しのいい皆様ならおわかりかと。

QR「超」怖い話は他にも幾つかあるんです。
どうにか手に入れてください。
集めたQR「超」怖い話を自分の携帯に表示させて、その場で相手に読み取りしてもらうというのはいかがでしょう。

なあ、ちょっとこれ見てみろよ。
QRコード？　なに、アド交換するの？
いいからさ。
――ぴろりーん 
うはっwwwwwwちょっwwwwwこわっwwwwww!!!11!!1!
そりゃ「超」怖い話だからね！ 

心寒々とする交流として、酒席の話題のひとつとして、お試し用「超」怖い話として、QR「超」怖い話がお役に立てれば幸いです。

QR「超」怖い話は、これから折に触れてばらまいていくことになるんじゃないかと思います。
「超」怖い話に連なるいろいろな本で、帯で、公式ページ上のどこかで、何かのお知らせで、キャンペーンで。
コンプリートするのは、たぶん結構大変です。

それで、肝心の欠番の話はどこにあるのかっていうと、この先に。

このQR「超」怖い話、どうやって読むのか？　自分一人では読めないという方は……。
まず、自分の携帯にQR「超」怖い話を表示させてください。
毎回、表示されるものは違います。
ハズレもあります。
新刊が出るたびに、新しいものが増えます。
出なくても増えるときもあります。

これを、「超」怖い話を教えたい、怖い話で怖がらせたい相手の携帯電話で読み取ってもらってください。
QR「超」怖い話は、一人では読めないほど怖い……というか、二人いなければ読めません。
二人っきりのとき、夜中の心霊スポットで、いつでもどこでも実用的にご覧いただけます。

このQR「超」怖い話は、四代目編著者・加藤一のblog「さぼり記」で、不定期に募集されたものも掲載されています。
QR「超」怖い話向けにこんな話がある、この話を載せてほしい、というご要望がありましたら、150字以内にまとめてこちらまでお寄せ下さい。
http://www.chokowa.com/i/qr/cont/index.cgi

いずれは、QR「超」怖い話だけ１００１話集めて一冊に！
夢は大きくどす黒く！

※QRコードは株式会社デンソーウェーブが開発した二次元バーコードの登録商標です。