はじめまして、またはご無沙汰しています。 「超」怖い話の加藤一です。 「超」怖い話とその周辺の情報をお知らせに参りました。  超-1で始まって怪コレでびっくりして、夢明さんのこのミス1位で最後の最後までびっくりさせられっぱなしで終わった2006年。  そして今年。  超-1から選び抜かれた新著者を投入した「超」怖い話が……ついにベールを。  さらには、2006年を震撼させた超-1が……なんと今年も。  夢明さんの快進撃はますます続く!  そんなわけで、とっくに松も明けていますが2007年もよろしくお願いします。 ●「超」怖い話I(イオタ) 2007年1月30日発売(竹書房) http://www.amazon.co.jp/dp/4812430062?tag=chokowaihanas-22&camp=243&creative=1615&linkCode=as1&creativeASIN=4812430062&adid=1MJF0B6J117Z3R9QPTXA&  実はこのIで、勁文社時代から数えて通巻20巻目を数えることになりました。その記念すべき巻から「超」怖い話は夏冬二班体制に本格突入。「超」怖い話最古参メンバー加藤一が四代目編著者に。2006年の上半期を全投入して行われた超-1の覇者二人を新著者に迎え、「超」怖い話は第四期に突入するッ!  冬の「超」怖い話、新しい体制というと、竹書房で復刊した2003年の冬を思い出します。つい最近のような気もするけど、もう4年経つんですねえ。あの冬も「売れなきゃそこで終わり」という崖っぷちでした。今もその崖っぷちの緊張感は変わっていません。今できることを全部やる、ということで力んで本数少なめ内容濃いめでスタートした「超」怖い話Aに敬意を表し……「超」怖い話Iは総収録話数65話+1。一巻あたりの収録話数では過去の「超」怖い話を通じて最大最多ですよ奥さん! ●大江戸怪談草紙 井戸端婢子 2006年12月26日発売中(竹書房) http://www.amazon.co.jp/dp/481242965X?tag=chokowaihanas-22&camp=243&creative=1615&linkCode=as1&creativeASIN=481242965X&adid=151MZ8V0WH757Y4KR0M5&  江戸の怪談を平山節で描く、大江戸版「超」怖い話! 彫り師、遊女、按摩……江戸のアンダーグラウンドを、見てきたように語ってみせる語り口、ここにも夢明さんがいるねえ、と。夢明さんの怪談観も垣間見えるような新趣向の本ですが、夢明さん、意外にも時代劇ものは今回が初めての試みだそうです。  とは言いながら、近々時代劇連載も始まるらしいですよ。 ●平山夢明新刊・連載・寄稿最新情報 2007年2月〜5月期  夢明さんに「なんか情報ありますかー」と聞いたところ、「ありました!」とお返事が。春の新刊は何が出るんですかー、と思っていたら。なんというかワンサカですよワンサカ。  まずは、長年「いつ出るんだ。本当に出るのか」と心配され続けてきた書き下ろし長編小説「ボリビアの猿(光文社)」が3月についにそのベールを脱ぐようです。4月末には恒例の「東京伝説(竹書房)」の新刊。さらに、5月には「独白するユニバーサル横メルカトル(光文社)」に続く短編集第二巻「ミサイルマン(光文社)」が出るようです。こちらは文庫じゃなくて単行本。月刊平山夢明状態ですよ奥さん!  実際のとこ、昨年末「このミステリーがすごい!2007年版(宝島社)」で短編集部門1位を奪取してから平山旋風吹き荒れまくりでして、雑誌の露出がまた凄いんですよ。寄稿したものと連載中のもの、これから連載が始まるものをざっと挙げていきますと、 ・集英社『小説すばる』『恐怖症召還』と鼎談 発売中 ・集英社携帯小説に連載中 ・角川春樹事務所『POPTEEN』『怖い人』連載中 ・異形コレクション特別号『井上雅彦論』2/8発売 ・徳間SFマガジンに短編 2月発売 ・光文社『小説宝石』3月号『小説家という情景』2/22発売 ・文藝春秋『オール読物』に短編 3月発売 ・講談社『KENZAN』3号に時代劇連載開始 ・徳間、問題小説連載『サルベージ』4月より開始  ……こんなにある! 読むほうは嬉しい悲鳴ですが!(笑)  あ。そうそう。時代劇連載っていうのは、耳袋じゃないそうです。念のため。  夢明さんと言えばインタビューの名手ですが、このミス効果でインタビューを「受ける側」としてもドッと露出するみたいです。 ・集英社『月刊プレイボーイ』著者インタビュー、2月発売。 ・光文社『小説宝石』 カバー著者紹介 2月発売 ・ワニマガジン社『Chuッスペシャル』4月号 「Kei-teeの鬼畜ライターはじめました」インタビュー 2月28日発売  おまけにメルカトルにはコミック化の話もきてるらしいですよ。……って誰が描くんだろう。オノナツメ?(笑) ●おまえら行くな2(仮) 2006年初夏頃(マイクロマガジン社)  昨年、発売一ヵ月目にAmazonで定価の二倍のプレミアが付いて、完売御礼だったという曰く付きの怪談本「おまえら行くな」の続刊が動き出しました。トゥナイトなどでおなじみのタレント北野誠氏の語る体験談を、加藤一が実話怪談に書き起こすコラボ本。去年くらいにすでに打信はあったんですけど、今年もやるよ! ということで、つい先頃プロジェクトが動き出した模様。いや、原稿書くのはまだもうちょい先なんですけどね(^^;)  こちらもお楽しみに! ●「弩」怖い話4(仮) 2006年3月末頃(竹書房)  おまえら行くな2の前にリリースが決まっているのがこちら。4年目に突入したこのシリーズ、毎回「前回と違うことをする」という実験的な怪談本となっています。初巻「螺旋怪談」は「超」怖い話の引き算の怪談に対して「足し算の怪談」という方程式を打ち立て、第二巻「Home Sweet Home」は進行中の呪いをリアルタイムに追ったルポルタージュを取り、第三巻「Libido with Destrudo」は日頃実話怪談を読まないおじさん層を取り込もうと、日頃「超」怖い話本隊では禁じ手となっているシモの怪談オンリーを集めてみたり。いやあ、おじさん読者には激賞されましたが、一部女性読者を逃がしたかもしれません(^^;) そして迎える第四巻。今回のコンセプトは――。 ●超-1 怪コレクション携帯配信(ドワンゴ) http://dwango.jp/  昨年、超-1の傑作選&集大成として、3ヵ月連続発売という尋常でないペースでリリースされた怪コレ。その怪コレが、ドワンゴから携帯コンテンツとして配信されることになりました。配信されるのは第一巻「怪コレ」。「超」怖い話シリーズとしてもかなり分厚めの怪コレ、さすがに一巻まとめて配信はできないということで、上巻下巻の分冊になります。んじゃ、せっかくだからこれにそれぞれ怪コレにふさわしい書き下ろしを加えるということに。サービスサービスぅ(笑) 今回、超‐1/2006参加作の中から惜しくも怪コレには漏れた怪作のうち、加藤が「僕も書きたいなあ」とお願いしてリライトさせていただいた作品2本が、ボーナストラックとして入ることになりました。  配信開始時期、価格詳細などなど、決定次第お知らせします。携帯パカッと開いて待ってて下さい。 ●超-1/2007 2007年2月1日開始  さて。怪コレ3巻の巻末でも軽く触れましたが。  超-1、今年もやることになっちゃいました。基本ルールは去年と同じ。「実話怪談を募集。長さに規定なし」「受け付けた作品は、著者名を伏せて公式サイトで公開」「応募者・一般読者入り乱れての相互講評」。もちろん去年の反省も顧みて若干変更になった規定もありますし、新たに追加されたルールもあります。例えば、「最低3話書く」という規定がなくなりました。凄いのが集まったら、また傑作選出せるといいな♪ ってな感じです。  実話を書かずにはいられない人。読まずにはいられない人。もう書き始めてる人。  2月1日から始めます。続報を待て。 ●お知らせメールについて  このお知らせメールは、「超」怖い話/東京伝説/「弩」怖い話他、「超」怖い話著者及びその関連書について掲示板、webページ、blogなどでご紹介、コメント、書評などをしていただいた方、公式サイトにて怪談/体験談を投稿していただいた方、お知らせメール配信希望を表明なさっている方、「超」怖い話愛読者の方、昨年超-1/2006に応募された方、関係者の方などに、「超」怖い話&著者関連書・関連アイテムの買い逃し、関連イベントの見逃しがないように事前情報をお知らせする情報メールとなっています。  お知らせメールの内容は、転載、引用、紹介自由ですので、どんどんご紹介ください。また、お知らせメールに関連情報を掲載したいという出版社編集部の皆様、加藤宛に情報をお知らせください(^^;)  配信に心当たりがない、メアドを変更する、もう要らない(つД`)などの方、お知り合いが欲しがってる、といった方、途中から見始めたので、昔のお知らせメールを読んでみたいといった方などいらっしゃいましたら、 http://www.chokowa.com/mail.htm  までお願いします。  新規登録、解除、過去のお知らせ(一部)の閲覧ができます。  というわけで、【「超」怖い話】【東京伝説】【「弩」怖い話】【超-1】その他の新刊を、どうかよろしくお願いします。 ■「超」怖い話  平山夢明(夏) http://blog.livedoor.jp/hirayama6/  加藤 一(冬)お知らせメール文責 http://d.hatena.ne.jp/azuki-glg/  ※お知らせメールより早いこともある最新情報はblogで  松村進吉(冬)  久田樹生(冬)  「超」怖い話公式ホームページ  http://www.chokowa.com/