初めまして、またはご無沙汰しています。 「超」怖い話著者チームの加藤一です。 「超」怖い話とその周辺の情報をお知らせに参りました。 ●「弩」怖い話2 Home Sweet Home (竹書房 2005/2/26 発売予定) 「超」怖い話Eの発売からまだ一カ月も経っていませんが、「弩」怖い話 螺旋怪談の続刊が出ます。出るんですが……。  「超」怖い話の片割れ・加藤一が単独で贈る実話怪談集・「弩」怖い話のシリーズ2作「Home Sweet Home」ですが、前作・螺旋怪談ともまた異なるコンセプトの実話因縁本、となっています。この本は……というか、この本で紹介されているエピソードは、「ガチ」です。内容についてはここでは詳しく触れませんが、本作完成後、加藤は実に10年振りにお祓いに行きました。……つまりそういう本です。螺旋怪談とはまったく別物とお考え頂いたほうがよいかもしれません。  発売は2/26。無理にお薦めはしません。買って読んであなたに何かあっても、それは自己責任ということでお願いできればと思います。 ●「超」怖い話E(イプシロン) 絶賛発売中(竹書房文庫 2005/1/29 発売中)  先月末に発売になった「超」怖い話最新刊ですが、おかげさまで早々に重版されることになりました。シーズンオフの冬の怪談としては異例の快調な売れ行きということで、まだご覧になっていない方は、お近くのコンビニ・書籍通販サイトなどでお求め下さい。  ちなみに、初版と重版はどう違うのかという質問をたまにいただきますのでここで回答をしておきますと「基本的には内容は同じ」です。ただ、初版で拾い残した誤字などを直している」のが重版ということで、ほんの少々の改訂があったりする場合もあります。別にオチやネタが挿し変わるということはありませんが(^^;) ●ドキュメント「超」怖い話 富士樹海編 DVD&VHS (竹書房 2005/4/22 発売予定)  ライブドアにて毎週更新という形で配信された、富士の樹海に夢明さんが挑むドキュメンタリー。全五回もあっという間でした。「超」怖い話/東京伝説で見せる夢明さんの作風とドキュメントでの陽気な姿に「ギャップ」を感じた方もいるとかいないとか。いやー、でもほら書いてあるでしょう。「超」怖い話の著者紹介に「日本でいちばん陽気な怪談コレクター」って。  さて、見逃してしまったあなた、気づかなかった知らなかったというあなた。大丈夫です。DVD&VHSが出ます。本放送で配信済みの平山夢明と行く樹海ツアー、「超」怖い話怪作怪談のイメージドラマ&朗読に加えて、ボーナストラックが付きます。対談が二本。  うちひとつは、実写版【「超」怖い話A 闇の鴉】の舞台挨拶で収録された「超」怖い話のもう一人の著者・加藤一と夢明さんの対談。怪談を原作としたホラー映画の舞台挨拶なのに、なぜか会場は爆笑の渦……という、妙な対談です。  もうひとつは、同じく実写版【東京伝説 蠢く街の狂気】の舞台挨拶で収録された、「新耳袋」著者・木原浩勝氏と夢明さんの対談。「超」怖い話と新耳袋は、それぞれ実話怪談界の東の横綱(超)、西の横綱(耳)と並び称される二大タイトルということで、その二大巨頭が顔付き合わせて対談を! たぶん、幽霊譚でなく死体の話とかを喜々と話してるんじゃないかと思いますが、これまた見応え充分なレア・トラックです。  あと2か月くらいありますけど、お金、貯めといてください。 ●東京伝説VI (竹書房文庫 2005/4 発売予定)  4月の2本目はお馴染みの東京伝説VI。  夢明さんが「怖い話、ある?」と聞いて回っているうちに集まった「心霊譚じゃない恐怖譚」が東京伝説ですが、人間というのは斯くも簡単に壊れてしまうものなのだなあ、と空恐ろしくなります。恐ろしい、と言っていられるうちは、まだ彼らとは価値観を共有していない……おそらくはまだ「正気」という名の多数派に属しているだろうことに安堵を覚えるわけですが、昨今の「正気じゃない事件」の表面化を見るに付け、実は正気な人というのは多数派じゃないんじゃないか、潜在的には狂気のほうが多数派なんじゃないか、それじゃあ大急ぎで多数派のほうに行かないとマズイか……いやいや……。東京伝説を読んでいると、ときどき自分が不安になります。あなたは、どちらの側の人だと思います? 新刊で、自分の立ち位置のご確認を……。 ●妖弄記 (ルナティック・ウォーカー・シリーズ 2005/4/25 発売予定)  妖弄記、と書いて「ようろうき」と読みます。加藤、今年3冊目(「超」怖い話E含む)の新刊になります。E、弩2、妖弄記……と、なんかこう今年はエラいハイピッチ。ちょっと生き急いでますか、僕。  妖弄記は実話系の新刊ですが、超・弩・禍と、これまた少々毛色が違うシロモノとなりそうです。発売元は竹書房ではなく、廉価ゲームソフト・シンプル2000シリーズを販売しているD3P。妖弄記は、コンビニ店頭でワンコイン(500円)で買えるD3Pルナティック・ウォーカー・シリーズの初回リリースタイトルのひとつ、となっています。  現在、GW直前の発売に向けて鋭意執筆中ということで、こちらも続報をお待ち下さいm(__)m ●お知らせメールについて  このお知らせメールは、「超」怖い話/東京伝説/「弩」怖い話などについて掲示板、webページ、blogなどでご紹介、コメント、書評などをしていただいた方、公式サイトにて怪談/体験談を投稿していただいた方、お知らせメール配信希望を表明なさっている方、「超」怖い話愛読者の方、関係者の方などに、「超」怖い話&著者チーム関連書・関連アイテムの買い逃しがないように事前情報をお知らせする情報メールとなっています。  心当たりがない、メアドを変更する、もう要らない(つД`)などの方、お知り合いが欲しがってる、といった方、途中から見始めたので、昔のお知らせメールを読んでみたいといった方などいらっしゃいましたら、 http://www.ekoda.jp/chokowa/mail.htm  までお願いします。  新規登録、解除、過去のお知らせ(一部ですが)の閲覧ができます。  というわけで、【「超」怖い話】【東京伝説】【「弩」怖い話】その他の新刊を、どうかよろしくお願いします。        「超」怖い話著者チーム               平山夢明               加藤 一(お知らせメール文責)