初めまして、またはご無沙汰しています。 あけましておめでとうございます。 「超」怖い話著者チームの加藤一です。 「超」怖い話とその周辺の情報をお知らせに参りました。  2004年は「超」怖い話は猛ラッシュの一年でした。レギュラーシリーズであるΓとΔの2冊を始め、映画は出る、「超」怖い話コミックは出る、姉妹編の東京伝説も2巻出る、東京伝説のコミックも出る、姉妹編として「弩」怖い話も始まる、さらには「超」怖い話クラシック(勁文社版)から珠玉の樋口怪談を選抜した「超」怖い話0&「超」怖い話∞は出る……。出た出た。出過ぎです。噂の心霊スポットに出かけていったら、幽霊が団体で出たっていうくらい出てます。  そして2005年。今年も年のはじめから猛ラッシュが続きます。  トップバッターはレギュラーシリーズ最新刊、「超」怖い話E。 ●「超」怖い話∞(エンドレス)(竹書房 2004/12/22 絶賛発売中)  その前に。「超」怖い話樋口明雄選集【「超」怖い話∞】が、昨年末の2004年12月22日に発売されました。年末ばたばたしてたもんで告知が追いつきませんでしたが、11月発売の「超」怖い話0の続刊ということになります。「超」怖い話クラシックから樋口さんの傑作を選り抜き、新作を加えた掌編となっております。  90年代初頭から中期にかけての怪談ですから、いわば10年前の怪談ということになるわけですが、なかなかどうして古さを感じさせません。この恐怖こそが、「超」怖い話の雛形とも言えるもの。竹書房版からのおつきあいとなっている方、「超」怖い話クラシックを「実話怪談界の伝説」としてしかご存じない方は、これを機会にぜひお手に取って頂きたいと思います。  「超」怖い話を伝説にした編著者・樋口明雄氏による「樋口怪談」を、ご堪能ください。 ★「超」怖い話E(イプシロン)(竹書房 2005/1/27 発売予定)  お待ちかねの冬の大本命、【「超」怖い話E】、ついに登場です。  今回は、ついに著者両名とも病気・怪我を連発。お祓いしないからだ、と言われてしまえばそれまでですが……当時の様子は夢明さんや加藤のblogでEの作業の経過が刻々とレポートされていまして、ドキドキしながら見守った方もいらしたのではと思いますが、なんとか発売日に間に合いそうです。  「超」怖い話はこれでシリーズ通巻16巻目、竹書房版では5巻目となります。よく続くなあと我ながら思う一方で、怪奇恐怖のネタが尽きない現実のほうが怖く感じることもしばしば……。  1/27まで残り僅かです。コンビニで、書店で、通販で、お手に取って頂けることを著者一堂楽しみにしています。 ●「超」怖い話 死霊の宴 (竹書房バンブーコミックス 2005/1/28 発売予定)  「超」怖い話コミックもこれで3巻目になります。  毎回、「アレがこうなるかー」と感心していますが、漫画家さんも大変だなあ、と。  今回はどのネタがコミック化されるのかと言いますと…… 「通告義務なし」「合わせ鏡」「キューピッド使い」「二組」「縄」「生熊」「マングローブの畔で」「ぞろぞろ出てくる」「臭くて柔らかいもの」「軍用道路」「ピンボケ」「ずらり」……以上12作品。  これまた、濃いィネタばかりがピックアップされてますねー。  文字で読む「超」怖い話と絵で見る「超」怖い話、原作とコミックの手触りの違いをお楽しみに下さい。  ところで、「超」怖い話コミック、今回は書き下ろし怪談はないんですが、夢明さんによる【ドキュメント】の制作裏話が載るらしいですよ。  ……ドキュメント? それ、何? ●ドキュメント「超」怖い話 富士樹海編(全5話) (ブロードバンドピクチャーズ 2005/1/21 ネット配信開始)  ……という方のためにご説明しましょう!  去年ぐらいから、夢明さんがやたら頻繁に樹海に行ってましたよね。「あんた、また行くんかい!」「気をつけてくださいよぅ!」と気が気でない方もいらしたかと思います。実はあれ、「超」怖い話レギュラーシリーズの取材、というだけではなかったんです。  平山夢明と行く樹海ドキュメンタリー! ということで、夢明さんをナビゲーターに富士・青木ヶ原樹海の中を往くドキュメンタリーができました。映像たっぷりの樹海編ですが、これはTV放送ではなくブロードバンドピクチャーズにて配信されるブロードバンドピクチャーズ・ネット・シネマシリーズ最新作(Webコンテンツ)となっています。1月21日から15分番組を毎週更新、全5週に渡って全5話をお送りする予定です。  映像担当の方からいただいたリリースを見ると……  ――ブロードバンドピクチャーズの堀江貴文(ライブドア CEO)がエ    グゼクティブ・プロデューサーとして仕掛けた新感覚のホラー・ドキュ    メント!原作者・平山夢明自らが案内する心霊スポット。原作をサウ    ンド・ノベルズ化した実話恐怖譚の数々。TV放送禁止の戦慄と恐怖は、    インターネットでしか観られない!  な、なんだってー!  竹書房版「超」怖い話史上屈指の怪作「干瓢」のあの現場を映像で!?  富士青木ヶ原樹海の奥深くを夢明さんが案内する心霊スポットツアー。大量の睡眠薬、遺書……そして人骨。シャレになってないっス!  さ・ら・に!  本作はネット公開後、2005年4月22日にDVD&VHSとして発売されます。  DVD&VHSには、ネット配信分のドキュメント「超」怖い話富士樹海編に加えて、「超」 怖い話から特に平山怪談を厳選した、サウンドノベル&ドキュメント・イメージ・ドラマ(5話収録)! 濃い!  オマケに、映画【「超」怖い話A〜闇の鴉】の舞台挨拶時に収録された「平山夢明&加藤一の「超」怖い話著者チーム対談」と、映画【東京伝説〜蠢く街の狂気】の舞台挨拶時に収録された「平山夢明&木原浩勝(新耳袋原作者)」の対談を収録! ちょっとぉ! やめてよぉぉぉ! ((((( ;゜Д゜))))) というほどの濃さ!  はぁはぁ……。  ところで、「樹海編」てことは……もう「次」も当然あるってことですか? ある? 確定? もう撮っちゃってるんですか? ということは……もしかして、アレとかあそことか……詳しくは1/28発売のコミックに載ってる? ああ、そ、想像が広がる!  何はともあれDVDまで待てない人は、1/21配信当日、ブロードバンドピクチャーズに繋げ! 公式サイトURL:http://chokowai.netcinema.tv/(会員登録ナシ/完全無料) 原作:平山夢明(「超」怖い話シリーズ 竹書房刊) 製作 ドキュメント「超」怖い話製作委員会((株)竹書房/(株)レッドライスメディウ ム) 配信協力:ブロードバンドタワー ●東京伝説〜蠢く街の狂気 DVD版 (竹書房 2005/1/21 発売予定)  1/21は忙しいですよー(笑)  この日三つ目のニュースは、昨年秋に公開された「超」怖い話異聞・実写映画版「東京伝説〜蠢く街の狂気〜」DVD&VHSの発売です。  夢明さんの書く話のうち、頭がおかしい幽霊の話は「超」怖い話で語られています。死んだ気違いは「超」怖い話にやってくるわけですが、死んでない気違い……いわば、狂った人間の起こす惨劇を描いているのが東京伝説。いや、お知らせメールを読んでいる方には今さらですよね、この説明は……。  いつか、都会の遭難を実写で……いやいやいや。  劇場で見られなかった人、東京伝説を実写で見たい人、見たくない人……見たくないけど怖いモノ見たさが優る人、何はともあれ、発売です。 ●実写版「超」怖い話オムニバス編 2005 (竹書房 2005/夏頃 公開予定)  もういっちょ、映像話。  昨年夏に公開された実写版【「超」怖い話A 闇の鴉】。後にDVDにもなりました。  で、実は今年も実写になるらしいんです。というか、もう実写にするぞっていう方向でプロジェクトは動き出しています。しかも、前回はいろいろなエピソードをリミックスしての長編でしたが、今回は短編5本のオムニバス形式になるようです。  しかも、しかも! 原作者・平山夢明氏本人が「俺も撮りたいでーす!」と監督候補に名乗り出ている、とか! 夢明さんと言えばB級映画の評論などでもおなじみですが、実は知る人ぞ知る自主制作映画畑の出身でもあります。これまでにも何本か映像を手がけられ……ということは、アレですか。ついに監督業に進出ですか!  ちなみに、短編5本のオムニバス形式で企画が進んでいるのは確定らしいです。  夢明さんがそのうちの一本について監督を務めるかどうか、というのはまだ「はい! はいはーい! はーい!」と手を挙げている段階ですので確定にはなっていません。でも、見たい、かな。いや、見たい。是非見たいかも。期待しましょう。 ●「弩」怖い話2 Home Sweet Home (仮) (竹書房 2005/2/末 発売予定)  今回最後の情報は、「超」怖い話のもう一人の著者・加藤一がお贈りする「超」怖い話姉妹編、「弩」怖い話です。第一弾は「足し算の怪談」として昨年春にお目見えしましたが、今回はその第二弾となります。  本作では、前回とはまた少し違う「実験」に取り組んでいます。「弩」怖い話 螺旋怪談、禍禍、そして本作と、3回連続で「仕掛けの異なる怪談」となります。螺旋怪談とHome Sweet Homeは、同じ「弩」怖い話でもまったくの別物になる可能性アリです。  思えば最初の「弩」怖い話も、企画確定(2004/2/6)、執筆開始(2004/2/16)、校了日(2004/3/12)、発売日(2004/3/30)と、とんでもなくタイトな進行でした。今回は日程はあらかじめ決まってはいたんですけれども、えー、間にね、ほら「超」怖い話Eが入ったりとか。ええ、もうなんというか……でも「コンビニ配本だから発売日は動かないでーす(by文庫担当小川女史)」って、あの、ええと……。  現在、泣きながら執筆中です(つД`) ●お知らせメールについて  このお知らせメールは、「超」怖い話/東京伝説/「弩」怖い話などについて掲示板、webページ、blogなどでご紹介、コメント、書評などをしていただいた方、公式サイトにて怪談/体験談を投稿していただいた方、お知らせメール配信希望を表明なさっている方、「超」怖い話愛読者の方、関係者の方などに、「超」怖い話&著者チーム関連書・関連アイテムの買い逃しがないように事前情報をお知らせする情報メールとなっています。  心当たりがない、メアドを変更する、もう要らない(つД`)などの方、お知り合いが欲しがってる、といった方、途中から見始めたので、昔のお知らせメールを読んでみたいといった方などいらっしゃいましたら、 http://www.ekoda.jp/chokowa/mail.htm  までお願いします。  新規登録、解除、過去のお知らせ(一部ですが)の閲覧ができます。  というわけで、【「超」怖い話】【東京伝説】【「弩」怖い話】その他の新刊を、どうかよろしくお願いします。        「超」怖い話著者チーム               平山夢明               加藤 一(お知らせメール文責) ======================================================= Text: Hajime Azuki Kato mailto:chokowa@ekoda.jp Chokowa-HP: http://www.ekoda.jp/chokowa/ Dokowa-HP: http://www.ekoda.jp/dokowa/ Hirayama Blog: http://d.hatena.ne.jp/karaku8/ Kato Blog: http://d.hatena.ne.jp/azuki-glg/ -------------------------------------------------------