初めまして、またはご無沙汰しています。 「超」怖い話著者チームの平山夢明/加藤一です。 「超」怖い話関連の情報をお知らせに参りました。 今年は「超」怖い話始まって以来、もっとも多忙な年となりそうです。 以前からお知らせしてきましたが、いろいろ見えてきましたので中間報告も兼ねて。 ●上半期「超」怖い話とその関連の出版情報 今年はホントにいろいろ出ます。いろいろ出る……そんな大雑把な宣伝をできる日が来るとは、「超」怖い話の第一巻の頃には思ってもいませんでしたが(^^;) 3月30日 「弩」怖い話〜螺旋怪談〜(加藤一 編著) 4月5日  コミック版「超」怖い話 4月   東京伝説IV(平山夢明 編著) 5月下旬 実写版「超」怖い話 7月   「超」怖い話(次)(平山夢明 編著+加藤一 共著) 日付が明確に見えていないものもありますが、現時点で確定しているもしくは恐らく出るだろう、という予定が見えているのはこのあたりです。 正確な日付がまだ不明なものもありますが、そのあたりは後々お知らせしていきたいと思います。 ●先鋒は、「弩」怖い話 前回のお知らせメールでも速報でお伝えしましたが、来る3月30日に【「弩」怖い話〜螺旋怪談〜】が発売されます。これはすでに竹書房の新刊情報のページにも載っていますが……メインタイトルは「弩」怖い話(ど・こわいはなし)であってるんですが、サブタイトルは「螺旋階段」でなくて「螺旋怪談」が正式です。 つい先日、3月9日に脱稿、12日には校了しましたので、これはもう確実に出ます。当初3月31日発売とお知らせしていましたが、3月30日に確定ということになったみたいです。途中で〆切が繰り上がったり元々執筆期間が短かったりで、死ぬかと思いました(^^;) 「「超」怖い話で加藤と言えば心霊落語担当」の感がありますが、今回もそういう系が入っています。が、「加藤の本気の怪談を」というリクエストに対して、加藤なりの答えを出してみました。皆様の期待に応えられているかどうかについては、読後の評を待ちたいと思います。発売まで間がないので、後は読んで頂いて……ということでドキドキしています。「ダムド・ファイル リスト」よりはきっと部数も多かろうし、「怖い」のときと違って稲川淳二さんの名前が表紙にないし、「超」怖い話と違って夢明さんは一緒じゃないし……一人で本を書くのって大変ですね。いろいろんな意味で(つД`) ●次鋒は、コミック版「超」怖い話 【コミック版「超」怖い話】ですが、体裁としては最近はやりの廉価版コミック(コンビニに流通している、藁半紙っぽい紙のコミック本)になるようです。執筆陣のお名前はわかっていませんが、竹書房から出ている稲川さんのコミックを書かれた方々になるのではないか? という噂がちらほら。 これに、夢明さんと加藤による書き下ろし実話怪談が各1本ずつ入ります。 ●中堅は、東京伝説IV 竹書房に移って3巻目、ハルキ事務所版から数えて通巻4冊目になる【東京伝説】は、現在鋭意執筆中、とのことです。順調にいけば4月頃発売の予定です。 夢明さんは他に新しい小説にも取り組んでおられるようで、相当お忙しいご様子。2〜3月の日記がほとんど更新されていないところからも、その多忙ぶりが伺えます。 夢明さんの日記は、以下のご本人のサイトから、過去の分も遡って読むことができます。 【デルモンテ平山と平山夢明のあやしいホームページ公開しちゃうのかよ(仮)】 http://www2.ttcn.ne.jp/~hanami/ つい先日(まだ「弩」怖い話に取りかかる前で、割とヒマだった頃)、今までの日記をすべて文庫と同じフォーマットで組んでみたらどのくらいの分量になるのか、を手慰みに試してみたところ、文庫1冊分は大余裕で溜まっていました。 ……いやあ、本で読みたいですね(笑) ●副将は、実写版「超」怖い話 かねてより噂の実写版「超」怖い話ですが、こちらは子細が見えてきました。 正式タイトルは、【「超」怖い話A】になります。 監督・星野義弘、脚本・小林弘利、主演・佐藤寛子、視覚効果・デジタルフロンティア。 DVDでの発売となりますが、2004年5月下旬に『渋谷シネ・ラ・セット』にて、レイトショー公開されます。単館上映ですが、劇場公開です。 シネ・ラ・セットと言えば、現在「渋谷怪談」を上映している劇場でもあり、「超」怖い話Aもその流れということになるのかも。 主演の佐藤寛子さんは、「スケアー」(2002)に主演デビューしたグラビアアイドル。「仮面ライダー555」にも出てました。 脚本の小林弘利さんは、「星空のむこうの国」(1986)、「グリーン・レクイエム」(1988)で知られる脚本家で、「稲川淳二の恐怖物語(2)(3)(4)」(1998,1999)、「エコエコアザラク」(2001)、「録音霊」(2001)などのホラームービーのシナリオも手がけられています。 視覚効果を担当するデジタルフロンティアは、「ピンポン」(2002)、「ぼのぼの」(2003)、「アタゴオル物語」(2004)、「アップルシード」(2004)、「Dino Crisis 3」(X-box)などのCG映像を手がけているところですね。 監督の星野義弘さんがいちばん情報が少ないんですが(^^;)、「太陽を盗んだ男」「青春の殺人者」(共に長谷川和彦監督作品)のDVD版に入っている映像特典を手がけたディレクターの方だそうです。 ★星野義弘 (子細データは見つからず) ★小林弘利 http://www.jmdb.ne.jp/person/p0181330.htm ★佐藤寛子(ファンサイト) http://www2.odn.ne.jp/~cdm55520/heroine_INDEX.html ★デジタルフロンティア http://www.dfx.co.jp/ja/index.html ★渋谷シネ・ラ・セット http://www.cqn.co.jp/THEATER/lasept/lasept.html ※3月15日の時点では、まだ「超」怖い話Aの情報は掲載されていません。 ●大将は、「超」怖い話(次) そして本丸、天王山が、夏の「超」怖い話(次)です。 毎度のことなんですが、まだタイトルは確定していませんので暫定的に【「超」怖い話(次)】としておきます(^^;) 現時点では、著者チームがそれぞれ「弩」怖い話、東京伝説に翻弄されている状態ですが、取材のほうは着々と進めています。でも、お知らせできるほど目新しい情報はまだ何も(^^;) ●近いイベントなど 3月17日に新宿ロフトプラスワンにて行われる「映画で語る実録殺人鬼たちの夕べ」というトークライブに、平山夢明さんが出演予定です。平日ですので、関東地方にお住まいの、さらにお時間が自由になる方でないと難しいかもしれませんが……(^^;) 内容は「怪談」ではなくて「殺人系」ということで、東京伝説系または異常快楽殺人系の会になるようです。 http://www.loft-prj.co.jp/PLUSONE/lpopic/0403/0403.html ――「弩」怖い話発売記念で何かやらないんですか、というお話を伺ったんですが(^^;)特に予定はありません。あ、でも恐らくそれと前後して、またまた半ば恒例になりました【全力で質問に答えるイベント】みたいなものでお目汚しさせていただくことにはなるかと思います。 【復刊?】「『超』怖い話」シリーズ Part7【弩ケテーイ?】 http://hobby4.2ch.net/test/read.cgi/occult/1077872847/ ●他にもある怪談本の話 去る1月25日に発売された加藤のダムド・ファイル リストですが、おかげさまで好調のようで、版元在庫がなかったりする場合もあるらしいです。が、重版の話はとんと聞きませんので(笑)、おそらく「なくなったら終わり」になるものと思われます。メディアミックス本ってそういうつかの間の夢〜みたいな切なさがありますよね。 過去に、加藤は「仄暗い水の底から〜都市伝説研究読本」(2001,角川書店)という映画MOOKに、書き下ろしで9本ほど怪談を書いているのですが、この本そのものがすでに絶版らしく今はほぼ入手不可能状態なのだそうです。同様に「とってもこわい携帯メール」(2000,角川書店)も絶版入手不可のようです。(映画「着信アリ」に合わせて再版してくれないかなあ、と期待していたのですが、お声はかかりませんでした(笑)) 両書とも、「名前が出ていない本」なので、言われなければ見つけるのは無理だったかとは思いますが……。 名前が出ないと言えば、今年の夏くらいに合わせて「名前が出ない怪談本」をまた一冊お手伝いすることになりそうです(加藤仕事)。それもいずれは詳しくお知らせさせていただくことになるかも。 怪談本は「刷った分だけ売り抜ければOK、重版など夢の夢〜」という性格の強いジャンルなので、見逃すとそれっきりというのが少なくないんですよね。 なんとか、このお知らせメールできっちり「事前情報」を流していければ或いは……と切に願います。 ●お知らせメールについて 未だに固定の名称も付かず、なんとなく「お知らせメール」と呼んでおりますこの「超」怖い話関連情報を事前にお知らせするメールですが、このメールは「超」怖い話について掲示板/BLOG/日記などのwebページでご紹介いただいた方のうち、メールアドレスが判明していた方及び、以前に体験談をお寄せいただいた方、chokowa@ekoda.jp宛に「お知らせメール送れ」とお問い合わせいただいた方宛に送らせていただいています。 本当は、お一人お一人にTo:でお送りしたかったのですが(初期はそうしていたのですが)、お送りする人数が爆発的に増えてしまったため、失礼ながらBcc:で配信させていただいています。おそらく、次くらいからはCGIを利用したメルマガ形式になりそうです<メアド管理がもうエライたいへんで……(^^;) もし「もういらねえよ!」という方がいらっしゃればお気軽に「送るな」とお申し付け下さい(つД`)。また、「知り合いが見たがっている/欲しがってる」という方がいらっしゃれば、本お知らせメールの転送/ご自身のwebページでの公開もお気軽にどうぞ。もちろん、chokowa@ekoda.jp宛にお問い合わせいただければ、次回以降のお知らせメール配信リストに含めさせていただきたいなと思います。(ただし、空メールだとSPAMと間違えて削除してしまう可能性があります。せめて「「超」怖い話のメール希望」くらいは書いていただけるとありがたいところです) ●怪談ください ……そんなわけでして、「超」怖い話(次)のための体験談など、まだまだまだまだ募集中です。超弩級平山怪談に恐れをなして「自分はあそこまで凄い体験はしてないので、送るほどじゃない」と謙遜なさっている方もいらっしゃるそうなんですが(^^;)、そんなことはないです。押入の隅から、持ち主はまったく気にも留めていなかったお宝が出てくるのと同じで、当人が「さほど……」と思っていても、磨けばとんでもなく怖い怪談になる体験談というのはけっこうあるんじゃないかと思います。 プチな話でもけっこうです。ぜひchokowa@ekoda.jp までお知らせいただければ幸いです。 【「超」怖い話】【東京伝説】【「弩」怖い話】を、どうかよろしくお願いします。                  「超」怖い話著者チーム                     平山夢明(デルモンテ平山)                     加藤 一