初めまして、またはご無沙汰しています。 「超」怖い話著者チームの平山夢明/加藤一です。 「超」怖い話関連の情報をお知らせに参りました。 ●Γ絶賛発売中 先日、竹書房より発売しました「超」怖い話シリーズの最新刊【「超」怖い話Γ】は、おかげさまで好調な売れ行きとのことです。また、これと前後して発売されました加藤の【ダムド・ファイル リスト(角川書店)】も、版元在庫切れ+名古屋を重点的に展開するご当地単行本という戦略の割にはぼちぼち快調(^^;)な伸びとなっており、Amazon、イーエスブックスなどの大手web通販の戦績を見る限りでは、いずれも、軒並み「同一カテゴリー内の週間売り上げランキングでベストテン圏内に常駐(発売2週間後までの計測)」という、営業さんも文句なしでにっこり、という実績を築くことができました。これも一重に読者の皆様のおかげです。 ●コミック版「超」怖い話 さて、今年は「超」怖い話全13年の歴史の中で、もっともニュースの多い年となりそうな気配です。 まず先日来じわじわと噂に上っていた、【「超」怖い話コミック版】ですが、2004年4月頃発売ということで、ほぼ固まったようです。今回収録されるエピソードは、勁文社版ではなく竹書房版【「超」怖い話A】【「超」怖い話Б】を中心にピックアップされたようで、かなり「重厚で重い、あの話、あの話、そしてあの話……」というノリになりそうだ、ということです。「小鳥」と「干瓢」は入ってましたよ。 ところで、当初、コミック版のお知らせが3月になるんじゃないかと踏んでいたのですが、コミックは諸処の事情で4月にずれ込みそうだ、とのこと。 ●実写版「超」怖い話 続いて、実写版「超」怖い話。これは、すでに漏れ伝わっている方もいらっしゃるかもしれませんが、グラビアアイドル佐藤寛子主演、脚本はかつて「超」怖い話に解説を書き下ろしていただいたこともある小林弘利氏によるもの。小林氏と言えば「星空のむこうの国」などのファンタジーSFで名を馳せた方ですが、「超」怖い話をどのように料理しているのか? すでに撮影は終わっているということだそうで、公開が待たれるところですね。そういえばこれ、DVD/ビデオだけではなく、単館ではありますが劇場で公開されるそうです。DVDやビデオで見るのももちろんのこと、一度は劇場のスクリーンで見てみたいところです。……劇場の入り口で「作者ですが」って言ったら、タダで入れてくれないかな(笑) ●夏の「超」怖い話(次) 「超」怖い話(次)については、もう動き始めています。 かつて、こんなに安心して「次もやります」って言えたことがあったでしょうか! 13という数字は普通は縁起が悪いものであるはずなわけですが、「超」怖い話13年目にとっては躍進の数字ということのようで。 こちらはおそらくБと同じ、夏頃になるでしょう。夏はライバルたる競合誌の多い季節ですので、へたれな怪談でお茶を濁すようなわけにはいきません。気持ちを引き締めていかねば。 ●春の東京伝説 【東京伝説】の最新刊ですが、現在鋭意執筆中ということでこちらは4月末頃(発売日は厳密には確定していません)に発売の見通しです。 先日、イーエスブックスの売り上げランキングをチェックしてきたんですが、「超」怖い話Γの発売と同時に、東京伝説の2/3巻の売り上げが再びランキング上位に浮上してきていました。相乗効果とはいえ、昨年春発売の東京伝説2など相当息の長いロングセラーになっているようです。 現在、平山さんの日記更新の間隔が開いてきているのは、東京伝説4に全力投球されてのことと思われます。楽しみにお待ちいただけるとよろしいのではないかと。 で、それとは別にもう1冊3月に新刊が。 今回のお知らせメールは実はこれがメインの話題なわけですが…… ●3月に新刊が出ます 新刊が……と言われておそらく「超」怖い話を愛するジャンキーの方々の9割が「東京伝説新刊!」と思い浮かべると思うのですが、今回の「3月の新刊」は、【「超」怖い話】、【東京伝説】に次ぐ、「超」怖い話姉妹シリーズの第3弾になる可能性がある、新たなものを予定しています。 タイトルは、【「弩」怖い話 〜螺旋怪談〜】(2004年3月31日発売予定)です。 これは、加藤一が単独でお送りする怪談集という形になります。 体裁としては、「取材、投稿に基づく実話を、小説風に仕立て直して読ます」という趣旨+αといった感じでしょうか。「超」怖い話と東京伝説は「聞き書き風に読ます」というスタイルを採っていますので、これとはまた違った見せ方のものになっていくでしょう。たぶん。 また、これは昨年、企画交渉を重ねた同名企画の実現に向けた最初の一歩でもあります。 【「弩」怖い話】が1回こっきりの単発企画にならないよう、シリーズ化へ向けて環境を整備していくことで、初めて当初の目的を実現することができるようになるのではないかなあ、とあれこれ思いを巡らせています。暖かい、かつ長い目でお待ちいただければ幸いです。 事前にあまり内容をばらしてしまうのも芸がないので、後は本編でご評価いただければ。ハイ。 すでに間近に控えた〆切に向けて鋭意執筆中ではありますが、今からでも「こういう体験をした」などのお話をお送りいただいても間に合います。今回「弩」怖い話については、体験談をお寄せいただいた方のお名前(ハンドルなど)を、巻末でご紹介させていただくこととなるかと思います(もちろん実名公開ではなく匿名が原則ですが、名前を出すのはイヤ!という方の意向にも、本名で載せてくれ!という方の意向にも添いたいかと思います)。 「平山怪談に比べたらそんなに怖くないかも……?」という理由でお手持ちの体験談/怪談をこっそり心の抽斗にしまい込んでいる方がいらっしゃいますが、よくよく聞いてみたらスゲー怖い経験をしているのに、慣れすぎて麻痺していた、という方も少なくないようです。 これを機会に、ちょっとした体験談などもdokowa@ekoda.jp宛にお知らせいただければ幸いです。 ●愛読者カードとレビューとアンケート さて。もう【「超」怖い話Γ】はご覧になって頂いているものと思いますが、もしまだ手に入れてないという方がいらっしゃいましたらコンビニか書店にお急ぎを。竹書房の文庫はあまり書店に入らないようで、小さい書店では見つけにくいかもしれません。その一方で「去年までおいていなかった店が、今年から置くようになった」というお話もちらほら。 よいことです。 そして願わくば愛読者カード(読者アンケートという奴ですね)などもご利用いただけると嬉しいかも。結構バカにならないんですよ。アレって。本の印刷部数やシリーズの継続は出版社の営業さんと編集さんの仁義なきバトルによって決められていくものなのですが、営業さんが参考にするのは実際の売れ行きと愛読者カードのリアクションです。そういう意味でも、愛読者カードがコミック化、実写化への後押しになっているのは確実ですから。 読後感想などもありましたら、ぜひお聞かせください。 また、愛読者カードのご意見及びネット上などで勁文社版「超」怖い話復刊の声があると聞き及びまして、それに備えた意識アンケートを始めました。 http://www.ekoda.jp/cgi/chokowa/anq/ このアンケートが、そのまま絶版になっている勁文社版「超」怖い話の復刊に直結するというわけではありませんが、読者の要望や復活形態、時期、内容などについて、参考にさせていただくことができるかもしれません。 「超」怖い話はこれまでも、そしてこれからも、小さなコトからコツコツと。 ●お知らせメールについて 未だに固定の名称も付かず、なんとなく「お知らせメール」と呼んでおりますこの「超」怖い話関連情報を事前にお知らせするメールですが、このメールは「超」怖い話について掲示板/BLOG/日記などのwebページでご紹介いただいた方のうち、メールアドレスが判明していた方、及びchokowa@ekoda.jp宛に「お知らせメール送れ」とお問い合わせいただいた方宛に送らせていただいています。 もし「もういらねえよ!」という方がいらっしゃればお気軽に「送るな」とお申し付け下さい(つД`)。また、「知り合いが欲しがってる」という方がいらっしゃれば、転送/ご自身のwebページでの公開もお気軽にどうぞ。chokowa@ekoda.jp宛にお問い合わせいただければ、次回以降のお知らせメール配信リストに含めさせていただきたいなと思います。(ただし、空メールだとSPAMと間違えて削除してしまう可能性があります。せめて「「超」怖い話のメール希望」くらいは書いていただけるとありがたいところです) ……そんなわけでして、冬の【「超」怖い話Γ】から夏の【「超」怖い話(次)】までの間に、4点近くも関連書/関連企画が出る年は「超」怖い話史上初です。 2004年は「超」怖い話の年……に、なるといいなあ。 【「超」怖い話】【東京伝説】【「弩」怖い話】、どうか今年もよろしくお願いします。 「超」怖い話著者チーム                     平山夢明(デルモンテ平山)                     加藤 一