初めまして。またはご無沙汰しています。 「超」怖い話著者チームの平山夢明/加藤一と申します。 突然のメールとなりますことをお許し下さい。 昨年、竹書房よりしぶとく二度目の復活を果たした「超」怖い話シリーズの最新刊【「超」怖い話Γ】について、お知らせしたく筆を執らせていただきました。 竹書房版「超」怖い話も、今回の【「超」怖い話Γ】で、通巻三巻目となります。昨年の復活編一巻、二巻目はおかげさまで好評を博し、無事三巻目発売の運びとなりました。すっかり定期シリーズの定位置をいただいたような形になりましたが、むしろ今回こそが正念場のつもりでおります。 これまでもそうでしたが、「超」怖い話は連載などのバックアップ媒体や事前告知のできる媒体を持たないシリーズです。公式ページでは可能な限り情報をお知らせしていますが、もしかしたら新刊発売をまだご存じないかも知れません。そこで、毎度のことですが、「超」怖い話についてインターネットのwebページ、掲示板への書き込みなどで取り上げてくださった読者の方々に、日頃のご愛顧への感謝と最新刊の宣伝を兼ねてメールさせていただきました。 日記で、blogで、掲示板のどこかで、リンクで、書評ページで……「超」怖い話についてご意見を発表なさった方々のうち、メールアドレスが判明している方については、不躾ながらメールを送らせていただきました。 本当ならお一人お一人To:でご送信差し上げるべきところですが、昨今、「超」怖い話について意見を下さる方の人数も増え、泣く泣くBcc:での一括送信となってしまいましたことについては、平にご容赦をいただければと思います。 ■「超」怖い話Γは「ちょうこわいはなし・がんま」と読みます 今回の「超」怖い話Γでは、42話を用意させていただきました。 ちなみに「シニ」となったのは、平山氏が厄年だから……というわけではなく、単なる偶然ということにして、あまり気になさらないでください。 今回は「超」怖い話8、Qのときに試していた、「たった1Pの怪談」というスタイルの短いネタを、久々に復活させています。重量級怪談もご用意していますが、小さくても破壊力のある怪談もお試しいただければ、と思います。 ■昨年のトークライブのこと 昨年は「超」怖い話復活ということもあって、新宿ロフトプラスワンで行われたトークライブなどにも出演させていただきました。その際、怪談界の西の横綱として名高い「新耳袋」の木原浩勝氏+中山市朗氏も飛び入りでゲスト出演され、ステージ上に「超」怖い話+新耳袋の両著者陣4名が勢揃いするという珍しい光景が実現しました。 他の怪談著者の方とお会いする機会そのものがあまり多くないので、非常に勉強になりました。 他にもいろいろイベントを……と画策しておりましたが、恒例の「2ちゃんねるに著者が降臨して読者の質問に全力で答えるスレ」は実現したものの、納涼会は諸々の事情で実現できませんでした。またいつか機会を設けてとは考えておりますので、気を長くしてお待ちいただければと思います。 「全力で答えるスレ」は、できれば今回も発売後1週間程度の期間で実現したいなあと思っています。こちらの子細については、また「超」怖い話公式ホームページのほうでお知らせさせていただきますので、ヒマを見てこちらもチェックしていただければ幸いです。 ●「超」怖い話公式ホームページ http://www.ekoda.jp/chokowa/ ●【弩】「超」怖い話シリーズ Part6【竹】(2ch・全力スレ) http://hobby4.2ch.net/test/read.cgi/occult/1064262651/ ■近刊、その他の新刊のこと 昨年は「超」怖い話の他に、平山氏の「怖い本4(角川春樹事務所)」、「鳥肌口碑(宝島社)」、「東京伝説1〜3(竹書房)」なども相次いで刊行されました。 今年に入ってからでは、【「超」怖い話Γ】の発売一週間前にあたる2004年1月23日に、加藤の執筆したTVホラードラマ・ノベライゼーション【ダムド・ファイル リスト(角川書店)】が発売されました。加藤にとって、一週間も間をおかずに新刊が二冊も続くというのは初体験です。「超」怖い話では「誰がどれを書いているのか」を特に明記していませんが(それでも、平山節と加藤節の違いは、慧眼たる読者諸氏にはおわかりかもしれませんが)、平山節とはひと味違う加藤節を見分けるため【ダムド・ファイル リスト】と【「超」怖い話Γ】を読み比べていただくのも一興かと思います。 なお、【ダムド・ファイル】の小説は、ソフトカバー単行本「ダムド・ファイル リスト」と、角川ホラー文庫「ダムド・ファイル〜あのトンネル」の2冊が同日発売になっています。加藤が執筆したのはこのうち単行本の【ダムド・ファイル リスト】のほうとなっています。単行本ということもあって出回る部数は「超」怖い話に比べてあまり多くないと思いますが、もし見かけることがありましたら、ぜひお手にとっていただければ幸いです。 ●ダムド・ファイル http://www.dmdf.net/ ●ダムド・ファイル リスト http://www.kadokawa.co.jp/book/bk_search.php?pcd=200309000031 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4048735063/250-6680251-3193868 http://myshop.esbooks.co.jp/product/keyword/keyword?accd=31327887 ■今年の「超」怖い話はひと味違う、かも 「超」怖い話と言えば本体以外への展開がほとんどないシリーズでしたが、実は過去にコミック化されたことが四度ほどあります。ワニマガジンの「平成50の怪談」「恐怖の実話怪談」、角川書店「ザ・ホラー1999年6月号」、それと竹書房「怖い」。今年は久々に「超」怖い話がコミック化されます。発売は2004年のわりと早い時期……ということですが、執筆陣やピックアップされるエピソードなどの詳細については追って公式ホームページでお知らせします。 また、今年の「超」怖い話はコミックだけではありません。 なんと、実写映像化が決定しました! 「話が出た」というレベルではありません。すでにシナリオも完成し、撮影に入っているとのこと。主演は、佐藤寛子という人でグラビアでは有名らしいです。こちらも詳細は追ってお知らせ、ということになるかと思います。 なんだかいっぺんにいろんなことが始まりすぎて目が回りそうです。 ■「超」怖い話Γの入手方法 最後に、【「超」怖い話Γ】の入手方法についてご案内させていただきます。 【「超」怖い話Γ】は竹書房文庫として配本されていますが、竹書房文庫の主な流通先は書店よりもコンビニエンスストアなどとなっています。書店注文で入手を考えている方は、発売前に予約注文しておいたほうがよいと思います。ただ、コンビニを何軒か巡ったほうが早く手に入るようです。 より確実なのはインターネット上のオンラインショップで注文する方法です(竹書房のサイトからもオンライン注文できます)。この場合送料がかかってしまいますが、サイトで注文してコンビニに受け取りに行けば送料がかからないesbooksなどを利用すると確実かもしれません。 おかげさまで「超」怖い話はAもБも重版がかかる売れ行きということですが、【「超」怖い話Γ】も同じとは限りません。手に入れ損ねるとそれまで……という怪談本の慣例から「超」怖い話が必ず逃れられるというわけではありませんので、そこのところはご容赦いただければと思います。 なんとか最新刊【「超」怖い話Γ】が皆様のお手元に届きますことをお祈り申し上げます。 なお、最新刊についてはすでに「超」怖い話公式ホームページなどでもお知らせしておりますので、もしすでにご存じでしたら、行き違いということで御容赦ください。 ------------------------------------------------------ 【「超」怖い話Γ】(税別552円) 平山夢明 編著(加藤一 共著) 竹書房文庫から2004年1月30日発売決定。 http://www.ekoda.jp/chokowa/index.htm ------------------------------------------------------ 【「超」怖い話Γ】発売までもうじきです。 もちろん、お祓いはしていません。 いつも応援していただいた皆様へのお知らせが、いつも発売ぎりぎりとなってしまったことをお詫びさせていただきます。 【「超」怖い話Γ】をお楽しみに。 「超」怖い話著者チーム                     平山夢明(デルモンテ平山)                     加藤 一(加藤FAUST)