ある日室田さんは五歳になる自分の娘に「桃太郎」の話を聞かせていた。
ところが、桃太郎が宝を持って、お爺さんとお婆さんの元へ帰りました、の件で娘が異議を唱えだした。
「ちがう、ちがう。桃太郎はお爺さんとお婆さんも殺しちゃったんだよ」
と、言い張るのである。
色々聞いてみると、花咲爺さんは隣家に殴りこみをかけるわ、舌切り雀では爺さんが婆さんを殺してるわ、惨憺たる憶え方をしている。
「ま、誰がそんな嘘教えたんだろう、ってなりますね。幼稚園でそういうのが流行ってるのかと」
誰に聞いたのかやんわりと問い詰めると、おじいちゃんに聞いた、という。
どこのおじいちゃんかと更に問い詰めると、娘は室田さんを仏間に引っ張っていった。
「このおじいちゃん」
と、室田さんの父方の祖父の写真を指差した。
「祖父は、私が小学生の頃に亡くなってるんですがね」
まったく教育上よろしくないと、室田さんは憤慨している。
LRg
ぼっこし屋 2006年6月3日 23:19
じわじわと迫り来る恐怖譚もさることながら、ラストが夢か現か不明瞭なところが不気味な読後感を残しているように思いました。
mariman 2006年6月2日 20:38
イマニ 2006年6月2日 15:36
素材:A
調理:A
盛付:A
結果:1
ゾクゾク。
2006年5月30日 14:49
怖かった!
+1
柏木 麻宏 2006年5月30日 13:15
うえぇえ、怖い!orz +1
久遠平太郎 2006年5月28日 13:07
評価+1。
段々家に近づいていく様が怖かったです。
文章も簡潔でテンポ良く、読みやすかったです。
藪蔵人 2006年5月27日 21:38
徐々に引き込まれて行く感じが非常に怖かったです。
評点: 1
吉田 2006年5月25日 22:22
良い▲
いやあ、ホントに良い話を取材されたと思います。徐々に進行していくヤリ口といい、酒を控えた途端に家まで引きずり込むところといい、ちゃんと着替えさせるところといい、このナニモノかは怖がらせ方を心得ているなあ、と感心。
あ、もちろん、作者様のテクも光っておりましたです。短文をポンポンと重ねた文体が、この怪異のリズムに上手く合ってましたね。
マリポーサ 2006年5月24日 6:44
夢か現かわからない気持ち悪さが良いです。文章も読みやすく引き込まれました。
+1
brother 2006年5月18日 21:21
(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
(・∀・)イイ!!
+1
ミミちゃん 2006年5月17日 23:03
有澤 凪 2006年5月17日 1:46
よくある「近付いて来る」怪談ではなく、自ら近付いていってしまったんですね。しかもベッドで寝てるし。こわいです。+1
こころママ 2006年5月14日 22:23
ああ、怖かった。
三段落目の終わりの行から透けて見えるオチまでの、ハラハラドキドキ感の高まりがたまらなく上手いと思いました。やっぱり構成力と文筆力の賜物ですか。
とはいえ、一番最後の段落の文章に関しては、若干、言葉の運びにしっくりこないものを感じたため、推敲の余地があるかなあと思えました。
もり けんた 2006年5月14日 13:42
こ、これは〜!実話でしょう!プラス1で
ヾ(☆Д☆)/(って、実話怪談でした…)
オイラの知り合いのE崎さんそっくりです!
彼は酔って自宅階段踊り場の網戸を突き破って隣家の庭に転落血塗れになり、そこから出て行く途中に隣人に発見され「ウワー!」って…、あと、よく同じ場所で寝ているって。公園だけど…。
その奇妙なでぢゃびゅーが迫力をヒートアップ〜(_)…。
林不二男 2006年5月12日 22:51
怖いです。内容に合った良い文章だと思いました。 +1
TOMOKI 2006年5月12日 17:27
素晴らしいと思いました。怖かったです。
回を重ねる毎にどんどん家の中に引きずりこまれていく描写が
圧巻です。「荒れた」「何年も買い手がつかなかった」等の表現で
家に何やら事情があるのでは…と思わせ、しかも余計な事は一切
書かない辺りが、あれこれ想像させられて一層恐怖をそそります。+1
てらまち 2006年5月9日 9:38
呼ばれていてんですね。怖いなぁ。冒頭は「ん〜?」と思っていたが、徐々に引き込ます文章力は相当高いと思う。+1。
sora 2006年5月8日 19:14
文章;■■■■□
怪異;■■■■□
恐怖;■■■□□
評価;■■■■□→+1
泥酔すると、前後不覚に陥ってどこでも寝てしまう癖。
私も同じ悪癖を持つ者である。
故に他人事とは思えず読み進めた。
文章が洗練されいて、話のテンポも非常に良かった。
最後に女が出て来なくても立派に怪談として成立していたように思う。(まぁ出て来ちゃったんだから仕方ないか…)
田原 誠 2006年5月8日 13:43
実に嫌な話。 △
じぇいむ 2006年5月8日 11:13
タクシーに跳ね飛ばされるところまでが夢なのか、売り家に現実に持って行かれてしまっているのかが、すんなりと分かりませんでした。
評価±0
ponken 2006年5月7日 17:54
とても新鮮で良質なネタですね。+1で。
ナルミ 2006年5月7日 2:34
じわじわと迫ってくる恐怖がいい。
1
金縛郎 2006年5月7日 1:12
こんなネタを拾える方がうらやましい(苦笑)。○。
風来月人 2006年5月6日 16:23
これは怖いですね。地味な文体だからこその迫力があるかも。+1です。
hydrogen 2006年5月6日 16:10
1
これはいいですね。怖い。
ネジ 2006年5月6日 15:05
とうとう家の中までお呼ばれしちゃったのがイヤですね。
最後の一行も、彼がとにかく例の家との関わりを絶ちたいと願っているのが伝わってきて、間接的に怖さが伝染して良いです。+1
のりりん 2006年5月6日 14:44
怪異的には地味ながらも、背筋にぞわっとくる感がいいです。+1で。
くりちゃん 2006年5月6日 13:36
怖かったです。○