「超怖は面白いよね。あたしもよく読んでるよー」
「んじゃ、またネタ下さい」
「あの本の中でさあ、ひとつ妙な話が載ってたでしょ?あれと同じもの見たよ」
ヤクザもびびる剛毅なおねえさま、克子さんの話である。
その頃、彼女は哲学堂のアパートから、葛飾区のあるマンションに引っ越した。
引越し屋さんが運び込んだダンボールの荷解きを始める前に、彼女は部屋全体に掃除機を掛けようと思い立った。
清掃用具は前もって運んである。
ブィーと唸るモーターの排気音を聞きながら、掃除機を掛けていた克子さんはそれに気が付いた。
「何だ、あれ?」
そいつは入居後も、ふとした弾みに視界の隅をちらりと横切る。
ある時は天井に。
またある時は廊下の隅に。
時には、化粧をしている鏡の向こうで這いずっていた。
そんなある日、性質の良くない男友達が遊びにやって来た。
あまり長居して欲しくなかったので、この部屋は出るよと告げた。
だが男は、
「ラリってんじゃねぇの?そんなのいるわけねーじゃん」
と、彼女をさんざんバカにしたという。
この野郎と克子さんが切れかけた時、男が手近に畳んであった競馬新聞を手にした。
するとそこから、ざわざわと蠢く黒い塊がひとつ。
両目をひん剥いて口を開いた男の目の前で、変なものはころころと転がりながら部屋を一周すると、正面の箪笥の後ろへと消えた。
以来、その男はマンションに来なくなった。
「それって、あれだよね?」
「たぶん。友達でも他に見た人は居なかったから、やりぃ、一発かましてくれたーって嬉しくなった」
東京じゃぬこバスは無理だわなと、克子さんは屈託なく微笑んだ。
LRg
久遠平太郎 2006年6月3日 21:17
評価±0。
その一に関しては人柱伝説を知らないと?となってしまうのでもう少し説明があった方がよかったと思います。
その二は怪異自体は怖いのですが会話文の連続が冗長に感じました。
柏木 麻宏 2006年6月3日 15:47
そのいちそのにって…!
一つ一つの評価はあれですが、二つのお話だと+1ですね。
mariman 2006年6月2日 21:37
sora 2006年6月2日 12:26
文章;■■□□□
怪異;■■□□□
恐怖;■■□□□
評価;■■□□□→±0
余計な解釈は興が殺がれる。
場所を特定できるような表記は控えたほうが良い。
ミミちゃん 2006年6月2日 2:07
ミミちゃん 2006年6月2日 1:30
しまあに 2006年6月1日 10:47
±0
前半は、場所と牛に関係が有ったのですね。
後半は、友人の父の自殺話と解釈が強引かなぁ
林不二男 2006年5月31日 0:52
その一、最初伝説の事全然知らなかったので、かえって「ンンモォー」は新鮮に感じたのですが。 得点なし
2006年5月30日 14:33
2本で力を合わせて+1にしました。
焼けた男の人に関しては、知り合いの父?みたいな説明はない方がいいと思います。
吉田 2006年5月30日 13:50
悪い▼
おお、久しぶりにアドレナリンの湧く怪談が。
「おい、これ全部百円玉だぞ!」「何っ!」
このやりとり、すごい好きだなあ。
1つ目は、土地の来歴をハッキリさせるか、むしろいっさい書かないかの方が良かったと思います。個人的には、全く不条理に「んんも〜」と鳴かれたら怖かったかなあ、と。
2つ目は、小銭が出てくるあたりに目新しさがありますね。やはり解釈は無いほうがいいかと思います。コーヒーじゃ、喉の渇きは潤せないかもしれませんが……。
有澤 凪 2006年5月30日 1:00
有名な心霊スポット、今でも様々な怪異が、と念入りに書いてある割にこの怪異ではちょっと拍子抜けした。1と2で怪異の内容の差が大きかったのもよくなかったのではないか。±0
ponken 2006年5月30日 0:25
最初の話は、本当に怪異かどうか根拠が薄いと思います。2番目は、怖いですけど最後の解釈がどうも強引に思えます。+−0で。
brother 2006年5月29日 23:02
その一
|っ「ウシガエル」
|彡サッ
その二
高橋の親父と特定しない方が想像力を励起して恐怖が増すのではないか。
敢えてそこを削る勇気を見せて欲しかった。
あと、場所の特定に結びつくヒントとか、「超」怖で一度でも読んだことがあります?
その辺を考えて作文してください。
−1
TOMOKI 2006年5月29日 15:06
その一
冒頭の場所特定に繋がる記述など、削った方がいいのではと思える部分が
少し気になりましたが、これ好きですね、牛の幽霊。んもも、と鳴く(あと
臭う)だけで、別に悪い事もしないし怖くはないのですが(と言うと本気で
怖がっている伊藤さんには申し訳ないですが)
その二
強烈な部類の怪異ですよね。このネタ一本でまとめた方が良かったのではと
思いました。解釈は…親切すぎたかなあ。千葉君の台詞がなくても、話の
流れから充分に因果関係は読み取る事ができますし、読み手に任せた方が
怖さが増した気がします。
総合的には甘めで+1か辛めで0か迷ったのですが、これから読む別作品に
期待値大ということで、ここは辛めに0にします。
藪蔵人 2006年5月28日 17:10
一つ目ですが、これはなかなか面白いですね。人柱云々は無いほうが良かったですかね。
二つ目ですが、こちらも解釈が作品の邪魔をしているんじゃないでしょうか。
評点: 0
てらまち 2006年5月28日 17:03
他作品と同じ講評になってしまいます。今回の「その二」のネタは悪くないと思う。がやはり、書きすぎ。−1。
もり けんた 2006年5月28日 15:29
(へへ;)こ、これは〜!
真面目なのに微笑みの浮かぶこの怪談は〜「恐怖の〜」シリーズ?うーんその1はまんまだと、何かの声じゃね?で終わってしまいます(TT)その2はそれなりにコワい!のにかなりむりやり顛末が〜!ムリに書かないほうがコワかったですよー!(TT)オイラもポッカのコーヒー買ったら十五本出て来たことあります。全身のポケットにねじ込みました(・∀・)±0。
水町 2006年5月28日 2:17
一は×。二は○。合計±0
風来月人 2006年5月27日 21:56
一つめは本当に牛じゃないのかな?もしくは、ウシガエル。
二つめは、確かに怪異は発声してるけど、あまり怖くなかった。−1です。
ぼっこし屋 2006年5月26日 22:56
キャンプ場の情報は、本文の前に序段として記述したほうが良かったのでは。
まあそれはさて置き。
一
この土地の伝説を知らない読み手は「何で牛?」と置いてけぼりにされたような感覚に陥るでしょう。
それでなくとも、伝説を怪異に結びつけるのもやや弱い題材のような気もします。
二
この話だけ独立したものにしてもよかったように思えます。
「高橋の親父」はラストに持ってくるだけに留めておけば、怪異がより引き立ったのではないでしょうか。
総合で±0
hydrogen 2006年5月26日 2:39
-0
驚愕!!久々に本領発揮ですね!
第一期の興奮が戻ってきたようです。
第二期のお作も拝見しましたが、第二期は角が丸くなって
まるで別人のようで心配しました。
さて、講評のほうですが。
その1のほうは大変意味不明で満足です。
しかしその2のほうは少しオチ過ぎてしまった感があります。
> <おれにものませてくれよぉ・・・>
が物凄く直線的なので、その後何を書いて誤魔化してもボカしようがなわけですが。
それにしても死して尚、自販機に頼る現代人の業と言いますか。
ショッピングセンターに群がる死人にも似ていますね。
ナルミ 2006年5月26日 1:37
これは別々の作品とした方がよかった。
一つ目はやはり、人柱(牛柱?)伝説の中身を書いておかないと怖さがわからない。
二つ目は怪異自体はいいと思うが、金縛郎さんも書いているとおり、「解釈」は不要だと思った。
±0
くりちゃん 2006年5月25日 22:07
最初の方のお話で、「なんで牛?」とユーモラスな感じを抱いてしまったが、先の方のご指摘で「東北 人柱」で検索してみたら、来歴が判りました。
この土地の伝説として牛は重要なアイテムなんですから、場所を明かせないとしても「少女と牛」の人柱伝説の内容くらいは簡単に書いておくべきだと思う。
でないと「なんで牛?」ということになって、怖さも半減してしまうのでは、ないか。
後の方のお話は会話の「」が多いのではないでしょうか。全部会話体にしなくても地の文で補った方が読みやすかったような気がします。
ネジ 2006年5月25日 21:54
二つめの怪異は書き方次第でもう少しイケそうだな、と思いました。場所で怪異をくくるのではなく、二つめの話だけに絞っても良かったかも。
しかし<高橋の親父>って・・・こういう目に遭ってそんな身近に思い当たる人がいるって、それもまたイヤげで怖い。
全体としては±0ということにします。
金縛郎 2006年5月25日 17:32
まず一点ツッコませてください。
>関係者に迷惑が掛かるといけないので名前は明かせないが、
と言いつつ、
>東北地方で人柱伝説の伝えられている場所。で調べれば、すぐに判る筈だ。
「東北 人柱」でググったらすぐわかりましたよ。
これじゃ名前出してるのと殆ど変わりありませんが(^^;
他作品の講評にも書きましたが、本文と台詞をいったり
きたり(この作品の前半では、さらに牛の鳴き声も)
するため、読み進めるうちに疲れてしまいます。もっと
整理して、場面転換などの要所に絞って台詞を用いる
などの工夫をしていただきたいところ。
ネタですが、ひとつめは場所の来歴を知っていれば
なるほどと思える内容で、それ以上でもそれ以下でも
ありません。
ふたつめは悪くないと思ったのですが……嗚呼、
やはり最後で解釈してしまうのですね orz
すいませんが×。