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2006年4月16日(日)

稲妻

私の小学校の恩師、ワキ先生から聞いた話である。

 先生が12才のとき、四つ歳下の弟と山で遊んでいると、急に雷を伴った雨が降り始めた。
雨はどんどん激しくなっていく。
音と光の間隔からして、雷もだいぶ近いことが分かる。
 先生は弟と、急いで家に帰ることにした。
家には田んぼを通って行くのが一番早い。
雨の中、先生は弟の手を引いて懸命にあぜ道を走った。
しばらくすると、先生がよく知っている近所のおじさんが、田んぼからあぜ道に上がろうとしている所に出くわした。
笠と蓑を身に着けたおじさんは、田のことが心配で見に来たらしい。
「おう、となりの坊どもか。気をつけて帰れ、おっちゃんはまだ田んぼ見ねえといけないから。」
先生はわかったと答え、おじさんの横を通り過ぎた。
先生がおじさんから10メートル位離れたとき、辺り一帯が青く光り、同時に後ろからズドンッという耳を突き破らんばかりの轟音がした。
先生が反射的に後ろを振り向くと、そこには黒焦げになって煙を吹いているおじさんの変わり果てた姿があった。
弟は先生の隣で座り込んで泣き叫んでいる。
 雨の中を呆然と立ち尽くす先生は、さらに信じられないものを見た。
おじさんの焦げた体から、ヌーッと這い出すように髪の長い白い着物を着た女かあらわれたのだ。
「アッハッハッハッハッ。」
 女は、真っ赤な口を開けて大声で笑いながら、激しく雨降る空へと昇っていき、そして消えた。

後に、先生はおじさんの葬儀に出席した。
その時、先生は参列者の中におじさんの亡骸から這い出た女性にそっくりな人が並んでいるのを発見した。
その女性は葬儀中、ずっと体を小刻みに揺らしながら薄ら笑いを浮かべていたそうだ。

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http://www.chokowa.com/cho-1/entry2/tb.cgi/111

LRg

柏木 麻宏 2006年6月3日 15:06

見えるのに信じないというところに疑問を覚えました。怖さも淡いかと;−1

mariman 2006年6月2日 21:09

http://plaza.rakuten.co.jp/mariman1234567/3107

久遠平太郎 2006年5月30日 22:15

評価±0。
ムンクの顔についてもう少し詳細な描写が欲しかったです。

てらまち 2006年5月29日 12:44

超能力を信じないが、自分はわかってしまう。本人自分の能力をどう解釈しているのだろうか。そこが書かれていなければ、ストーリーとして破綻してしまう。−1。

藪蔵人 2006年5月27日 23:23

信じないと主張している人が「見る」というタイプの話は、
見える人の話と表裏一体というか、実は同じ物なのではないかと思うことがあります。
この話では顕著に感じますね。
評点: -1

ぼっこし屋 2006年5月26日 0:37

死相に関する怪談は数多く語られ、目新しさが感じられません。
のみならず、「ムンクの『叫び』のように見えた」「骸骨のように見えた」だけでは話としてパンチ不足ではないでしょうか。身近な人はどうか、という追究が不足している点も含め、-1

林不二男 2006年5月25日 0:42

何度か聞いた事のある話でした。
得点なし

ミミちゃん 2006年5月24日 10:15

tb
http://chabin.blogtribe.org/entry-4f1826988dd785f40b557d57fb5df985.html

有澤 凪 2006年5月24日 1:08

全体的にゆるい雰囲気で語られた作品ゆえに、死相が見える(らしい)母の紹介も、内容と共に説得力があまりにもなかった。−1

ponken 2006年5月20日 2:17

死相の話ですね。テレビに映っている人のが見えるのというのは初めて聞きましたが、プラスにはちょっと届いてないですね。±0で。

sora 2006年5月19日 21:33

文章;■■□□□
怪異;■□□□□
恐怖;■□□□□
評価;■□□□□→-1
死期の近づいた者の顔が髑髏に見えるという怪異はどこかで聞いたことがある。
文章に推敲の余地大いに有り。
導入部の苦労人と現実主義が結びつかない。
「死期の近い人は顔がムンクの叫びみたいに見える」
現実主義者はこのような台詞は吐かないと思う。既に指摘されているように亡くなる方の病名が癌であるのなら別だが、それはそれで怪異ではない。

もり けんた 2006年5月19日 21:23

これはムンク現象をもう少し掘り下げたほうが良かったにゃー《(ОДО)》オイラの知り合いは心霊番組見てるとすぐに「ほら、あそこだよ」って指摘しやがる!しかもあてるなーつの!コワいから〜。±0

TOMOKI 2006年5月18日 16:35

人相学…と表現するのは変ですが、経験や直感あるいは観察眼の鋭さに
よって、健康状態の芳しくない方を見抜くのは可能だと思います。
文章や構成の巧みさは魅力ですが、残念ながら−1

ナルミ 2006年5月18日 0:07

風来月人さんの言うとおり、ガンなどの病気では症状が「顔に出る」こともあるだろう。かつての逸見政孝氏もそうだったが、まさに「ガイコツのような顔」だった。
母親はそういうことを言っているのではないか? もう少し突っ込んで訊けば謎がとけそうである。
−1

風来月人 2006年5月17日 20:36

ガンに関しては死相というのはあるし、家族をガンで亡くしていると見分けたりできるぐらいにはっきりもしています。

あまり怖くないですね。-1です。

風来月人 2006年5月17日 20:36

ガンに関しては死相というのはあるし、家族をガンで亡くしていると見分けたりできるぐらいにはっきりもしています。

あまり怖くないですね。-1です。

田原 誠 2006年5月17日 14:45

 信じない、といっているにもかかわらず、母本人が死期が近いとそう見える、と説明してしまっている。そうすると、という繋ぎ方もよく判らないし、オチの文章は全く不要。   ▼

ネジ 2006年5月17日 14:25

苦労人だから超常現象を信じない?現実主義、としたほうがすんなり読めると思うのですが。
お母様だからいくらでも取材可能だと思うのに、「ムンク現象」について中途半端にしか訊いていないのが不自然とも思えました。±0

金縛郎 2006年5月17日 11:34

>そうすると、テレビに出ている人だけでなく、身近な人も見えるはずである。
ここは推論に終わらず、確かめていただきたかったですね。
ひょっとしたらテレビだけかもしれませんし。
それによってオチの怖さが大幅に変わってきます。
±0。

くりちゃん 2006年5月17日 10:23

お母様は、「ムンクの顔」とそのように見えてしまった人の運命との関連についてどう思っていらっしゃるのでしょうか。
(超常現象を信じていないようなのにそういうモノを見てしまうということに、どう折り合いを付けていらっしゃるのか)
という点が気になりました。
O
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