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山姥の夜
 昭和40年代中頃、新潟県下越地方のとある山中で起きた話。

 その日、樋口和夫さん(当時、小学4年生)は、祖父と、生まれたばかりの仔犬シロと一緒に山へ遊びにきていた。
 祖父が山菜取りにいそしんでいる間、和夫少年はシロを連れて昆虫採集を楽しんでいた。
 しかし、あちらこちらと、虫のいそうな木を探し回っているうちに、祖父とはぐれてしまった。
 うっそうと茂る木々の中、大声で祖父を呼び求めたが返事はない。太陽はすでに沈みかけている。
 帰り道もわからず、とぼとぼと歩いていると、不意に後ろから呼び止められた。

 ふりかえると、見るからに優しそうなお婆さんが、にこにこと微笑んで立っていた。
 髪は真っ白だったがきちんと纏められ、汚れひとつない薄桃色の着物を羽織っている。
 どこか偉いお家のお婆さんかな。それが和夫少年の第一印象だった。
 「こんな山ん中に、ひとりでなあしたんだい」
 そう尋ねるお婆さんに、和夫少年はこれまでの事情を説明した。
 「そうかい、そうかい、それは難儀なことだねえ。もうすぐ日も暮れるから、今日は、そのわんこと一緒に、お婆ちゃんの家に泊まるといいよ。明日になったら朝一番に、町まで送っていってあげるからね」
 和夫少年に断る理由は何ひとつなかった。

 連れられた先は、山奥に一軒だけぽつりとある、古い造りの屋敷だった。
 和夫少年の予想と違って、お婆さんは一人暮らしだったが、いろいろと世話を焼いてくれた。
 美味しい料理。薪焚きの風呂。最後に、暖かい布団が客間へ敷かれると、疲れ果てていた和夫少年はすぐに寝入ってしまった。

 なぜだかふと、和夫少年は夜中に目を覚ました。
 町の夜とは違う真っ黒な闇の中、草木の靡きに混じって奇妙な物音が耳に入ってくる。
 シュッ、シュッ、シュッ、何かが擦りつけられる音。それに、囁くような唄。
 歌声はお婆さんのもののようだったが、何かがおかしい。
 和夫少年は気になって、そっと客間を出ていった。

 居間に向かう長い廊下を進むにつれ、はっきりと唄が聴き取れるようになってきた。
 「喰っちゃるか、喰っちゃるか
  犬ん子肝喰っちゃるか
  男の子(おのこ)肝喰っちゃるか」
 和夫少年は居間のそばまでくると、物音を立てないように障子の端に小さな穴を開けた。
 蝋燭1本の灯りの中にいたのは、あの優しかったお婆さんとは思えない、醜い老婆だった。
 白髪を振り乱し、般若のような形相をしながら、取り憑かれたように牛刀包丁を研いでいる。
 叫びたくなる気持ちを何とか抑えながら、和夫少年は庭先に繋がれたシロを抱え、屋敷から走り去った。

 月明かりだけを頼りに、和夫少年はひたすら真っ直ぐ走った。
 「どこへ逃げたんが」ずっと背後から、老婆の叫び声が聴こえてくる。
 和夫少年は構わず走り続けた。
 「見つけたあ、待たんがあ」老婆は牛刀包丁を逆手に持ち、和夫少年を追いかけてきた。
 周囲の枝葉をなぎ払い、山道だというのにほぼ一直線に、ぐんぐんと近づいてくる。
 必死に逃げ続けていると、森が開け、小さな山小屋が目に入ってきた。
 和夫少年は山小屋の中へ飛び込んだ。

 そこは使われなくなって随分経つらしく、天窓ひとつを除いて板張りがされ、部屋の隅にはガラクタが積まれていた。
 和夫少年は扉に閂を差すと、古びた木箱の陰に身を潜めた。
 ほどなくして、扉一枚を隔てた向こうから老婆の声が聴こえてきた。
 「犬ん子肝どこいった、男の子肝どこいった
  小屋ん中か、小屋ん中にいるんが」
 ガン、ガン、ガン。激しく扉が叩かれ、何度目かには、板目の間を割いてずぶりと包丁の切っ先が突き出てきた。
 パニックになりながら、和夫少年は思わず叫んだ。
 「中になんて、いないよ!」
 すると、扉を叩く音がぴたりと止んだ。
 「んだば、裏辺か、裏辺にいるんが」
 ザッ、ザッ、ザッ。土を踏みしめる老婆の足音が聴こえ、それはぐるりと小屋廻りを一周し、扉向こうまで戻ってきた。
 「裏辺にゃいねえ、やっぱ、小屋ん中か、小屋ん中にいるんが」
 ガン、ガン、ガン。老婆は、ふたたび扉を叩きはじめた。
 「中じゃない、中じゃない!」
 和夫少年は、もう一度そう叫んだ。
 するとまた、扉を叩く音がぴたりと止んだ。
 「んだば、屋根上か、屋根上にいるんが」
 ガダン。大きな音とともに天井が揺れ、ガタ、ガタ、ガタと、屋根の上を徘徊する音が聴こえてくる。やがて。
 「屋根上にゃいねえ、やっぱ、小屋ん中か、小屋ん中にいるんが」と老婆の声。
 誤魔化しとおせるかもしれない。そう思った和夫少年は、さらに叫んだ。
 「中じゃないよ、別のところにいるんだ!」
 突然、老婆の逆さ顔が天窓の外に現れた。
 「嘘こくでねえ、もう中しか残ってねえ」
 鈍い音を立てて天窓が割れた。老婆は、まるで昆虫か何かのように天井を這いながら小屋の中へ入ってくる。

 恐ろしさのあまり力の抜けた和夫少年の腕から、シロがするりと抜け出し、木箱の陰から飛び出していった。
 「犬ん子肝見つけたあ、やっぱ、中にいたんが」
 老婆は壁づたいにそのまま這い下り、吠え続けるシロに向かって牛刀包丁を横に払った。
 和夫少年は目を逸らした。
 シロの悲痛な鳴き声が室内に響き、その後に、バリバリという骨を砕く音と、グチャグチャという肉を潰す音が聴こえてくる。
 どうにかしなくちゃ、どうにかしなくちゃ。和夫少年は必死に考え続けた。
 「ああ、うんめかった。次は男の子肝だ。どこに隠れてんが」
 息がかかるほど近くから聴こえる老婆の声に、和夫少年は答えた。
 「床下だ、床下に隠れてるんだ。見つけられるもんか!」
 老婆はぴたりと動きを止め、大きく舌舐めずりをした。
 「床下あ、それは気付かんがった」
 牛刀包丁が床へ振り下ろされた。それは何度も何度も繰り返され、5分もしないうちに床板が一枚剥ぎ取られた。
 老婆は、床下にぽかりと開いた穴へ顔を突っ込みながら、くぐもった声で言った。
 「男の子肝どこにいんだ。真っ暗でなんも見えねえ。
  けったくそわりい、いいあんべえに隠れやがって」
 和夫少年は意を決して木箱の陰から離れ、床下を覗き続ける老婆に気付かれないよう、そっと山小屋を後にした。
 それから和夫少年は朝まで走り続け、捜索隊に保護されたのは正午を過ぎた頃だった。






後日譚

 和夫さんの体験談に、町の誰もが到底信じられないといった様子でしたが、実際にシロがいなくなったという事実もあり、翌日には山狩りが実施されることになりました。
 激しい損壊と血痕の残る山小屋がすぐに見つかる一方で、結局、和夫さんを襲った老婆も、老婆の住んでいた屋敷も発見されることはなく、和夫さんの体験談は、熊に襲われた恐怖による幻覚、として処理されたそうです。
 
 老婆の屋敷(らしきもの)が見つかったのはそれから十数年後、バブル景気の頃で、ゴルフ場建設のためにおこなわれた住民側と企業側の共同視察の折でした。
 屋敷は内外ともに荒れ果てていて、長年、人も住んでいない様子でしたが、居間の真ん中にはボロボロに錆びた牛刀包丁が一本、畳に突き刺さった状態で発見されたそうです。
 後に、屋敷は土地・建物ともに所有者不明のまま取り壊され、当初の予定通り、ゴルフ場が建設されました。
 しかし、バブルの崩壊とともにゴルフ場経営は破綻、その後の公園化計画も頓挫し、現在、屋敷の跡は野晒しのまま放置されています。





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■講評

文:+1 怪:+1

これは……実話、なんですよね?
それにしても、なんという日本むかしばなし。

名前: 晴 ¦ 17:57, Wednesday, Apr 02, 2008 ×


評価が難しい。
昭和40年代中頃の話だから昔話とまではいかないと思うが、展開が昔話のようで・・・
後日譚で一気に現実に戻されました。

名前: 黒ムク ¦ 19:16, Wednesday, Apr 02, 2008 ×


文章 1
読みやすい。
稀少度 1
昭和四十年代に?

昭和四十年代ってそんなに都会と田舎の差があったのでしょうか。既にTV放送も始まっている頃でしょう。そんな世の中に…
それにしてもなぜ老婆の住処ははじめの山狩りで見つからなかったんだろう。そこが不思議だ。
面白く読んだのだが、最後で「屋敷は土地・建物ともに所有者不明のまま取り壊され」というのと「屋敷の跡は野晒しのまま放置されています。」が矛盾している。

名前: くりちゃん ¦ 20:16, Wednesday, Apr 02, 2008 ×


前半の展開が日本昔話風にしか見えないので、後日譚を入れることで作品全体にリアルさを持たせようとした意図は分かるのですが、後日譚の語りを最初から使えばこんな面倒な構成をしなくても良いのではないかと思いました。

この話は、最初から後日譚に用いられている語り方で話を進め、老婆と少年の山小屋での昔話風バトルも最小限に描き、少年を中心とした描き方にするよりは後日譚にあるような少年の周辺から描いていくことで、少年に起こった怪異を浮かび上がらせた方が良かったのではないかと感じました。

内容的に、お話に見えるような展開をどうにかしようと努力した跡はうかがえるのですが、後日譚を出してしまった事で「それなら最初からこう書けば・・・」と思えたのが残念でした。

文章0:希少度1

名前: chidori ¦ 22:23, Wednesday, Apr 02, 2008 ×


書き方の問題だと思うが、山姥の民話を読んでるようだった。
ここまで長くする必要があったのだろうか。
事象としては面白いが。

希少性(0) 文章(0)

名前: ねこや堂 ¦ 02:27, Thursday, Apr 03, 2008 ×


う〜ん・・・・。困った。
昭和40年代にこれほど都会と田舎の差があるのかという指摘がありますが。
田中角栄首相の「日本列島改造論」がでたのが1972年(昭和47年)です。
1972年から今問題になっているガソリン税の増税が行われガンガン日本中に道路が作られ始めたので、昭和40年代中頃の新潟ならギリギリそんな田舎があってもおかしくない。それに新潟は角栄のお膝元で彼が道路を通すまで交通の便が悪い豪雪地帯の過疎地が多かったですしね。
ただ、確かな根拠がないのにこういうことを言うのはよくないのですが、
この話は作者がそういう事情を知っていて昔の民話をベースに・・・と疑ってしまうのですよ。
いや、一時期90年代に日本でヤマンバが若い少女をさらうという都市伝説が広まったので、
実話じゃなくて都市伝説を書いただけなのかなとも思える。
どうして根拠がないのにそんな疑念が生まれるかというと、話ができすぎいているからなんですよ。
創作会談も実話怪談もどっちもありなビーケーワン怪談大賞なら高評価をするのですが、
実話怪談の超ー1だとどう評価していいかわからないので保留させていただきます。

名前: 撃墜王の孤独 ¦ 15:09, Thursday, Apr 03, 2008 ×


田舎は、田舎ですよ(笑)。
ウチなんか、ほんの15年前までは
薪でお風呂を焚いていたそうですし。
こういうとどんな田舎かと思われそうですが、
岐阜市内から車で20分ほどのところです。
ただ、惜しいのは…山姥、頭悪すぎ。
声の方向で隠れてる場所って分かるでしょうが。折角、鬼気迫る部分があるのに、
何かその嘘くささにヤル気が全て削がれた様な…。

名前: ちゅん ¦ 13:02, Friday, Apr 04, 2008 ×


 昭和40年といえば新幹線もテレビもあった時代です。とても、そんな田舎があったとは思えないような気がします。
 それに老婆も本当にいたとすればサイコパス?しかし流れが民話風だし。巧妙に騙されている気がしますね。以上、2点の疑問があるので2点減点します。
 

名前: くすだまん ¦ 12:39, Saturday, Apr 05, 2008 ×


ネタ+2 文章+1
危なく採点外にするところだった(^^;
前半の文章を民話風に書き上げたのは、後日談でひっくり返す為の孔明のの罠か!げえっ!w
題名もネタバレなのにミスリードをさせてるし。
ずるい、でも点数あげちゃう!

名前: ねこ ¦ 14:08, Saturday, Apr 05, 2008 ×


山姥の言動があまりに戯画的すぎる。これでは「実話」ではなく「民話」である。
破壊された山小屋をきちんと現場検証すれば、熊の仕業か人間が包丁でした行為かは判断できると思うが、その辺はどうだったのだろうか。

名前: ナルミ ¦ 01:32, Sunday, Apr 06, 2008 ×


新しい書き方にチャレンジしたのはわかりますが、どうしても民話としか判断が出来ませんでした。難しいのでこの点数で。

名前: 茶毛 ¦ 23:52, Monday, Apr 07, 2008 ×


現代によみがえる民話というか、民話そのものというか^^;

タイトルが山姥で、シュッ、シュッ、シュッとくれば。わあー、やっぱり包丁研いでる!といった感じでした。
最初から最後まで、漫画やホラー映画で見た覚えがあるような。それでもシロが喰われたのはキツかったですが。「うんめかった」じゃねえよ!(つД`)*。

唯一予想外だったのは、山姥が「小屋の中にはいない」という和夫さんの自己申告(?)を三度も信じたところ。
ただしこれも、子供が喜ぶ演劇のようで、いっそう民話の香りが漂っていて微妙なところです。

後日譚で信憑性を高めようとしたのだと思いますが、「所有者不明の土地・建物の管理はどこでするんだっけ?」「建造物を密に検証すれば、建物の壊れぶりが人為的なものであると判明するのでは?」と現実的な疑問ばかりが思い浮かび逆効果でした。
山狩りをしても見つからなかった山姥の屋敷が十数年後にあっさりと見つかったのは不思議ではありますが。

名前: 眠 ¦ 20:25, Friday, Apr 11, 2008 ×


凄いですね。良くできすぎたお話です。日本昔話のような感覚で読んでしたら、犬は殺されて食べられちゃうし、残酷ですね。そんな状況でよくもまあうまく逃げられたなと感心しました。最初はてっきり狸のいたずらかと思いきや、山姥に本当に襲われたのかもしれませんね。

名前: じゅりんだ ¦ 17:41, Wednesday, Apr 16, 2008 ×


ここまで"昔話そのまんま"の話が昭和四十年代にあったとしたら凄い。
最後のゴルフ場が出来て〜潰れた、部分は不要では。
細かいが生まれたばかりの仔犬は走れない。
仔犬が元気に走りだすのは犬種にもよるが生後三ヶ月くらいから。

名前: MM88 ¦ 18:07, Wednesday, Apr 16, 2008 ×


昭和40年代でも今でも、凄い田舎はあると思いますよ。
そこで山姥に遭遇した話を取材できるとは、はっきり言って羨ましい限りです。
しかしこの話を読んで素直にいい点数を付ける事は到底できません。
実話怪談というのは、作品にする上で非常に難しい所の一つに会話のやりとりがあると思います。
この話に限らず、どんな話でも実際に起こった事を一語一句違わず、そのまま文章にするなんて事は無理な事ですよね。
そここそが筆者の筆力の見せ所の一つでもあり、思い入れも入る部分だと思います。
その上で、この山姥と少年の、小屋に隠れた際のやりとりはまずいでしょう。
幼稚園児の知能にも到底及ばない、超低脳山姥ですよね。
包丁を切れやすくするのには、研ぐ必要があるというのが分かる者の知能とは思えません。
せっかくの珍しい話が会話のやりとりで台無しです。
昔話を意識したのでしょうか。
後日談の土地に関する部分にもやや矛盾が感じられ、悪印象に拍車をかけています。

名前: へみ ¦ 00:35, Saturday, Apr 19, 2008 ×


後日談はいらなかったかもしれないですね。
昔話風で終わっていた方がよかったかも。

名前: SPダイスケ ¦ 23:44, Saturday, Apr 19, 2008 ×


 恐ろしい話ですが、昔話っぽく感じられました。でも、後日談のおかげでこの点数です。

名前: こうたろう ¦ 16:16, Tuesday, Apr 22, 2008 ×


うーん…難しい…。
まんま山姥ですよね。
まんま過ぎてちょっと…。
小屋でのやり取りにリアリティを感じなくて…。
文章は割かし読みやすかったとは思うのですが…。

文章:1 内容:0

名前: PM ¦ 20:34, Tuesday, Apr 22, 2008 ×


ええと……この山姥と和夫少年のやりとりが実際にあったのだとすれば、事象の場そのものを現実の民話化とでも言うべき怪異が包んでいたとでも考えるほかないのですが。
……だとすれば稀少か。
ただ、あまりにも民話風の筆致がうますぎるため実話怪談のイメージとの違和感で躓いてしまいました。
希少度 1 文章 1

名前: じぇいむ ¦ 00:37, Thursday, Apr 24, 2008 ×


文章・・・2
希少度・・・2

これは難しい!
文章も良かったし、こんな出来事がほんの30年前に起こり、それを取材できたということは凄いことだと思います。
だもんで一応上記のような点数を付けましたが、これをそのまま最終的な配点にしてしまっていいものかどうか。

というのもやっぱり昔話だから。
そしてもう一つの理由は「後日譚」の部分で、取材源に疑問が湧いたからです。
本編は和夫さん本人から聞いたとして、「後日譚」はどうやって調べたんでしょう?
体験者である和夫さんが、子供のころに強烈な体験をした場所のことが気になり、調べたんでしょうか?
個人で調べたにしては随分と詳細過ぎるような気もします。
ゴルフ場建設のための視察の折に屋敷が見付かり、そこで牛刀包丁が発見された。しかも畳に突き刺さった状態でとまであります。その情報をどこから仕入れたんでしょう?
そこが引っ掛かりました。あまりに出来すぎていると感じたからです。

とてもよく出来た話で面白いと思いますが、その反面、出来すぎていて創作なのではないかという疑念が頭をもたげました。

出来すぎた話だと疑われる。
かといって、知り得た有効な情報を使わないのももったいない。
それをそのまま使っては読み手に創作ではないかという疑いを抱かせてしまうようなら、そうならないような工夫が必要です。
この作品にはそれが欠けているのではないでしょうか?
ということで2点減点します。

名前: 鹿太郎 ¦ 04:20, Wednesday, Apr 30, 2008 ×


山小屋でのやり取りはどこかで聞いたことがあるような気がしました。
また、後日談も取って付けたかのような印象で、全体を流れる民話調の
雰囲気と相まって、どうしてもリアリティを感じられなかった。

名前: 久遠 平太郎 ¦ 18:58, Wednesday, Apr 30, 2008 ×


困りました、どうしましょう。包丁を研ぎながら歌ううたとか、少年と老婆のやり取りがリズミカルでまんま「日本昔話」ですよね。しかし、40年代はそんなに牧歌的だったかなあ。東京と新潟では違うのかなあ、うーん。

名前: ひ ¦ 20:08, Wednesday, Apr 30, 2008 ×


いろいろな体験をしたり経験を耳にしてきたつもりですが、この山姥に追いかけられるシーンは正直に民話をアレンジしたものとしか読むことが出来ませんでした。
体験者の少年が道に迷って、山姥のような存在に恐ろしい目に遭ったという出来事はあったのだと思いますし、目撃者から聞いた断片的な話を再現する際に書き手側の味付けが入ることも致し方なしと思います。そういう場合があるからです。
ただ、この手法は失敗だと思いました。

名前: みくりや かつと ¦ 20:55, Wednesday, Apr 30, 2008 ×


これは怖いです。
昔話そのまんまの様な話ですが、実際に体験している方がいるとは初めて聞きました。
描写も臨場感があって怖さが嫌というほど伝わってきました。

名前: 昼間寝子 ¦ 23:46, Wednesday, Apr 30, 2008 ×



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