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エレベーターで
富川君は小学校五、六年の頃、何人かの友達と”エレベーターダッシュ”という遊びにはまっていた。
エレベーターダッシュとは、エレベーターの扉が閉まって動きだすと同時に階段を駆け昇るか駆け降りるかして、どちらが先に着くか、という遊びだった。
もちろんそんな遊びをしているとよく大人に叱られたが、住んでいた団地のエレベーターが階段と調度向かい合う様についていたので、そこでよくやっていたという。

ある日エレベーターには友達が乗り、富川君が三階まで駆け昇る番だった。
「じゃ、行くぞ!」
友達がエレベーターの中でボタンを押し、扉が閉まりだした。
その友達の後ろにはにこにこと笑っているおばさんが立っていた。
また叱られるかと思ったが、おばさんはただにこにことしていた。
富川君は階段を駆け上がり、三階についた。
エレベーターはまだ着いていなかった。
「やったぁ!」
と言っていたらエレベーターが着き、扉が開いた。
中には友達がいた。
しかしその後ろには…あのおばさんはいなかった。
エレベーターが途中で止まると扉の開閉音が聞こえるのでわかるのだが、そんな音は聞こえなかった。
しかし自分が気がつかなかっただけで、やっぱり2階で止まったのかな、と思い
「一緒にいたおばちゃんは?」
と聞くと、友達は
「え?」
とおかしな顔をした。
乗っていたのは自分だけだったと友達は言った。

その時だけじゃなくて、他の時も何回かあったよ。一緒に乗ってた人がいなくなってるのとか、乗ってなかったのに人が増えてるのとか、と富川君は言っていた。





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■講評

文章 1
読みやすい。
稀少度 0
小粒だが、ほんのりと怖い。

よく叱られるような遊びだったら、エレベーターに乗り込む前にしっかりと相客がいないか確かめると思うので、ちょっと不自然かな。いや、子供ならそこまで深くは考えまい。


名前: くりちゃん ¦ 15:08, Sunday, Mar 30, 2008 ×


不思議なエレベータですね。
最後の「その時だけじゃなくて、他の時も何回かあったよ。一緒に乗ってた人がいなくなってるのとか、乗ってなかったのに人が増えてるのとか」と子供っぽい語りをする富川君にしては「エレベーターが途中で止まると扉の開閉音が聞こえるのでわかるのだが、そんな音は聞こえなかった」と急に大人の思考が描かれるあたりは違和感がありましたが・・・。

文章0:希少度0

名前: chidori ¦ 17:08, Sunday, Mar 30, 2008 ×


怪異としては小ネタ。
せっかく「その時だけじゃなくて、他の時も何回かあったよ。」と書いているのだから、他の時のことも具体的に書いていれば、「小ネタの山盛」という感じでもっと面白くなったかもしれない。

名前: ナルミ ¦ 20:53, Sunday, Mar 30, 2008 ×


ネタ+1
「忘れ物」の講評にも書きましたが、他にもあった、という部分はなるべくなら避けずに記載するか、詳細がなければ切り捨てて欲しかったです。
特にこの話は単体では弱いので、出来れば複数のエピソードを積み重ねて欲しかったです。

名前: ねこ ¦ 21:12, Sunday, Mar 30, 2008 ×


良く聞く話。
これだけでは弱い。

希少性(0) 文章(0)

名前: ねこや堂 ¦ 21:28, Sunday, Mar 30, 2008 ×


文:+1 怖:+2

本来ならおかしいと思わないといけない時点で
思わないのが既に怪異に巻き込まれている。
ということなのでしょう。
でも、何度も同じ目に合いながらもそんな遊びに
固執しなくても、そこが怖いよ。

名前: 晴 ¦ 13:07, Monday, Mar 31, 2008 ×


小ネタとしてはいい。
きちんと状況を整理して
わかりやすく書けています。

名前: 撃墜王の孤独 ¦ 13:30, Monday, Mar 31, 2008 ×


子供って、どうしてともすれば
そっちの世界へ連れて行かれそうな
遊びをするのがすきなのでしょう。
だから、こうして怪談を読めるワケかも知れませんが。

名前: ちゅん ¦ 15:00, Thursday, Apr 03, 2008 ×


似た話を何度か聞いたことがあるので、すいません、この点数で。

名前: 茶毛 ¦ 14:38, Sunday, Apr 06, 2008 ×


「乗ってなかったのに人が増えてるのとか」、こっちの方が気になりますよ!
他のお話でもそうでしたが、「他にもあったらしい」でシメられてしまうと手抜きに見えるか余計に気になるかのどちらかになります。

このお話は特にそうです。これだけでは取り立てて新鮮な部分がないので、端折らずに詳細を書いてほしかったです。消えるのも増えるのもいつも一人なのか、など。もしたくさん増えたりしていたら怖いですよ。

名前: 眠 ¦ 17:21, Tuesday, Apr 08, 2008 ×


怪異:+1 文章:+0

それで富川君は”怖かった”のでしょうか?
ただ不思議だなぁ、と思っただけなのでしょうか?
怪異を怪異と思えていなかった子供の頃の思い出、といったお話ですね。

名前: MM88 ¦ 14:42, Wednesday, Apr 09, 2008 ×


よく聞くエレベーター怪談なのだが「エレベーターダッシュ」と絡んでいるので分かりやすい。
ただ、やはり他の状況も気になる。
希少度 1 文章 0

名前: じぇいむ ¦ 15:48, Thursday, Apr 10, 2008 ×


 怪異とは思いますが、他にも似たような話はあり、さほど希少価値を感じません。

名前: くすだまん ¦ 18:22, Saturday, Apr 12, 2008 ×


子供の頃、エレベーターと階段の競争しましたよね。
なつかしいなぁ。
おばさんはいったいナニモノだったのでしょう。
にこにこしていたのなら、それ程悪いものではなかったのかもしれませんね。

名前: へみ ¦ 20:53, Saturday, Apr 12, 2008 ×


幽霊も遊びに参加していたのでしょうかね。微笑ましいです。怖くはないですが良いお話だと思いました。

名前: じゅりんだ ¦ 23:35, Sunday, Apr 13, 2008 ×


怪異的には弱いので やはり「他にもあった」事例を書くべきだと思います。

名前: SPダイスケ ¦ 22:23, Friday, Apr 18, 2008 ×


富川君がエレベータに乗った時には出なかったんですかね?
相乗りされたのは同じ友達の時だったんでしょうか…?
だとすると、ちょっとその友達が心配ですね。

文章:1 内容:1

名前: PM ¦ 10:23, Sunday, Apr 20, 2008 ×


文章・・・0
希少度・・・0

富川君がおばさんを見た時点でオチが読めてしまいました。
結局何のヒネリもないまま終わってしまい、この作品ならではの面白味を感じることは出来ず、物足りなさだけが残ります。

それに加えて最後の締めの一文も物足りなさに拍車を掛けています。
「その時だけじゃなくて、他の時も何回かあったよ。一緒に乗ってた人がいなくなってるのとか、乗ってなかったのに人が増えてるのとか」
そういったこともあったのなら、そこももう少し詳しく書いてもらいたかった。
特に「乗ってなかったのに人が増えてる」という状況が知りたい。
いきなり乗ってる人の前にドーンと現れるのか、それともいつの間にか後ろに立ってるのか。
いずれにしてもこちらの方が面白い作品になるんではないでしょうか。
一つの体験を全て事細かに書く必要はありませんが、どこを切り取るかで作品の印象もだいぶ変わってくると思います。

名前: 鹿太郎 ¦ 23:41, Sunday, Apr 20, 2008 ×


オチが読めてしまったのが残念。
もう一ひねりほしかった。

名前: 黒ムク ¦ 14:24, Monday, Apr 21, 2008 ×


同乗するのがタチの良くない霊じゃなくてよかったです。そのおばさんの霊だけではないようですが。

名前: ひ ¦ 14:57, Friday, Apr 25, 2008 ×


 あまり怖くは無い作品ですが、釈然としないものが残りますよね。
 最後の文章は、括弧でくくった方がよかったかと思います。
 読んでいる時少し途惑ってしまいました。

名前: こうたろう ¦ 16:26, Sunday, Apr 27, 2008 ×


ニコニコ笑っていたことからおばさんは悪い霊ではなかったんでしょうね。子供好きだったのかな。
ラストで他にも何回かあったとあるのですが、その時の人はおばさんとは別の人だったんでしょうか? そうだとするとこの話の印象も微妙に変わってくるのですが。

名前: 久遠 平太郎 ¦ 11:03, Tuesday, Apr 29, 2008 ×


おばさんの霊以外にもいたんでしょうか。
何だか霊たちも一緒に遊んでいるような感じですね。

名前: 昼間寝子 ¦ 14:42, Wednesday, Apr 30, 2008 ×



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