|
毎日午前中に更新中!
|
8年前、9月のちょっと肌寒い夜だった。 その日は異常に眠くて仕方なくて、いつもより早めに床に付いた。
どれくらい経った頃だろうか。 急に目が覚めた。 どうして目が覚めたのか、自分でもわからなかった。 枕元の目覚まし時計を見る。
「まだ2時じゃん」
ため息を吐き、何気に目線を足元に泳がせて凍り付いた。
カーテンを背に女が立っていた。
くすんだ濃緑のジャンバーにベージュのブラウス。 膝下10cm丈の紺色のタイトスカート。 綺麗に切り揃えられた前髪が印象的なセミロングのボブカット。 一昔前に流行ったようなその服装と髪型、履いているベージュのストッキングの質感までわかるのに。 前髪が掛かるそこにある筈のもの。
顔が無い。 目も、鼻も、口も。 何も無いのだ。
何をどうしたのか。 気付いたら訳のわからない叫び声を上げながら、ソレに掛布団を投げつけていた。 掛布団はカーテンに当たり、何かに引っ掛かったようだが、暫くしてゆっくりと畳に落ちた。
恐る恐る布団から這い出して、掛布団をめくったり、カーテンを開けて見たりもしたが、そこには誰もいなかった。
 |
■ Trackback Ping URL
外国のスパマーへのトラップです(本物は下のほうを使ってください)
http://www.chokowa.com/cho-1/2008/entry-blog/trackback.cgi20080327133514
■トラックバック
この記事へのトラックバックURL(こちらが本物):
http://www.chokowa.com/cho-1/2008/entry-blog/blog.cgi/20080327133514
» 【+5】顔 [I'd like to tell you something about ...から] × >気付いたら訳のわからない叫び声を上げながら、ソレに掛布団を投げつけていた。 もうパニック状態だよね。 顔が無いって、怖いです�... ... 続きを読む
受信: 23:46, Thursday, Mar 27, 2008
» [超−1]【+1】顔 [幽鬼の源から] × 筆力でいえば、今大会でも上位に位置すると言っていいと思うレベルであり、特に説明と描写のバランスや、作品全体の調子のメリハリなどは“お手本”クラスと評しても良いだろう。 しかし逆からいえば、それだけのレベルの高い文章力をもってしても、小粒の怪異はそれ以 .. ... 続きを読む
受信: 17:11, Sunday, Apr 13, 2008
» 【+3】「顔」 [DJ痔牢『超-1 2008』感想ブログから] × 怪異はただいただけなので小粒かも知れませんが、描写が旨いので体験者が感じた恐怖が ... 続きを読む
受信: 10:51, Thursday, Apr 17, 2008
» 【リライト】顔 [せんべい猫のリライトblogから] × 九月の少し肌寒い夜、眠気に耐えきれず、少し早めに布団に潜った。 あっという間に眠りについたのだが、しばらくして不意に目が覚めた。... ... 続きを読む
受信: 23:17, Friday, Apr 25, 2008
■講評
怖い体験をされましたね。 描写は丁寧かと思うのですが、詳しく語った後に「一昔前に流行ったようなその服装」でまとめるのは、あまり良くないかと思います。 人によって「一昔前」の想像はいろいろあり、もし時代で例えるのであればバブル直前の頃のファッションという言い方もあるかもしれませんが、やはり描写で語った以上は描写でできるだけあらわしたほうがいいような気がします。
ただ、描写された割には怪異の発展がないので、点数的には、ちょっと・・・。
文章0:希少度0 |
名前: chidori ¦ 16:14, Thursday, Mar 27, 2008 ×
文:0 怖:+2
確かに経験したらとても怖い。 でも何故か怖さがこちらに伝わってこないです。 文章のせいでもないと思います。 なぜだろう……。 |
名前: 晴 ¦ 17:18, Thursday, Mar 27, 2008 ×
顔が無いとはどのように無いのか気になった。 のっぺらぼうのようにないのか、崩れてしまってないのか、黒く潰れていたのか、そこが気になった。 類話も多い怪異と思ったので、希少度は高くないように感じた。 |
名前: 黒ムク ¦ 20:42, Thursday, Mar 27, 2008 ×
目も鼻も口も何も無いというので、のっぺりした顔を思い浮かべた。 着ているものの質感までわかっているのに顔だけが見えないのは怖い。
希少性(1) 文章(0) |
名前: ねこや堂 ¦ 23:42, Thursday, Mar 27, 2008 ×
怖い怪異だとは思うが、希少性には欠ける。 また「顔がない」の箇所は、のっぺらぼうだったとも空間だったとも解釈できてしまう。怪異の肝の部分なのだから、きちんと描写してほしかった。 あと、細かい点だが、「一昔前に流行ったような」が気になった。体験自体が八年前のことなのだから、ちょうど流行っていた時期なのでは。それとも、八年前から見ても一昔前だったのか。こういう時制には注意してほしい。 |
名前: ナルミ ¦ 01:23, Friday, Mar 28, 2008 ×
ネタ+2 女性のビジュアル、投げた布団がその女性に一度引っかかってから落ちる、というのがいいです。 それがなければありふれた話になっているところでした。 かなりくっきり存在感があったんでしょうね。 |
名前: ねこ ¦ 03:52, Friday, Mar 28, 2008 ×
文章 1 読みやすい。 稀少度 1 布団の動きがリアル。
顔の部分が全く存在せずに髪が浮いている、という感じだったのでしょうか。それとも、肉はあったけれどつるりとしていたのでしょうか。そのあたりが不明瞭。 「掛布団はカーテンに当たり、何かに引っ掛かったようだが、暫くしてゆっくりと畳に落ちた。」がリアル。 「8年前」の一昔前だと、二昔前くらいになりませんか?だから「一昔前に」というのは曖昧になるので使わない方がいいと思う。 |
名前: くりちゃん ¦ 09:16, Friday, Mar 28, 2008 ×
まるで小泉八雲の怪談で有名なムジナの怪ですね。 妖怪らしいモノの服装の描写は詳しいのですが、顔の描写が眼もない口もない・・・だけでは恐怖が伝わりません。 掌のように皺だらけだったとか、まるで膝小僧のようにツルツルしていたとか? それとも鼻のあった場所には穴があったのか?眼があった場所には何か出来物のようなものがあったりしなかったか?体験者は絶対に服装より、その顔を記憶しているはずですので、さらに詳しい調査が必要です。 よって3点減点します。 |
名前: くすだまん ¦ 19:40, Tuesday, Apr 01, 2008 ×
布団が何かに引っかかって落ちた、というのは良かった。 でも、あまり…怖くないかな。 何ででしょう? 文章の事とかは良く分からないけど、気配でいい物か悪い(悪意がある)物かは分かると思うので、そこが書かれてあると良かったのでは? |
名前: ちゅん ¦ 13:21, Thursday, Apr 03, 2008 ×
| 怪異的には小粒であるが、布団を投げ−の、当たり−の、ずり落ち−の、トツギ−ノ!…すいません、ふざけすぎました。 でも、ここのポイントが私は好きです。 |
名前: 茶毛 ¦ 00:51, Sunday, Apr 06, 2008 ×
投げつけた掛け布団が一度女にかぶさっているところが、その場に形をもって存在していたことを裏付けていて怖かったです。 よく布団をめくってみる気になりましたね。まだ中にいたらと思うと恐ろしい。 +2
ゆで卵のようなツルツル真っ白なのっぺらぼうを真っ先に想像したのですが実際はどうだったのでしょうか。目鼻があるべき場所に穴が空いていた、の方がパッと見は怖いかな。ヒントが「目、鼻、口がない」だけではピンとこないです。 一昔前に流行った服装と髪形というのも、はて、いつ頃の流行?と想像できず^^; -1 |
名前: 眠 ¦ 17:44, Monday, Apr 07, 2008 ×
文章・・・1 希少度・・・1
話としてはよくありますが、掛布団を投げる件がいいですね。 やっぱりそこに何か居たということが解ります。 イリュージョンみたい。
顔の描写に関して説明が足りないという意見が多いようですが、私はつるりとした卵のような状態だと理解しました。 「何も無いのだ。」の前にわざわざ「目も、鼻も、口も。」と書かれているので、そこは何も無い空間ではなく、目も鼻も口もあるべき位置にないのっぺらぼうであるということが解ります。 |
名前: 鹿太郎 ¦ 02:33, Tuesday, Apr 08, 2008 ×
なんだかマネキンが立っていたような印象を受けました。 あれって怖いですよね。 布団を投げつける行動も説得力がありました。 希少度 2 文章 0
|
名前: じぇいむ ¦ 03:26, Wednesday, Apr 09, 2008 ×
掛布団を投げましたか。 のっぺら坊の女(服装と髪型で女性だと判明?)はどこからやって来たのか。憑いて来たのか。どうして現れたのか。 わけのわからなさがいいですね。
|
名前: MM88 ¦ 01:14, Friday, Apr 11, 2008 ×
起きたら霊がいたという話はたくさんありますが、布団を投げつけたのは話として面白いです。 表現的には霊に当たったみたいですね。 それによって霊を怒らせて、さらなる恐怖が・・・とならないで良かったです。
|
名前: へみ ¦ 12:15, Friday, Apr 11, 2008 ×
| 単なる体験談ですが、書きようによっては作品としてちゃんと仕上がるのだなあと思いました。掛布団を投げつける体験者のリアクションが、面白さを増すのに成功していると思います。 |
名前: じゅりんだ ¦ 16:34, Friday, Apr 11, 2008 ×
のっぺらぼう ですか。 顔のない霊ってのは割とよく聞く話ですので希少度は低いです。 |
名前: SPダイスケ ¦ 16:27, Friday, Apr 18, 2008 ×
布団がちょっと何かに引っかかるのが良いですね。 なかなか怖い話だと思います。
文章:1 内容:1
|
名前: PM ¦ 11:43, Saturday, Apr 19, 2008 ×
| のっぺらぼうですか。あっけらかんと怖いです。ただ地の文と「まだ2時じゃん」の言葉に若干の距離感があって少々居心地悪いです。筆者が体験者らしいので。 |
名前: ひ ¦ 17:17, Tuesday, Apr 22, 2008 ×
| のっぺらぼうだったのでしょうか?私は顔が真っ黒に塗りつぶされているのを先に想像してしまったので、その辺りを詳しくして欲しかったですね。 |
名前: こうたろう ¦ 14:58, Sunday, Apr 27, 2008 ×
| 文章は過不足なく書かれていると思います。ただ、怪異自体は捻りや新奇性が無いのでやや小粒かな。 |
名前: 久遠 平太郎 ¦ 00:21, Tuesday, Apr 29, 2008 ×
ムジナか何かでしょうか。 結構あれですよね、体験者がキレると霊って結構退散しますね。 顔の描写は十分だと思いますよ。文自体も巧みで読みやすい。
|
名前: 昼間寝子 ¦ 09:29, Wednesday, Apr 30, 2008 ×
■講評を書く
|
blogパーツ配布中
|