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因果応報という言葉がある。 例えば、Aという人が、Bという人を、意思に関わらず傷つけたとする。 しかしそれは、Bの先祖が、Aの先祖に行った事に対する報いなのだ、と岡崎さんは語る。
代々、各種供養を請け負う家系の岡崎さんは、これを「敵味方関係」と呼んでいる。 その業界に正式な名前があるのかもしれないが、岡崎家には代々、その呼び方で伝えられているのだそうだ。
岡崎さんは、実家がこの「敵味方関係」の供養を請け負うようになってすぐの頃に、父が体験した怪異を話してくれた。
きっかけは、岡崎さんの兄の身に降りかかった事件だった。 当時、兄は高校2年生。実家から遠く離れた学校に通うため、親戚の家に下宿しながら学生生活を送っていた。
ある日の学校での休み時間中。 その時は、仲の良い友達数人とプロレスごっこをしていたのだそうだ。 兄が一人の友達とつかみ合い、共に笑いながら教室の床を転がった。そしてお互いの技を掛け合う。 周りから歓声が上がるほど高調した時、つかみ合っていた友達が突然、側にあった鞄に手を突っ込んだ。 兄が「何を…?」と思った次の瞬間、自分の首から血飛沫が上がった。 一瞬の静寂の後、周りから次々と悲鳴が上がる。 目の前の友達を見ると、手にカッターを持ち、うつろな目で兄を見ていた。 その友達が周りに取り押さえられる様を呆然と眺めながら、兄は気を失った…。
幸い、首の傷は浅く、大事には至らなかった。 尚、この友達は騒動の一切を覚えておらず、ただただ平謝りするだけだったという。
事の経緯を聞いた岡崎さんの父は、これを「敵味方関係」と判断。 急ぎ、その供養を行うことになった。
この供養は主に神社の本殿で行う。父が普段から祈祷や掃除を行っている馴染みのある神社だ。 本来ならば依頼者も同席するのが常なのだが、今回は身内の供養という事で、本殿には父一人となる。 イレギュラーな状況である事から、万一のために、人の寄り付かない真夜中に行う事となった。
供養を始めて、数時間が経過した頃。 背後に何者かの気配を感じ取った。 キィ… 続いて、木造の床の軋む音が聞こえた。 キィ… キィ… 音が近付くにつれ、その気配が強まる。即座に、それは生きた人のものではないと感じ取れた。 キィ… キィ… キィ… そして“それ”はゆっくりと、父を周りを歩き始めた。 供養の姿勢は目を瞑ったままであるため、“それ”を視認する事は出来ない。 父は身の危険を感じたが、そのまま供養を続けていた。
しばらく時間が経った頃、周りを歩き続けていた“それ”が、父の正面で足を止めた。 “それ”はそのまま動こうとしない。 …父はゆっくりと目を開いた。
見知らぬ男が父を睨み付けていた。 男の身体を透けて、正面の祭壇が見える。やはり生きた者ではないようだ。 よく見ると、その男は手斧を持っている。 これには父も恐怖を感じたそうだが、それから何をされるわけでもなく、ただ睨まれているだけなので、供養を続ける事にした。
手斧の男に睨まれたまま供養を続けて数時間。 男が再び歩き始めた。 突然の動きに驚いた父だったが、男はそのまま本殿を出て行った。 父は男の気配が完全に消えた事を確認し、供養が完了した事を感じ取ったのだという。
供養の間にこのような事態になったのは、後にも先にも、これっきりだったそうだ。 対象が身内だったためか、本来、依頼者側に起こるべき事を体験したのかもしれない…と岡崎さんは言う。
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» 【+3】敵味方関係 [I'd like to tell you something about ...から] × もう少し話を整理して取捨選択して書かれたら、話もまとまって読みやすくなると思います。 出てきた「手斧の男」ですが、特に何の描写説... ... 続きを読む
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» [超−1]【0】敵味方関係 [幽鬼の源から] × 結論から言うと、いわゆる“見える”人特有の盲点に完全にはまりこんでしまったという感がある。 まずタイトルでもある“敵味方関係”という言葉であるが、これが分かったようで分からない。 冒頭で説明しているのであるが、なぜ兄の身に起こった事件が“敵味方関係” .. ... 続きを読む
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■講評
文章 1 冒頭の説明がわかりにくい。 稀少度 2 身内の場合と関係ない人の場合とはご祈祷の方法も違うんですね。
始まりの「敵味方関係」の説明がわかりにくい。 供養の場面はなかなか読ませる。ご祈祷する人自身も恐怖を感じるとは知らなかった。 その出てきた男について、どういうモノだったのかの説明も欲しかった。が、これはプライバシーに関する事項かな? |
名前: くりちゃん ¦ 08:58, Tuesday, Mar 11, 2008 ×
文章も内容も面白いのですが、肝心の斧を持った男が、どのような姿なのか?背格好の描写がないので、どの時代の人間か判断できません。 それとも昭和とか近代の人間なのか? それなら作業服姿の人間とか? 一点減点します。 話は好きな題材です。 先日、石坂浩二主演の「獄門島」をDVDで観て震えたところだったので、自分的にはタイムリーな作品だと思いました。 |
名前: くすだまん ¦ 10:13, Tuesday, Mar 11, 2008 ×
「敵味方関係」と判断する要因など詳しく書いて欲しかった。 各種供養を請け負う家系の岡崎さんにとっては日常なのだと思うが、初めて読む者としては説明不足による感じを受ける。 全体的に説得力に欠ける、そんな印象を受けた。 |
名前: 黒ムク ¦ 10:29, Tuesday, Mar 11, 2008 ×
これは『コンボ』に続く「代々各種供養を請け負う家系の岡崎さん」シリーズ2作目なのでしょうか。 今回は、かなり物足りない内容でした。
怪異の中心が手斧男であるのに、姿格好の描写が何もないのは、あまりにも印象が弱すぎます。 また、「自分の首から血飛沫が上がった」ほどの派手さにも関わらず「首の傷は浅く、大事には至らなかった」では、曖昧すぎるとしか言いようがありません。もう少し処置的な書きようがあるのではないかと思います。
全体的に見て、大事なところだけが詳しく描かれていない、そんな作品に見えました。
文章0:希少度0 |
名前: chidori ¦ 12:16, Tuesday, Mar 11, 2008 ×
文:0 怖:+1
ちょっと文章が解り辛いです。 もう少し色々と説明があってもよかったかな。
起こった現象自体は怖い。 斧は嫌だ、斧は。 |
名前: 晴 ¦ 14:04, Tuesday, Mar 11, 2008 ×
ネタ+1 「コンボ」の岡崎家と同一の岡崎さんですよね。 文章全体が「見える人」側に立ちすぎているせいか、肝心の斧男の描写があまりにも薄く、また、題名の「敵味方関係」の因果が見えてこないため、全体的な印象が薄かったです。 友人の奇行については丁寧に書かれている事が逆に災いし、読み進むにつれて尻すぼみになってしまっていると思います。 |
名前: ねこ ¦ 19:38, Tuesday, Mar 11, 2008 ×
ちょっと物足りない。 「敵味方関係」の説明が大雑把。 一番の肝である、供養を始めてからの記述も雑な上に締まりがない。 全体的にまとまりきれてない感は否めない。
ネタは悪くないんだけどなぁ。 何だか惜しい。
希少性(1) 文章(-1) |
名前: ねこや堂 ¦ 00:11, Wednesday, Mar 12, 2008 ×
「因果応報」「敵味方関係」の説明がよくわからない。この場合の「依頼者」というのは、岡崎さんの兄のことか? 「岡崎さんの兄の先祖」の行為の報いなら、岡崎さんの父にとっても先祖では? それとも母方の先祖? また、これはあきらかな傷害事件なので、「平謝り」程度で済むことではないのでは? 前半に疑問がありすぎて、後半の怪異も楽しめなかった。 |
名前: ナルミ ¦ 01:34, Wednesday, Mar 12, 2008 ×
| 敵味方関係ということですが、どういう事が先祖に起こってそうなってしまったのか、その理由が明記されてないので、ちょっと消化不良でした。手斧の男の登場の瞬間はそれなりに怖かったのですが…。 |
名前: じゅりんだ ¦ 22:24, Thursday, Mar 13, 2008 ×
依頼者側というのが、よく分からない。「依頼者側に起こるべき事」とあるが、身内なのだから岡崎さんの父は依頼者側なのでは?? 出てきた手斧の男は、敵とすれば依頼者側の先祖が傷つけた相手側の被害者であり、味方とすれば相手を傷つけた身内の先祖???
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名前: じぇいむ ¦ 14:22, Friday, Mar 14, 2008 ×
| 興味深い話です。ところでその手斧を持った男はどんな時代の人だったのでしょうか。服装や背格好の描写があれば嬉しかったのですが。 |
名前: ひ ¦ 14:19, Monday, Mar 24, 2008 ×
文章・・・0 希少度・・・0
結局手斧を持った人が現れたというだけの話ですね。 これだけでは物足りないと思いますが、それだけの体験ならそれは仕方がないでしょう。 あとはその物足りなさを補えるよう文章で工夫できれば良かったのですが、そういったところもあまり見られませんでした。 |
名前: 鹿太郎 ¦ 02:23, Thursday, Mar 27, 2008 ×
「コンボ」の岡崎さんですね。ちょうど昨日読ませていただいたばかりです。 家系というくらいですから代々供養を担っている由緒ある一族なんだろうな、とわかるものの、読んでいてそれを感じることはできませんでした。淡々としているからかなあ。
こういった方たちにはそこら中にいるわけではないので、貴重なお話を読ませてもらってるなーとは思います。 +1 |
名前: 眠 ¦ 21:42, Friday, Mar 28, 2008 ×
読み終わって、題名の意味が改めて納得できますね。 現れたものの描写は詳しくて良かったと思いますが、できれば供養の様子も伝えて欲しかったです。 どんな供養なのかな。 きっと我々にはまったく想像つかないものでしょうね。
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名前: へみ ¦ 03:00, Sunday, Mar 30, 2008 ×
すいません、トリ頭の私には難しかった。 敵味方関係の説明が。 文は頭に入るけど喉を通らないというか…。 精進します。 |
名前: ちゅん ¦ 13:15, Tuesday, Apr 01, 2008 ×
名前: 茶毛 ¦ 22:35, Wednesday, Apr 02, 2008 ×
なんだか文章がまとまりきっていないように感じます。 やはり説明不足感、取材不足感も否めません。 ネタは良いとは思うのですが…。
文章:-1 内容:1
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名前: PM ¦ 10:08, Saturday, Apr 12, 2008 ×
敵味方関係の説明がわかりにくいです。 斧男は怖かったのですが・・・ |
名前: SPダイスケ ¦ 23:09, Sunday, Apr 13, 2008 ×
"敵味方関係"はお父さんの直感で判断したのだろうか。 どうしてそう判断したのかがわからない。 斧男は怖いが、それも敵味方関係に関連する存在かどうかはわからない。 敵味方関係に関連する、と判断したのはやはりお父さんの直感なのだろうか。 見える人、は 「理由はわからないがこうだと思った」 とよく言うが、それは第三者にはやはり何故そうだと断言できるのか、判断できるのかがわからない。 見える人の話を書く場合は、そのあたりを気をつけないと 「え?だから何で?」 になってしまう様である。
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名前: MM88 ¦ 01:52, Monday, Apr 14, 2008 ×
稀少性+1 お兄さんが、友人の“敵”な訳ですか? 何だか、解ったような解らないような。 怪異の肝である斧男の情報量が少なすぎるのが残念。
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名前: 有線 ¦ 01:19, Friday, Apr 18, 2008 ×
う〜ん、要するに先祖の因縁みたいなもんでしょうか? 何故お兄さんの事件をお父さんは「敵味方関係」と判断したのか、ラストの>本来、依頼者側に起こるべき事を体験したのかもしれない の部分等、ちょっとよく分からなかったです。 |
名前: 久遠 平太郎 ¦ 21:47, Monday, Apr 21, 2008 ×
因果応報をテーマに据えてはいるが、肝心の因縁が見えてこない。「敵味方関係と判断」と唐突に言われても……と、置いてけぼりにされたような感覚を味わった。 出没した手斧の男にしても、これがどう「敵味方関係」に結びついてくるのかが不明瞭なままで終わってしまっている。話者と書き手だけで納得しされても、読み手としては困ってしまう。 |
名前: 磯昆布 ¦ 00:11, Thursday, Apr 24, 2008 ×
| 所々文章が分かりづらかったです。「敵味方関係」をもっと詳しく書いて欲しかったですね。 |
名前: こうたろう ¦ 20:47, Thursday, Apr 24, 2008 ×
憑かれてカッターで首を切ろうとするとは怖いですね。 斧男がどういう因縁があって現れたのかがわかれば、面白かったのですが。 |
名前: 昼間寝子 ¦ 06:15, Tuesday, Apr 29, 2008 ×
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