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「この仕事ももう五年になるな。あ、こいつは後輩の柴田」 久しぶりに会った宮島がそう切り出すと、隣に座った好青年が小さく会釈をした。 宮島と柴田さんの仕事は、カード会社から委託された債権回収。彼らの部署では、法的処理寸前の長期滞納者を担当している。 「もう最終段階だからね、どうにもならない客ばっかりだよ」 自己破産を選ぶ者、失踪する者。簡単には回収できないそうだ。
…………
この作品は超-1/2008作品集【恐怖箱 超-1怪コレクション 彼岸花】に収録されました。 続きは【恐怖箱 彼岸花】でご覧下さい。
【恐怖箱 超-1怪コレクション 彼岸花】加藤一 編
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■講評
文章 2 引き込まれた。 稀少度 2 借金を苦に、という話はよく聞くが、これは凄まじい。
職務を遂行するだけの「柴田」さんに、これは八つ当たり的展開ではないか。催促の電話で発動する祟りとは会社員も困ってしまうだろう。亡くなった方々にもいろいろ事情はあったのだろうが。 他の金融機関の人間には何もなかったのだろうか。
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名前: くりちゃん ¦ 08:51, Tuesday, Mar 11, 2008 ×
債務整理とか払えないなら他に方法はあったろうに・・・と亡くなった方に同情しました。 まだこういう最悪の結果があるのだと感じました。 怪異はすさまじいものがありますが、いまいち迫ってくるものがなかった。 単純に鳥肌が立つ話かといわれたら、そうではなかった。 そのため点数は低めです。
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名前: 黒ムク ¦ 10:20, Tuesday, Mar 11, 2008 ×
文章が粗いように思います。 たとえば その日も、案の定妻が出た。 など文の区切り方に問題があり、読みにくい印象を持ちました。 一点減点します。 内容は昨今の格差問題を思い出させて、怖い要素がテンコ盛りです。 |
名前: くすだまん ¦ 10:25, Tuesday, Mar 11, 2008 ×
結末に来るまでは、なかなか恐ろしくて読み応えがありました。
その結末近くにたどり着いてからが、多くの事情説明を駆け足でしたために、非常にだらだらとした印象を受けました。事情説明に盛り込む内容が多すぎて、そのために結末間際まで引っ張ってきた、せっかくの恐ろしさが段々と薄れていってます。
長い事情説明が始まると、怪異と現実の矛盾点の有無など、読む側としては事件の背景をいろいろと考えてしまうので、結末の説明についてはもう少しよく考えてから書いた方がよかったのではないかという気がします。
話自体は恐ろしいのに、書き方でかなり損をしているように思いました。
文章0:希少度1 |
名前: chidori ¦ 10:34, Tuesday, Mar 11, 2008 ×
文:+2 怖:+2
文章的には何の問題もないです。 ちょっと平山怪談を思い出しました。
それにしても、人間の欲や想いというものは……。 お仕事とはいえ災難でした。お疲れ様です。 |
名前: 晴 ¦ 15:26, Tuesday, Mar 11, 2008 ×
ネタ+3 この話を読むと、怪異というのは「理不尽で迷惑でやりきれないほど響く」というのを実感します。 見たところ柴田さんは夫婦を追い込んでいたようでもないし、職務規定に従ったまで。 呼びやすい体質だったのか、それとも霊もわびるほど良い人だったのか。
素材も文章も問題はありませんが、文章の研磨の仕方次第では、より化けそうな気がします。 |
名前: ねこ ¦ 19:31, Tuesday, Mar 11, 2008 ×
取り立てる方はそれ程の事と感じていなくても、極限の状態にある者は些細な事で追い詰められてしまう、という事か。 他の債権者には何も影響はなかったのか、知りたいところだが。
希少性(1) 文章(0)
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名前: ねこや堂 ¦ 23:53, Tuesday, Mar 11, 2008 ×
怪異は文句なし。これはすごく怖い。 文章は臨場感があってよいと思うが、ところどころ粗さがあった。 |
名前: ナルミ ¦ 01:20, Wednesday, Mar 12, 2008 ×
なかなか凄いお話なんですが、状況がわかりにくいところがありうまく引き込まれませんでした。 債権回収のお仕事って大変ですね、死んだとか聞くと色々とストレスも溜まるでしょうし、回収される側にはちょっと同情できないです。心霊怪奇というよりも金銭的な事は、ちゃんとしないといけないなあという教訓ビデオを見ているような感じで勉強になりました。 |
名前: じゅりんだ ¦ 00:34, Friday, Mar 14, 2008 ×
全体として現代の怪談の恐怖の味があり、平山怪談を思わせる凄まじさが出ていると思う。 ただ、こういう演出過多気味に出てくる幽霊は、どこが恐怖のツボなのか分からなくなるので、逆に響くものが無くなってしまうようだ。 個人的には、あまり怖くなかった。が、力作なのは間違いない。 希少度 2 文章 1
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名前: じぇいむ ¦ 14:06, Friday, Mar 14, 2008 ×
| 夫婦のダブル幽霊はたまりませんね。描写が巧み(過ぎ?)で吐きそうになりました。夫の死を伝える奥さんじたいすでに亡くなっていたのですね。 |
名前: ひ ¦ 14:32, Monday, Mar 24, 2008 ×
文章・・・1 希少度・・・2
すごい体験談です。 まるでJホラームービーのようですね。 体験自体はすさまじく、それを物語る文章はいいのですが、グロテスクな場面で白けてしまいました。 特にエレベーター内の描写は、プロ作家の作品に日頃慣れ親しんでいる者にとってはどうしても物足りなく感じてしまいます。 しっかり頭の中に情景は思い浮かぶのですが、どこかで見たような慨視感に捉われてしまい覚めてしまいました。 グロ場面が終わった後はまたすぐに引き込まれ、最後まで楽しむことは出来ましたが。
グロい見せ場で恐怖を与えたいのなら、プロ作家の手法を真似るのではなく、何か別の手で攻めないと、よっぽどの力量がないと厳しいかもしれません。 留守電や滞納者の死の真実を知るところなどでは静かな怖さは充分出ており、その辺りで怖がることは出来ました。 |
名前: 鹿太郎 ¦ 02:14, Thursday, Mar 27, 2008 ×
借金をこさえたのはご主人だけどヤケクソ気味で、金策に奔走していたのは奥さんだけなんだろうな…というのがぼんやり見えます。 亡くなってもなお、「支払わなければ」という念にとらわれているんですね。これは悲しい。 +1
仕事慣れしている宮島さんの言葉がみなドライで、いちいち同情してたらやってられないんだろうな、と。お疲れ様です。 |
名前: 眠 ¦ 19:37, Friday, Mar 28, 2008 ×
恐ろしい話ですね。 でも恐怖描写が若干解りにくく感じてしまいました。 あと金融業者って優しいんですね。 追いたてってもっと怖いものだと思ってました。 そんなの一昔前の話かな。
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名前: へみ ¦ 02:43, Sunday, Mar 30, 2008 ×
| 連帯保証人で借金返した事があるので人ごとには思えませんでした。八つ当たり、と言えばそうなんでしょうが、この方たちには実際に催促をする人たちがどんなに恨めしかった事でしょう。返せない額では無かったと言うのが、余計に悲しいです。 |
名前: ちゅん ¦ 13:13, Tuesday, Apr 01, 2008 ×
平山怪談を連想させるが、 その分余計に粗さが目立ってしまった。 個人的な特徴を文に 盛り込んだ方が、個性が出て もっと良くなると思う。 |
名前: 茶毛 ¦ 22:29, Wednesday, Apr 02, 2008 ×
すごい怖いです。 自宅に出るとかやめてほしいですね…。 怖いんですが、ちょっと部分部分、読み難さを感じるところがありました。
文章:1 内容:2
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名前: PM ¦ 10:04, Saturday, Apr 12, 2008 ×
怖くて凄く厭な話ですね。 しかし個人的にはここまでグロ系だと、怪異ではなくグロさの厭感ばかりが印象に残ってしまい、生理的にただ気持ちが悪いだけで終わってしまった。 申し訳ないですが。
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名前: MM88 ¦ 16:45, Sunday, Apr 13, 2008 ×
仕事とはいえ 家まで来られちゃたまらないですね。 怖すぎます。 |
名前: SPダイスケ ¦ 23:21, Sunday, Apr 13, 2008 ×
恐怖+1 柴田さん、思いっきりとばっちりを……。 結構怖い部類の話ですが、何か一押し足りない気が。 グロいならグロいで、突き詰めたほうがより良くなるかと。 話の緩急を付けられると、もっと怪異が引き立ったかな? |
名前: 有線 ¦ 01:07, Friday, Apr 18, 2008 ×
グロイ描写ですが、臨場感がありました。
その人、二度と同じ仕事はしたくないでしょうね。 |
名前: やすにゃん ¦ 20:16, Saturday, Apr 19, 2008 ×
首吊りに遭遇した後の柴田さんの行動が少し冷静すぎるように思いましたが、かなり臨場感があって怖かったです。 仕事とはいえ、人の恨みを買った上にこんな体験したんじゃやってられませんよ。 |
名前: 久遠 平太郎 ¦ 20:59, Monday, Apr 21, 2008 ×
死者からの留守番電話、縊死体、リストカットと、グロテスクを織り交ぜながらこれでもかと迫り来る怪異の連発は凄まじいの一言。 夫婦遺憾の中身は違えど、債務者ではなく債権回収代行者の元へ現れる理不尽さも含め、怪談としての水準は高い。 |
名前: 磯昆布 ¦ 23:54, Wednesday, Apr 23, 2008 ×
エレベーターに乗った柴田さんから緊張感が消えている気がしました。 奥さんが、死んでしまった後も借金を返そうとしているのが悲しい。 いい作品だと思いました。 |
名前: こうたろう ¦ 20:42, Thursday, Apr 24, 2008 ×
これは柴田さんは相当怖かったでしょうね。 奥さんが死んで尚借金を返そうとするのが悲しいですね。 私も家賃を何ヶ月か滞納して追い出されそうになったことがあるので、少しは奥さんの気持ち、わかりますよ。 柴田さんの電話が、たまたま自殺の引き金になってしまったのでしょうね。 |
名前: 昼間寝子 ¦ 06:04, Tuesday, Apr 29, 2008 ×
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