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| 【コラム】御祓い、お守り、その他、万一のために心がけているルールはありますか? |
こんにちわ。アナベル・カトーです。
超-1出身者のお三方に一筆書いてもらおうというコラム。 第四回のテーマは「御祓い、お守り、その他、万一のために心がけているルールはありますか?」というもの。 「超」怖い話はどういうわけだかいつの間にか御祓いをしなくなったわけなのですが、やはりこういう忌み仕事であるが故に、そっち方面の対策は気になるものです。取材中、執筆中、刊行後にそっち方面で酷い目に遭ったりしたらどうしよう、どう備えてますか、ということを聞いてみました。
今回はガノタ的知名度順……でなく、到着順で。 四回連続でトリを取っている人は、「どうです、今回は一番乗りでしょう!」と誇らしげだったので、土鳩のコスプレをさせていつもの席に着いてもらいました。
白狼シン・マツムラ
おつかれさまです。松村進吉です。 今日は、ゲームの話をします。
僕は、『ドラゴンクエストシリーズ(以降、DQ)』が大好きです。 小学生の頃、もう広告を見ただけでワクワクしっぱなしだった、初代DQ1。いざ発売日当日、祖父におもちゃ屋さんへ連れて行ってもらったところ、何と問屋が休みで入荷が一日遅れると云われてしまい、僕はもう、レジの前で泣きました。ギャアギャアと泣き喚きました。幼き魂が、慟哭したのであります。 そのせいでしょうか、僕は今でも「発売延期」とかが我慢なりません。こちらは待っておるのですから、ちゃんと売って頂きたい。金なら払うから、ヤらせてほしい。肝心なところでおあずけは、御免なのであります。辛抱できないのであります。
ともかく、DQショック以降、僕は大変なRPG好きとなりました。 正確には、中世ヨーロッパ風のファンタジー世界が大好きになりました。 中学生になると、雑誌『ドラゴンマガジン』を愛読し、テーブルトークRPGという、コンピュータRPGの元祖を知りました。これは、ゲーム機を使わずサイコロを振って、友達との会話で物語を進めるゲームです。大変に熱中しました。最高でした。 お前はさっきから一体何を云っているんだと、ここはチラシの裏じゃないとみなさんお思いかも知れませんが、僕はとにかく寂しいのでありまして、キーボードが止まらないのであります。ご勘如賜りたいのであります。
さて、僕は、ゲームが大好きであるからこそ、リセットボタンのない現実を大変畏れ、比較対象があるからこそ、より生々しく現実を感じているのも事実であります。 現実は、取り返しがつきません。 野良犬が煩いからといって、すぐに包丁を持ち出すようでは困ります。 怪我をしたからといって、カソリック教会に行っても回復魔法は唱えてくれません。 坊さんが檀家を次々に蘇生していては、葬式が出来ないのであります。
僕の云いたいことが、お分かり頂けるでしょうか。 DQでは、「ニフラム」を唱えれば、うざったい雑魚を退散させられます。 「トヘロス」を唱えれば、低級な怪物を寄せ付けません。 しかし現実には、そんな都合のよろしい呪文は、ございません。
僕は、ファンタジー世界や、伝奇ホラーの世界に生きたいわけではありません。 怪異を、そのような卑近なものにしたくありません。 怪異は、この理詰めの現実にあってこそ怪異なのです。 理解できない、対応できないからこそ怪異を畏れ、敬っているのです。 呪文ひとつ、呪物のひとつで対処可能なら、一体何が怪異でしょう。 方式が明らかであるなら、それはもう、理の範疇です。 僕は、お祓いをしていません。 精々が盆暮れの墓参りと、節目節目に護国神社へ参拝するくらいであります。 これから先、万が一怪異にまみえることがあっても、それは己でどうにかします。 己の、「商売上のトラブル」であるからです。
ご精読ありがとうございました。それでは、また。
雨宮イアン・リー
雨宮イアンです。 御祓い、お守り、その他、万一のために心がけているルールはありますか、ということについてですね。
少し話がずれちゃいますが、私のやってる精神科の看護師さんというのは基本的にあんまり感謝されないんですよね。むしろ、恨まれることが多いんで割に合わないというか……。 大体、自分が病気だと思っていない患者さんがほとんどでしたからね。 で、二十数年ずーっと日常的に恨まれてきているわけで、そうなるとどうなるのかというと、慣れるというのとは違ってある種の心理的機構を身につけることになります。 言葉にするのは難しいんですが、アレですよあの人。 ……ムーディー勝山! あの、「右からきたものを」の歌の通りに受け流します。 あの歌の真の意味というのは、そのへんにあるんじゃないでしょうか。よく聞くと怖いですし。 基本的に、祟りの類は恨みの念でしょうから、もはや「受け流し」の聖域に位置する私には通用しないのではないかと。 ……などと屁理屈をこねて、お祓いはやっていません(お祓い代はギャラより高いらしいし(^_^;))
ただ、怪談を書くとパソコンが壊れるのにはまいりました。(本体1回、モニター2回、プリンター1回) 仕方がないので、清明神社の御札を貰って部屋に貼っています。 確かにそれからは壊れないですね。
マジ話をすると、もう二十年前ですがちょうど恨み事の真っ最中に急死した患者さんがいまして、3日後夜勤で出られまして、「物理的に」攻撃を受けました。 幽霊なんて信じたくなかったんですが、それからはもう「いるなあ」と思っています。 その後、別段何事もないので、よっぽど大物を当てない限り、お祓いとかお守りはいらないんじゃないかなあというのが実感です。
え? 結婚できないのは呪いじゃないかって? (そっと目頭を押さえる)
久田タツキ・マシマ
最近コラムで何度もお目にかかっている久田っす。 「おいそこの土鳩。オメェなんか御祓いとかやってんのか?」 緑の精霊さんが据わった目で訊くので答えます。ででぽ。
なーんも、やってません。あたいは拙者は小生は土鳩は。 かの平山大明神でさえ、対策をされているというのに。 別にあたしは、護法童子持ちとか霊的ステージが高い土鳩だとか某スウェーデンの超絶太鼓叩きだとか超人的剣客だとか、そんなんじゃないですよ。 鳩一倍〈見えない何か〉に対する恐れ/畏れを感じる凡鳩ですけれども、何もやっておらぬだけです。 行く先々で「黒い」「赤黒い靄が」「よろしくない」って言われてんのに。はは。 「じゃじゃじゃあどうしてやんねーのよ? 土鳩だからか?」 オゲ。ごもっともな、ご質問です。 簡単に書いておくと「祓うことは正しくないから」です。 以上。
怪談書きを始めてから土鳩が決めたルール。 〈前向きに、明るく、くよくよせずに、明日を見て生きる〉 負の遺産を書き残す仕事をしていると、やっぱり引っ張られるんですよ、あっち側に。 引っ張られると、兎に角ダメになるんです。 「無能な土鳩でご免なさい」 「生まれてきてご免なさい」 そんなことを空ろな目で呻くだけになります。アパシー。 しかし、落ち込んでいれば誰かが助けてくれるでしょうか。 否。 自分の問題は、自分で解決しかありません。 無能碌々土鳩田螺と呼ばれてもポジティブ・シンキン。 細かいことは気にしない、と。 まあね、気にするとダメなんですよ。この仕事。 そういえばヤバいものから身を守る方法も聞いたけれども、それはまた機会があったら。
あとは。 一話書き終えたら、豆喰うて、Good Musicで踊り狂え。 一冊書き上げたら、豆喰ろて、Good Musicで踊り狂え。 これでオゲ。オゲ。オゲー。ででぽっぽ。
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by 超-1実行委員会 ¦ 07:54, Thursday, Mar 06, 2008 ¦ 固定リンク
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