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最後のいたずら
これはぼくが高校生の時の話です。

三年生の時に同じクラスの男の子Tが病気で亡くなりました。
現在同じ病気の方もいるかもしれないので病名は伏せますが、誰もが知っている重い病気でした。
半年ほど闘病生活を送り戦い続けたのですが、夏休みに入る前に静かに天に昇りました。

Tは学年でも目立つ存在で、黒板にいたずら書きしたり、行事ごとでは率先してバカをしたり、人気者でした。
誰かをおどかしたりするのが好きで、しょっちゅういたずらをしているような子でした。

千羽鶴を作ったり、クラスの様子を画像にして病院に持っていったりと、彼を励ませることはなんでもやったと思います。
高校生なんて「死」というものはまだまだ遠い存在で実感なんてありません。友人の死なんて、映画や小説、ドラマの中の世界でしかありませんでした。

必ず戻ってきて、またとぼくらの前でバカをしてくれると信じていました。

彼が亡くなったと聞いた時、どうしようもない力みたいなものを感じました。
初めて運命というものがあるのかもしれないと考えました。

彼が亡くなった翌日、ホームルームが開かれました。
ホームルームで先生は彼が入院中にクラスに手紙を残してくれていたことを教えてくれました。
先生は彼の両親から受け取ったようで、まだ読んでいなかったようです。

そこでぼくらの前で読み上げました。

先生は現代文が担当でふだんは読みづらい硬い文章でもスラスラと読んでいたのに、涙で上手く文章が読めていませんでした。
クラス全体が涙でつつまれていました。
誰もが泣いていました。

手紙にはぼくらに対する感謝の気持ちがつづられていました。
彼には死が実感できていたんだと思います。

手紙を読み終えました。誰もがうつむいて、涙を流して彼の死を受け入れようとしました。

その時です。

黒板消しが床に落ちました。大きな音がしたので驚いてみんな顔をあげました。

先生がそれを拾い上げようとすると、次に彼が使用していたイスがわずかに震えてカタカタ鳴り、彼の机が何かに引っ張られるように前に動きました。
上に乗っていた花瓶がすべって落ちそうになりました。

全てが一瞬の出来事でした。みんなが唖然としました。

先生が「きっとTの最後のいたずらだよ」と笑顔で言いました。

僕もそう思います。あれはTが最後に動かしたにちがいありません。

本当に魂ってあるんだと思いました。不思議なことって起こるんだと。

Tには多くのことを教えてもらった気がします。





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■講評

文章 0
哀悼の意は伝わるのだが。
稀少度 1
「いたずら」と取るかなあ。

哀悼の意は伝わるのだが、この文章は頂けない。
青春物語の中の「怖かったぼくらの思い出」というさわやか系の随筆に読めてしまうのだ。ハードな怪談向けの文章ではないと思う。

名前: くりちゃん ¦ 09:02, Saturday, Mar 01, 2008 ×


最初にTくんがいたずら好きであった事を説明して、最後にうまく繋げようとしていますが、泣いていた先生がいきなり笑顔になったり、表現に無理を感じました。
書き手の方はもう高校生ではないのでしょうから、もう少し大人の文体で書いていただきたかったです。この作文風の文体で綴るのはあまりにも幼く、中学生の話ではないかと思えてしまいます。
事象が特にすごいものでもないので、せめて語り方を工夫しなければ作品として読ませるのは難しいと感じました。

文章−1:希少度0

名前: chidori ¦ 09:16, Saturday, Mar 01, 2008 ×


読書感想文のような書き方で長い。
思い入れのあるお話かと思うのですが、感想的、感情的な部分はいらないかと思います。
もっと短くしてストレートに書いてあったほうが、悲しさとか伝わってきたと思います。

名前: 黒ムク ¦ 11:11, Saturday, Mar 01, 2008 ×


 怪談なのに、すがすがしい気分にさせてくれる作品です。
 さほど希少さはないように思いますが、目撃者の多さから減点しません。
 

名前: くすだまん ¦ 13:13, Saturday, Mar 01, 2008 ×


文体も内容も、そしてT君の行動も怪異も、あまりに幼すぎる。小学生の時の話だというのなら納得できるのだが、高三でこれでは‥‥。

名前: ナルミ ¦ 19:07, Saturday, Mar 01, 2008 ×


文:+1  怪:+2

普通に良い話。
色々と言い分はあると思いますが、その取り方が好きです。

名前: 晴 ¦ 21:36, Saturday, Mar 01, 2008 ×


悲鳴の一つも上がらなかったのですか? 先生も含めて、クラスの皆さんがものすごく前向きな捉え方で、亡くなった子はさぞかし人気者だったのだなとは思いましたが。

名前: ひ ¦ 22:07, Saturday, Mar 01, 2008 ×


もう少し文章を簡潔にまとめた方が良い。
思い入れがあるのかも知れないが、あまり主観を交えない方が読む方も受け止めやすいと思う。

希少性(0) 文章(0)

名前: ねこや堂 ¦ 00:13, Monday, Mar 03, 2008 ×


不治の病で亡くなる友達、その死を悲しむクラスメートという構図はよくある感動ドラマの王道パターンで、
普通に感動できる良いお話ですね。
最後の事象が本当にT君のいたずらだったのだろうか?と思いました。

名前: じゅりんだ ¦ 21:34, Monday, Mar 03, 2008 ×


表現はともかく、事象自体は本当にあったんだろうな、と思いました。
希少度 1 文章 0

名前: じぇいむ ¦ 04:10, Tuesday, Mar 04, 2008 ×


人の命は儚いものですね。
ついこないだまで元気だった人が亡くなれば、そのことを受け入れたくなくなります。
しかし、怪奇現象に全員が恐怖を覚えなかったのでしょうか。
パニックになってもおかしくないように思いますが・・・。

名前: へみ ¦ 07:07, Wednesday, Mar 05, 2008 ×


ネタ+1
Tさんは泣いてる級友に「泣くんじゃねーよバカ」って言いたかったのかもしれませんね。
その現象は、生前のTさんのしていたいたずらとまったく同じ騒々しさだったのでしょうね。
そこをちょっとだけ書いてあげると良かったと思います。

題名も「最後の」は不要だったと思います。展開が読めてしまいます。
「いたずら」で十分だったと思います。

名前: ねこ ¦ 23:05, Monday, Mar 10, 2008 ×


故人を偲ぶ気持ちが前面に出すぎていると、直接の知り合いではないのでどうも冷めてしまいます。
目新しい何かが一つでも起きれば興味が湧くのですが、それも見当たらずorz -1
良いお話に水を差して申し訳ない。

名前: 眠 ¦ 19:20, Tuesday, Mar 11, 2008 ×


文章・・・-1
希少度・・・1

学校のホームルームでクラスメートや教師がいる中で起こった怪現象というのは、些細ながらも希少だと思います。
しかし、それを表現した文章が完全に「お涙頂戴」に走っているのが鼻につきます。
書き手のそうした意図が前面に出てしまうと、読んでいる側は逆に白けてしまいます。
亡くなった級友のことを本当に思うのなら、そのような安易な文章にせず、冷静かつ客観的な視点で書いた方が効果的ではないでしょうか。

名前: 鹿太郎 ¦ 14:53, Wednesday, Mar 12, 2008 ×


すがすがしい話で好きですが、
どうしても思い入れが強すぎたような
気がします。
客観的に書いた方が色々と考える
部分が多くなったと思います。

名前: 茶毛 ¦ 23:35, Tuesday, Apr 01, 2008 ×


友人に対する思い入れや感傷が強すぎ、肝心の怪異を食ってしまったように思う。怪談を伝えたかったのか、哀悼の意を綴りたかったのか、どっちつかずな印象すら受ける。
最後の一文も蛇足ではないだろうか。文中に主観が色濃く介在しているから、尚更そのように感じてしまう。

名前: 磯昆布 ¦ 02:03, Thursday, Apr 03, 2008 ×


文中、ちょっと主語不明になることがあり、読み返す部分もありました。
切なく良い話なのですが、この手の話はよく聞きます。

文章:0 内容:0

名前: PM ¦ 21:35, Monday, Apr 07, 2008 ×


いい話だと思いましたが それだけで終わってしまったカンジです。

名前: SPダイスケ ¦ 23:23, Monday, Apr 07, 2008 ×


稀少性+1
目撃者が数十人、という点は良いと思います。
しかしながら、王道過ぎて今一入り込めなかったのが残念です。

名前: 有線 ¦ 02:33, Friday, Apr 11, 2008 ×


大勢の前で起こった怪異、という点は凄いのだろうと思う。
しかし筆者の感情があまりにも全面に押し出されていて、亡くなった生徒に関しての記述がだらだらと続き、肝心の怪異が薄まってしまった。
筆者の哀悼の意はわかるのだが。

名前: MM88 ¦ 21:57, Saturday, Apr 12, 2008 ×


T君が最後の挨拶に来たんでしょうね。よく聞く話ではありますが、感動できる良い話でした。

名前: 久遠 平太郎 ¦ 22:25, Thursday, Apr 17, 2008 ×


 悲しくもいい話でしたが、文体のせいか、なぜかわざとらしいと言うかそのような印象を抱いてしまう。
 多くの人が体験した怪異であるので、そこが勿体無かったと思います。

名前: こうたろう ¦ 18:14, Tuesday, Apr 22, 2008 ×


少し気持ちが入りすぎな感じがしますが、それでいいと思います。
体験者にとってはそれだけ思い入れのある話だという事が伝わってきますからね。
目の前で怪異が起こったらそりゃ驚きますが、皆T君であろうことに納得できるだけの状況であったし、彼の人柄もわかっていたため、パニックにはならなかったのでしょう。
いい話です。

名前: 昼間寝子 ¦ 05:29, Sunday, Apr 27, 2008 ×



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