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これは僕が大学生の時に友人のAから聞いた話だ。
Aはある日、友人のBに怖い話をビデオに吹き込んでくれと頼まれた。
百物語をやりたいが、実際に人を集めて行うのは難しいからビデオで百話ほど集めていると言うのだ。 それを編集して、実際に何が起こるか実験するらしい。最後の百話目はB本人がすると言う。 カメラを目の前に置いて、レンズに語りかけるように撮影してくれればいいよ、と言われた。 もし受けてくれたAで九十番目で、あと少しなんだと意気込んでいた。
撮影するのがなんとも照れくさく、面倒くさかったが断りきれず、受けてしまった。 Aは熱くお礼を言われ、撮影用のビデオ類を渡された。
その週の日曜日、Aは撮影することにした。撮影の助手としてAの彼女も呼んだ。 彼女は、本気なの? くだらない、と言いながらも乗り気だった。
Aらはまずビデオテープの中身を確認した。 見ず知らずの人たちがカメラに向かって各々の怪談を語りかけている。 とても八十九話を観るわけにはいかなかったので、二十人くらいやめた。
なんとなく雰囲気をつかんだAは、さっそく撮影に入った。
彼女にカメラを回してもらった。 Aは子供の頃にやったコックリさんでの体験談を話した。
時間にして二分。 一緒にやった友人の一人がしばらく体調を崩してしまってそれが学校で話題になり、コックリさんが禁止になったという、オチがあるようでないような話だった。 あっという間にAの出番は終わった。
「こんなんでいいのかな」 「そんなものじゃないのかしら、他の人がもっと怖い話をしてくれるわよ」
彼女のその言葉で、それもそうだな、と思った。 彼女は撮影した内容を確認しないでいいのか、と訊いたがAはもう観るのが面倒くさくなっていた。 観ておいてよ、と彼女に頼み、Aはベランダで一服しつつ、撮影が終わったことをBに電話で報告した。
「撮影終わったよ」 「・・・・・・そうか、それで・・・・・・どうだった?」 「何が?」 「撮影したんだろ? 何も起きなかったか?」 「いや、別に何も起きなかったよ」 「なんだ、そうか・・・・・・」 「なに、それどういう意味?」 「いや・・・・・・」
Bの口調に違和感があった。何かを隠している。 俺は、なんだよ、言えよ、と強い口調で問い詰めた。 分かったよ、怒るなよ、とBは言った。
「実はあのビデオはお前が百番目なんだ」 「えっ?! どういうことだ」 「百話終わると何か起こるっていうだろ」 「じゃあ俺で実験したってことか?」 「そんなつもりじゃなかったけど、何が起こるかわからないからさ」 「ふざけんな! 残念だけど何も変化ないぜ、百物語なんてくだらない遊びなんだよ!」
その時だった。 彼女が叫び声をあげてベランダから出てきた。
「テレビに! テレビに!!」
彼女は混乱していた。 どうした? とBが電話の向こうで探りを入れてきたが、Aはそれには答えなかった。 一体どうしたのだろうか。Aは彼女をベランダに残して部屋に戻った。 調べてもテレビには何の変化もない。ビデオが自動的に巻き戻しになっている。
Aはテレビの前のソファに座った。 彼女はべランダでガタガタと震えている。 リモコンを手に取ってビデオを止めた。テレビの電源も落とした。
その瞬間、Aはハッとした。
ブラウン管に反射でソファに座るAの姿が映っている。 しかし、その背後には見知らぬ髪の長い女がAを見下ろしているのが映っていた。
Aは後ろを振り向けなかった。 何かあったか? 何かあったか? とBが電話越しに繰り返していた。
その後、しばらくしてブラン管に映っていた女は自然と消えたそうだ。
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■講評
文章 1 面白い。A、Bよりも仮名で書いた方が馴染みやすい。 文章自体は読みやすいが、簡単なところで誤字・脱字がある。 稀少度 2 ビデオで百話集めるとは珍しい。
誤字・脱字が気になる。 ビデオに「吹き込む」っていうのかなあ。この文章を読んだときに、ビデオに収録するのではなくて、テープに音声だけを吹き込むのかと思った。 怪異自体は面白かった。
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名前: くりちゃん ¦ 09:02, Friday, Feb 29, 2008 ×
実験としての試みとしては面白い。 見知らぬ髪の長い女がAを見下ろしているのが映っていた。 「リン○貞子」のようなイメージが脳裏を横切りました。 AとかBより仮名を使ったほうがよいのでは? |
名前: 黒ムク ¦ 09:41, Friday, Feb 29, 2008 ×
文章1 内容2
文章はまぁまぁ。内容は珍しくて面白かったです。 |
名前: 新田 猫 ¦ 10:07, Friday, Feb 29, 2008 ×
申し訳ないですが、文章のせいで創作臭く見えてしまいました。
彼女が叫び声をあげてベランダに来る表現も方向の記述がおかしいし、最後にテレビの電源を落とさないと見えなかった「見知らぬ髪の長い女」がはじめに彼女に見えたのは、この文章だけでは納得しにくいです。 彼女が、テレビがついた状態で画面が真っ暗になるような場面を見ていたときにたまたま「見知らぬ髪の長い女」が見えた、と想像することもできますが、この作品では最後にAくんがつけっぱなしのテレビの電源をわざわざ消して確認しているので、これでは女が出た状況を、彼女が見たときと違うテレビの状況にして確認しようとする意図が分かりません。
いずれにせよ、これらの文章表現に違和感があるため、怪異についても素直に怖く感じられなかったです。現象だけについていえば、可もなく不可もなくかと思います。
文章−1:希少度0 |
名前: chidori ¦ 10:09, Friday, Feb 29, 2008 ×
文:−2 怖:+1
とにかく文章が……。 書きなれてないせいだと思うのですが、 誤字、脱字などは読み返すことにより 減らせると思います。 怪異自体も、ビデオで百物語というのは 魅力的ですけど、そんなに怖いものでもなく。 残念。 |
名前: 晴 ¦ 12:17, Friday, Feb 29, 2008 ×
友人Bはワルですねー。 これって99話収録したビデオを使ったら、100話目を話すと何回でも「100話目」になるんですかね。 そうだとしたら需要があるかも。 けっこう面白かったです。 希少度 1 文章 0
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名前: じぇいむ ¦ 14:41, Friday, Feb 29, 2008 ×
ナイスアイデアと思わず膝を打ちました。「それぞれビデオに録画させる」「100人目は騙す」(笑)。検証は成功したというわけですね。 書き上げた後、ざっと読んでみるとミスを発見できます。情景がひっくり返っちゃっている箇所もありますから、落ち着いて。 |
名前: ひ ¦ 14:41, Friday, Feb 29, 2008 ×
ビデオで百物語という企画は面白いと思うが、起きた怪異はありがち。 そして何より文章がひどすぎる。そちらが気になって内容に集中できなかった。 |
名前: ナルミ ¦ 22:49, Friday, Feb 29, 2008 ×
ビデオで百物語をという発想自体が面白い上に、Bの悪さがさらに話を盛り上げています。 こんな友人は持ちたくないですねぇ。 これで起こった現象がもっとすごければ、今回の超ー1今までの時点で最高の傑作にすらなる可能性もあったと思います。
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名前: へみ ¦ 02:38, Saturday, Mar 01, 2008 ×
知り合いに、生体実験を繰り返すB君のような人でなしを一人知っています。 内容共に楽しめました。 |
名前: くすだまん ¦ 12:40, Saturday, Mar 01, 2008 ×
ネタ自体は目新しいが、文章の所々でミスが目立つ。 書き上げた後に何度か読み返すなりして投稿前にもう一度チェックを。
希少性(0) 文章(0) |
名前: ねこや堂 ¦ 23:34, Sunday, Mar 02, 2008 ×
一応、実験は成功したという事でおめでとうございます。 文章の内容よりその試みの方が面白いと思いました。 本当に災いがこれ以上広がらないと良いのでしょうが…。
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名前: じゅりんだ ¦ 15:51, Monday, Mar 03, 2008 ×
文章-1 百物語をビデオでバトンリレーしていく、という発想が面白かったですが、肝心の怪異が(Aさんには申し訳ないけど)弱いかな、と思いました。 文章について未整理と思われる部分が多く、妙な表現が何箇所かあるのが気になりました。 ・『もし受けてくれたAで九十番目で、あと少しなんだと意気込んでいた。』 ・『とても八十九話を観るわけにはいかなかったので、二十人くらいやめた。』 など。文頭の一文も不要に思います。 また、Aさん、Bさんではなく、ちゃんとした仮名をつけてあげることで信憑性が増すと思います。 |
名前: ねこ ¦ 22:49, Monday, Mar 10, 2008 ×
怪異はベタですが、策士のBさんにただただ感心。実験成功しちゃってるしw +2
百話全部見たいなあ。 |
名前: 眠 ¦ 00:40, Tuesday, Mar 11, 2008 ×
文章・・・-1
文章が読みづらく、明らかな間違いも多い。 読み返して確認、訂正するぐらいの事は文章を書いて公開する以上、最低限やってもらいたいものです。
希少度・・・1
話としては面白かった。 怪異自体はそんなに驚くに値しませんが、Bの自分勝手さと実験内容の奇抜さに点数を入れました。 |
名前: 鹿太郎 ¦ 01:51, Wednesday, Mar 12, 2008 ×
とにかく文章が読み辛かった。 評価が難しかったです。 |
名前: 茶毛 ¦ 15:07, Tuesday, Apr 01, 2008 ×
文章には粗が目立ち、読みにくくは思いますが、ネタ自体は面白かったです。 ビデオでもカウントされるんですねぇ…。 百物語も時代にあわせて進化するもんなんですね。
…って事は、もしかしてこの大会も、一夜で100話読むと…?
文章:-2 内容:1
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名前: PM ¦ 22:35, Sunday, Apr 06, 2008 ×
文章のミスばかりが気になってしまいました。 内容自体は面白いのに・・ 残念です。 |
名前: SPダイスケ ¦ 22:36, Monday, Apr 07, 2008 ×
恐怖+1 嫌な友人ですな。 しかしビデオでも百物語は成立するんですね。興味深い。 怪異自体はオーソドックスですが、状況が特殊で面白いです。 |
名前: 有線 ¦ 02:10, Friday, Apr 11, 2008 ×
ところどころの脱字等が気になりました。 こういう事でせっかくの話が台無しなってはつまらないですね。自分も気をつけないと。ハイ。
ビデオでも起こっちゃうんですね。 面白いですが、まるまる"怖い話"のDVDに収録されている話の様な印象しか残らないのが残念。
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名前: MM88 ¦ 22:11, Friday, Apr 11, 2008 ×
三人称視点と一人称視点の混成や 助詞の抜け、句読点の欠如が少し気になりますが 話しの展開は面白かったです Bの裏切りは嫌ですね、自分だったら絶交っす
変な現象は女の出現だけだったのでしょうか その後の話(AとBの関係も含め)気になるところです
2点(構成1 ネタ1) |
名前: NOV ¦ 18:16, Saturday, Apr 12, 2008 ×
一言、B君、ひでぇ(笑 でも、百物語を実験したのは非常に興味深いですね。怪を語れば怪が訪れる、というのは私も経験がありまして、やはり数が重なると何か起こるようですよ。 |
名前: 久遠 平太郎 ¦ 22:00, Thursday, Apr 17, 2008 ×
Bさんひどいですね。百物語をビデオに撮るという試みは初めてです。 けど、その実験体にされてしまったAさんには、同情の一言です。 |
名前: こうたろう ¦ 22:28, Monday, Apr 21, 2008 ×
怪異:1.5 うはー。 鳥肌立った。 百物語はベタですが、やはり強烈ですねぇ。 文章:1 AとかBとか、お前は中学生か!
嘘嘘。 やっぱ実話怪談は仮名だと思うんですよ。 それと、ブラウン管ですね。誤字は投稿前に確認しましょう。 それ以外は読みやすくて良かったです。 |
名前: brother ¦ 08:51, Tuesday, Apr 22, 2008 ×
こりゃこえー。 怪異はベタでも、こういうパターンで来られたらAくんは相当怖かったでしょうね。 書き方も良かった。 誤字脱字多いんですが、寝不足で疲れてたんだと思いますよ。
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名前: 昼間寝子 ¦ 04:45, Sunday, Apr 27, 2008 ×
怪異そのものよりも友人の実験の方が際立って見えたお話です。 しかし、実際に100話目でなくとも、本当は何か出ていた可能性が大なのでは、 そう思うところしきりでした。 でも、雰囲気は「超」怖の持っているエッセンスを汲んでいると思えました。 |
名前: みくりや かつと ¦ 23:03, Tuesday, Apr 29, 2008 ×
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