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スナックでの勤めと終えた真美は、車で迎えにきてもらった彼氏の運転で、帰路となる国道を走っていた。 とある信号で停車していると、隣の車線にやたらとエンジン音の大きな赤いシャコタンが一台並んだ。「うるせえな」と前方から視線をはずさぬまま彼氏が小声でもらす。助手席に座る真美が好奇心から彼氏越しに、隣の車のを覗いてみると、薄茶色に染めた髪、これまた薄茶色のサングラスをかけた軽薄そうな男が運転席に一人。信号の明かりのせいか顔の皮膚感がよくわからず、若くもみえ、老いてもみえる。 男は真美の目線に気づいたのか、こちらに顔を向けたニヤニヤしはじめた。かすかな光を半分しか受けない横を向いたその顔はよけいに年齢不詳。おまけに妙に歯並びが悪い。 「気持ちわり。行こうっか」 そう言い、彼氏は赤信号を無視し、車を発進させた。 ワンテンポ遅れ赤い車も信号が青に変わるのを待たず走り出した。エンジン音が威勢良く鳴り響くが意外にスピードは遅く徐々に彼氏の運転に引き離されていく。 真美は窓から顔を出し、後ろを見た。赤い車の窓から腕の黒いシルエットがぬぅと伸び、その黒塊は みるみる太くなった。どうも軽薄男はほぼ全身を窓から飛び出させ、腕を振り上げてこちらを威嚇しているようだ。 「ねえ、見てよ、凄い怒ってるみたい。あいつ、ハコノリしてなんか叫んでるよ」 ああぁ、とやる気のない相槌を打ち、バックミラーを覗き込む彼氏。 「運転席で行儀よく座ってるじゃん」 あれ、と思い直しもう一度、彼女がサイドミラーで確認するとやはり、窓から体を乗り出させている影が見える。 「いやいや、やってるじゃん、両腕振りまわして気合入ってるぅ」 今度はバックミラーを見ようともせずに彼氏が言った。
「じゃあ、どうやってあいつアクセル踏んでて、どうやってハンドル握ってるんだよ」
家に着くまでの残りの時間、真美はサイドミラーを凝視していた。 いとも簡単に後ろの闇へじわじわと溶けていく赤い車と憤怒の影。二度と車間距離が縮まることはなかった。 だが、何度かの交差点を曲がり、彼氏と他愛のない雑談を交わしながらも、しばらくは後ろの闇が怖かったそうだ。
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■講評
文章 0 不明瞭なところがある。 稀少度 1 こういう話は初めてです。
どうして怒っていると思ったのか。 どちら側の窓からハコノリをしていたのか。ハコノリをしていたときには運転席には運転する者の姿がなかったのか、など気になってしまいました。 |
名前: くりちゃん ¦ 08:40, Friday, Feb 29, 2008 ×
「後ろの闇へじわじわと溶けていく」とあると相当暗そうなのに、信号待ちとはいえシャコタン車の運転手や、「赤い車の窓から腕の黒いシルエット」の見え方にちょっと無理があるかなと思えてしまいました。 昼間ならそれくらいはっきり見えても不思議ではないのですが・・・。 引き離すほどの速度の走りにも関わらず真美が急に窓から窓から顔を出すのもどうかという気がしました。窓から顔を出して見た後でサイドミラーで確認したり・・・。
描写がスムーズにつながりにくく、話に入り込めなかったです。 書き方がこなれてくれば、それなりに読めるかとは思うのですが・・・。
よって点数はつけませんのでご了承下さい。 |
名前: chidori ¦ 09:05, Friday, Feb 29, 2008 ×
文章がわかりにくいせいか、怖さは感じにくかった。 車とか詳しくなくてそのせいもあるのかも。 申し訳ありません。
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名前: 黒ムク ¦ 09:22, Friday, Feb 29, 2008 ×
| もっとスペースを空けてくれれば内容も頭に入ってきたかと思います。内容は単純に怖く無かったです。 |
名前: 新田 猫 ¦ 10:33, Friday, Feb 29, 2008 ×
文:0 怖:+1
彼女の目にはハコノリの人物しか 見えてなかったのでしょうか。 ドライバーは? 当然思う疑問をなぜか思わないというのは 怖い話には定番ですが、もう少し読者にも状況を 詳しく説明してくれるともっと読みやすかったと思います。 |
名前: 晴 ¦ 12:12, Friday, Feb 29, 2008 ×
| 文章がわかりづらく情景がうまく頭の中に浮かびません。ドライバー以外に、もう一人いたのでは? シートに深く座っていて最初は気づかなかっただけで、と思ってしまいました。あとタイトルは、ちょっと大仰な気がします。 |
名前: ひ ¦ 13:34, Friday, Feb 29, 2008 ×
これは赤い車に絶対一人しか乗っていないことか確実じゃないと……。 そうだとすると、かなり高得点だったと思います。
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名前: じぇいむ ¦ 14:21, Friday, Feb 29, 2008 ×
| 文章が拙いせいか、どうにも内容が把握しづらい。結局、真美さんには何が見えていたのか。運転手の姿は見えず、ハコノリしているものの姿しか見えていなかったのか。ラストでそこをあいまいにしているため、本当に怪異なのかどうかも判然としない。 |
名前: ナルミ ¦ 21:30, Friday, Feb 29, 2008 ×
運転席の窓でハコノリしていたのでしょうか。 そうだとしたら真美さんも異変に気付くはずですよね・・・。 少しわかりにくい部分があると思いました。 |
名前: へみ ¦ 02:13, Saturday, Mar 01, 2008 ×
文章が分かりにくい。 ハコノリの怪人物が、なぜカップルを挑発し続けるのか意味不明。 余計な描写が多すぎて、肝心の怪異がボヤけている印象があります。 Oのひら怪談ではないのですから、奇をてらった文章に凝るのではなく、あくまで実話なのですから、テクニックの中にも読者に情報を伝わりやすくするというマナーを守って欲しいと思います。 構成に問題を感じましたの一点減点します。 男は麻美の目線に気づいたのか、こちらに顔を向けたニヤニヤ・・・。野部分。 こちらに顔を向けてニヤニヤ・・・。が正しい。 他にもマスを開けねばならに部分が開けてなかったり、文に間違いが目立ちます。 一点減点します。 怪異は面白いのに残念です。 |
名前: くすだまん ¦ 12:16, Saturday, Mar 01, 2008 ×
タイトルはクロネンバーグの映画「ザ・ブルード/怒りのメタファー」 からとったのでしょう。 読む前にあの映画に登場する肉塊がぶら下がる 妊婦のイメージがちらついてしまい読むのに集中できませんでした。 それで、運転席の窓から箱乗りする黒い影が見えたぐらいで 「怒りのメタファー」なんて大げさな題名をつけるのもどうでしょう。 映画のようにヤンキーの体から黒い人間が 増殖するという話なら怖いんですけどね。 正直運転席の隣に同乗者はいなかったのかとも思いました。 |
名前: 撃墜王の孤独 ¦ 23:04, Saturday, Mar 01, 2008 ×
私の友人に、運転手に窓から両手を振らせ、自分は助手席からハンドルを操って対向車を驚かした悪戯者がいる。 物理的にはそういう事も可能だという事で、怪異としては弱い。
希少性(0) 文章(-1) |
名前: ねこや堂 ¦ 22:46, Sunday, Mar 02, 2008 ×
「怒りのメタファー」!映画のタイトルみたいで、物凄く遠大なスケールの物語とかを想像しておりました。 文章はまるでハードボイルド小説?を読んでいる様で、夜の車で走っている雰囲気はあったのですが…。箱乗りしている男に追いかけられるというのは結局何だったのだろう? みたいな感じで終わってしまって、本当に怪異だったのか?といわれるとうーんちょっと微妙。 どちらかというと東京伝説よりのお話なのかなあと思いました。 |
名前: じゅりんだ ¦ 15:27, Monday, Mar 03, 2008 ×
ネタ+1 文章-1 まず、文章の密度が濃く読みづらいです。適度に改行があるといいと思います。 また、黒い影がハコノリしていたのは運転席・助手席どちらの窓だったのか、ちょっとひっかかりました。 恐らく運転席だとは思うのですが、明確に「運転席の窓から」と表現したほうがすんなり通るような気がします。 タイトルも「取ってつけた感」が強く、違和感を感じます。 |
名前: ねこ ¦ 21:56, Monday, Mar 10, 2008 ×
「黒塊」「影」と、黒いシルエットを強調しているのに、後ろの闇へじわじわと溶けていっても見えるとはこれいかに。
彼氏には運転席に座っているように見え、真美さんにはハコノリに見えたというのがキモですね。 +1 真美さん目線での書き込みが多すぎて、肝心なココが霞んでしまってます。 わかりやすい怪異なのに、書き方で難解になってしまってるのかも。 -1 |
名前: 眠 ¦ 23:25, Monday, Mar 10, 2008 ×
文章・・・-1 希少度・・・0
どうも文章がごちゃごちゃしてて内容を把握し辛い。 細かい描写もいいが、重要なところとそうでないところでメリハリを付けるようにしないと、読むのがしんどくなってきます。
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名前: 鹿太郎 ¦ 01:21, Wednesday, Mar 12, 2008 ×
まずタイトルで減点。 内容も不明瞭な部分で減点。 理解に困りました。 |
名前: 茶毛 ¦ 14:56, Tuesday, Apr 01, 2008 ×
状況が分かり難い文章のせいでしょうか? なんとなくポイントは分かりますが、怖さがありませんでした。
文章:-1 内容:0
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名前: PM ¦ 22:16, Sunday, Apr 06, 2008 ×
情景がなかなか浮かんでこない文章でした。 あまり怖さを感じない話です。 |
名前: SPダイスケ ¦ 22:53, Monday, Apr 07, 2008 ×
タイトルの意味も内容もよくわからず。 文章もなんだか変なところがあります。
窓からぬっと乗り出していたのは何だったのか。そこは気味が悪いのですが、やはりよくわからず。 うーん。 せっかくの体験談なんですから、もう少し怖がらせてほしかったです。
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名前: MM88 ¦ 17:45, Thursday, Apr 10, 2008 ×
恐怖+1 人外が怒った原因はなんなのでしょうね。 と、書いていて思ったのですが、メタファー(隠喩)ではなく、ファクター(要因)ですかね? なんにせよ、実体から離れるほど、“何か”があったのでしょう。 |
名前: 有線 ¦ 01:50, Friday, Apr 11, 2008 ×
クローネンバーグの「ザ・ブルード」と関係があるんでしょうか (見たような記憶があるけど忘れてます、おっぱいたくさんの奴でしたっけ?)
それとも、メタファー=隠喩なので「怒りの隠喩」 うーん、それでも題名の意味がわからないっす…
それはそれとして
見える人には見える黒い影ってことでしょうか どんなものか想像がつかないので もう少し描写が欲しいと思いました 反面、車道を走っているところは描写が巧みで 場面が目に浮かんできます
2点(ネタ1 謎度1) |
名前: NOV ¦ 01:09, Sunday, Apr 13, 2008 ×
| ちょっと肉付け過剰かなぁ。話のキモ以外の描写が細かすぎて、かえって怪異が埋没してしまったような気がします。現象自体はなかなか面白いので、もう少し削ったほうがインパクトが出たと思います。 |
名前: 久遠 平太郎 ¦ 21:29, Thursday, Apr 17, 2008 ×
文章が詰まっていて読みにくい印象を受けました。何かに憑かれていた人だったのか、それともその人の生霊だったのか…… 一体何が気に食わなかったんでしょう。 |
名前: こうたろう ¦ 22:18, Monday, Apr 21, 2008 ×
怪異:0 なんでしょうね。 ただ、怖さを感じないのが困ったところです。 文章:0 悪くはないんですが、読み辛いです。 改行ですかねぇ。 |
名前: brother ¦ 08:17, Tuesday, Apr 22, 2008 ×
彼氏には見えず、彼女には見えていたなら怪異だと思います。 人だったとしたら、黒い影としては見えないでしょう。車の赤い色は見えているわけですから。ちゃんと人だと認識できた筈です。 赤い車の男も知らない何かだったのかも。 |
名前: 昼間寝子 ¦ 04:16, Sunday, Apr 27, 2008 ×
うーん、情景が素直に出てこない…。 なんとなくタイトルの意味も判りますけど、どうにもスケール的に釣り合っていないかと。 描写的に凝ろうとしている気もしましたが、怪談と言う雰囲気とも少しバランスが悪く感じました。 ただ、この女性には、シャコタン男の怒っている気配が見えていたんですね。 遅い車が情けなくていいです。 |
名前: みくりや かつと ¦ 21:35, Tuesday, Apr 29, 2008 ×
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