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これは長崎県、大村で起きた出来事です。大間さん(仮名)は生き物を粗末にして大変な災難に遭った事があるそうです。
 昭和四十七年といえばテレビゲームもDVDもなく、まだ塾に通う子供は珍しかった時代。田舎では生きた蛇を虐めるくらい、小学生の男では当り前でした。
 その時、大間さんは家の前で、棒を使って遊んでいた息子さんを叱り、動けなくなっていた青大将を死んでいるとばかり思って、塵箱に捨ててしまいました。
 それから数週間して息子さんの首に出来物が出来たそうです。
 初めは吹き出物だったのが水脹れのように脂肪が溜まり、三センチくらいの皮膚が爛れてくるのです。医者に診せたところ、簡単な手術で治ると言われ、その部分を切開して治療してもらったのですが、すぐに治った箇所の隣に同じような吹き出物が腫れあがり病院へ通う事になります。
 もちろん手術の後は痛むし、熱も出て学校はおろか、外へ出る事もままなりません。元気だった息子さんは、徐々にやつれて寝込む事が多くなってしまいました。
 切っても切っても病魔から逃れる事はで来ません。とうとう首を一回りして、傷を辿れば、まるで紐が首に巻きついたように見えたそうです。
 思い余って仏壇で祈っていると、火の灯った蝋燭が龍の鱗と見間違えんばかりに溶けていきます。
 なんと三本の爪が生えているのが分かったそうです。
 それで超自然的なものが原因だと悟った大間さんは、地元で有名な祈祷師を頼り、其処で呪われている事を知りました。
 蛇は祈祷師の口を借りて罵ったそうです。
 「いっそ殺してくれれば、あんなに苦しまずにすんだ!」
 半殺しにして、屑のように捨てたのですから、怨まれても文句は言えません。大間さんは平謝りに謝りました。
 その後、解放されるように息子さんの容態は、全快へ向かったそうです。
 




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■講評

文:0 怖:+2

蛇の生殺し。
苦しかった訴えが切実です。
文章は少々硬いですが、題材が良い分+2で。

名前: 晴 ¦ 15:11, Wednesday, Feb 27, 2008 ×


文章 0
実体験っぽく読めない。
(実話ということを疑っているわけではないです)
稀少度 0
蛇の祟りはよく聞きますが。

この作品がもっと違う文体で書かれていたならば、違う印象を持ったと思う。一昔前の「恐怖!心霊現象の何たら、かんたら」風の文章なので、体験者から取材した話というよりも、流布している話を語っているように読めてしまう。

名前: くりちゃん ¦ 15:13, Wednesday, Feb 27, 2008 ×


個人的に面白かったです。
文章も好感がもてましたし^^
特に気になる点もありませんでした。

名前: 黒ムク ¦ 15:14, Wednesday, Feb 27, 2008 ×


「思い余って仏壇で祈っていると、火の灯った蝋燭が龍の鱗と見間違えんばかりに溶けていきます。
なんと三本の爪が生えているのが分かったそうです。」

ここが一番の見せ所のはずなのに、イメージがわきにくかったです・・・。
龍の鱗からどういう風に三本の爪になるのでしょうか。
それとも何か一行、文章が抜けていたので繋がりがおかしいのでしょうか。
聞いた話では仕方ないかもしれませんが、やはり読んでスムーズに映像が浮かぶにこした事はないので、表現の磨き込みをお願いします。

また、
「それで超自然的なものが原因だと悟った大間さんは、地元で有名な祈祷師を頼り」
も、展開がいきなりというかお約束に見えてしまうので、もう少し自然ななりゆきを、書き方によって演出してほしかったと思います。

文章−1:希少度+1

名前: chidori ¦ 15:19, Wednesday, Feb 27, 2008 ×


文章は読みづらかったですが、首を一周するデキモノとは。蛇の祟りにもいろいろありますね。

名前: ひ ¦ 16:07, Wednesday, Feb 27, 2008 ×


 季節はいつかを書いて欲しかった。
 蛇が出るんですから春か夏か?その描写で作品の印象はガラリと変化します。夏なら、そんな出来物に悩まされているんですから呪われた子供は汗まみれで苦しんだはずですし、春なら新学期が始って間もない頃ですから、友達に会えない訳なんですから、それはそれで少年は苦しんだ事でしょう。出来れば其処迄をネチッコク取材して欲しかった。
 それから出来物の描写が詳しいわりには、蝋燭の描写がさらりと流しすぎです。父親が怪異に気付く重要な箇所なのですから、ここぞとばかりに腕を振るって欲しかったです。
 そんな訳で一点減点させていただきます。

名前: くすだまん ¦ 17:47, Wednesday, Feb 27, 2008 ×


文章0
内容1

文章がよみづらかったのが残念です。
動物は大切にしましょうってことですね。

名前: 新田 猫 ¦ 19:32, Wednesday, Feb 27, 2008 ×


一昔前の古い怪談の文体なのであまり怖くないように感じた。
怖い話というより記録として読んでしまうのだ。
「大間さん(仮名)は生き物を粗末に〜」と書き出しで
ネタバレしてしまっているのも怖さを殺している。
あったることを古めかしい記録文的な文体で怪談を書くのが
ダメだと否定したいのではない。
読者が読んで怖く感じるように工夫をしてほしい。

名前: 撃墜王の孤独 ¦ 20:04, Wednesday, Feb 27, 2008 ×


クライマックスの描写が、何が起きているのかよくわからないのが致命的。「蝋燭が鱗になり、さらに爪になる」という部分が、何が起きているのか読み取れなかった。
きちんと書いていればけっこう怖い話になったかもしれないのに、残念である。

名前: ナルミ ¦ 21:48, Wednesday, Feb 27, 2008 ×


まるで日本昔話のようです。
非常にオーソドックスに物語が進行していくので、中に描かれている怪異は吹き出物など気持ち悪い表現があるにもかかわらず、先が読めてしまうせいか不思議と恐ろしいとは感じませんでした。
最後に祈祷師が出て来る辺りもいかにもパターンだと思いました。
生き物を大事にしようといういいお話ですね。

名前: じゅりんだ ¦ 03:02, Thursday, Feb 28, 2008 ×


思わずこちらが蛇に対して謝ってしまいたくなるような作品でした。
子供は無邪気ですが、残酷な面もありますよね。
誰でも幼少期には、似たような経験があると思います。 男の子なら特に・・・。
最後は蛇に許してもらえたようで良かったです。


名前: へみ ¦ 10:31, Thursday, Feb 28, 2008 ×


首のぐるりに出来る腫れ物と、龍の形を作る溶けた蝋。
かなり怖いのですが、やっぱり文体と細かい表現で損をしているような。
希少度 1 文章 0


名前: じぇいむ ¦ 12:36, Friday, Feb 29, 2008 ×


溶けて龍の鱗のようになった蝋燭は見た事があるが、爪がどう生えていたのかが想像がつかなかった。
文章はかなり読み辛く感じた。

希少性(1) 文章(0)

名前: ねこや堂 ¦ 23:01, Friday, Feb 29, 2008 ×


首を一周する腫瘍は簡単に想像できてゾッとしますね。 +1

祈祷師の口を借りて罵ってまで怒っているのに平謝りしただけで解放されるのは、ちょっと軽い気がします。
実際にこれで解決したのだから仕方ないのですが、蛇の祟りはもっと執拗で重いもののようなイメージがあって、期待しすぎてしまいました。

名前: 眠 ¦ 23:01, Sunday, Mar 09, 2008 ×


文章・・・0
希少度・・・0

テレビの心霊番組でよく取り上げられる類の話のように思えました。
溶ける蝋燭が何かの形になるというのも良く聞かれる話です。

ただ「蝋燭が龍の鱗と見間違えんばかりに溶けて」いく、「三本の爪が生えている」というところが、一体どういう状態になっているのかが全く解りませんでした。
どこがどうなってそのような形に見えたのか、読み手が想像できるぐらいに書き込んでもらえれば、衝撃度も上がったように思います。

名前: 鹿太郎 ¦ 10:29, Monday, Mar 10, 2008 ×


ネタ+2 文章-1
民話の拾遺集のような文体で読みやすくはあったのですが、蝋燭の異変から祈祷師を呼ぶまでのくだりがあまりスムーズではないように感じました。
三本の爪は蝋燭のどの部分の形状なのか想像し辛く、「超自然的なものが原因だと」という表現はちょっと仰々しく、「ただごとではないと」などに留めて置いた方が良かったかと思います。
「蛇の生殺し」という言葉があるくらいなので、昔はそういう事象が多かったのだと思います。
今はこういう逸話が廃れ始めているので、何らかの形で後世に伝えられると素敵だと思います。

名前: ねこ ¦ 21:01, Monday, Mar 10, 2008 ×


この手の話はよく聞きます。特に今まで聞いた怪異と差がなかったのでこの点数です。

名前: 茶毛 ¦ 14:06, Tuesday, Apr 01, 2008 ×


ちょっと読みづらさを感じましたが、割と最後までさくさく読めました。
蛇ネタではよくある話ですが、蝋燭が溶ける辺りは珍しく、面白かったかと思います。

文章:1 内容:1

名前: PM ¦ 21:09, Sunday, Apr 06, 2008 ×


ちょっと読みづらさを感じました。
もう少し明快な表現にした方がよいのかとも思います。

名前: SPダイスケ ¦ 22:46, Sunday, Apr 06, 2008 ×


小学生の男、ではなく小学生の男子、男の子、では。
溶けた蝋燭の描写部分がよくわかりませんでした。
話の内容はよくあるパターンですね。
しかし生き物の命を粗末にするとこうなるぞ!という話は個人的には好きです。



名前: MM88 ¦ 18:30, Thursday, Apr 10, 2008 ×


恐怖+1 稀少性+1
文体の好みは、この際置いといて。
首の回りが紐に括られている様に爛れるとは、中々珍しい。
後半の蝋燭の件にもう少し力を入れてくれると嬉しかったです。

名前: 有線 ¦ 00:52, Friday, Apr 11, 2008 ×


怪異:1
民話調のお話ですね。
文章:-1
本題に入る前にネタバレとか、不要な説明とか、三度やってますね。
「生き物を粗末にして大変な災難に遭った」
「生きた蛇を虐めるくらい、小学生の男では当たり前」
「死んでるとばかり思って」
これは説明しすぎです。
死んでるから捨てたのに実は生きてました、とした方がインパクト強いと思いませんか。

名前: brother ¦ 15:39, Wednesday, Apr 16, 2008 ×


怪異はなかなか良いと思いますが、やはり「ですます」調だとどうも臨場感に欠ける部分があるように感じます。冒頭で内容をばらしてしまうのも勿体無い。ちょっと文章が丁寧すぎた気がします。

名前: 久遠 平太郎 ¦ 23:40, Wednesday, Apr 16, 2008 ×


 「三本の爪が生えているのが分かったそうです」……どこからなのか、そのまま蝋燭からでいいのか、よく分からなかったですね。
 展開が強引な気がしますし、文章も所々分かり辛かったのが残念です。

名前: こうたろう ¦ 21:39, Monday, Apr 21, 2008 ×


文章で損をしてますね。
どのような書き方でも怖いものは怖いと私は思うのですが、少し工夫するともっと良くなったと思います。
ろうそくの話もそうですが、例えばへびは死んだと思っていたわけですから、最初は死んだ蛇を捨てたと書いて、祈祷師に見てもらって実は生きていたことがわかる、といった感じで。
話自体はとても面白かったです。

名前: 昼間寝子 ¦ 01:42, Sunday, Apr 27, 2008 ×


素材はかなり鮮烈なのですが、調理があまりよくない風に思えました。
ラストシーンは映像的に浮かぶのですが、その前がいかにも民話調で、アンバランスな感じを受けてしまうのです。現代風に書き直してみれば、かなり恐ろしい物語に変貌すると思います。
余談ですが、現代においては「因果応報」的な、こういう教訓話のようなものがあまり語られる事は少なくなった気がします。昔は「法話」がこのような役目を果たしていたと思うのですが、それが機能しなくなって来た今、「怪談」はそういった役目を担っているかも知れませんね。

名前: みくりや かつと ¦ 15:59, Tuesday, Apr 29, 2008 ×



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