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テレビ
学生の頃、私は毎日アルバイトで深夜0時を過ぎてから帰宅するという日々を送っていた。
帰宅するとすぐに食事をし、風呂に入ってから眠りに就く。
その日は食事と入浴を済ませた後、提出期限が迫っているレポートを書くため、机に向かった。
どのくらい時間が経っただろうか。ふと横を見ると置いてあるテレビが目に入った。10年以上前から使っている14型の小さな物だ。テレビ台の上に置かれている。部屋の電灯は消してあり、机の灯りに照らされた自分の姿が闇の中、ぼんやりとブラウン管に映りこんでいる。特に不思議な光景ではない。
私はまたレポートを纏める作業に戻り、ベッドに入ったのは4時頃だった。
朝、普段通り目覚めた私はテレビ台の上を見て驚いた。テレビがないのである。いや、テレビがないことに驚いた訳ではない。テレビはその二日前に、入院している祖母の病室に持っていったのだ。なくて当然なのである。では昨夜私が見たテレビは一体何だったのだろう。私はなぜ、あの時テレビがそこにあることについて何の疑問も抱かなかったのだろう。

 祖母が退院したのは翌月のこと。テレビも元の位置に戻った。
 その日の深夜、私はあの時と同じように、机の灯りを点けてテレビに目を向けた。
ブラウン管にぼんやりと映りこむのは私の姿だ。特に不思議な光景ではない。私は釈然としないまま、ただブラウン管をみつめるだけだった。





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学生の頃、俺は毎日アルバイトで深夜の十二時を過ぎてから帰宅するという生活だった。その日は帰ってからも、提出期限が迫っているレポートを書くという面倒な作業が残っていた。机の灯りのみに照らされた、前かがみの自分の姿。部屋の様子が14インチの画面に小さく映り込 ... 続きを読む

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学生の頃の話アルバイトが終わり、深夜0時過ぎに帰宅して食事と入浴を済ませた後、いつもならそのまま就寝するところだが、その日は提出期限が迫っているレポートを書くため机に向かった。どのくらい時間が経っただろうか。ふと横を見ると置いてあるテレビが目に入った。 ... 続きを読む

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■講評

不思議な現象ではあるのですが、語り方が怖さを薄めているように感じました。

体験者にとっては確かにこういう心理の流れだったので、それをたどるように書かれたのだと考えますが、テレビがない事に気づいた体験者の驚きと説明がかなり長く、怪異自体のインパクトよりよりも作者の語りの方が気になってしまい、驚きを通り越して読む側としてはあきれてしまうので、この書き方は逆効果だと思います。

また「特に不思議な光景ではない。」という言葉を繰り返すことは意図的に書かれたと思いますが、この長さの話では効果的とはいえず、ラストの場合はいつまでもブラウン管をながめていないで、テレビが本物かどうかとりあえずスイッチをいれて安心してみれば良かったのではないでしょうか。

話をきいてびっくりするのは読者にまかせるとして、この話は全体的にあっさり短めにまとめられた方が不思議さを演出できるかと感じました。

文章−1:希少度+1

名前: chidori ¦ 13:31, Saturday, Feb 23, 2008 ×


文章 1
怪談というよりも随筆を読んでいるように感じた。
稀少度 0
不思議です。

作者さんが冷静すぎて(いや、とても驚いていたのかも知れないが、文章がすごく落ち着いているので)怖く感じません。
おばあさんも無事に退院なさったことだし、摩訶不思議以上のものには取れませんでした。

名前: くりちゃん ¦ 14:54, Saturday, Feb 23, 2008 ×


ネタ+2
なんとも奇妙な体験です。
本人も怖がっておらず、きょとんとしている感じが文面から読み取れます。
そのテレビ、大事にしてあげてください。

名前: ねこ ¦ 17:02, Saturday, Feb 23, 2008 ×


なぜか微妙な印象を受けてしまった。
文章が冷静すぎるからでしょうか・・・
怖いかといわれたらこわくはない。

名前: 黒ムク ¦ 20:54, Saturday, Feb 23, 2008 ×


小ネタだが現象としては面白い。
ただ、語り口が冷静すぎて、インパクトが薄れてしまった気がする。

名前: ナルミ ¦ 22:10, Saturday, Feb 23, 2008 ×


 文章共に問題なし。ただし、テレビ、テレビとひつこく続くのが気になりましたが、これは個人の趣味の問題と思いますので減点にはしません。
 しかしテレビの謎が、そのまま、ポーンと残されて、置いてきぼり・・・。私は個人的に好きだ!こういうの!

名前: くすだまん ¦ 13:16, Sunday, Feb 24, 2008 ×


不思議な話だとは思いますが、もしかして疲れすぎて一瞬寝ていたのでは? 文章は少々冷静過ぎのような気がします。

名前: ひ ¦ 13:43, Sunday, Feb 24, 2008 ×


二カ所にテレビが同時に存在した?
あるいはテレビの霊?
途中で寝てますので、最悪レポートを書いてる夢を見たとも(^_^;)
でも面白いと思います。
希少度 0 文章 0 個人的ツボ 1

名前: じぇいむ ¦ 16:13, Sunday, Feb 24, 2008 ×


現象としては面白いとおもいます。
恐らくテレビがそこにあったという残留思念みたいなものでしょうか。
おばあさんの入院先に持っていたのにもかかわらず、それに気づかないほど体験者の方にもそこにテレビがある事が当たり前のように思えたのでしょう。
広義の意味の怪談ですね。個人的には奇談系のこういうのは好きです。

名前: じゅりんだ ¦ 23:53, Sunday, Feb 24, 2008 ×


これも難しいお話ですが、現象的にはありという前提で評価させて頂きます。
ただ、第三者的に見れば、友人知人などと酒を飲みに行ったり、夜更けまで映画などを見てそのまま雑魚寝などをしてしまった場合、このような寝ぼけをざらに見たことも付け加えておきます(笑)語り部の方が、『錯覚ではない!僕は見たんだ!』というスタンスを全面に押し出して頂いていれば、もっと密度の濃い怪談になったような気がいたします。

名前: みくりや かつと ¦ 11:31, Monday, Feb 25, 2008 ×


文:0 怖:+2

テレビの生霊?
生霊って言い方が正しいのか解りませんが(笑)
お家に帰りたかったのでしょうかね。
テレビ台の上に。

名前: 晴 ¦ 13:37, Monday, Feb 25, 2008 ×


不思議な話ですね。
画面に映る自分の姿を見ているのですから、単なる見間違え等でもないようです。
祖母もテレビも無事戻ってきてくれてよかったですね。

不思議度+1

名前: へみ ¦ 00:21, Tuesday, Feb 26, 2008 ×


好み+1
こういう話は好みですね。
怖くはありませんが、とても興味深い話でした。
描写も十分かと。

名前: 有線 ¦ 02:33, Tuesday, Feb 26, 2008 ×


怪談かと言われれば怪談ではない。
が、こういうのもありかと。
ただ、もう少し改行など入れて頂くと読みやすいのだが。

希少性(1) 文章(0)

名前: ねこや堂 ¦ 20:32, Tuesday, Feb 26, 2008 ×


文章・・・1
希少度・・・2

テレビの幽霊?ドッペルゲンガー?蜃気楼?
これは残像かもしれませんね。長年そこに置いてあったテレビを急に移動したので、残像が残ってしまったのでしょう。先に掲載されている「フラミンゴ」と同じかと。
いずれにしろテレビのような無機物が幻として現れるという話は興味深いと思いました。

文章に関しては、恐らく体験者が感じていたのは怖さよりも釈然としない不思議さでしょうから、こんなものでちょうどいいんではないでしょうか?


名前: 鹿太郎 ¦ 21:53, Tuesday, Feb 26, 2008 ×


「気のせいだ」と言われたとき、それを覆すだけの内容がない。

名前: 与粋鴎歌 ¦ 14:57, Wednesday, Feb 27, 2008 ×


内容1
文章0

文章がダメというか、冷静すぎな感がします。奇妙な話ですね。

名前: 新田 猫 ¦ 09:47, Thursday, Feb 28, 2008 ×


テレビに何か映るとか、某映画のように何かが出てくる話に違いない!とタカをくくって読んでいたのでやられました。+3

前置きが長いです。思いっきり短くても同じくらい驚くことができそうです。-1

名前: 眠 ¦ 00:13, Thursday, Mar 06, 2008 ×


う〜ん、何なんだろう? 不思議な話ですね。個人的な好みとしては、この手の不思議・不条理系話は必要最低限の情報だけにして思いっきり短くすると、読み手としては色々想像する余地ができて楽しめると思います。

名前: 久遠 平太郎 ¦ 22:06, Sunday, Mar 23, 2008 ×


もう少し短くまとめられるような気がしました。
前半部の説明などは不要かと・・・
オチもなく もやもやで終わってしまう印象を受けました

名前: SPダイスケ ¦ 15:27, Thursday, Mar 27, 2008 ×


気のせいで済んでしまうお話である。

名前: 茶毛 ¦ 01:41, Tuesday, Apr 01, 2008 ×


うーん…。
ちょっと夢でも見たんじゃないの感がありますね。
もうちょっとこう、何か決定的な証拠があればいいのですが…。
まあ、いまさらそう言っても仕方のない事ではありますが…。

文章:1 内容:0

名前: PM ¦ 22:07, Friday, Apr 04, 2008 ×


怪異:1.5
テレビの……霊?憑喪神さんだろうか。
狐狸妖怪にテレビの形をしたやつなんて。ドロロンえん魔くんのEDでしか聞いたことないよ!(古)
文章:2
まとまってます。でも改行した方が読みやすいんじゃないでしょうか。
テンプレとは違った意味で味わいのある文章で、それでいて読みやすいのは良いと思います。

名前: brother ¦ 16:43, Saturday, Apr 12, 2008 ×


うーん。
テレビが体験者をこいしがって帰ってきていたのだろうか。
しかし思い込み、と言われればそれまでの様な。

名前: MM88 ¦ 02:01, Monday, Apr 14, 2008 ×


不思議な話ですね。
怖いだけが怪談ではないと私は思います。
怪しいから怪談なのであって、そういった意味でも、何故なのか訳が分からないこの話は、まさに怪談でしょう。
ただ短くても良かったかな?

名前: 昼間寝子 ¦ 12:23, Monday, Apr 14, 2008 ×


 テレビが戻ってきたかったって事でしょうかねぇ?ただ寝ぼけていただけともかんがえられますけれど……不思議な話です。

名前: こうたろう ¦ 21:55, Sunday, Apr 20, 2008 ×


テレポート話である。怖くはないがいろいろ考えてしまう。

名前: tanaka ¦ 14:30, Tuesday, Apr 22, 2008 ×



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