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常連
 そういえば、とぽつぽつと清田さんという女性が話してくれた。

 清田さんが以前勤めていたとんかつ屋は、常連さんや顔馴染みの人が多いところだった。
 その中に、少し変わったお爺さんがいた。

 ある日、いつものように働いていると、目の端にちらちらと映るモノがある。
 何だろう、と目をやると。
 清田さんがいるレジの脇、階段を挟んで反対側。
 観葉植物の鉢を置く小さな机があるのだが、いつの間にかお爺さんがそこに腰掛けていた。
 思わず身構えてしまったが、お爺さんは何をするでもなく、動かない。
 お爺さんはそのまま、そこで終日お客さんをぼーっと眺め続けていた。
 まるで観察でもしているかのようだったという。
 その日から、少なくとも清田さんが出勤している日は、毎回お爺さんが現われるようになった。
 来る日も来る日も、お客さんを無表情に眺め続ける。
 それは清田さんが辞めるまで続いた。

 お爺さんと清田さんとの距離は数メートルもなかったという。
 そんなに近くて怖くはなかったのか、と彼女に聞いたところ、
「その人に関しては、本当に怖いとか感じなかった。まぁ、他にもしょっちゅう見てるしね」
 と苦笑気味に答えてくれた。

 後で聞いたところ、次の職場にも何か「いる」らしい。
 今回は少し苦労するかもしれない、との事だった。





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■講評

鉱床ならぬ霊床のような人を掘り当てましたね。今の職場の苦労しそうなモノのお話もよろしくお願いいたします。
気になったのは、センテンスは長くなっても想像がしやすいところをわざわざ句点で切っちゃうところ。小さいことなのですが、読者としては流れを止められるのでちょっと嫌です。

名前: ひ ¦ 11:09, Friday, Feb 22, 2008 ×


その中に、少し変わったお爺さんがいた。
というのでてっきりお客さんの一人かと勘違いした。
ここで読むから、生きていない人とわかったが、知らない人に読ませたら、単なる変なおじいさんがいた話にも取られかねない。
最後の一文もこの話とは関係なく、連載ではないのだから、次を匂わせる必要はまったくないのでは?
厳しくてごめんなさい。

名前: 黒ムク ¦ 11:18, Friday, Feb 22, 2008 ×


文章 1
時々読み直す必要があった。
稀少度 0
微妙なところ。

「清田さんがいるレジの脇、階段を挟んで反対側。
 観葉植物の鉢を置く小さな机があるのだが、」
の部分、位置関係を考えるために思考が停滞してしまう。
これだけだと、おじいさんが人間である可能性も捨てきれないので、何処かに異界の人であることを示す部分があればもっとよかった。
最後の一文を読んで、連作が出るかな?とワクワクした。また書いて下さいね。

名前: くりちゃん ¦ 12:08, Friday, Feb 22, 2008 ×


文:0 怖:+1

えーと、そのお爺さんは生きてない。
のですよね?
他の常連さんや顔なじみさんの中にも生きてない人がいるのかも。
なんてつい考えてしまいました。

もう少しエピソードが欲しかったです。
何も起こらないのなら起こらないなりに、何か。

名前: 晴 ¦ 12:35, Friday, Feb 22, 2008 ×


これだけずっと眺めていながら「少し変わったお爺さん」という書き方だけで、どんな姿格好なのか描かれていないのが残念でした。
ぜひそれも書いていただければ・・・と思いました。

それでこの話は本当に怪異の話として書かれたものなんでしょうか・・・?
清田さん以外の店員の様子や反応も書かれていなくて『次の職場にも何か「いる」らしい。』という語りだけで読者に内容を想像させるだけでは、「少し変わったお爺さん」も実際のところ生きているのかどうかも分かりかねます。
もしかしたら怪異でない話を怪異に思わせる実験作なのかとも考えます。

実験作を仕掛けるという思惑なのか、あえて説明しないことで読者に事情を想像させる手法なのか、いずれにしても読む側がどちらか迷うような作品となっているのは、ちょっとどうかなと思いました。

文章−1:希少度0

名前: chidori ¦ 15:33, Friday, Feb 22, 2008 ×


このおじいさんは本当に「怪異」なのだろうか。怪異であると断言できるだけの記述がないのが気にかかる。
たとえば、一言一句違えずにこのまま「東京伝説」に載っていたとしても、違和感なく読めるのではないか。

名前: ナルミ ¦ 23:17, Friday, Feb 22, 2008 ×


ネタ+2 文章-1
そのお爺さんは後頭部が長くなかったですか?その席に湯のみが残ってなかったですか?
という、ほん呪ネタはさておき、幽霊というより妖怪に近い感じですね。
超怖の既刊にも、ガソリンスタンドに常駐する福の神の話がありましたが、こういうシティロアっぽい話は好きです。
ただ、文章内で、そのお爺さんがあっちの人であるという明確な表現がないのが残念です。
その辺を強調すると評価が上がると思います。

名前: ねこ ¦ 16:38, Saturday, Feb 23, 2008 ×


恐怖+1
このままだとお爺さんが怪異であるかが曖昧なので、そのあたりの描写をもっとしてほしいですね。
簡略化し過ぎかと。

名前: 有線 ¦ 16:54, Saturday, Feb 23, 2008 ×


おじいさんは何をしていたのでしょう。
誰かを探していたのか。
それとも場所に対する執着があったのか。
悪いものではないようでよかったです。

名前: へみ ¦ 18:02, Saturday, Feb 23, 2008 ×


出現時間がもの凄く長いので、その間に何かエピソードがあったはずだし、もっとおじいさんの描写が増やせたはずだと思わざるをえません。
肝心なところが抜けている印象です。
希少度 1 文章 −1


名前: じぇいむ ¦ 15:28, Sunday, Feb 24, 2008 ×


ようは、見える方の話ですね。いつも見ていると慣れっこになってしまってるんでしょうね。いつもボーっと座っているおじいちゃんが可愛らしかったです。
怖くないという所が面白かったです。

名前: じゅりんだ ¦ 23:03, Sunday, Feb 24, 2008 ×


「清田さんが以前勤めていたとんかつ屋は、常連さんや顔馴染みの人が多いところだった。その中に、少し変わったお爺さんがいた。」の部分は必要ないかと。
繁盛している店なら少なからず常連がいて当たり前だし、この部分があるために読者を混乱させている。
「清田さんが以前勤めていたとんかつ屋でのこと。」と簡潔にしても十分説明出来ると思う。

しかし、この爺様は何者なんだろう。
好好爺という感じがして、妙に興味を引かれるのだが。笑

希少性(1) 文章(-1)

名前: ねこや堂 ¦ 20:03, Monday, Feb 25, 2008 ×


「見える人」がNGワードになっているためなのか、あえてその部分を描かず挑んだ作者様の姿勢に共感を得ます。
ただし、この描き方では、一般の読者視線で見る限り、「このおじいさんは霊なのか?」「いつから霊とわかったのか?」「どうして霊とわかったのか?」という疑問が付いて回ってしまうのではないかな、という気がいたしました。
間に、「どうやら生きてる人ではないらしい」等、読者を誘導してあげる文があっても良かったかなと思いました。

名前: みくりや かつと ¦ 23:45, Monday, Feb 25, 2008 ×


文章・・・-1
希少度・・・0

まずその「変わったお爺さん」が生きている人なのか死んでいる人なのか、この文章では判然としません。まあ生きてる人ではないんでしょうけど、あまりにも曖昧すぎて、最初の方では解りませんでした。
そのため、途中からあれあれ?ということになってしまいます。
読み手を戸惑わせることにもなるので、ここははっきりと解るように書くべきでしょう。

また「少し変わったお爺さん」のどの辺が変わっていたのかも描写してもらいたかったと思います。
変なところに座ってボーっと他の客を見ているから変わっているのか、それとも生きている人ではないから変わっているのか。
説明不足が目に付きました。

名前: 鹿太郎 ¦ 03:21, Tuesday, Feb 26, 2008 ×


>何だろう、と目をやると。
なんで「。」ですか?

>清田さんがいるレジの脇、階段を挟んで反対側。観葉植物の鉢を置く小さな机があるのだが、いつの間にかお爺さんがそこに腰掛けていた。
わかりにくい。

名前: 与粋鴎歌 ¦ 14:47, Wednesday, Feb 27, 2008 ×


内容2

怪異かどうかはさておき、ちょっとした不思議な話ですね。個人的には好きです。文章は気持ち分かりづらかったかな。

名前: 新田 猫 ¦ 15:09, Thursday, Feb 28, 2008 ×


お客さんは椅子に座りますし、「観葉植物の鉢を置く」とあるので普通のお客さんじゃないんだろうな、というのは解ります。
ただ、小さな机ってどれくらいの大きさなんでしょう。お爺さん、一応普通(?)の人間サイズだったんでしょうか。
どれくらい不自然だったのかが伝わってこないのが惜しいです。-1

触れそうな距離にずっといたというのは新鮮で面白いですね。+1

名前: 眠 ¦ 00:36, Wednesday, Mar 05, 2008 ×


 文章が区切りすぎて流れていない印象が拭えませんが、減点するまでもなく思いました。
 お爺さんの描写がないので減点1です。

名前: くすだまん ¦ 15:47, Sunday, Mar 23, 2008 ×


最初、お爺さんが生きてる人か霊なのか判別がつかず、もう一度読み直しました。ミスリードを狙ってこの書き方にしたのなら、ちょっとひねり過ぎかな。清田さんの話がまだあるみたいなので、そちらに期待いたします。

名前: 久遠 平太郎 ¦ 22:02, Sunday, Mar 23, 2008 ×


うーん、分かりづらいですね。
お爺さんが霊だとする記述が無いので 最初の一文
<清田さんが以前勤めていたとんかつ屋は、常連さんや顔馴染みの人が多いところだった。
 その中に、少し変わったお爺さんがいた。
を読むと、最終的に思ったのが 霊の常連さんや顔馴染みの人が多いところだったのかな?
ととらえられてしまう文章です。

名前: SPダイスケ ¦ 11:38, Monday, Mar 24, 2008 ×


おじいさんが怪異かどうかわからない。文章もすごく読みづらかった。

名前: 茶毛 ¦ 01:21, Tuesday, Apr 01, 2008 ×


うーん…。ちょっと分かりづらかったですね。
そのおじいさん、生きてない方で良いんですよね…?
怖さもさほどでもありませんでした。

文章:-1 内容:0

名前: PM ¦ 21:52, Friday, Apr 04, 2008 ×


怪異:0
見てるだけなんてずいぶん平和な爺さんだなぁ。
声かけたり馬鹿にしたりしたらささやかな現象の一つもあったんでしょうけども。
文章:0
ちょっと前半もたついてますね。

名前: brother ¦ 14:21, Saturday, Apr 12, 2008 ×


おじいさんははじめは"生きた"常連さんだったのか、はじめから"生きてない"存在だったのか何度読み直してもわからなかった。

名前: MM88 ¦ 23:03, Saturday, Apr 12, 2008 ×


日向ぼっこをしながら
そのままポックリと
大往生だったんでしょうなぁ
しみじみ…

なんてことを想像してしまいました

もう少し、おじいさんの描写が欲しいかな、と思う反面
自分の祖父や、知り合いのおじいさんを思い描けるので
悩ましいところです

2点(ネタ1 ほのぼの度1)

名前: NOV ¦ 23:19, Saturday, Apr 12, 2008 ×


うーん、もうちょっとお爺さんの雰囲気とか判れば味が出たかも知れませんね。
次がありそうなのでそれに期待です。
文章は少し引っかかる部分はあったものの、さらっと読めましたけどね。私は。

名前: 昼間寝子 ¦ 09:54, Monday, Apr 14, 2008 ×


 おじいさん、生きてないんですよね?ちょっと分かり辛いです。

名前: こうたろう ¦ 20:39, Sunday, Apr 20, 2008 ×


難しい。ただ難しいとこを書こうとしている姿勢に1点。

名前: tanaka ¦ 14:20, Tuesday, Apr 22, 2008 ×



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