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俺が始めて霊を見たのは小学校三年生位の時だった。
俺の実家は 埼玉なんだけど割と高級住宅街だった。 みんな 埼玉っていうと田舎のイメージがあるみたいだけど栄えてる所は昔から栄えてんだよ。昔から(笑)
その日は夏休みを間近に控えた暑い日だった。 いつものように学校終わってから暗くなるまで友達と遊び回って泥だらけで帰って来て 母親に「お風呂に入りなさい!」などと怒られながら風呂に入ったんだ。
風呂から上がって 脱衣場で体を拭いてたんだけどね。 高級住宅街っていっても、まぁそんな大金持ちではなかったんで 脱衣場っていっても狭いもんですよ。小学校低学年の子供が狭いと思うんだから相当狭いよね(笑) いつものように体拭いてたんだけど、 実家の脱衣場ってのが 小窓が付いててね、 ちょうど子供の胸の高さ位の位置なんだよね。 夏だから その小窓、開いてたんだ。 開いてるって言っても 小窓の向こうはすぐ隣の家で50cm位しか隙間は無くて、その隙間を埋めるように垣根があったんで外から人が入るスペースは無かった。 だから開けといても覗かれる心配はなかったんだよね。
足拭いて ちょうど上体を起こす時 いやでも小窓が目に入るんだわ。 いつもの風景だからなんの意識もなく上体を起こしたんだよね。 意識してないから 小窓が目に入るのは ほんの一瞬だよね。 ほんの一瞬体を起こす時に垣根が見える。
ただこの日俺の目に、ほんの一瞬飛び込んできたのは垣根じゃなかったんだ。 俺の目に飛び込んできたのは 小さな男の子の顔だった。 5、6才位なのかなぁ ボサボサの頭で目をガッと見開いて 歯をギーっと食いしばって物凄い表情で俺の事見てた。
上体を起こし 「えっ?」と思って もう一度小窓に目をやったんだけど その時はもう いつもの垣根しか見えなかった。
慌てて台所で夕飯の支度をしてた母親の所に駆け寄って話をしたんだけど 「気のせいでしょ」と取り合ってくれなかったな。
でも気のせいなんかじゃないんだよ。 あんなにはっきり見えたんだから。 今でもその男の子の顔は鮮明に覚えてる。 あのすさまじい表情‥‥痛いとか辛いとか苦しいとか‥‥そんな言葉ではとても表現しきれない何とも言えない表情‥‥
この世の物とは思えない表情だった。
あっ そうだ‥‥ この世の物じゃあ ないんだった‥‥‥(笑)
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■講評
| ツッコミ込みのちょっとした冗談も含めて、すべて話し手の会話だけというけっこうチャレンジャーな構成で一気にいきましたね。怪異自体はさほど珍しくなくても、その男の子の顔がはっきり目に浮かんで怖いです。わけがわからない分、なおさら。 |
名前: ひ ¦ 11:09, Sunday, Feb 17, 2008 ×
文章 1 ただし怪異に至るまでの前置きが長い。 稀少度 2 物の怪の描写が怖いです。
高級住宅街で隣家まで50センチってあり得ない。お屋敷の跡地を分筆したのかな。 体験者の見たという少年の姿はゾッとする。 |
名前: くりちゃん ¦ 11:11, Sunday, Feb 17, 2008 ×
ネタ+1 文章-1 ネタが、全部(笑)で殺されてます。 少年の怖い表情はわかるんですけど・・・。 |
名前: ねこ ¦ 12:13, Sunday, Feb 17, 2008 ×
恐怖+1 一人称視点の話としては足り無さすぎる事もなく、まとめられていて良いと思います。 しかし、体験者が怪異をあっさりと扱っているため、かなり損をしているかと。 慣れ、というものもあるのでしょうが、この文体では失敗と言えるのではないでしょうか。 |
名前: 有線 ¦ 13:00, Sunday, Feb 17, 2008 ×
長い前振りとオチを決める後書きのために、怪異の印象が薄れたものに感じられてしまいました。 これが霊の初遭遇のようですから、さらなる隠し球があるんでしょうね。 今回の話に関しては、開いた小窓が夏場で蚊が入ってこなかったのか、それとも網戸なのにはっきりボサボサの頭まで見えたのかとか気にならない事はなかったのですが、これを上回る隠し球に期待することとします。
文章0:希少度+1 |
名前: chidori ¦ 16:35, Sunday, Feb 17, 2008 ×
文章がわかりにくいです。 最後のオチはよかったんですが、狙いすぎな感じがしてしまいました。 文章はこの書き方がベストとまでは行かない感じがします。 |
名前: 黒ムク ¦ 17:31, Sunday, Feb 17, 2008 ×
(笑)は狙ってやっているんでしょうし、話者のヒネクレ感が出ていて面白かったです。 最後のオチ?はやせ我慢でしょうね。 一番大事な、人の入り込めない場所という説明もあり、男の子の表情も怖かったです。
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名前: じぇいむ ¦ 19:36, Sunday, Feb 17, 2008 ×
きちんと書けばそれなりに怖い怪異なのだろうが、語り口のせいで台無しになっている。語り手が先に笑い出しているので、読んでも笑えなかった。 また、怪異の肝の部分をタイトルにしているので、先の展開が読めてしまう。 |
名前: ナルミ ¦ 21:07, Sunday, Feb 17, 2008 ×
| 体験者さんの語りをそのまま文章にされた感じがします。それが味になっている部分もあるのでしょうが、もう少し文章としてまとめられても良かったかなと思いました。男の子の怪異の顔はインパクトありますが、それだけならもっとお話を削ってみたらより一層怖さがましたかと思いました。 |
名前: じゅりんだ ¦ 22:09, Sunday, Feb 17, 2008 ×
| どんな顔だったか、の表現がありきたりで恐怖を感じません。 |
名前: 与粋鴎歌 ¦ 11:34, Monday, Feb 18, 2008 ×
文:−1 怖:+2
惜しい。せっかくの怪異を文章が消してる気がします。 せめて「(笑)」などが無ければ受け入れられたのですが。 やや稲川チックで。本当n惜しい。
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名前: 晴 ¦ 13:04, Monday, Feb 18, 2008 ×
この書き方、好きか嫌いかと訊かれたら…嫌いではありません。 最後に自分で納得して終わるところも清々しい(笑) こういう作品がひとつくらいあってもいいかも。+1 思わず二度見してしまうのも共感できました。+1
ええ、埼玉は栄えている所は栄えています。 |
名前: 眠 ¦ 23:42, Friday, Feb 22, 2008 ×
語り口の文章は挑戦としてはすばらしいことだと思います。 しかもうまく構成できているように感じました。 一瞬だけ見えたこの世のものとは思えない子供。 なんだったんでしょうね。 さらなる展開や後日談があれば・・・と思ってしまいます。 |
名前: へみ ¦ 18:53, Saturday, Feb 23, 2008 ×
文体は好き嫌いが分かれるところだが、筆者が書き慣れているのか構成も良く、ちゃんとまとまっていると思う。 だが、この怪異を語るのに適しているのかというと、いささか疑問。 好みの問題かも知れないが。
希少性(1) 文章(0) |
名前: ねこや堂 ¦ 22:38, Saturday, Feb 23, 2008 ×
文章・・・1 前半は癖のある言い回しが目立つし、この手の文体はどちらかというと好きではないのですが、後半は何とか持ち直しており、それに加えて全体的にわりと解りやすかったので、この点数を付けました。
希少度・・・0 一瞬見える異様なものというのは良くありますね。 |
名前: 鹿太郎 ¦ 02:41, Sunday, Feb 24, 2008 ×
まるで昔懐かしい児童文学を読んでいるような気分になりました。 文章に破綻はなく大変読みやすいです。 いきなり、そんな表情をした子供が現れたら、私だったら泣き叫ぶぞ! |
名前: くすだまん ¦ 23:57, Sunday, Feb 24, 2008 ×
| 本人が目の前で直接語っているような文章や文末に(笑)を付ける等、なかなか新鮮な感じがしました。ただ、小さい男の子が一種言い難い凄惨な表情をしていたことの不気味さがこの話の肝なのに、軽い感じのオチにはちょっと違和感がありました。 |
名前: 久遠 平太郎 ¦ 21:23, Friday, Mar 07, 2008 ×
最後のオチは 必要か 否か・・ 悩みますが・・・−1 全体的にはまとまっていると思います。 |
名前: SPダイスケ ¦ 17:43, Monday, Mar 10, 2008 ×
怖い。 小窓の向こうの少年の表情がイメージとして浮かんできます。 一瞬の事なのに結構細かく覚えていると言う事は、体験者としてもかなり恐怖を感じたはず。 だから、最後の(笑)のやせ我慢がわかる気がします。 |
名前: こうたろう ¦ 22:43, Tuesday, Mar 25, 2008 ×
| 最後のオチはいらなかった。個人的には書き方にも不満。 |
名前: 茶毛 ¦ 17:26, Sunday, Mar 30, 2008 ×
| 物凄い攻めのチャレンジ精神に賞賛を送りたいが、これを許してしまうと危険な気がします。 |
名前: tanaka ¦ 16:49, Tuesday, Apr 01, 2008 ×
語り進行は好きなのですが…。 スミマセン。(笑)がどうしても受け入れられません。 現実でも、笑いながら怪談されると、笑わせたいのか怖がらせたいのか分からなくて、結構しらける事のが多いです。
文章:-2 内容:1
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名前: PM ¦ 23:45, Tuesday, Apr 01, 2008 ×
やっぱり稲川怪談を思い浮かべますよねえ。 私稲川さん大好きなんですが、ファンクラブ入ってるぐらいです。ええ。 ただそれだけに「語り」向きかもしれませんねえ。 「超」怖い話ファンは好き嫌いが分かれるかも知れない。 でも好きですよ、賛否両論あるっていうのは。 「超」怖い話 著者陣のものまねしか出来ない人が多い中、新しい表現を模索していく姿勢には共感を覚えます。 五、六歳の子供なのにこの表情は怖いですよ。 オチも思わず笑ってしまいましたねえ。 ええ。こういう話がねえ、あるんですねえ。 |
名前: 昼間寝子 ¦ 11:55, Thursday, Apr 03, 2008 ×
怪異:0.5 なんだべ。 その男の子はなんだって「俺」の前に出てきたんだろう。 何かの因縁とかよりは通りすがりの霊っぽく感じますが。 この世の者じゃないにしても、その子が生前にそーいう顔をしたかもしれないので、笑うことはできません。 文章:-4 飽くまで「超」怖テンプレと比較しての点数。 2ちゃんオカ板あたりで発表する分にはこれで十分です。むしろ芝が生えてないだけ上出来。wwww |
名前: brother ¦ 10:05, Thursday, Apr 10, 2008 ×
×始めて ○初めて
誤字もだが、始めて霊を見たのは、という書き出しで 「あ?」 となり、(笑)で 「あー」 どんどん一人語りの文体になってゆくのに 「あーあ」 と思いました。 怪異自体は"日常に起こった小さな怪談"で良かったと思いますが。
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名前: MM88 ¦ 19:12, Sunday, Apr 13, 2008 ×
オチがウケたっ はっきり見えるのは嫌でしょうねぇ
男の子の表情が呪怨に出てくる男の子を想像してしまいました
初めて霊を見たという書き出しからして、主人公の方は、相当霊を呼びやすい人なんでしょうね
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名前: やすにゃん ¦ 20:20, Saturday, Apr 19, 2008 ×
どうなんでしょう…?という評は無責任なのでしょうが、 「超」怖や新耳袋以外の怪談本を読みますと、こうした語り系はよく見られるもので、目撃談そのものもリアルに伝わってきます。つまり、そのあたりの本と比較すれば、遜色の無い出来映えで、しかし…。 ベタに書かれている怪談や、文章にこだわった怪談より、こうしたもののほうが判断が難しいなと勉強になりました。 そういった意味で、本来の意味合いとは少しずれてしまうのですが、この評点で。 |
名前: みくりや かつと ¦ 12:09, Sunday, Apr 27, 2008 ×
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