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ホテルに宿泊した時。 ユニットバスの洗面所で手を洗っていると異様な気配を感じた。 辺りを見回すと、浴槽の端っこに置かれたタオルに目が留まった。 そのタオルが微かに動いる。 先ほどシャワーを浴びた時に、適当に絞って皺くちゃに丸めて置いたのだ。 ちょうどその皴の部分が目と鼻と口に見え、 すぅ〜はぁ〜すぅ〜はぁ〜すぅ〜はぁ〜 と、タオルは口から息を吸ったり吐いたりしていた。呼吸するたびに身体が膨らんだり縮んだりしている。 〈何?これ〉 不思議に思い、もっとよく見ようと顔を近づけた瞬間。 もぞもぞもぞもぞもぞもぞぞぞぞぞぞっ…… と、蛆虫が湧いたようにタオルが細かく蠢いた。 「きゃっ」 わたしは悲鳴を上げて仰け反った。 その瞬間ユニットバスのドアが開き、隙間から誰かが覗き込んだ。 私は恐怖のあまり絶叫した。 「どうしたの…?」 覗いた顔がつぶやいた。 一緒に宿泊していた友人だった。…怖かった。
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■講評
文章 2 うまく引き込まれた 稀少度 1 タオルの怪は初めてでした
怪異に出会って取り乱し、友人の顔に絶叫する場面が面白い。 短い割にギュッと凝縮されている作品だと思う。
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名前: くりちゃん ¦ 08:59, Saturday, Feb 09, 2008 ×
まあまあおもしろかった。 もっとタオルのところを工夫して怖さをあおってくれたら、最後の友人のところがもっと生かせた気がする。 ちょっと狙いすぎた?と思ってしまった。
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名前: 黒ムク ¦ 10:53, Saturday, Feb 09, 2008 ×
描写が自分の言葉で書かれていないせいでせっかくの怪異のイメージをブレさせている。 たとえば「蛆虫が湧いたようにタオルか細かく蠢いた」。 村上龍氏の小説によくこの手の生物的な比喩が出てくるが、タオルが動く様子が本当に蛆虫のように見えるのか? 私には細かい蛆虫の蠢く様子がタオルの動く描写としてはイメージしにくかった。 せっかく書き手が体験者(と思われる)としてこの話を書いているのだから、借り物の表現ではなくて、まさにその通りと思わせるような自分の目で見た自分の表現で描いてほしい。
そして「すぅ〜はぁ〜すぅ〜はぁ〜すぅ〜はぁ〜」「もぞもぞもぞもぞもぞもぞぞぞぞぞぞっ……」の擬音語、擬態語の使用にしても、描写と擬音語、擬態語が重なるとくどい。 もっとも擬音語、擬態語は使わない方が、怪異が安っぽく見えなくてよい。
また、書き手の権限で、一緒に泊まっていた友人の存在を都合良く忘れてユニットバスの扉が開いて誰かが出てくるのはちょっと不自然。
最後に一番気になったのが、顔に見えるタオルと友人の顔とどっちが怖かったのか。 ふたつの顔が出てきて「怖かった」で締めくくられるので、今まで保ってきたタオルの怪異の緊張感が薄れてしまっている。 もっとも友達の顔がタオルを上回っていたのなら、そちらが怪異として取り上げたほうが面白かったかもしれない。
文章−1:希少度+1 |
名前: chidori ¦ 11:29, Saturday, Feb 09, 2008 ×
いろんな怪談を読んだり聞いたりしてきましたが、 タオルが人の顔の形になって動くというのは珍しい。 短い話ですが緊張感があり友人の登場で張り詰めた空気が爆発する様子がうまく書けていました。 |
名前: 撃墜王の孤独 ¦ 14:28, Saturday, Feb 09, 2008 ×
恐怖+1 妖怪ですかね? タオルが蠢く様は実に気持ち悪く感じました。 しかし、友人の驚異的な反応の早さには驚きです。 体験者は、その友人の隙間から覗く顔の方が怖かったのでしょうか? |
名前: 有線 ¦ 15:13, Saturday, Feb 09, 2008 ×
レア度+1 タオルの表面が粟立つ感じ、映像化するとぞわっとするかも知れません。 「きゃっ」以降の描写がちょっともたついてる感じがします。 |
名前: ねこ ¦ 15:26, Saturday, Feb 09, 2008 ×
なんでかナイロンタオルで想像してしまった。しぼの入った奴は蛆虫変化可能かもしれない。 が、やはり少々想像力がいった(^_^;) 微細な怪異の後に人間の顔とかでビックリするのは、あるんですよね。ええ。 そこのところは同意。 タオルの怪異があまり怖くないので会わせて恐怖感プラマイ0 文章 0
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名前: じぇいむ ¦ 22:05, Saturday, Feb 09, 2008 ×
| ラストに「怪異ではないオチ」を持ってきたせいで怖さが薄れている。タオルの怪異自体はなかなか興味深いのだが。 |
名前: ナルミ ¦ 01:24, Sunday, Feb 10, 2008 ×
文章:1 内容:0
タオルがもそもぞ動く感じがよく表されてていいですね。 違う意味で意外なオチが、良かったのか悪かったのか迷います。 |
名前: %uC290先行量産型PONKEN ¦ 13:13, Sunday, Feb 10, 2008 ×
希少度・・・2 タオルに目鼻口が出来るというのはまるでアメリカ製ホラー映画のようですね。
文章・・・1 必要最低限の文章で状況を上手く描写できていると思います。 難点は擬音語。こういった言葉を使うのは良いのですが、それが必要以上に長いと稚拙な印象を受けます。 また、最後を笑いで締めようという意図があるなら「…怖かった。」という部分は余計だと感じました。覗き込んだ友人の顔に驚くというだけで笑えるし、体験者が怖かったのは解りきっているのですから。 |
名前: 鹿太郎 ¦ 21:09, Monday, Feb 11, 2008 ×
| タオルが生物のようになるとは非常に珍しいです。しかも2段構えで驚かすとは!怪異も考えていますね。覗いた友人の顔のほうが、きっと体験者にとってはタオルより怖かったんでしょうねえ。 |
名前: じゅりんだ ¦ 02:32, Tuesday, Feb 12, 2008 ×
| 確かに擬音語などは必要以上に連続して使わないほうが良いでしょうね。私は結構素直に読んでしまうタイプなのでほかの講評を読むまで気が付かなかったのですが、長い擬音語は読み飛ばしちゃってました。でも特に気なるのはそれぐらいで、全体として面白い話ですね。呼吸するタオル、現代妖怪的な感じで良いですね。UMAや妖怪も大好きな私としては大変興味深いです。それで頭が真っ白になっているところへ誰かが顔を覗かせたら、そりゃびっくりしますよね。どっちも怖いに決まってます。最後の「・・・怖かった。」も好きですね。ちょっとかわいらしい感じで。そのときの感情が良く出ていると思います。 希少度+2 文章−1 興味深い度+1 |
名前: 昼間寝子 ¦ 05:19, Tuesday, Feb 12, 2008 ×
文:0 怖:+2
タオルの部分はとても怖く、ひきこまれました。 ラストがちょっと惜しいかな。 友人が怖かったのか、タオルが怖かったのか? 判断に苦しみます。 |
名前: 晴 ¦ 16:23, Tuesday, Feb 12, 2008 ×
ホテルのタオルというと、フカフカしてて、色はやっぱり白でしょうか。 質のいいタオルほど、繊維の長さやら密度やらのせいで虫の集まりっぽく見えますよねえ…。個人的には、蛆より回虫などを想像するんですが。 それがもぞもぞ動くって…うわあ。 +1
友人に向かって絶叫するパニックぶりや、最後の素直すぎる「…怖かった。」も、いざ自分が体験したらこうなるだろうな、と思えます。+1
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名前: 眠 ¦ 21:56, Friday, Feb 15, 2008 ×
怪異としては大変興味深いし面白いが、やはり擬音語が気になる。 擬音語をあまり使わずに表現する事は出来なかったのだろうか。 少し残念。
もっとも実際こんなのに遭遇したら、私ならスリッパで思い切り叩いてしまうかも知れないな。笑
希少性(1) 文章(0) |
名前: ねこや堂 ¦ 21:49, Tuesday, Feb 19, 2008 ×
| 「動いる」?キモな部分なだけに引っかかるともったいない。ただお話全体は面白い。 |
名前: 与粋鴎歌 ¦ 16:15, Wednesday, Feb 20, 2008 ×
珍しい現象ですね。 タオルに原因があったというよりは、ホテルの部屋自体に原因があるように思えました。 その晩さらに・・・という展開があれば凄かったんですけどね。
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名前: へみ ¦ 18:34, Saturday, Feb 23, 2008 ×
タオルが顔のようになって呼吸している様子はかなり怖いですね。 ネタ的にはなかなかいい感じなのですが、着地点であるオチの部分に怪異と関係ない話を持ってきたのがおしいかな。怪異→友人で二重ビックリ! という気持ちは分かります。
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名前: 久遠 平太郎 ¦ 19:12, Saturday, Feb 23, 2008 ×
悲鳴の後の描写があまり。 擬音語も使いすぎのような気がした。 |
名前: こうたろう ¦ 19:40, Sunday, Feb 24, 2008 ×
文章に問題なし。 私なら泣き叫ぶぞ!そんなタオルがあったら! |
名前: くすだまん ¦ 20:07, Monday, Feb 25, 2008 ×
CGで作れそうなB級感がいいと思いました。 面白いです。
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名前: tanaka ¦ 12:43, Friday, Feb 29, 2008 ×
実際の情景を想像すると一番面白い話かもしれません。 新鮮でした。 |
名前: SPダイスケ ¦ 22:24, Wednesday, Mar 05, 2008 ×
| う〜ん。そんな訳の分からないものを良く見ようと近付く根性に+1 |
名前: 茶毛 ¦ 19:10, Friday, Mar 28, 2008 ×
タオルの顔と友人の顔、同じ顔かと思ってしまった…。 スミマセン。考え過ぎですね。 話として珍しく、読みやすかったと思います。
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名前: PM ¦ 22:06, Monday, Mar 31, 2008 ×
文章:-1 わかりにくいです。 文章の切り方や怪異の表現に難アリです。 また、怪異より友人の方が怖かったようにしか取れないので、興醒めしてしまいます。 怪異:0.5 怪異自体も小物と言わざるを得ません。 これはアレです、短編で駆け抜けるべきでした。 |
名前: brother ¦ 15:32, Tuesday, Apr 01, 2008 ×
動いる?動いている、のまちがい?そこで目が止まってしまった。 タオル自体が怪異ではなく、その部屋や場所に何かあるか、通りすがりの何者かの悪戯なのだろうか。 最後のドアが開いて、という部分は第二の怪異かと思いきや…がっくりオチ。不要だと思う。 |
名前: MM88 ¦ 18:10, Sunday, Apr 13, 2008 ×
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