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かなしばり
 これは私自身の体験です。
 
 私は金縛りにかかりやすい体質です。
 ある晩、ベッドの上でいつものように体が動かなくないました。
 経験者ならわかるかと思いますが、金縛りというのはいったん解かない限りそのまま眠ることができません。
 その日はなぜか必死に抵抗して振りほどく気力が起こらず、固まったままで天井を見てぼーっとしていました。

 突然、ゴンッと!と背中を突き上げられて飛び起きました。
 驚いて思わずベッドから起き上がろうとすると・・・
 
 コンコン
 
 部屋のドアが叩かれました。
 
 「○○ちゃん開けてえ」
 
 妙にのんきな調子で私呼ぶ、母親の声でした。
 
 これまで夜中に母が部屋にやってきたことはありません。
何がなんだかよくわからないままドアの前に立ち、開けようとノブに触れると同時に気づきました。
 ドアについている磨りガラスの四角い窓から見える廊下が真っ暗なのです。
 ドアの向こうに人が立つと必ず窓から頭が見えるはずなのに・・・
 
 今、廊下に電気もつけずに立っている母親の姿を想像したとたん、猛烈に厭な感じに襲われました。
 
 ドアがもう一度叩かれました。

 「○○ちゃん、はようあけてえ」
  
 思わずあとずさってベッドを振り返ると・・・
 そこに自分が寝ていました。
 
 あ、だめだ!と思ったとたん何もわからなくなりました。
 
 気がつくと朝になっていました。
 恐る恐る部屋から出ると、階下に降りて台所の母親に「夜中に部屋に来た?」と尋ねました。
 「行ってないよ」という返事でした。
 
 私は今でも同じ部屋で寝ています。幸い変事はあれ以来起こっていませんが、あれ以来、金縛りが怖くなりました。
 もしあの時ドアを開けていたら・・・と考えると今でも背中に汗ををかきます。








11:06, Monday, May 21, 2007 ¦ 固定リンク ¦ 講評(16) ¦ 講評を書く ¦ トラックバック(4) ¦ 携帯

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■講評

金縛り → 幽体離脱 → 気が付いたら朝。
という良くある話に、母を装った何者かが絡んでくるという、少し違った展開が面白くはあるんだけど、いかんせん文章のテイストが雑誌への怪談応募の域を出ておらず、いささか萎えてしまう。
雑誌の投稿欄で読むには、それなりに楽しめるとは思うのですが、やはり「超」怖い話に求めるのは、そこではないので点数は低いです。
猛者どもが読むことを意識して書かれてあれば、1点くらいはつけたかもしれませんが、やはりネタの弱さ(若干の変化は認めても)は否めませんね。
内容0 文章−1

名前: cross2M ¦ 12:57, Monday, May 21, 2007 ×


作者さんにはたいへん申し訳ありませんが、超-1 2007のこの段階に来て、この文体、この内容はないでしょう。

名前: くりちゃん ¦ 14:20, Monday, May 21, 2007 ×


文章から察すると真面目に書かれている方なのかと。
残念ですが、本人が怖かったことと他人が読んで怖いと感じることは必ずしも同じとは限りません。
また、怪談を求めている者、特に実話怪談の場合は顕著なのですが他に聞いたことのない話を求める度合いが強いかと思われます。
その点、今作の題材は巷にあふれていますので評価は厳しくなるかと思いますのでご容赦ください。その意味及び超−1の過去作を踏まえまして再チャレンジを志していただけますようお願いいたします。
素材:0 文章:0


名前: 夢屋 陣 ¦ 17:21, Monday, May 21, 2007 ×


内容:1 文章:0

基本というか、お手本のような怪談ですね。
怖くないというわけではないのですが、超ー1ではありふれた話の部類に入ると思います。

ドアの外が真っ黒という場面では、ほんとうに開けなくてよかったと思いました。

名前: ダウン ¦ 21:34, Monday, May 21, 2007 ×


ドアをはさんでのやり取りは想像力働かせるとまあ怖い。
が、最後が夢オチっぽくも読めるのが残念。


名前: 梶ゆういち ¦ 23:51, Monday, May 21, 2007 ×


このラストでは「夢オチ」と思われても仕方ないのでは。もう少し書き方に工夫が必要だろう。
怪異としてもありきたりで、特筆すべき点もなし。書き方によっては、そこそこ怖くなるかもしれないが。

名前: ナルミ ¦ 01:50, Tuesday, May 22, 2007 ×


お母さんのふりをしてたずねて来たあやかしなのでしょうね。本当にドアを開けられなくて正解だったと思います。ラストはよくあるパターンだったのですが、体験者の方の心理描写などは割とうまく表現されていると思います。文章技術評価0 体験談希少度評価1

名前: ナメコ ¦ 14:00, Tuesday, May 22, 2007 ×


独白ものですね。
なんといわれようと怖いものは怖い。本人にしてみれば。
誰かに聞いてほしかったんですよね。
その気持ちはわかります。
ただ残念ながら講評を書く立場としてはごめんなさい、
と言う以外ありません。
文章は状況がわかり易く、読みやすいです。

名前: 桜子 ¦ 17:29, Tuesday, May 22, 2007 ×


ありがちではあるものの、怪異が3連チャン。母親のふりをした何かはイヤですね。何も疑わずにドアを開けてたかもしれないし。
幽体離脱もしていたとなると、すでに半分連れ出されている状態で、ドアを開けたら本当に連れていかれてしまったのかも?

…と、繋げて考えるとなかなか怖いお話なのですが、書き方があまりにも素っ気なくてもったいない。
「猛烈に厭な感じ」「あ、だめだ!」は思った通りに綴ったのかな。ご自身の体験談にしては言葉が足りないような気がしました。悪い言い方をしてしまうと、書いた本人にしか面白さがわからない小学生の夏休み日記のような;直感でそう思ったんだから!と言われればそれまでなんですが、伝わってくるものが少なかったです。

ここまでなら(±0)なんですが、出だしの1行もいただけないのでマイナスで;似たような出だしの作品がいくつかありますから、皆さんの講評を読んでみるといいかもです。

名前: 13 ¦ 22:58, Tuesday, May 22, 2007 ×


   -4   0  +4
文章;■■■■□□□□□(-1)…a
構成;■■■■□□□□□(-1)…b
怪異;■■■■■□□□□(±0)…c
恐怖;■■■■■■□□□(+1)…d
嗜好;■■■■■□□□□(±0)…e
※(a+b+c+d+e)/5…総合点(小数点以下第1位四捨五入)

 怪異が当事者の知人の声色を用いて異界へと誘い込む怪異は決して珍しいものではない。
 しかもこれらの怪異は何故か必ず綻びを当事者に見抜かれてしまうので、怪異の思惑通りにことが運ばないのが常である。
 この作品に登場する怪異も金縛りという現象は伴っているものの、既出感丸出しの怪異の取り合わせであり高い評価には結び付かなかった。
 ただし、親類の真似をする怪異は個人的に恐怖のツボである故、恐怖項目は些少ではあるが加点させていただいた。
 会期も大詰めなので文章云々を指摘しても今大会には活かせないと思うが、今後も恐怖譚を綴られるようであれば、その綴り方には一考の余地大いにありということを不躾ながら一言添えさせていただきたい。

名前: 空 ¦ 12:16, Wednesday, May 23, 2007 ×


素材・−1 文章・−1
「おかあさんだよー開けてー」
「おかあさんなら白い手のはずだよ」

ってこれは童話だな。
やはり金縛りネタは鬼門ですね。

名前: つくね乱蔵 ¦ 11:58, Friday, May 25, 2007 ×


金縛りにあって動けないのに、外からは開けろと呼びかけられる。なんてかわいそうな。丁寧に書かれていますが、子供向けという感じです。

名前: ペペ ¦ 15:50, Sunday, May 27, 2007 ×


金縛りはもう……
とはいえ、体験者様から話を訊く場合、「金縛りは要らん」とは言えないんですけど。
身内の声を装う、というのはありがちとは言え、怖い体験だったと思います。
また、妙にのんきな調子、という点もなんだか奇妙で面白いですね。
二回目に呼びかけられた時には、そののんきさはかなり厭な感じの「のんきさ」と感じられた事と思います。

名前: 藪蔵人 ¦ 22:58, Sunday, May 27, 2007 ×


この文章の書き方は個人的に嫌いなので面白いと思わなかった。
読者の恐怖体験談的な書き方をなぜ選ぶのかわからない。
ここにきて最後これはないでしょう。

名前: 黒ムク ¦ 13:03, Wednesday, May 30, 2007 ×


まず冒頭の一文は不要である。そして、金縛りに関する記述も、「今更何を」と言われても仕方がないように思う。ベッドの下から突き上げられたところから書きはじめてもよかったのでは。題名に持ってくるために書いておいたようにしか思えない(もっとも、内容からしてこの題名はどうなのよ? と思うのだが)。
内容としては、幽体離脱+母親と偽ってドアを開けさせようとする怪異のコンボであり、本来ならば怖いはずなのだが、あまりに描写が淡々としすぎているため、平坦な印象を受けてしまう。
独白ネタでこういう文体だと、どうしても「読者の恐怖体験コーナー」に投稿された文章のように感じてしまう。最後の段落で、なおその感が強くなってしまう。

名前: GPZ ¦ 18:19, Wednesday, May 30, 2007 ×


うう、これもけっこうしんどいネタ。
書いたおぼえあったのに、ぼけていたか?

名前: 矢内 倫吾 ¦ 23:59, Thursday, May 31, 2007 ×



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