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シャドーボクシング
服部さんは当時、2LDKのアパートにご主人と愛犬と暮らしていた。
服部さんは寝室、ご主人は居間、犬はもう一つの部屋にいた。
 すると居間にいたご主人が何やらヒュンヒュンとかわすような仕草をやりだした。
時折、パンチの様な事もしている。
<シャドーボクシング…?>
だが、シャドーボクシングにしては明らかに上手といえるような格好ではなかった。
むしろ手当たり次第の様にも見える。
 しばらく笑いながらそれを見ていた服部さんだが、ふと気付いた。
ご主人の見ている方向を、犬も同じように視線を配るのである。
初めは、ご主人の見ている先を犬も真似して見ているのかと思った。
 だが違っていた。
 服部さんのいる寝室からはご主人も犬も見えるのだが、ご主人と犬はお互いが見えない場所にいた。
 ご主人が犬のいる部屋の方を見ると、犬は明らかに《自分のテリトリーに入ってきた何か》を目で追う仕草をしていた。

 「…いい加減にしろっ!!」
 突然ご主人の怒鳴り声が部屋に響いた。
 「ちょっ、ちょっと何さ、急に。 何なのさっきからアンタ達…」
 ご主人はまだ怒りがおさまらない様子で、相変わらずシャドーボクシングの様なことをしている。
 「…あー。首だよ。男の首。おじさんっぽい。
何か部屋の中ビュンビュン飛んでるからさ。 あんまりうるさいから追い払おうとしたら、アイツ尚更おもしろがったみたいで…」
 笑いながら、ご主人めがけて飛んでくるのだという。

「でも、私はまったく見えないし、わからないですからね…。
その後主人が『出てけー!!』って言ってからはいなくなったみたいだけど、もし隣近所に聞こえてたら、私とケンカしてるって誤解されちゃうじゃないですか。
私にしてみればそっちの方がコワイわ」
と、服部さんは笑った。








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■講評

特に、怖くも面白くもない印象。
確かにご主人は何かと戦っていたのかもしれないが、これだけの描写では説得力に欠ける。
話自体の力が弱いのか、それとも書き手の責任かはわからないが・・・
体験者自身も怖がっていないなら、読者に恐怖してもらうのは難しいのでは?

名前: 黒ムク ¦ 13:52, Friday, May 11, 2007 ×


「ほんわか怪談」も3作目になるとちょっと食傷気味。大変申し訳ありませんが。
でも多分ここがジャンキー向けのサイトだからであって、内容としては面白いです。
ご主人とわんこにしか見えないというのも、置いてきぼりにされている奥さんの味気なさもよく表されていると思います。

名前: くりちゃん ¦ 14:18, Friday, May 11, 2007 ×


服部夫妻シリーズ、首の話も犬の話も前にあった。
ほのぼの怪談も似たようなパターンが続くと飽きてくる。ご主人も、怒ってはいるが怖がってはいないし、怪異自体もよくある話。これでは読者も怖がれない。

名前: ナルミ ¦ 00:40, Saturday, May 12, 2007 ×


また服部さんご夫妻だwww
毎日お会いしてませんか?

首が飛び回ってたら気味が悪いはずなんですが、慣れてる人から見たらこんなモンなんでしょうか。
空振りしてて良かったような。当たったらイヤな感触を味わいそうな気がします;

これでも怖がらないご主人が「これは怖かった!」というようなお話も、そろそろ聞かせていただきたいです。
毎回、どうもコミカルな雰囲気なのでw

名前: 13 ¦ 01:02, Monday, May 14, 2007 ×


内容:1 文章:0

服部旦那様、またとぼけてますね。
このご夫婦の日常は、いつもこんななんでしょうか?
少しインパクト不足でしたが、面白かったです。

名前: ダウン ¦ 05:06, Monday, May 14, 2007 ×


服部夫婦奇談シリーズ! 好きです。
が、う〜ん、このネタまでほのぼので通さなくとも、とも思いますが。
すでに持ち味を確立してますね。
シャドーボクシング、犬と連動、怪しい掛け声、で要点を強調して書けばもう少し文章を整理できるかな、といった印象。
素材:+1 文章:0

名前: 夢屋 陣 ¦ 10:54, Monday, May 14, 2007 ×


素材・−2 文章・0
もういいでしょ。
それだけしか感想が浮かばない。
余談だが、これを読んでいた妻が、
「あ。また服部さんだ」と笑っていた。

名前: つくね乱蔵 ¦ 20:28, Monday, May 14, 2007 ×


怪談という雰囲気はすでになく、怪異も笑いのアイテムと化してるようす。
首を相手に戦う毎日も大変ですね。
文章技術評価0 体験談希少度評価0

名前: ナメコ ¦ 22:41, Monday, May 14, 2007 ×


これはもう、服部夫妻という確立したジャンルでしょうか。
服部文体も綺麗にトレースされていますし、全体を覆う雰囲気も、怪異も綺麗にトレースされています。
もうここまで来ると、吉本新喜劇ですね。
物語はそれぞれに違うのでしょうが、めだかさんや、なるみさん、藤井君がぽーっいうて、ネクタイ取ったら同じ長さやって、乱暴な女性が「怖かった」で落とす。
それはそれでありなんですけどね。
それを求めて見に来る分には。
前大会の「ぎゃーーー」の方や、でかいカニをUMA?と書かれたあの方や、それに匹敵するほどの存在感と、人によっては中毒にすらなるほどのテイストの普遍さ。
徐々に点数が下がっていくのは、やはり上述した方以外の面積の方が大きいということかと。
好きなんでけどねぇ、私は。
服部夫妻も新喜劇も。
新喜劇好きですが、やはり毎日は見れませんorz
週1だから笑って見れるものなのかもしれませんね。
って、講評から遥か彼方に外れてしまいました。
生首と格闘する服部主人、面白い話です。
内容+1 文書う0

名前: cross2M ¦ 17:09, Thursday, May 17, 2007 ×


   -4   0  +4
文章;■■■■■□□□□(±0)…a
構成;■■■■■□□□□(±0)…b
怪異;■■■■■□□□□(±0)…c
恐怖;■■■■■□□□□(±0)…d
嗜好;■■■■■□□□□(±0)…e
※(a+b+c+d+e)/5…総合点(小数点以下第1位四捨五入)

 ここ数日間における服部夫妻怪異譚について、たとえ同一作者の作品、同じ当事者でなかったとしても同様の評価をさせていただいていることは最初に断っておきたい。
 で、今作であるが、怪異譚としての出来は決して悪くない。
 ただ、やはり作品からは恐怖というものは伝わってこず、怪異自体も超-1の中では多くに埋没してしまう内容であるように思う。
 同シリーズの他作品にも言えることであると思うが、話の力点が怪異そのものではなく、それを目撃した際の服部夫妻の様子に終始しているため、怪異自体の描写が殆ど為されていない。これは怪異を欲して怪談を貪る人にとっては物足りなさ、不満に繋がるものであるように思う。

名前: 空 ¦ 09:40, Friday, May 18, 2007 ×


うう、作品単体で捉えれば何らかの評価はつけたのにー!
これって、もろ「お土産」の後日談とも取れますよね。すると一つの連続したエピソードをまっぷったつに分けただけ、と取れないこともないのです。
そうしてしまいますと、急に熱が半減してしまいます。繋がった一連の事象を小さく細切れにして「20話投稿!30話投稿!」も可能になってしまいますよー!
作者さまの意図にそういう面はなかったと思いますが、同一人物のソースからとしても、きちんとした単体の作品に仕上げる、または連続したエピソードであるという印象を与えない工夫がいるのではないかと思うのです。
そういう事情で、今回は評価なし。でもこの先服部さんが出てきても、作品単体で充分愉しめるお話でしたら、きちんと加点しますので、よろしくお願いします。

名前: 矢内 倫吾 ¦ 11:09, Saturday, May 26, 2007 ×


なんかもう慣れてしまった。怖がらないので怖くない。

名前: ペペ ¦ 15:42, Saturday, May 26, 2007 ×


うーん、服部さん。
怪異が日常の方だから出来る事なのでしょうね。
フツーしませんて、そんな事。
しかし、もっと怪異に焦点をあてた書き方のほうがいいような。
これではあまりにも服部さんが主体すぎますね。

名前: 藪蔵人 ¦ 17:53, Sunday, May 27, 2007 ×


そろそろ服部夫妻は、お腹がいっぱいである。
やはり、体験者が怖がっていないのと、証言者である奥さんには全く見えていなかったという点が痛いところである。
「いや、生首が、襲って、くるから」などと言いながらシャドーボクシング風の動きをしている人物が目の前にいたら、笑い転げてしまいそうだが。

名前: GPZ ¦ 02:27, Tuesday, May 29, 2007 ×



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