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共依存
 一般的には、他人に必要とされることで自分の存在意義をそこに見出そうとする精神状態をいう。
 そのために他人の好意を得ようと自己犠牲的な献身を行う傾向があり、結果としてその他人との関係性から離脱しづらくなる。







…………

この作品は超-1/2007作品集【超-1 怪コレクション 黄昏の章】に収録されました。
続きは怪コレでご覧下さい。
http://www.amazon.co.jp/dp/4812432405

【超-1 怪コレクション 黄昏の章】加藤一 編




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■講評

自分の死が気に入らないからアリサ嬢に当たったというのだろうか。それにしても荒っぽすぎる。別の意味でも怖い。
文章は段落わけも適度で読みやすかったです。

名前: くりちゃん ¦ 07:47, Tuesday, May 08, 2007 ×


ヤクザは霊になってもヤクザ、ということか。死んだあとも共依存が続く、というのはけっこう恐ろしい。アリサ嬢にはちょっとだけ同情する。

名前: ナルミ ¦ 01:20, Wednesday, May 09, 2007 ×


鋭く切れ味のある文章でした。
序文は何故こんなことを説明するのかと思ったが、一読して納得させられた。
怪異もそうだが、人の心のあやも恐ろしい。
素材:+2 文章+1

名前: 夢屋 陣 ¦ 13:27, Thursday, May 10, 2007 ×


内容:2 文章:1

最初の説明が生きている作品ですね。
死んだやっちゃん彼氏の蛮行も怖いですが、それを納得しているアリサ嬢。
うーん、題名の通りで、やっぱりそちらのほうが怖いです。

名前: ダウン ¦ 01:13, Saturday, May 12, 2007 ×


知人とダブって複雑な気持ちになりました。知人の彼氏は亡くなってませんが。
アリサ嬢の言葉がまたいかにも依存症で何とも;相手を亡くし、それでもなお関係が続くことで一層強まっている感があり…って、脱線してますね。

亡くなった方が生前と同じように行動する話、では片付けられません。ここまでリアルに危害を加えるのは怖い。お別れの挨拶だったとしても、これはちょっと;
こんな体験なのにアリサ嬢はまた現れることを望んでいて、別の意味でも怖さを感じました。
巧みな文章がさらに味を増してます。

名前: 13 ¦ 01:40, Saturday, May 12, 2007 ×


共依存という精神的なものと心霊という怪異をみごとにリンクさせることに成功した怪談だと思います。
読み終わった後も重さがどことなく残ります。
文章技術評価1 体験談希少度評価2

名前: ナメコ ¦ 23:51, Sunday, May 13, 2007 ×


話はそんなに面白いものでもないと思いましたが、文章力があるので。
出だし、採取した際の簡単な状況説明、体験談導入部など、全体の構成、比率などよく考えられてます。

名前: 慎 ¦ 04:03, Tuesday, May 15, 2007 ×


唐突として破壊的な力が掛かる様がうまく表現されていて、読んでてびっくりした。
うめぇ、って読後、普通に思いましたよ。ええ。
事象の全容としては死者が帰ってくる→死んだんだと理解する。という、まぁ良くある話ではあるのだが、そこに物理的な力の加わる怪異が乗っかる事で、一気にドン引きするくらいの恐怖がどすん!と来た。
ネタもネタだけど、その恐怖をうまく伝えてくれる文章に脱帽。
読後、一瞬ファイトクラブが過ぎったのは内緒^^;
内容+2 文章+1

名前: cross2M ¦ 05:57, Wednesday, May 16, 2007 ×


すごいですね、アリサさん。共依存の見本中の見本のような方ですよ。共依存を説明する教科書があるとしたら掲載できるくらいの典型例です。ただひとつ、相手と死に別れてまでその状態が続くことを除いては。
依存症に関する本を多く目にしたことがあるのでわかりますが、冒頭の説明文・本文中の人物描写ともに、非常に的確にこの病いを描写していて、見事だと思いました。
こういうお話って、書き手の腕前や人格次第では、「どうしようもないバカ女」扱いで終わってしまう危険がありますよね。でも、この筆者さんは、きちんと本質を見極めて、心の病理と心霊の、両方向の恐ろしさの融合として仕上げています。取材時にアルコールが入っていたとはとても思えない観察眼ではないですか。書き手側の姿勢が見えて、素晴らしいなあ、と。
読むほどに、いろいろな意味の怖さが増す作品ですね。でも、一番恐ろしいのはやっぱりアリサさんの救われなさですか。こんな生き辛さを抱えている人が彼女ひとりではない、この世に何千何万いるのやら…、それを思うと眩暈がするような恐怖も感じます。

名前: こころママ ¦ 00:42, Friday, May 18, 2007 ×


   -4   0  +4
文章;■■■■■■■□□(+2)…a
構成;■■■■■■■□□(+2)…b
怪異;■■■■■■■■□(+3)…c
恐怖;■■■■■■■■□(+3)…d
嗜好;■■■■■■■■■(+4)…e
※(a+b+c+d+e)/5…総合点(小数点以下第1位四捨五入)

 あまりにも凶暴な怪異。
 ただし、それは単に悪意を剥き出しにしたものとは判断できない。
 暴力と性行為でしか自らを表現できない怪異も憐れであるが、それに想いを寄せるアリサ嬢の心もまた哀しい。

名前: 空 ¦ 13:43, Friday, May 18, 2007 ×


素材・1 文章・1
アリサさん、亡くなったらどうなるんだろうと不謹慎な事を考えてしまった。
死んでからも共依存するのだろうなぁ…
切れ味の良い文章に好感度大。

名前: つくね乱蔵 ¦ 11:08, Thursday, May 24, 2007 ×


鮮烈な怪異ですね。文章も垢抜けていてお上手です。
ゆえに、誰の目にも触れ易く、理解し易い。
これでもし怪異が理解できないという方がいましたら、もう実話怪談読まないほうがいいですよ(笑)といわんばかりな作者さまの堅実かつ周到な書き口に脱帽。
全天候向けですよ、このお話。
ゆえに、希少感だけはありません。でもそれは決して大きなマイナスとは言えないでしょう。
お見事でした。
しかしDVって、何か嫌だな。
人の心を縛ってしまう、霊とは違ったいやらしさが横たわっているようで…。

名前: 矢内 倫吾 ¦ 22:31, Friday, May 25, 2007 ×


こういうのを共依存というのか。別れの挨拶をしにきたのか。アリサさんに男ができたらどうなるんだろう……。

名前: ペペ ¦ 14:33, Saturday, May 26, 2007 ×


もしこの時アリサ嬢が妊娠したら?
と、かなり不謹慎なことを考えてしまいました。
なんだかやり切れない切なさがつまった話で、実に良かった。
文章も上手い。

名前: 藪蔵人 ¦ 00:13, Sunday, May 27, 2007 ×


怪異は極めて暴力的で、かつ強烈である。ここまで生身の人間による暴行を髣髴とさせる現象も、あまり例がないのではないだろうか。
彼氏のDVの様子も、怪異に説得力を持たせているように思う。

名前: GPZ ¦ 01:31, Tuesday, May 29, 2007 ×



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