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肝試し
「あー、暇だなー。」「何か、面白い事でも、無いのかー?」
10年ほど前のTさんの家では高校時代の同級生が週末になると、毎週のように集まっては何をするでもなく、ただ、だらだらと過ごしていた。そして、真夜中になると「オバケでも見に行くか?」と誰とも無く話しが出て、「行くぞ、行くぞ」と話がまとまり車で心霊スポットへ向かうのだった。
その日はメンバーの中で一番、怖い物知らずのI君が、「先輩に聞いたすごい怖いとこがある。」とノリノリであった。I君はオバケの類は一切信じておらず、メンバーで唯一見ることの出来るTさんには「本当にいるなら見せてみろや。」と常日頃から言っていた。
I君の会社の車に無理矢理、8人もの男で乗り込んで、いざ出発。
道中、その心霊スポットについての注意点がI君から話された。「いいか、その建物のオーナーはやくざだからな。で、そのすぐ上に建っている家にそのやくざが住んでいるから、大きい声を出したり、ライトは必要以上につけるなよ。」………メンバーにとっては、そっちの方が十分怖いと思った。
急な坂道を登っていくとそこに廃屋はあった。一軒家にしては大きい建物であった。
中に入ると微妙な内装にまず目を奪われた。香港映画に出てくる趣味の悪い成金の家といった感じだろうか。玄関の横には大量のタバコが山のように積み重なっていた。嫌な感じがTさんを襲った。   
 I君を除いたメンバーは次々に「T、いるか?」「T、いたら教えろよ。」とTさんに話し掛け始めた。Tさんも見ることは出来ても、祓ったりする事は一切出来ないので、【やばい】と感じた時点で仲間に伝えるのが精一杯だった。
ところがノリノリのI君にはそんな事はお構いなし。「なんか、今までで一番いい感じじゃーん」といいつつ、どんどん各部屋を見て回る。 
暗闇に佇む、何故かあった馬の剥製を見つけると走って飛び乗り「ハイドー、シルバー」と叫び、ガラスケースに入った日本人形を見つけるとケースから取り出し「アイアンクロー」と叫び、人形の頭を鷲掴みにした後、地面に叩きつけた。それを見たTさんは全身に鳥肌を覚え、その部屋の空気の変化に恐怖した。Tさんがなんとか帰るように話しかけようとした瞬間、何者かにTさんの後ろ髪を強い力で引っ張られた。  Tさんが「やばい、帰ろう」というと同時にメンバーのそれぞれが外に向かって飛び出した。玄関を出たとたん上から何か大きなモノが落ちてきた。   「ガサッ」すぐ近くに落ちたそれを確かめる余裕も無く、車に飛び乗り発進させた。
それぞれが「ほっ」とした時にI君が一言発した。「ブ、ブレーキが効かない!」
車は下り坂をどんどん加速していく、周りには逃げる道も無い。このままじゃ、車通りの多い国道に飛び出す。『もうだめだ…』と誰もが思い、国道に飛び出した瞬間、車は急停止した。飛び出す直前に車が目の前を通過した事だけは覚えていた。
後日、Tさんはそのオバケ屋敷の話を聞いた。有名な霊能力者のG先生がTさん達が行く前にTVの撮影で訪れていた事。
玄関にあつた大量のタバコは供養の気持ちとして訪れた者が置いて来る事になっていた事。
例の日本人形は、G先生が「触っちゃいけない。いろんなものが入ってるから。」と言っていた事。
Tさんは、その後自ら進んで心霊スポットには行かないし、「I君と一緒なんてもってのほか」と言っている。








06:38, Monday, May 07, 2007 ¦ 固定リンク ¦ 講評(14) ¦ 講評を書く ¦ トラックバック(4) ¦ 携帯

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■講評

「その建物のオーナーは、云々…」は現実的にありそうだし、幽霊と遭遇するのと同じくらい恐ろしいと思う。
日本人形を地面にたたきつけるくらいのI君もみんなとそろって逃げ出したのはご愛敬。
玄関口で落ちてきたモノは何だったのだろう。確かめてほしかった。
で、その後I君には何もないのでしょうか。
文章はとても動的でライブ感がありました。

名前: くりちゃん ¦ 13:18, Monday, May 07, 2007 ×


最初から最後まで、よくある心霊スポットもののパターンどおり。怪異も大したことはない。(落ちてきた物は、ヤクザが怒って何かを投げてきた。効かないブレーキは、あわててアクセルと踏み間違えた、あるいは運転手のIくんの嘘。と解釈すれば、明白な怪異は後ろ髪を引かれたことくらいになるが‥‥)
最後に(直接ではないにしろ)霊能者が出てきて解説するのも興ざめ。

名前: ナルミ ¦ 00:24, Wednesday, May 09, 2007 ×


実況のようで肝試しのノリの良さが伝わる、ただし読みづらかった。
怪異としては、よく聞く話ばかりということで希少性は感じなかった。
車のブレーキが効かないのがメインで書かれていると思うが、悪ふざけをしてきたI君の運転のため信憑性のことを考えさせられた。
ノリの良さや霊能者のくだりなどの余計な枝葉を削っていくと、あまり印象に残らない話になってしまうのでは。
素材:0 文章:0


名前: 夢屋 陣 ¦ 11:52, Thursday, May 10, 2007 ×


内容:2 文章:0

すみません、「アイアンクロー」で爆笑してしまいました。
話としては、ありがちなタイプですし、おきた怪異も勘違いやイタズラの可能性もあります。
終わりに霊能者が出てきて、いろいろ言っているのもベタですが……。
でも、でも、「アイアンクロー」、最高です。
すみません。こんな講評で。

名前: ダウン ¦ 22:14, Thursday, May 10, 2007 ×


題材の信憑性や面白さ云々の前に文章が幼稚です。
取りとめも無く書かれたような印象を受けました。なにを語りたいのかはっきりしません。そのためとても読みづらく、そこで起こっている出来事が全て流れてしまってます。
書き手の面白く読ませるものを書こうという意気込みが却ってアダになったように思います。

名前: 慎 ¦ 04:25, Sunday, May 13, 2007 ×


(訂正しました。配点は変わらずです)

怪異として伝えたかったであろう部分がみな説明不足で、判断しがたいですorz
8人はどのように行動していたんでしょうか。T君が髪を引かれたのも、友人の仕業かもしれません。
降ってきた大きなモノも、怪しいのかどうか(´・ω・`)
「Tさんに霊感があるから」「G先生がヤバイ場所だと言ったから」と言われても、下手したらTさん達はこの場所で何も体験してないんじゃないか?と思えます。
「帰りにブレーキが効かなくなった」というのが唯一わかりやすかったのですが、心霊スポットものとしては定番になっている感が;

I君の破天荒ぶりがメインで、怪異についてはおざなりに書かれているような印象です。
おかしな言い回しや誤字が目立ったことも含め、申し訳ありませんが(−3)です;

名前: 13 ¦ 14:55, Sunday, May 13, 2007 ×


心霊スポットでのはしゃぎぶりがとても面白かったです。笑ってしまいました。
その程度のタタリで良かったと思います。本当に。
色んな所で、もっとじゃんじゃん荒らしていただけると素敵な怪異にめぐり合えそうですね。
文章技術評価1 体験談希少度評価1

名前: ナメコ ¦ 23:17, Sunday, May 13, 2007 ×


ジャンキーが嫌う事のオンパレードですね。
霊感の持ち主登場。
肝試し、そしてそこではしゃぐ。
テレビでやってた。
霊能者。
文章も稚拙で、読ませることを前提にというよりは、ただ自身の興奮のままに書き出しただけのものに見える。
その上に、上記のことが重なる事で、一気に冷めてしまうのは、これまた私の悪い癖か。
怪異とおぼしきものは、正直ないといっていいかと。
髪を引っ張られるのはいたずらの可能性もあるし、ブレーキが利かないに至っては、散々はしゃぎ倒してた張本人の運転によるものなら、尚更いたずらであるという根拠のほうが強いようにも思え、落ちてきたものに関しても、確認していない以上、それを怪異と認識する事なんて到底出来ないし。
評価を上げるには厳しいかなぁ^^;
内容ー2 文章ー1

名前: cross2M ¦ 05:14, Wednesday, May 16, 2007 ×


   -4   0  +4
文章;■■■■■□□□□(±0)…a
構成;■■■■■□□□□(±0)…b
怪異;■□□□□□□□□(-4)…c
恐怖;■□□□□□□□□(-4)…d
嗜好;■■■■■□□□□(±0)…e
※(a+b+c+d+e)/5…総合点(小数点以下第1位四捨五入)

 提示された事象の数々のその全てを怪異と断定するにはあまりにも説得力に乏しい。
 空気が変化した、後ろ髪を引っ張られた、何かが落ちてきた、車のブレーキが故障していた。
 どれをとっても恐怖を伴う性質であるとは言い難く、ブレーキ故障以外は自称「見える人」が察知する怪異にしてはあまりにもチープに感じる。
 また、霊能者云々を話の引き合いに出しても怪異の説得力を高める材料にはならないように思う。
 個人的には寧ろマイナスの方向にしか作用しない。
 正直、「落ちてきた何か」には興味はあるのだが。

名前: 空 ¦ 08:45, Friday, May 18, 2007 ×


素材・−2 文章・−2
テレビの心霊番組と同じ。
思わせぶりな事が起こるだけである。
霊能者が登場して云々、は言わずもがな。

名前: つくね乱蔵 ¦ 11:06, Thursday, May 24, 2007 ×


これはまた某掲示板の心霊体験談のような語り口ですね。
ある意味斬新といえば斬新か…。
でも、肝試しって盛り上げ役というか「出るなら出てみろよオラオラ〜」みたいな人が必ず一人はいるんですよねえ。で、やるなという事をやる。
まあ、やるなっていってやらなんだら、そんな場所へは行かんよなーと。
アホなI君に一点差し上げます。
ちなみにどなたかが「アイアンクロー」でツボに入ったと書かれていましたが、僕は
「ハイドー、シルバー!」
これがツボ。
いまどきそんなセリフ語るヤツがいるのか!
I君、やっぱあんたアホや!


名前: 矢内 倫吾 ¦ 20:22, Friday, May 25, 2007 ×


文が成立していない箇所がある。ノリで書いている印象を受ける。心霊スポットの話は、よほどのことでないとここで評価されるのはムリではないでしょうか。

名前: ペペ ¦ 06:37, Saturday, May 26, 2007 ×


怪奇スポットの探訪記は難しいネタですね。
期待度が高い割りに、そう大きなことが起こる可能性は低いからであろうか。
それとも語り尽くされていて、もはや新規な物に出会う機会も少ないからなのだろうか。
いずれにせよ、ネタが弱いですかね。

名前: 藪蔵人 ¦ 00:02, Sunday, May 27, 2007 ×


肝試しの臨場感は伝わってきた。しかし、肝心の怪異に対する恐怖が伝わってこない。
登場人物が騒がしすぎて、恐怖が打ち消されてしまっているように感じられる。
怪異に付加価値をつけるべく、有名なG先生にご登場いただいているが、逆効果に終わったように思う。霊能者がイエスと言ったから、というのは説得力を持たせるには不十分。
いくら草稿であるとはいえ、読み手を無視した文章はいただけない。全体的にドタバタした印象を受けてしまう。

名前: GPZ ¦ 23:29, Monday, May 28, 2007 ×



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