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ここにゆうれいいます
 小窪さんがさる地方都市の営業所に転勤になった時のことである。
 会社が用意してくれた住居は、一人暮らしの彼には不釣合いな一戸建て。
 前任者が使っていた住居らしく、門構えの立派な家であった。
<どーもね、家族ものは居つかないみたいだから。君にはね、期待してるからね>
 転勤初日、新しい上司にそう言われた。
 仕事がキツイのだろうか、と小窪さんはその時漠然と思ったらしいのだが。

 案に相違して、仕事の拘束時間は東京にいた時より短いぐらいであった。
 営業所の雰囲気も明るく、前任者が居つかないという理由は特に想像できない。
「ただ、家がねえ……」
 その家は築十年と経っていないので比較的新しいのだが、独り者の彼には広すぎたようである。
 一階には風呂場、トイレ、キッチンと八畳間。
 二階には六畳間と四畳半間の二部屋。
 冷蔵庫や洗濯機、電子レンジやエアコンも備え付けられていた。
「全部会社のものだとは思うんですけど」
 二階の四畳半には子供のおもちゃ箱まであったという。
「まあ、広い分には問題ないんですが……」
 とにかく家鳴りがひどかった。
 そして、匂い。
「何の匂いなんだか……かび臭いような、古い空気みたいな。でもまあ」
 我慢できないという程ではなかった。

 ある日小窪さんがまだ日のあるうちに帰宅すると、家のブロック塀に落書きがしてあった。
 <ここに ゆうれい います>
 子供が書いたような下手糞な字。白いチョークで書かれていたという。
 つまんないイタズラするガキが近所にいるんだな、そう思って落書きを消した。

 翌日は飲み会で遅くなってしまい、帰宅は深夜になった。
 ほろ酔い気分で玄関に入ろうとした時、おかしなものを見つけてしまった。
 郵便受けの真下にあったそれは、立派な盛り塩であった。
「きれいな円錐でね。どうやったのかな?って思ったぐらい」
 この時はさすがに嫌な感じがしたのだと言う。
 誰が、何のために。という疑問をどうやっても解消できない気がしたからだ。
 子供のイタズラにしては少し質が悪い。とはいえ、大人がする事とも思えない。
 お陰様で酔いも醒めてしまった。
 何だ、これ?
 嫌がらせか何かか?
 一体、誰が?
 けれどもまあ、疲れてもいたし玄関で考え込んでいた所で答えが見つかるわけでもない。
 とにかく、その日は眠ることにした。
 ところが、全くもって眠れない。
 小窪さんは二階をほとんど使わず一階の和室で寝起きしていたのだが、二階の物音がとにかく気になる。
 いつもの家鳴りとも違うようだ。
 ……ぱたぱたぱたぱた
 軽い足音のようにも聞こえる。
 決して大きな物音ではないのだが、気になりだすと眠れなくなる類の音ではある。
 何度か二階に上がって様子を見てみるのだが、二部屋ともがらんとしているだけ。
 置いてある物といえば例のおもちゃ箱が一つあるだけで、別段変わったことはない。
 ――気のせいだ、気のせい
 無理矢理自分に言い聞かせて布団をひっかぶった。

翌日、昨日あった玄関の盛り塩は影も形もなかった。溶けて流れた形跡もない。
 まるで掃除機で吸ったかのように、粒一つ見あたらなかった。
 しかしながら、朝日というのは些細な疑念など吹き飛ばすものらしい。
 おだやかな春光が、小窪さんの思考の一部を麻痺させたのであろうか。
 絶対おかしい怖い物凄く怖い嫌だ嫌だ。
 だけども……
 ――そうだ。なめくじだ。ナメクジを子供が塩で溶かしたんだ。
 そういえば、子供の頃よくやったよ。
 疑問の答えを見つけたようで、気分が良くなった。
 上機嫌ついでに、営業所で昨日の体験を面白おかしく怪談仕立てで披露してみると。
「シーンと、静まりかえっちゃってね」
 青ざめた上司が慌てて、環境が変わったせいで疲れているからだのなんだのとフォローするのだが、何だか空々しい。
 またしても気分が悪くなった。

その日から、例の足音は連日続くようになった。
 盛り塩も、夜にあったものが朝になると消え失せるの繰り返し。
 壁の落書きも週に一回くらいある。
 気にしなければ、それ程の事でもない。
 気にしなければ、で済まないのは電気代の話である。
「普段、まああまりちゃんと明細見ないけど月五千円いかないぐらい。それがいきなり二万円台に跳ね上がって」
 そろそろ暑くなり始めた季節ではあるが、まだエアコンを使ってはいない。
 一戸建てとはいっても使っているのは階下の部屋のみなので、それほど電気代がかかる筈はないのだが。
「今になって思うと……」
 日が暮れた後、帰宅した小窪さんは時々居間が妙にひんやりしているのを感じていたという。
 誰かが、彼のいない日中に冷房でも使っていたとでもいうのだろうか。
 突飛な発想ではあるが、あながち彼の妄想とも片付けられない。
 他にも痕跡はあった。
「朝、家を出た時と物の配置が違っている時が結構あって」
 テレビやエアコンのリモコン類が変な所に転がっていたりする。
 トイレや風呂場に置いてある時もあった。
 彼曰く、テレビのリモコンは大概いつも座る場所の手の届く範囲に置いてある筈なのだという。
 家中がタバコ臭かった時も結構あった。
 無論、彼は喫煙者ではない。
 ある時は、ビデオデッキに謎のテープが入っていた。
 それにはラベルが貼っていなかった。勿論、小窪さんの身に覚えはない。
「でも、別に変なものは映ってなかったんです。昼間の、料理番組かな?二分ぐらい唐突に入ってて。それだけ」

 子供の泣き声が喧しいと、隣家の主婦が怒鳴り込んできた事もあった。
「なんか、子供を虐めてるんじゃないのかって」
 勿論、家には彼の他には誰も住んではいない。子供なんている筈もない。
 最初はやんわりと否定していたが、彼女のあまりの剣幕と執拗さに、小窪さんも段々と腹が立ってきた。
 相当な押し問答を玄関先で繰り広げた末、仕舞いには喧嘩腰になってしまった。
「前住んでた一家がどう、とか。虐待がどう、とか」
 彼にとって、全く要領の得ない内容である。
「全然こっちの話を聞かなくて。しょうがないから家の中を確かめてくれと言ったんですが……」
 何故だか分からないが、その主婦は家の中に入るのを頑なに拒んだ末に帰って行ったという。

 その日、小窪さんは出先からの直帰で帰りが早かった。
 日暮れ時。
 住宅地に明かりが灯り始める時刻。
 通りから見ると、彼の家だけが暗い。
 その薄暗い中、自宅の前に誰かがうずくまっているのが見えた。
 黒っぽいコートを着た人影。郵便受けの前でしゃがみこんで、何かをしている。
 暗いのと角度が悪いのとで、具体的に何をしているのか良く分からない。
 小窪さんはそっと近寄ってみる。
 やがて立ち上がった男の足元には白い塊があった。
 どうやら、盛り塩らしい。
 ついに現場を押さえた。とっちめてやるぞ、と勇み立った彼はさらに信じられないものを目撃した。
 その男が、自分の家に入って行く。
 さも、当然のような素振りで、玄関の鍵を開けて。
 一瞬呆気に取られたが、急いで後を追う。
 玄関の鍵は閉まっていて、開けるのに少し手間取ったが。
 数秒後。
 家の中はガランとして、人の気配がない。
 いや、そんな筈はない。今、男が確かに……
 トイレ、浴室、居間、台所。押入れも開けてみるが誰もいない。
 次は二階の六畳間、そして四畳半。
 二部屋とも、男はいなかった。
 腑に落ちない。
 ――何なんだ、一体?
 ふと、目を向けた先に子供のおもちゃ箱が置いてある。
 今まで気になったことはなかったのだが、急にその中身が気になった。
「興味がなかったんで、一度も開けた事はなかったんですが」
 おもちゃ箱の蓋を開けてみると。
 積み木、だった。
 古ぼけた積み木がぎっしりと。
 どれも表面に塗られた青い塗料がところどころはげて、地の木目が見える。
 それら青いばかりの積み木の中に、一部茶色が混じっているのがあった。
 手に取ると、角のところが茶色く汚れて、短い髪の毛がごっそりとこびりついている。
 この家に越してきてから起きてきた諸々の事が頭の中を駆け巡った。
「何だか、頭の中の何かが弾け飛んだみたいで……」
 急に耐えられなくなったのはその時だった、と小窪さんは言った。

「会社はすぐに辞めました。辞める時もね、上司がちょっと変な事言ってたけど」
 妙に観念したような素振りで、慰留するような事は一切無かったが、
<独りもんでも駄目だったか……>
 最後に漏らしたその一言が妙に気になったという。
 あの家が何なのか。
 過去にどんな事があったのか。
 小窪さんにしてみれば、話す気もなかったし、訊く気にもなれなかったそうである。








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■講評

盛り塩をしていたモノが元なのか、積み木で痛めつけられていた子供が元なのか、どちらかはわからない。が隣の家に騒音がひびいていたり盛りだくさんの怪異である。
所々冗長なところはあったが、不気味な雰囲気は出ていて面白かった。

名前: くりちゃん ¦ 13:05, Monday, May 07, 2007 ×


内容:3 文章:1

はっきりとした怪異は、黒いコートの男が消えた部分だけ。
しかし、それまでにちりばめられた細かい出来事が、いい味を出してます。
ドンッとくる怖さは無いですが、十分に不気味さの漂ってくるお話でした。
ジワリ、ジワリ感がたまりません……。

名前: ダウン ¦ 22:22, Tuesday, May 08, 2007 ×


細かい出来事の積み重ねだが、それらが整合が取れているようで微妙に食い違っているところが、不安感をあおってなかなかいい。幽霊?が盛り塩をしたり煙草を吸ったり電気を使ったりしているらしいところも面白かった。

名前: ナルミ ¦ 00:01, Wednesday, May 09, 2007 ×


小窪さん、後ろ、後ろ! って感じですか。
よくここまであって気のせいと言い聞かせられるなぁ、と。
文章は長いかな、と感じましたが盛り塩の男の登場で、一気に惹きつけられました。それで畳み掛けるように怪しい積み木で嫌な感じが、ぐんっときましたね。
結局、謎ばかりが残りましたが、やはりこれ以上深入りしたくない雰囲気が漂っています。
素材:+2 文章:+1−1=0

名前: 夢屋 陣 ¦ 17:22, Wednesday, May 09, 2007 ×


父の虐待により子供が亡くなった→子供の霊が現れるようになり、父は盛り塩を→のちに父も亡くなったが、なおも盛り塩を続けている?あるいは生き霊がどこかから来て?
うー。繋がるけど、違う繋げ方があるような気も;

小窪さんにとっては因果もなく災難なんですが、家の中で起こっていることは何となく繋がってくるものがあり、良い意味でモヤモヤが残りますね。で、そのモヤモヤを勝手な解釈でスッキリさせられるというかw
気味が悪いけれど楽しめるお話でした。

名前: 13 ¦ 10:28, Thursday, May 10, 2007 ×


素材・0 文章・0
盛り塩って、客を招く為に使う事が
多いような…
マイナスエネルギーを払う意味で
やったとするなら、その男性、
よく触れたなと。
実は人間の家族がコッソリ住んでたりして。
ところで、こういった経験に遭った
人達は押し並べて退職するねぇ。

名前: つくね乱蔵 ¦ 15:03, Friday, May 11, 2007 ×


細かい部分でおかしな言い回しとか、前後の文体にそぐわない固い言葉とかが使われているところは気になります。
話自体もよくあるもので、新鮮味はあまりありません。
しかし、それを補ってあまりある表現力で、読み手は主人公の疑問や恐怖を追体験できます。少しゾッとしました。

名前: 慎 ¦ 03:41, Sunday, May 13, 2007 ×


読んだ後、不気味さが残りました。体験者さんと一緒に体験しているような気分になりました。
おそらく素晴しい文章力のせいだとおもいます。怖かったのですがラストはあっさりとしていて、釈然としないなあと思いました。文章技術評価2 体験談希少度評価1

名前: ナメコ ¦ 00:30, Monday, May 14, 2007 ×


じわじわ来る怪異、最後になんとなく点と点が繋がったような気になるのだが、果たしてそれが正解なのかどうなのか。
いや、それとも怪異の側がこちら側の世界を怪異と認識するゆえ、盛り塩をしたり、「ゆうれいがいます」と忠告してみたりするのだろうか。
等、色々考えて楽しめるというか、怖がれるというか。
それにしても、会社を辞める理由がわからん!
どいつこいつも!その前に引越ししろ!といいたい。
今の職場から新しい職場へ移って一から始めるのと、引っ越して今の仕事を続けるのとでは、どちらのテンションの掛かり方の方がきついかといえば、断然前者だと思うがいかがか?
まぁ、いいですけど・・・
会社にしても、寮を別に構える事の方が、人が入れ替わるより遥かにコストを稼げると思うのだが、そうしない不自然さも感じてしまう。
実話だからしょうがないといえばそれまでなのだが、釈然としないまま終わってしまうのは、私の悪い癖かもしれませんね。
内容+1 文章+1

名前: cross2M ¦ 00:43, Wednesday, May 16, 2007 ×


   -4   0  +4
文章;■■■■■■□□□(+1)…a
構成;■■■■■■■□□(+2)…b
怪異;■■■■■■■□□(+2)…c
恐怖;■■■■■■□□□(+1)…d
嗜好;■■■■■■■□□(+2)…e
※(a+b+c+d+e)/5…総合点(小数点以下第1位四捨五入)

 ひとつひとつの怪異はさほど恐怖を伴うものではないのだが、その些細な怪異が積み重なることでこの借家の異常性を大きく強いものにしている。
 足音と積み木に残された欠片、父親らしき人物の影など、明確な繋がりを持つ怪異がある一方で、盛り塩や録画テープなど全く不可解な怪異も抱えており、それがまた読み手の想像を掻き立てる。
 家電製品に影響を与える怪異は決して珍しくないが、具体的に電気料金を提示するのはなかなか面白いと思った。
 今大会においてよく似た文体の話が多数見受けられるので、おそらく大量投稿されている方の作品ではないかと思われるが、終盤になってもこれだけの怪異を提示できるとは、いや、なんかもう、本当にorz

名前: 空 ¦ 08:43, Friday, May 18, 2007 ×


とてつもなくオーソドックスな幽霊屋敷物として見てしまえばそれまで。
でも、とても小出しに怪異を披露してくれて、なかなかに盛り上げてくれる。何かいるけどなかなか正体を現してこないのは幽霊屋敷ものの定石ですが、グロや不条理ばかりがもてはやされる最中で、なかなか新鮮でした。
虐待、家族ものはダメ、盛り塩、落書き。
あとは自分で組み立ててという謎かけも小気味いいですね。唯一といえば「別に突然辞めなくても、まず会社と相談してから」とは思いましたが、まあ、細かい事ですのであんまし気にしないで下さい。
愉しめました。

名前: 矢内 倫吾 ¦ 19:55, Friday, May 25, 2007 ×


始めから終わりまで、よく書けていると思います。社宅扱いなのでしょうか。指摘があったように何もここに住まなくても良いと思うのですが。隣家の主婦に怒鳴り込まれたり、挙句、会社を辞めるなんて災難ですね。

名前: ペペ ¦ 06:25, Saturday, May 26, 2007 ×


じわじわと積み上げられてゆく類の恐怖。
些細でも、整合性がないことで恐怖感が増しますね。
出鱈目に散らばっているピースの中で、判別できるのが虐待のピース。
それ以外のつなげ方が難しい。
著者の力足らずも少しばかり感じます。

名前: 藪蔵人 ¦ 23:47, Saturday, May 26, 2007 ×


怪異が雑多に詰め込まれてはいるものの、各々がほどよく配置されているように感じた。
子供の落書きを題名に使うアイデアも良かったと思う。
男の意図が全くつかめず、しかも物的証拠を伴っている点は面白かった。
しかし、本当に今大会は霊障による退職者が多いな……。異動を申請したりはしないものなのだろうか。

名前: GPZ ¦ 23:10, Monday, May 28, 2007 ×


<ここに ゆうれい います>
・・結構おっっと思う展開になると思ったが、以外に空振りした気がした。
詳しく丁寧な文章だが、もう少し削れる部分は削ってもよかったかなと思います。
ちょっと長い・・

名前: 黒ムク ¦ 11:48, Tuesday, May 29, 2007 ×


少しずつ少しずつ積み重ねられていく違和感にぞくぞくしました。
オーソドックスながら、なかなかに怖いエピソードが満載です。
特に、タイトルにもなっている、たどたどしく書かれた落書きの怖いこと。幼い子供の死がまつわる不気味さをよく醸し出しています。最後に明かされる被虐待児というピースのはまった瞬間の悲しさやら気味の悪さやら。
解明されないまま残った謎もまた、いい塩梅の不条理度でした。

名前: こころママ ¦ 23:56, Thursday, May 31, 2007 ×



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