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 美里さんの朝は、一口サイズのおにぎりを三つ作ることから始まる。同棲している弘行さんが遅刻ぎりぎりの時間に起き、車中で朝食を摂るからだ。
 具材は毎日、同じ三種でいいらしい。昆布、おかかのおにぎりを手際よくこしらえ、次は梅干。プラスチックのパックを冷蔵庫から取り出し、テーブルに置いて蓋を開ける。




…………

この作品は超-1/2007作品集【超-1 怪コレクション 夜明けの章】に収録されました。
続きは怪コレでご覧下さい。

【超-1 怪コレクション 黄昏の章】加藤一 編







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■講評

実際に自分が体験したらかなり怖いと思われるが、他人事だと「楽しい怪談」に思えてしまった。
梅の精だとしたらグロテスク、妖怪だとしたら無力。
食した後で口の傍から血がたら〜りと垂れたりしたら怖いと思うが、そのまま咀嚼されてしまうところは何だか哀れ。
「美里」さんのうろたえ方が、漫画的で面白かった。
文章もいたずらに煽るような書き方でなく、からっとしていてよかったと思う。

名前: くりちゃん ¦ 15:13, Tuesday, May 01, 2007 ×


あえて言うなら、怪異ではなく美里さんの精神的な幻視の可能性が・・・
それを否定するような根拠や明確な怪異の因果があったわけではないため、疑問ばかりが気になってしまった。
個人的には、投げっぱなしにした方が良かったのではないかと。
素材:0 文章:0

名前: 夢屋 陣 ¦ 15:27, Tuesday, May 01, 2007 ×


美里さん、時間がない弘行さんにこんなこと言っても取り合ってもらえないと思ったんでしょうね。必死に平静を装っているのが滑稽w

仲間がおにぎりに閉じ込められ、悲しむ梅干しはちょっとかわいそう。明日は我が身かと思っているうちに、全員まとめて食べられちゃったんですね。良かったんだか悪かったんだか。
何かが憑くと美味しくなるのかな。弘行さん、何も知らずに喜んでますが。「やけに旨かった」なんて、弘行さんも憑かれちゃってるんじゃ;
ちょっと食べてみたい気もします。顔さえ見えなければ。

名前: 13 ¦ 20:14, Tuesday, May 01, 2007 ×


怪異というか微妙。
怖いというより、不思議止まりな印象。
自分で見てみないとなんともいいようがない感じ。
そう簡単には見れないものですが・・・

名前: 黒ムク ¦ 13:36, Wednesday, May 02, 2007 ×


内容:1 文章:0

梅干の精霊?
なんにしても珍しい話しです。
不気味な梅干だけど、味かきちんとおいしいところもいいです。

名前: ダウン ¦ 20:20, Thursday, May 03, 2007 ×


なんだか妙に笑える怪談だ。
他の目撃者も物証もないので、美里さんの幻覚、という可能性もあるのだが、これだけ笑えたからよしとしよう。

名前: ナルミ ¦ 01:12, Saturday, May 05, 2007 ×


なかなか異質の怪談です(笑)
なんというかどうというか、自分ではあまりお目にかかったことの無いタイプのものなので、正直戸惑いが大きいというか、今度から冷蔵庫の梅干しきちんと観察しようというかなんちゅうか〜。
でも、読み物的にはとても面白かったですし、普通の怪奇掌編なんかに入ってれば「観点が面白いなあ」と素直に感心したのではないかと思います。
しかし、ここにも旦那に怪異を知らせない無責任妻が存在していたというのか。そっちも怖い気がしないでもないけど。
でも、この手のヤツって、たいがい味はおいしいというオチが付くんですよね。最後の嘆きをうまみ成分に変えてしまうというのかうめぼしくんは…。
あ、ちなみに僕はすっぱいものは苦手なんです、ハイ。

名前: 矢内 倫吾 ¦ 19:48, Saturday, May 05, 2007 ×


素材・0 文章・0
うーん…ひどい嫁さんだ。
「ちょっと梅干が悪くなってるみたい」とか何とか言って
誤魔化して捨てればいいじゃん。
そんな気持ち悪い梅干食べさせて
平気という奥さんの方が怖い。

名前: つくね乱蔵 ¦ 21:41, Sunday, May 06, 2007 ×


まるで幻覚をおこすクスリを飲んだような時と同じ現象ですね。
梅干が「おはよう」って言ってくれたら凄く面白かったんですけれどね。
文章技術評価0 体験談希少度評価0

名前: ナメコ ¦ 23:55, Sunday, May 13, 2007 ×


おお!
なんと珍しい話でしょ。
梅干限定に現れた怪異とはw
全大会の粘土に顔が浮き出た話を彷彿とさせられました。
あっちも面白かったのですが、体験者たる妻と旦那さんの間で描かれているギャップというか、きちんと怪異を主体として、軸として展開されていて、ただの面白いだけおの話に終わっていないところがミソか。
惜しむらくは(評価とは関係ないが)明確なオチがあれば、と、わがままな事を思ってしまった。
内容+1 文章+1

名前: cross2M ¦ 13:56, Tuesday, May 15, 2007 ×


   -4   0  +4
文章;■■■■■□□□□(±0)…a
構成;■■■■■□□□□(±0)…b
怪異;■■■□□□□□□(-2)…c
恐怖;□□□□□□□□□(-)
嗜好;■■■■■□□□□(±0)…e
※(a+b+c+d)/4…総合点(小数点以下第1位四捨五入)
※この作品は、恐怖と直接紐付けする必要性がないと判断したので、評価項目からは除外した。

 怪異の内容が内容だけに、リアリティを保つのが難しいところである。
 怪異と対峙する当事者の様子や怪異の描写、また作品の締め方など、文章が達者であるのは確かであるのだが。
 今大会においてもすぐに思い出せるだけで数作品、怪異も文章も決して悪いものではないのに、なぜか読んだ後にう〜んと首を傾げてしまうものがあった。悪い意味でである。
 にわかに信じ難いこと、怪談などに興味のない方に伝えようものなら眉を顰められ精神疾患なんぞを疑われかねないような事象を預かり不特定多数の第三者に伝える作業である。細心の注意を払う必要がある。
 この作品の場合、怪異と文章が馴染んでいないのではないかと思う。これは今まで首を傾げた作品に共通して感じることでもある。
 ライトに書きすぎては突拍子もない怪異の重みが失われてしまうのではなかろうか。
 また、怪異の希少性にも関わらず、安易に笑いの方向へ話をもっていってしまったこともマイナスとして捉えた。
 
 自分の懐にこの怪異が舞い込んできたら果たしてどのように書き綴っただろうかと少々頭を捻ったりした。

名前: 空 ¦ 08:30, Friday, May 18, 2007 ×


どうしても笑ってしまう・・・

実話として考えるとすごく興味深い話なんですが、とにかくあまりにも怖くないのが致命的かと。
 



名前: 梶ゆういち ¦ 00:24, Saturday, May 19, 2007 ×


梅干のうめき声か……。素直に楽しめました。文章がもう少しこなれていれば加点しました。

名前: ペペ ¦ 11:35, Friday, May 25, 2007 ×


なんだかすごく可愛い怪異でした。
パックが小刻みに震えていたり。
うーん、精霊みたいなものですかね。
丹精こめて作られた梅干だったのかも。
ちょっと食べてみたいような気もしますが、梅干し嫌いなんだよなあ。

名前: 藪蔵人 ¦ 23:22, Saturday, May 26, 2007 ×


怪異部分を引き延ばしたせいか、怖さよりもコントのようなユーモラスさが強い。
梅干に顔、それも1パック全てに、という希少性は、インパクトを与えるのに十分な要素である。そんなものがおにぎりの中に紛れ込んでいたら、食欲も失せるというものだ。
怪談として仕上げるならぐっと短くしたほうがよかっただろうが、コミカルに描くならばこの文章で適切だったように思う。

名前: GPZ ¦ 21:06, Monday, May 28, 2007 ×


ゴメンなさい、ひと事なので凄く笑ってしまいました。
勿論自分が体験したら十分怖いです。
狼狽える美里さんの様子、震えたりうめき声をあげる梅干し達。
そして意外に美味しい梅干し、旦那さんが咬む時に断末魔の叫びをあげていそうですよね。
でも美里さんも捨てて新しい物を購入すればいいのに、と思ったのですが、それをする為には又冷蔵庫から取り出さないといけないし、ゴミ箱から叫ばれそうですよね。

名前: フジ ¦ 21:55, Thursday, May 31, 2007 ×



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