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昨年の超-1/2006でも「あなたが実話怪談を書く理由は?」という質問をさせていただきました。今年の超-1/2007でも同じ質問をさせていただいてます。 これ、もっとも多い理由は「怪談が好きだから」「人を怖がらせたいから」。正解とか唯一解がある質問ではないので、人と同じ理由にならなければいけないということもなければ、人と違う理由でなければいけないとか、立派な理由でなければならないということもありません。 書く理由は人によって違いますので、「この人はなんで怪談書いてるんだろう?」という理由を僕が知りたくて、また当人にもちょっとだけ考えてほしくて、この質問を繰り返しています。 「前回と同じ」でもまったく問題はないんですけど、怪談を書く理由が少しずつ変わってきている人もいて、そこがまた大変興味深いところだな、とも思います。
怪談を聞くのが好き、人からよく体験談を聞くからお裾分けとして怪談を書く、という人。 自分自身がいろいろな体験をするので、自分の体験談を信じて貰いたくて怪談の形に書きまとめる人。 自分の体験が疑わしいので、自分の狂気を否定してほしくて書く人。 なんでもいいからデビューのきっかけが欲しくて、手っ取り早く怪談に手を出したって人もいるかもしれません。 それもまたひとつの理由です。その理由じゃいけない、という理由はありません。 なんで書いてるのかわかんなくなってる人も結構います。
怪談を仕事にされている方々と話をしていても、やはり書く理由は様々であるようで、これが正解というのはありません。 「怪談集めてると、怪に呼ばれるんだよな」 「人に話すと倍か三倍くらい怪談が戻ってくるよね」 「書かされてる感というのは、うん。あるな確かに」 「もう要らんと思っても、自分ではどうもならんのよ。あっちの連中にいいようにされてるちゅうかね」 「仕事にするにはしんどすぎるし、もう勘弁してと思うこともあるけど、来ちゃうんよ。怪談が」 などなど。
繰り返しになりますが、怪談を書く理由は、何か立派な理由や正解を書かなければならないというものではありません。怪談を書いているその人の心理が、どのように移り変わっていっているかを知るための手がかりであり、また、怪談を書いている当人が自分の変化を自覚する機会であったり、日常や近況を記す機会でもあります。 日記や告白を書かれる方も少なくありません。 その中に「自分の変化に気付く」という告白があったりすることもあります。
怪談を書くために何をするか、なぜ自分は怪談を書かざるを得なくなっているのか。 そういう「怪談を書くという行為を通じて気付いたこと」を書き留めておくとよいのかもしれません。
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