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置き看板
先日、営業車で巡回途中のこと。
赤信号。
交差点で停止。
人通りの少ない、早朝の道路。
ふと気付くと、視界の隅に動くものがある。
喫茶店の角に置かれている、四つ足の置き看板。
有名コーヒーメーカーのロゴが描かれている。

看板は誰が押すでもなく、ずっずっずっ、と真横に滑っていた。
そいつはよく転倒するようで、枠の角には擦り傷が目立ち、四つ足の二本は店の壁に打たれたアンカーと太い紐で、しっかりと結ばれている。
だが。
それでも看板は動いている。
誰かが押しているわけでもない。
風が強いわけでもない。
道路に傾斜があるわけでもない。
目を細めて看板を見続けた。

ぐるん。

やがて看板はくるりと転倒したが、縛られた紐の応力により、かくんと斜めに傾いた状態で停止した。

ビー、ビー。

背後からクランクションの音。
いつの間にか信号が変わっていた。
ギヤをドライブに入れる。

店主の「ああ、まただ」という声が聞こえたような気がした。








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小粒ではあるが、非常に珍しい怪異である。 イメージとしては、鎖を引きちぎらんばかりに転げ回る犬のようなものなのだろうか。 状況から考えると、しょっちゅう看板が暴れまわっており、店としては仕方なく固定しているように見える。 だから最後の一文のような表記が .. ... 続きを読む

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■講評

つくも神が看板に付いてる?みたいで
面白かったです。

名前: 高尾 ¦ 10:18, Tuesday, Apr 03, 2007 ×


小粒ながら、面白いものを見かけられましたね。
簡潔にまとめられてて、読みやすかったです。
ただ、「ぐるん、くるりと転倒」がイメージできなかったので、そこだけ残念かなぁ。
四足の看板は真横に動いてるし、多分壁側の2本が紐で結ばれているんだろうから、「ぐるん」や「くるり」から私が連想するのは「回転」なので、どうしも転倒に至る動きが想像つかない。
転倒しかけて止まる描写を読む限り、例えば左が店舗の壁で、看板が右へ移動していたと仮定するなら、右斜めに倒れこむ途中で紐の力によって、斜めに停止してるようだから、余計に「回転」が移動から転倒の間に入る余地が見当たらない。
たったこれだけの事なんだけど、私はここで思考を巡らせることに時間を使ってしまった。

ちなみに「ビー、ビー」が車のクラクションではなく、看板が倒れると鳴り出す警報装置の音だと思ったのは内緒^^;

内容+1 文章0

名前: cross2M ¦ 10:32, Tuesday, Apr 03, 2007 ×


玄関先につながれている番犬のような看板ですね。
不思議もさることながら、 何だかかわいい動きをする看板ですね。

名前: くりちゃん ¦ 13:09, Tuesday, Apr 03, 2007 ×


最後の一文はとってつけた感が・・・
車の中にいたわけですから、気がしたとはいっても、聞こえないでしょう。
途中の説明もわかりにくく、状況を想像しにくかった。
看板が動いているのは気になるが、話のネタとしては、ちょっと弱い気がする。

名前: 黒ムク ¦ 13:14, Tuesday, Apr 03, 2007 ×


つくも神ですかね〜
でも話自体は微妙でした。

名前: はりー ¦ 17:19, Tuesday, Apr 03, 2007 ×


街中で見かけたささやかな怪異。
「おやあ、あれ何だあ?」だけれども日常の煩雑さの中でそれは記憶の隅へと埋もれていく。そんな目撃談かもしれませんね(笑)
大半の方はこういう目撃を何かのカン違い、見間違いと思い、怪談というと「幽霊?ないない」と首を振ります。しっかし〜「今日変なことがあってさあ」といいながらこのような怪を語っているのかも知れませんね。
この光景をもしも「見える方」が見ていた場合、どういう目撃談に変化するのだと思うと実話怪談というものは、案外そのあたりにごろごろしているものなのかも知れません。
そして、体験者自体が意外に気付いていないものかも、ですね。
小さな怪異の中にも、学ぶべきところは一杯あると思いますよ(笑)

名前: 矢内 倫吾 ¦ 22:03, Tuesday, Apr 03, 2007 ×


内容:0 文章:0

最後の「気がした」、だけだったら書かないほうがよかったのでは?
ネタもそれほどインパクトがないので、余計、その部分が目立ってしまいました。

名前: ダウン ¦ 00:05, Wednesday, Apr 04, 2007 ×


 ネタ自体がどういじっても些細なことなので、そこに「面白さ」を得るための肉付けをするというのはかなり難しいと思います。そうそう強烈な怪異なんか起こらないよ、というリアルさを提示してるのかもしれませんが客はわがままなので
そこを何とか。

名前: 高田公太 ¦ 11:42, Wednesday, Apr 04, 2007 ×


どうも看板の動きがイメージできませんでした。
最後に理由というか、何かあるのかと期待したのですが、「〜ような気がした」の締めには残念でした。
不思議な現象をつらつらと描写するよりも、短編に仕上げた方が良かった素材かもしれません。
素材:+1 文章:0


名前: 夢屋 陣 ¦ 16:04, Wednesday, Apr 04, 2007 ×


小ネタだが、なかなか稀少な怪異だと思う。
ただ、実際の看板の動きが文章からは解りにくかったのが残念。また、最後の一行も不要だろう。

名前: ナルミ ¦ 21:30, Wednesday, Apr 04, 2007 ×


動くから繋いであるって、犬じゃないんですからw
店主さん、なんで繋いでまでその看板を使ってるんでしょうか。まさか客寄せ?
必死に動いている雰囲気が可愛らしい。見てみたいです。

>誰かが押して〜傾斜があるわけでもない。
ここで、説得されているような気がして少し冷めました。あっちこっちにさりげなく織り込まれていたら気にならなかったかもしれません。

名前: 13 ¦ 23:03, Friday, Apr 06, 2007 ×


□素材:0 □恐怖:-1 ■リアリティー:1 ■文章表現力:1 = 1点

微妙。看板かわいい。ネタと端的な説明がマッチしているところがいいと思った。

名前: ゆんく ¦ 12:03, Sunday, Apr 15, 2007 ×


   -4   0  +4
文章;■■■■■■■□□(+2)…a
構成;■■■■■■□□□(+1)…b
怪異;■■■■■■■□□(+2)…c
恐怖;□□□□□□□□□(-)…d
嗜好;■■■■■■■□□(+2)…e
※(a+b+c+d)/4…総合点(小数点以下第1位四捨五入)
※この作品は、恐怖と直接紐付けする必要性がないと判断したので、評価項目からは除外した。

 ビジュアルイメージとしてはアメリカのアニメが馴染みそうな怪異である。
 筆者の方には、件の看板が店主に愛想を尽かされ撤去されてしまう前に、ぜひとも直接取材を敢行して戴きたい。
 もしかしたら、視覚的インパクトだけではない何某かの因縁が渦巻いているかもしれん。

名前: 空 ¦ 18:49, Saturday, Apr 21, 2007 ×


素材・0 文章・-2
些細なネタを話に仕立てるのならば、
看板の動きが目の当たりに浮かぶような文章力が必要かと思われる。

名前: つくね乱蔵 ¦ 13:15, Tuesday, Apr 24, 2007 ×


看板が動く状況が文章からうまく読み取れなかったのですが、4足歩行で歩いていた感じに近いのでしょうか?看板の妖怪のみたいですね。時間があれば車を降りて看板を確かめてほしかったところです。 文章技術評価-1 体験談希少度評価1

名前: ナメコ ¦ 00:07, Wednesday, May 02, 2007 ×


淡々としていて良かったが、「聞こえたような気がした」はとって付けたようでした。

名前: ペペ ¦ 13:48, Tuesday, May 22, 2007 ×


日常の風景に紛れ込む非日常な光景で、
なかなか面白かったです。

名前: 藪蔵人 ¦ 09:46, Saturday, May 26, 2007 ×


四足の看板、ということは、立看板2枚をてっぺんで繋ぎ合わせた、拝み看板のことであろうか。それが横に動く、ということは、繋いであるロープに遊びが存在している、ということである。頻繁に動く看板に対する処置としては、お粗末に思える。
そのため、看板が動く様子をうまく思い浮かべることが出来なかった。
文章だけで状況を説明する際には、読み手が頭の中で情景を思い浮かべられるような工夫が必要なのではないだろうか。
それが通りすがりの怪異ならばなおさらである。

名前: GPZ ¦ 22:02, Sunday, May 27, 2007 ×



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