毎日午前中に更新中!
← |
2023年10月 |
→ |
日 |
月 |
火 |
水 |
木 |
金 |
土 |
|
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
10 |
11 |
12 |
13 |
14 |
15 |
16 |
17 |
18 |
19 |
20 |
21 |
22 |
23 |
24 |
25 |
26 |
27 |
28 |
29 |
30 |
31 |
|
|
|
|
|
昔から怪異譚に事欠かない高村という友達がいた。 彼から色んな話を聞かせてもらってはブルブル震えていたのだが、その中で一番印象的な話。
母親と二人だけの、決して裕福とは言えない家庭環境の高村が、諸般の事情により母親と一緒に住むことが出来なくなった時期があった。 高校を卒業してしばらくしてからのことだった。
「蕎麦屋のおっちゃん知ってるやろ、あの人がな部屋貸してくれることになったんや。」
母親の知人である蕎麦屋の亭主。 彼が<住んではいないが借りている部屋>が有るとのことで、一夏、無料でそのアパートに住まわせてもらえることになった。
大阪の枚方駅近くにある3階建てのそのアパート、見た目はまぁ、お世辞にも綺麗とは決して言えず、設置されている鉄の階段も廊下にある鉄柵も錆が目立つ。 アパートには町内会長さんも住んでいたのだが、何でもお金を持ってトンズラしたらしい。 近くにお店を構える高村の母親も「お金預けてるのに」と、ひどく困っていた。 そんなアパートの3階に件の部屋がある。
引っ越した当日、片付けもそこそこに本を読んでいると、ふと部屋がざわめいた気がして視線を上げた。 テレビ、年季の入ったテレビなのだが、目に入った瞬間画面全体が中心へ吸い込まれて、ぷつんと切れた。 確かに切れた。ブラウン管特有の現象を伴って。
「え?」
コンセントはまだ挿していない。 これを皮切りに、怒涛のように怪異が押し寄せた。
翌朝、アルバイトへ出かけようとスニーカーに足を突っ込んで気がついた。
「右の靴紐が上から下まで全部解けててな。びっくりしたって。遅刻しそうやったからさっさと結んでバイト行ったけどな」
ある時は目の前で、壁に貼ったポスターの画鋲が勢い良く飛んだ。残りも丁寧に1つずつ飛んで、ポスターがぱさりと落ちた。 ある時は空き部屋側の壁が激しくどんどん鳴り出し、それが天井へ向かって上がっていき、天井を反対側の部屋の方へ移動していった。 またある時はアルバイトから帰ってくると、部屋の中に数珠球が散乱していた。 持ち出すのを忘れていた護身用の数珠が、である。 さすがにこれには、ちょっとやばいものを感じた。 かといってそこに住む以外の選択肢がないから、一夏やり過ごすしかない。
そんなことが頻繁に起こるものだから、部屋に帰ることが躊躇われ、アルバイトが終わっても喫茶店や本屋で時間を潰すことが増えた。 ただ、時間を潰すにも限界があり、0時を過ぎるとお店も軒並み閉まってしまう。 コンビニで長時間時間を潰すのも無理があり、その日も0時を過ぎた頃、諦めて帰ってきた。
ドアを開け、暗いキッチンを通り、部屋へ入って電気の紐をひっぱる。 しばらく明滅を繰り返し、部屋が明るくなったのを確認して、壁にもたれるように腰を下ろした。 ちょうど目の前に会長さんの部屋から拝借した事務机があるのだが、その下に女の子がいた。 赤い着物を着た8歳位の女の子が正座している。 その瞬間金縛りにかかり、彼女を見ているしかできなくなった。 女の子は重力に引っ張られる方向を無視して、体が横斜めになっている。 しばらくして、女の子は同じ姿勢のまま床にずぶずぶと沈んでいった。 頭が沈む前に何か言った。 はっきり聞こえたわけではないけど、確かに「返してぇなぁ」と。 気がつくと体の強張りは解けていた。
「最初、赤い着物やと思ってたんやけど、あれな、白い着物が首辺りから流れてる血で染まっててそう見えたんや。それに、その子な、顔の右半分がケロイド状になってて、髪の毛もかなりまばらになってた。」
そんな話を聞いて、高村と私の共通の友達である楠林が、夏休みなのも手伝って一緒に住む事を提案した。 高村にとってはこの上ない提案で、一も二もなく共同生活が始まった。 楠林が来てからは、数日は何事も起こらなかった。
ある晩、夜中の3時ごろ楠林は飲み物を買いに近くのコンビニへ出かけた。 さっさと用事を済ませて、アパートの外階段をだらだらと上っていく。 上がりきったところで、女の子の「きゃはは」って笑い声に視線を上げた。 アパートの中央、屋上に出る階段が部屋と部屋の間にあるのだが、そこに女の子が駆けていったのが目の端に映った。 たんたんたんっと3段ほど階段を上がる音が聞こえる。
「ん?階段ってもっとあったやろ。てか、何でこんな時間に子供がおるんや?」
部屋はそこを通って向こう側にある。 通り過ぎざまに屋上への階段を見上げた。 果たして一番上におかっぱ頭のかわいらしい女の子がいた。 笑顔を浮かべてこっちを見てるのだが、頭の位置がおかしい。 どう見ても胸から上がそこに乗ってるようにしか見えない。
「あかん、赤い着物着てる、あかんあかんあかんあかん・・・」
いやいやをするように女の子が首を振り出した。 少しずつ激しさを増しながら、目だけはこちらを見据えながら、首を振っている。 ありえない激しさになって、ついにはぷちんっと一周してしまった。 ちぎれた頭は一度右の壁で跳ね返り、飛んできた。 小さな衝撃と激しい痛みが右肩に走った。 何事かを喚こうにも声も出ない。 すごい形相で睨みながら齧りつくそれ。 痛みよりも怖さでしっちゃかめっちゃかに暴れた。 尚も齧りつくそれを、触りたくもないが両手で掴み、半狂乱で揺さぶった。 気が付くと引き剥がれたそれが、鉄柵の向こう側へと落ちていくところだった。 弾かれたように走って、文字通り部屋に転がり込んだ。
「Tシャツの右肩のところが破れてたし、手応えもあったから、確実にそこに物体として存在してた事は間違いないわ。」
破れたTシャツはすぐさま、ごみ箱へ捨てた。 買ってきたものも廊下に散乱してるだろうが、拾いに行く気になれなかった。
翌昼、楠林が押入れの天板がずれているのを発見する。 高村がそこから天井裏を覗くと、すぐ近くに木の箱を見つけた。 それは薄い25cm四方ほどの箱。 蓋は釘で止められてある。それもみっちりと打たれている。 私とは違って、それでも肝の据わっている二人は、その箱を開けようと釘を引き抜き始めた。 蓋が開き、中にあったものは
「女の子用のおかっぱのかつらやった」
二人はそこの借主である蕎麦屋の亭主に話を聞きにお店に行った。 それを聞いた亭主はかなり激怒した。 十数年程前に会長さんの部屋から火が出た。 幸い火事はその一室だけでとどまり、アパート全体が燃えるということはなかった。 ただ、その火事でお孫さんが火傷を負ってしまい、何年かして亡くなっている。それから、アパート全体が幽霊騒動に見舞われることになった。 かなりのものだったらしく、幽霊アパートとして話題を集めたようだったが、十年ほど前に漸く沈静化したとの事だった。 今は静かになってんねやから、勝手なことするな!と怒鳴られ、元通りにして天井裏へ置いておく様きつく言われ、店を追い出された。
「でもな、しばらく住まなあかんのに、そのままにできひんやろ?」
二人は近くのお寺に「何も聞かず供養してください」と、かつらを納めてきたとの事だった。
それからしばらくして、高村はそのアパートを出、また母親と一緒に暮らす事になった。 この話はそれから半月ほどしてから両者から聞いた話をつないでまとめたものだ。 それからは何もないとのことだった。 私たち3人はそれぞれの道を進み、特に私は連絡が途絶えがちになってしまった。 高村と楠林はちょくちょくつるんでいたらしい。
後年、ひょんなことから高村と会う機会があり、昔話や下らない話で盛り上がったりしてたのだが、件の話に触れると、後日談があって現在進行形で続いていると教えてくれた。
「時間が無いから今度な。それか楠林から聞いてくれたらええわ。」
とその日は別れたのだが、それ以後私ごとで彼らと連絡が取れなくなってしまい、気にはなっているのだがその先が聞けずにいる。 別れる間際、高村がぽつりと話した。
「母親から聞いたんやけど、亡くなった女の子な、火事が直接的な死因やなかったんやって。首が切れてたらしいわ。」
 |
■ Trackback Ping URL
外国のスパマーへのトラップです(本物は下のほうを使ってください)
http://www.chokowa.com/cho-1/2007/entry-blog/trackback.cgi20070402091737
■トラックバック
この記事へのトラックバックURL(こちらが本物):
http://www.chokowa.com/cho-1/2007/entry-blog/blog.cgi/20070402091737
» [超−1]【+4】返して [幽鬼の源から] × 壮絶な怪異が矢継ぎ早にエスカレートしていく様子は、まさに怪談の王道に沿ったオーソドックスな作りである。 しかも内容が強烈であるが故に、少々の長さであっても飽きずに読むことができた。 水準を遥かに超える作品であると言えるだろう。 だが問題点もある。 作者 .. ... 続きを読む
受信: 09:55, Thursday, Apr 05, 2007
» 【+3】「返して」 [DJ ZIRO『超-1 2007』感想ブログから] × 部屋限定ではなくアパート全体で起こってる怪異なのでしょうか?他の住民は怪異の被害 ... 続きを読む
受信: 18:29, Sunday, May 06, 2007
» 【+1】返して [Forgotten Dreams 「超」1講評から] × <文章> −2 <体験> +3 <得点> +1 ネタは素晴らしく凶悪。 文章は素晴らしく最悪。 ここまで怪異の宝庫であるとんでもないネタがこの著者の手に渡ってしまったことが 残念でならない。 「新耳袋」であったら10話連続位の一章として立 .. ... 続きを読む
受信: 16:12, Thursday, May 17, 2007
» 【+6】返して [2007年超-1・TOMOKI講評から] × 螺旋階段的に続編が気になる、怖いけど知りたい作品がまたも増えてしまいましたorzまったくもって個人的な見解で何なんですが、この続きを(自分が)読むためには、やはり「是非後日談を」と望む声が多く上がる事が必至であり、(自分のために)これは是非とも不特定多 .. ... 続きを読む
受信: 23:54, Wednesday, May 30, 2007
» 【 6】 返して [hydrogen's blogから] × 内容: 5文章: 1前半はなんだかとんでもなく面倒くさいところに住んじゃったんだなと思いましたが後半はかなりきついことになってるじゃないですか。10年前の幽霊騒動のほうもかなり気になりますね。後日談も何かの形でどこかに書いてくれないことには気になって仕方あり .. ... 続きを読む
受信: 21:13, Thursday, May 31, 2007
■講評
題名は、女の子の言葉通り「返してぇなぁ」の方が会話文の大阪弁に呼応するのではないだろうか。
それと、まん中あたりの 「上がりきったところで、女の子の「きゃはは」って笑い声に視線を上げた。」 という文章だが、「きゃはは」の次の助詞が「って」という口語体になっていて気になる。
怪異としてはなかなか凄みがある。 噛みついてくるところもさるものながら、小箱の釘を引き抜くとかつらが出てくる行やそば屋の亭主の激怒ぶり、女の子の死因が実は焼死ではないようだ、とだんだん激しくなり、極めつけは進行中であるということ。
是非後日談が聞きたくなるではありませんか。
|
名前: くりちゃん ¦ 20:53, Monday, Apr 02, 2007 ×
講評復活します。 ネタは抜群にいいし、キモである体験者の友人も目撃した凄まじい怪異も書けています。 そして最後の高村の一言。うまく生かしていますねぇ。 無駄がない構成もよく練られている良作だと思います。 |
名前: 撃墜王の孤独 ¦ 23:03, Monday, Apr 02, 2007 ×
ごめんなさい。点数を付け忘れてしまいました。 点数は4点です。 |
名前: 撃墜王の孤独 ¦ 23:04, Monday, Apr 02, 2007 ×
うーん凄い。 高村さんの体験した怪異を精妙な文章で追っかけてまして読ませます。その怪異がまた怖くて、上手な表現と台詞回しでうまく再現していると思います。 こいつもまた極めつけの不条理怪談ですね。いわくつきっぽいアパート、血だらけの女の子、かまれたTシャツ、隠してあったかつら。 場面設定も小道具もたっぷりでその描写がさらに怖い。 ただ、唯一。 文体でも怪異でも何でもなくひとつだけ申し訳なく、このお話がとても上手な展開の中でさりげに続き物を意識しているような感じを見受けてしまい、そこが満点にいたりませんでした。だから作者さまが、「いや、そういう意図はない」ということなら、それは単に僕の読み込み過ぎだと思いますので気になさらないで下さい(謝) 逆にいえばその部分を見込んでも、充分なレベルを保つ秀作であるともいえます。 |
名前: 矢内 倫吾 ¦ 00:55, Tuesday, Apr 03, 2007 ×
襲いかかる怪異の連続、しかも段々とエスカレートしてくる。これは相当怖い。 ただ、後日談の部分がちょっと間延びしてしまったのが残念だった。ラストの高村の言葉だけでよかったのでは。 |
名前: ナルミ ¦ 01:08, Tuesday, Apr 03, 2007 ×
何度か読み直してみたのだが、全体的にテンポというかリズムがあまり良くなく、ところどころで恐怖がそがれているようにも感じる。 著者さんは、かなり時間を掛けて書かれたであろう事は読み取れるのだが、是非、投稿前に落ち着いて第三者の目で読むことを身に着けて欲しい。 書き上がりは興奮しているだろうが、あえて冷静に^^; ネタがかなりのものだけに、それをきちんと伝えきれているだろうか?読んでいてちぐはぐな印象はないだろうか?等、是非。 また、色んな事情があるだろうから、連絡を取りにくいのかも知れないが、そこは勇気を持って(今はどうアレ過去、友達だったのですから)、彼らと連絡を取って会って欲しい。 その上で後日談を取材して欲しいですね。 もしかしたら、当時「現在進行形」だったものは、既に何かしらで終焉を迎えているかもしれませんが、もしそれがうまく今回の話に絡められるのであれば、もう一味変わった話に化ける可能性もあるわけなので。 内容+3 文章ー1 |
名前: cross2M ¦ 03:22, Tuesday, Apr 03, 2007 ×
とてもリアルな話だったと思います。 結構恐かったです。 ただ、勝手ですが生首が飛んできて噛み付く っていうのが少々・・・ でも話し自体は大変良かったと思います。 |
名前: はりー ¦ 17:18, Tuesday, Apr 03, 2007 ×
内容:2 文章:0
怪異てんこ盛りのアパートですね。 ボス的存在は女の子みたいですが。 やや長すぎる感じもしましたが、全体的に迫力がありました。 |
名前: ダウン ¦ 00:02, Wednesday, Apr 04, 2007 ×
テンポよく怪異が起こるのですが、文体からビデオ撮りで量産されたJホラームービーのごときB級感が漂っていてどうにも腹にくる怖さを味わえなかったです。もっとこってりとブルージーに攻めてたらいやぁぁぁな話になっていたんでわないでしょうか。
素材 +2 |
名前: 高田公太 ¦ 11:50, Wednesday, Apr 04, 2007 ×
不条理といえば不条理だが、かつらが見つかったことで怪異と女の子が結びつく説得力がある。 怖さという点では、個々は非常に怖いが、てんこ盛になってかえって怖さが散漫になってしまった印象。 町内会長さんの話や、後日談があることを臭わせるのも引きとしては面白いのですが、少々書き込みすぎにも感じます。 ただ起こった怪異は非常に興味深い。因果がありそうなところは実に興味を惹かれます。 素材:+2 文章:0
|
名前: 夢屋 陣 ¦ 15:54, Wednesday, Apr 04, 2007 ×
うーわー。 これでもかと怪異が続いて、最後にくるのがこれまたすごい。 おかっぱの女の子がメインなんですが、個人的には画鋲がふっ飛ぶのがいちばん怖かったです; 女の子はかつらを返してほしかったのかな。あとから話がきれいにつながってきますね。 なぜ着物なのかが最後までピンとこなかったです。死装束?
後日談は、今も続いている内容については語らないなら、再会したことと高村さんの最後の一言だけでもよかったのでは。気になって欲求不満に陥ります。って、これだけ怪異のラッシュを見せてもらっといて贅沢でしょうか。 |
名前: 13 ¦ 15:26, Friday, Apr 06, 2007 ×
ああ、もったいない!途中で失速してしまいましたね。かつらを供養してもらった記述のあとで、何気に「実は、火事が直接の死因ではなかった云々」で、落としてくれていたら満点だったのに。ちょっと、未整理な部分がラスト近くで入り過ぎてしまいました。残念。 それにしても、最後に語られるオチには胸が痛みました。何気に前述されていた町内会長さんの借金踏み倒し、その後の失踪の理由も窺えて。苦渋の選択の末のこととはいえ、これでは浮かばれるはずありません。なんともやりきれないお話です。 これほどの悲哀が背景にあるならば、怨念すさまじい怪異の描写に、もう少しウエットに彼らの痛みを練りこんだほうが、作品に深みが増したように思います。さじ加減の難しいところではありましょうが。
ああ、もう、蛇足と知りつつやっぱり言いたい!無理心中はいかんよ。いくら孫の行く末を思ってのことだとしても、信頼する身内の手にかかって殺されるなんて、幼い魂には衝撃が大きすぎる。迷うしかないじゃあないか。あんまりだ…。 |
名前: こころママ ¦ 02:09, Sunday, Apr 08, 2007 ×
■素材:1 ■恐怖:1 ■リアリティー:1 □文章表現力:0 = 3点
なんともすさまじい。順を追ってできるだけ事実に忠実に、との筆者の思いからと思うが、文章がやや冗長で、ラストなど特に無駄が多いように感じたのが残念。とはいえ、充分過ぎるほど怖い。原因や因縁まで遡って描かれているところも読者がストレスを感じずにすむので好ましい。しかし、こんだけ怖いのにどこか希望が漂うのは関西弁の力だろうと思う。関西弁ってええなぁ。 |
名前: ゆんく ¦ 12:16, Sunday, Apr 15, 2007 ×
-4 0 +4 文章;■■■■■■■■□(+3)…a 構成;■■■■■■■■□(+3)…b 怪異;■■■■■■■■■(+4)…c 恐怖;■■■■■■■■■(+4)…d 嗜好;■■■■■■■■■(+4)…e ※(a+b+c+d+e)/5…総合点(小数点以下第1位四捨五入)
すげぇorz しかも現在進行形かorz |
名前: 空 ¦ 18:47, Saturday, Apr 21, 2007 ×
素材・4 文章・−1 なかなか遭遇できない怪異である。 立て続けに発生し、しかも現在進行形ということで、 後日談が聴きたくて堪らない。 しかし、残念な事に、文章に穴がある。 投稿前に目を通していただきたかった。 |
名前: つくね乱蔵 ¦ 17:48, Saturday, Apr 28, 2007 ×
凄いアパートですね。ポルターガイストのような現象や幽霊の女の子の描写がしっかりしていたので、本当に体験したお話なんだなと妙に納得させられました。あと、おじさんが幽霊騒動がせっかく鎮静化したのに余計な事をするなと切れたのがとても不自然でもしかすると何か大事なことを隠しているのでは…と思ってしまいました。後日談の女の子の死因が恐怖の余韻をもたせていると思います。 文章技術評価1 体験談希少度評価2 |
名前: ナメコ ¦ 16:44, Wednesday, May 02, 2007 ×
怪異2点。文章1点。所々、読みづらい感があるが、少女の霊に噛まれるでなく齧られるや、天井裏にあったカツラなど、描写が優れていると思う。現在進行形で、その後の体験者の安否など不確定要素があるのも良い(不謹慎か)。 |
名前: ペペ ¦ 13:43, Tuesday, May 22, 2007 ×
ある意味古典の幽霊屋敷譚であり、正統派な恐怖。 少しづつ積み上げられていく恐怖がいいですね。 全体の構成としてややアンバランスな点も見られますが。 |
名前: 藪蔵人 ¦ 09:46, Saturday, May 26, 2007 ×
ポルターガイスト現象に始まり、これでもかと怒涛のように迫りくる怪異のオンパレード。 まるで、ホラー映画を見ているかのようだった。 素材は文句なしの一級品なのだが、それを調理する文章にやや難有りか。 臨場感を出すために装飾過剰になっているきらいがあり、余分な情報も多いように感じる。話し言葉が混じった文体も散見されるのも気になった。 |
名前: GPZ ¦ 21:40, Sunday, May 27, 2007 ×
■講評を書く
|
blogパーツ配布中
■■■ ◆◆◆
|