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溜め池
 武くんは子供の頃、夏休みになると毎年のように父方の実家に家族でよく行ったそうだ。
 当時、実家の周りにはたくさんの自然が残っていて、都会っ子の彼は毎年そこに行くのが楽しみだった。
 実家の裏には小さくてそれほど深くない溜め池があった。
 溜め池の水は透明度が高く、深さは最深のところでも一メートルもない。



…………

この作品は超-1/2007作品集【超-1 怪コレクション 夜明けの章】に収録されました。
続きは怪コレでご覧下さい。

【超-1 怪コレクション 黄昏の章】加藤一 編







05:49, Tuesday, Mar 13, 2007 ¦ 固定リンク ¦ 講評(15) ¦ 講評を書く ¦ トラックバック(6) ¦ 携帯

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なんとも謎のガキが気味悪いですね。魚が従兄弟の水死体に変わるというインパクトも強 ... 続きを読む

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全体的に説明的文章が多く、それが展開の臨場感というものを奪っているように感じる。 特に急展開や場面が切り替わる部分で、その傾向が強く見られた。 そのために話の自然な流れがうまくできていないという印象が残った。 例えば、溜め池の巨大魚の出現、少年との対話 .. ... 続きを読む

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内容: +3文章: +1これはまた異様な体験談です。溺死者が出ているのも強烈。犯行を仄めかす怪異というのも珍しい。魚に見えていたのだから仕方がないのですが苦しむ従兄弟を見て「なんか死にそうだね」というのはかなり印象深いです。文章もそつなく、訳の解らない展開を .. ... 続きを読む

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 従兄弟のお兄さん、一体何をしたんでしょうか。 体験者は「弱った大きな魚」を見てるので、まさかとは思うがそのお兄さん、その時はまだ生きていた? 不条理なお話で、理解に苦しむ私ですがお話自体はかなり好� ... 続きを読む

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■講評

通常、溜池は透明度が低い(澱んでます)です。まず、そこで引っかかりましたので、理由がある(怪異?)なら、それなりの説明が欲しかった。
魚からイトコの溺死への流れの不条理感はいいのですが、唐突にも思えました。
いや、警察だってこの話を聞かされてもと。
素材:+1 文章:0

名前: 夢屋 陣 ¦ 17:08, Tuesday, Mar 13, 2007 ×


「随分とくたびれた薄青色の着物」という表現でどうも現世のものではないような暗示を与えている。
イトコの姿が魚に見えたというところに「坊主頭の少年」の邪悪さを感じる。
死に神の化身だったのか。

名前: くりちゃん ¦ 19:52, Tuesday, Mar 13, 2007 ×


内容:1 文章:0
謎の少年が悪い妖怪っぽくて、気味が悪いですね。
ただ、所々(少年や博美兄さんなど)もっと詳しく描写してほしかったです。

名前: ダウン ¦ 21:42, Tuesday, Mar 13, 2007 ×


なかなか不気味でいい話。「随分とくたびれた薄青色の着物を着ており」の時点で、この少年が人間ではないことは気付いたが、この展開は予想外だった。

以下余談。
この話が何年前のことかわからないが、今の警察ならその少年の行方を捜すはず。「事故」の目撃者の可能性もあるのだから。
もちろん、魚のくだりは信じないだろうが、少なくとも武君と少年が会ったということは事実だと考えるのではないだろうか。

名前: ナルミ ¦ 00:35, Wednesday, Mar 14, 2007 ×


「痛めつけた」って…この子が殺した!?
たまたま池が舞台になっただけなのか、少年は池に棲む何かなのか。何にしろ、人を殺せる力を持っていることには違いなく、恐ろしい存在です。
なぜ博美兄さんが犠牲になったのかなど、後味の悪い部分は謎に包まれていて、重い余韻が残りました。(+3)

魚に見えたものが人間の遺体に変わっていたら「絶句した」程度では済まされないだろうし、しかもそれが従兄となったらなおのことです。
身内が亡くなったお話ですから聞きづらいかもしれませんが、武君の心理描写なしではやはり物足りなさを感じます。(−1)

細かいことですが、「武くん」「青木くん」「武君」、最初の数行で次々に変わったので目につきました。(±0)

名前: 13 ¦ 02:32, Saturday, Mar 17, 2007 ×


   -4   0  +4
文章;■■■■■■■□□(+2)…a
構成;■■■■■■■□□(+2)…b
怪異;■■■■■■■□□(+2)…c
恐怖;■■■■■■□□□(+1)…d
嗜好;■■■■■■■■□(+3)…e
※(a+b+c+d+e)/5…総合点(小数点以下第1位四捨五入)

 文章、怪異ともに、好きな部類の作品。
 被害者は一体どんな禁忌に触れたのか。
 また、少年が当事者に対して、被害者を魚に見せたことにどのような意図があるのか。
 少年の出現から巨大魚の目撃、そして従兄弟の遺体発見までが、少々描写不足の感は否めないが、読後に想像することを楽しめるなかなか好印象の作品である。

名前: 空 ¦ 12:51, Monday, Mar 19, 2007 ×


青木武君なんだろうけど、呼称は統一しないと読み手が混乱しますから、ご注意を。
ため池の透明度が高いということは、余程頻繁に水が替えられるのかな?ちょっとその溜め池のイメージが出来なかったですね。
やや説明的な文章でもたつきは感じましたが、こういう不条理な話は好きです。
お兄さん何をしちゃったのかわかんないけど、これ怖いです><
内容+2 文章0

名前: cross2M ¦ 13:32, Monday, Mar 19, 2007 ×


文章:0 怪異:+1

理解不能で不気味な話。
一体イトコのお兄さんは何をしちゃったんでしょう。

名前: 晴。 ¦ 16:31, Monday, Apr 16, 2007 ×


子供の頃の情景が良く書かれていました。楽しいはずが、一変して惨劇の夏休みなったとは明暗のコントラストが効いてこの物語の魅力を増したと思います。凄く謎めいて良かったです。「俺が痛めつけたからな」とヘラヘラ笑う謎の少年がとっても怖く思いうかびました。文章技術評価1 体験談希少度評価2

名前: ナメコ ¦ 19:31, Saturday, May 05, 2007 ×


溜池が澄んでいるってのが引っかかりましたが、それも怪異の仕業と考えればよいか。不可思議なことと現実の残酷さに加点。

名前: ペペ ¦ 14:13, Saturday, May 19, 2007 ×


怪異の前では、人の命も魚と同等なのだろう。そんなことを考えさせられてしまった。
昔風の子供の容姿と、死をもたらす存在という怪異とのギャップが面白い。

名前: GPZ ¦ 01:54, Tuesday, May 22, 2007 ×


不可解さ、投げっぱなし感がほどよく加味されて印象の悪さを上手に醸し出しているとおもいます。
やっぱりガキがいいキャラです。
「俺が痛めつけたからな」
うん、怖いセリフです。この彼は何者なのでしょう?死神?妖怪?妖怪と言うよりは精霊に近い感じがしますけどね。
ただ、心の中では点数的に2.5と言う感覚なんです。3をつけるにはもう一歩物足らないという注釈を付け加えはしますが、主義なので切り上げ3をお付けいたします。
文章などはまろやかでクセがなく、書きなれている印象を強く受けました。

名前: 矢内 倫吾 ¦ 20:36, Wednesday, May 23, 2007 ×


何だか、いいなあ。
古い映画みたいで。
道具建てと、展開が好みの話です。

名前: 藪蔵人 ¦ 22:00, Thursday, May 24, 2007 ×


素材・1 文章・0
溜め池は、別に透明でなくとも良かったのではないだろうか。
怪異自体は非常に気持ち悪く好ましい。

名前: つくね乱蔵 ¦ 12:41, Friday, May 25, 2007 ×


その子供はため池に棲む妖怪の化身だったんでしょうか? 魚が人間に変ずるというのは、いかにも妖怪の仕業っぽい気がします。
それにしても、博美兄さんは何故そんなことになってしまったのかが非常に気になりますね。

文章1 怪異1.5 =(繰り上げて)3

名前: 久遠平太郎 ¦ 22:18, Thursday, May 31, 2007 ×



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