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麻美さんはその週末、付き合っていた彼氏の実家に挨拶に出向いた。 「お前の事マジで考えてるから、オフクロに会ってくんね?って」
当時の彼氏は新宿にある2LDKの賃貸マンションに一人住まいをしていて、乗っている車もBMW。着用している衣服はすべてブランド物というお金持ちのボンボン。 父親はすでに亡くなっていたが、母親の方は千葉で保険会社の代理店を経営していて、かなりの資産家だという。
…………
この作品は超-1/2007作品集【超-1 怪コレクション 黄昏の章】に収録されました。 続きは怪コレでご覧下さい。 http://www.amazon.co.jp/dp/4812432405
【超-1 怪コレクション 黄昏の章】加藤一 編
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» 【+4】「袖引き」 [DJ ZIRO『超-1 2007』感想ブログから] × まるで『家政婦は見た』の怪談バージョンでドロドロした一家の秘密を見てしまった気分 ... 続きを読む
受信: 17:25, Monday, Mar 12, 2007
» 【+4】袖引き [Forgotten Dreams 「超」1講評から] × <文章> +2 <体験> +2 <得点> +4 見事に素敵な最悪の話である。 語り口もうまく、相当に長い話なのにそれを感じさせない。内容があって長い話は 歓迎、というのもあるけれど。 しかも題名がどこにも絡まないまま主要部分が終わってしま .. ... 続きを読む
受信: 19:10, Tuesday, Mar 13, 2007
» [超−1]【+5】袖引き [幽鬼の源から] × これでもかと言わんばかりのドロドロの話である。 この手の話は不条理さも良いのだが、ここまできちんと因業話が絡んでくる方がなお強烈なインパクトがあって良い。 特にこの作品では、厭な雰囲気を強調させて「何かがある」という思わせぶりを作りながら、実際にその .. ... 続きを読む
受信: 08:26, Thursday, Mar 15, 2007
» 【+6】袖引き [2007年超-1・TOMOKI講評から] × 完璧ですね!これは怖い!!!文章も完成されていてお見事ですし、具体的に現れる怪異のみならず、それの背後にある因縁関係も物凄い。オチで「おおおおお」と唸らされるタイトルセンスも絶妙で、しみじみ感服致しました。素晴らしい怪談です、いいもの読ませていただき .. ... 続きを読む
受信: 23:35, Sunday, Apr 29, 2007
» 【+6】 袖引き [hydrogen's blogから] × 内容: +3文章: +3袖引きなのかなぁ。せっかくだからもっと覚えのいいタイトルつけたほうが得だと思うけど。それにしても嫌な話ですね。正統派の嫌怪談。金を払わないことが美徳たる日本の保険業界にあってこの手口は新しいです。でもこれで一家離散ってのはちょっとよく .. ... 続きを読む
受信: 20:07, Sunday, May 13, 2007
» 【+4】袖引き [I'd like to tell you something about ...から] × >麻美さんはその週末、付き合っていた彼氏の実家に挨拶に出向いた。 この「付き合っていた」である程度先が読めたんだけど、予想は裏切られました。良い意味で、です。 後継ぎに障りがでそうですね。次男坊とは縺 ... 続きを読む
受信: 11:08, Monday, May 28, 2007
» 【+5】袖引き [ささいな恐怖のささいな裏側から] × 文章技術 +3 体験談希少度 +2 合計点【+5】まずおわび。体験談希少度も、限 ... 続きを読む
受信: 22:47, Thursday, May 31, 2007
■講評
面白かった。 最後に霊能力のあるおばさんの登場でだーっと終わって出来すぎの感もあるが、麻美さんの躊躇している気持ちに踏ん切りをつけるきっかけになったと思えば、リアリティがあるかな。 |
名前: くりちゃん ¦ 10:27, Monday, Mar 12, 2007 ×
平山怪談を踏襲したような話。 これはかなり怖かった。 |
名前: 撃墜王の孤独 ¦ 15:32, Monday, Mar 12, 2007 ×
これは怖いです! 文章も、読んでいて情景が見えてくるほど上手ですね。 かなり長めの文章で構えてしまいましたが読んでいるうちにどんどん引き込まれてあの最後の結末! 読んで得した気分です。 で、+4ということで。 |
名前: ハリー毒嶋 ¦ 16:31, Monday, Mar 12, 2007 ×
内容:2 文章:1
読み応えのある因縁話でした。 兄嫁の描写が怖い おばさんの登場が少しタイミングがよすぎるような気もしましたが。
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名前: ダウン ¦ 02:25, Tuesday, Mar 13, 2007 ×
これはかなり怖い。 母親と兄は無事で、とばっちりが兄嫁に来ている、というところも理不尽で怖い。 (しかしこの彼、ボンボンの割には言葉づかいがチンピラ並で、「呪い」の件がなかったとしても結婚しなくて正解だろう) |
名前: ナルミ ¦ 02:54, Tuesday, Mar 13, 2007 ×
ああっ、これぞ「『超』怖い話」! 心霊のコワさにからめつつ、ヒトの業の恐ろしさや弱者の悲哀さをあぶりだす、これこそが超・怖の味わいでしょう。 ずーんと重くきました。 彼氏のいかにもな口調の表現がまた上手い。結局は、母親だけでなく、この家族全体がもう、そういう業を負った人間の集まりなんだろうなということを予感させます。 長さを苦痛と感じさせない、巧みな構成力と文筆力に脱帽です。文句なく満点です。
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名前: こころママ ¦ 11:26, Tuesday, Mar 13, 2007 ×
来るぞ来るぞ!と思わせて期待を裏切らない筆致。 口調、描写、うまく伝わってくる雰囲気に怖さが増幅されていきました。 うまく落ちすぎとも言えますが、良い余韻の方が上回っています。 闇色の未来に向かう麻美さんの袖を、誰もが引きたくなりますもんね。 素材:+2 文章:+2 |
名前: 夢屋 陣 ¦ 16:54, Tuesday, Mar 13, 2007 ×
兄嫁がまともに子供を育てられない限り、この一家は絶えてしまう可能性が高いわけで。怨念が遠回しにじわじわと攻めているようです。嫁も来なくなったら、次は息子たち?そして最後に母親本人?イヤな想像しかできませんね、こわぁぁぁ。(+2)
なんつーかもう、イヤですね。最高にイヤな雰囲気です。女から見ると特に!! 麻美さんと次男が家に着いたところからはもう、ホッとできる部分が一切ない。麻美さんが見たのは男の子だけなのに、他のイヤな部分もみな想像できるようにお話が進んでいます。(+2)
麻美さんが嫁がずに済んだことだけが救いでした。ありがとう、霊能者らしきおばさん。 |
名前: 13 ¦ 21:38, Friday, Mar 16, 2007 ×
-4 0 +4 文章;■■■■■■■■■(+4)…a 構成;■■■■■■■■□(+3)…b 怪異;■■■■■■■■■(+4)…c 恐怖;■■■■■■■■□(+3)…d 嗜好;■■■■■■■■■(+4)…e ※(a+b+c+d+e)/5…総合点(小数点以下第1位四捨五入)
すげぇorz 華麗なる一族。 |
名前: 空 ¦ 12:35, Monday, Mar 19, 2007 ×
じぞうの方でしょうか。 圧倒されながら読み終わった感覚が似ていたので。 男の子の登場で、この子が「袖引き」に関わってくるのかと思いきや、最後でそう来たか@@ 見事にやられてしまいました。 途中、文章的にやや引っかかりはあったものの、読後それを忘れさせるインパクトに脱帽です。 惜しむらくは、あまりにも「『超』怖い話」然としているので、そうではない著者のオリジナリティーをもっと前面に出してみて欲しいとの思いを込めて、あえて満点にはせずで>< 内容+2 文章+2(期待を込めて−1^^;) |
名前: cross2M ¦ 12:55, Monday, Mar 19, 2007 ×
文章:+2 怪異:+2
怖い! やっぱり一番怖いのは人間ですね。
彼氏とはしがらみなく別れられたのでしょうか。 それが心配。 |
名前: 晴。 ¦ 18:40, Wednesday, Apr 11, 2007 ×
話にリアリティがあり、どんどん引き込まれていった。凄い呪い因果系の話ですね。 しかし元凶の母親のところには、直接まだ何も来てないのですね。周りからじわじわと攻めていって、最後にドンと来るのでしょうが。最後に街で出会った見知らぬおばさんがの話により、袖引きというタイトルでバシッと決まったと思います。 文章技術評価2 体験談希少度評価2 |
名前: ナメコ ¦ 18:38, Saturday, May 05, 2007 ×
素材・1 文章・1 ここまで取材できた能力に敬意を払う。 普通、こんなディープな所までは話してくれないと思われるので。 この取材能力が有れば、今すぐに 著作陣の一員になれるのでは。
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名前: つくね乱蔵 ¦ 09:59, Wednesday, May 09, 2007 ×
みんなの性格の悪さというか、人々に魅力を感じられなかったので話に引き込まれませんでした。 見知らぬおばさんの助け舟も不要な気がしました。 |
名前: 雛人 ¦ 11:19, Wednesday, May 09, 2007 ×
文章長いが怖い。保険屋で資産家なんて、と思ったら、あららそんな理由。加入者の逆恨み?家を建て直すときは、何かしらの障害がでるものです。 |
名前: ペペ ¦ 14:03, Saturday, May 19, 2007 ×
因果が明確に提示されている上に、怪異が強烈である。 兄の嫁がこれで三人目、というフレーズでゾクリとさせられた。 ラストの、見知らぬ中年女性のくだりが怪異の危険性を如実に物語るエピソードとして上手く機能している。
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名前: GPZ ¦ 01:37, Tuesday, May 22, 2007 ×
これは怖い。 ちょっとゴシックな感じがするのも堪らない。 実にいい話を取材されました。
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名前: 藪蔵人 ¦ 23:32, Tuesday, May 22, 2007 ×
これはもう気合を入れて書いたのが良く伝わる出来映えですね。 怖がらせてやる、どうだ、これでもか、これでもかといわんばかりのしてやったり顔が目に浮かぶようです。 怪異といえば、二階を指した男の子、そしてラストシーンのみ。どちらもそれほどショッカーなものではありません。 しかし、全体を見回してみると鏤められた人間の厭な部分とブレンドされていい感じに仕上がっているのではないかと思います。 なぜこんな厭な話がいい話になってしまうのでしょう?怪談って実に因果です。 別れた体験者さまの今後の幸せをお祈りします。 |
名前: 矢内 倫吾 ¦ 21:23, Wednesday, May 23, 2007 ×
保険金不払いが問題になっている昨今、裏ではこんな事が珍しくないのかも知れませんね。 文章は過不足無く、ネタも現代の闇を見事に切り取ったもので「超怖」本編に掲載されていてもおかしくない作品だと思います。
文章2 怪異1.5 =(繰り上げて)4
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名前: 久遠平太郎 ¦ 21:54, Thursday, May 31, 2007 ×
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