|
毎日午前中に更新中!
|
川井さんは夕方、帰宅のために川沿いの細い道を自転車で走っていた。 途中、川向こうにあるマンション上部のベランダで、こちらを向いて立っている女性が目に入った。 そのマンションは過去、何度も投身自殺があったことで有名な場所だった。 川井さんは、 「あの女性もまさか……」 などと、つい不謹慎なことを考えてしまった。 ガチッ!! 突然、自転車が大きな音をたてて、前に進まなくなってしまった。 まるでものすごく強い力で、自転車を後ろから押さえつけられてしまったようだ。 それだけではない。 手はハンドルに、足もペダルに張り付いてしまった。 川井さんは自転車ごと立ったままその場に固定されて、完全に身動きがとれなくなった。 首だけは動いたので、焦った彼は後ろを振り向いてみたが、自転車を押さえつけいているものなどはいない。 大声で叫んでも、まわりに助けを求められるような人は誰もいなかった。 「一体、なんなんだよ!!」 冷や汗を流しながら必死で自転車を動かそうとしたが、無駄だった。 その時、ベランダにいた女性が一瞬だけ光ったように思えた。 「ごっごっ、ごめんなさい〜!!] 川井さんは、とっさにそう叫んだ。 すると、必死で踏ん張っていたペダルが動くようになった。 彼は勢いあまって、自転車ごと倒れてしまった。 「痛ってぇなぁ」 打ってしまった頭をさすりながら立ち上がった川井さんは、自分がいる場所を知って愕然とした。 そこは彼の自宅前だったのである。
 |
■ Trackback Ping URL
外国のスパマーへのトラップです(本物は下のほうを使ってください)
http://www.chokowa.com/cho-1/2007/entry-blog/trackback.cgi20070225074825
■トラックバック
この記事へのトラックバックURL(こちらが本物):
http://www.chokowa.com/cho-1/2007/entry-blog/blog.cgi/20070225074825
» 【+3】「万力 」 [DJ ZIRO『超-1 2007』感想ブログから] × 狐狸もののけに化かされた系の話なのかなぁ。なかなか貴重な体験談と思います。昔は気 ... 続きを読む
受信: 23:43, Sunday, Feb 25, 2007
» [超−1]【+2】万力 [幽鬼の源から] × 次々ととんでもない怪異が続き、それを時系列的に描写した内容である。 書き方の手法としては正攻法であり、特別奇を衒ったところもなく、真面目に書いているという印象である。 怪異の一つひとつが異常性の高いものなので、あまり凝ったことをしなくても十分読ませて .. ... 続きを読む
受信: 08:57, Tuesday, Feb 27, 2007
» 【0】 万力 [hydrogen's blogから] × 内容: 1文章: -1どうもなぁ。この自転車がとんでもない事態に陥ってるときになぜベランダの女性に目が行ったんでしょうか。それが消化不良。もっとも、大声を上げたとのことなので反射的に最後に見た人に助けを求めたのでしょうけれど、そこが書いてあれば藁にも縋る感 .. ... 続きを読む
受信: 02:06, Wednesday, Feb 28, 2007
» 【+1】万力 [Forgotten Dreams 「超」1講評から] × <文章> −1 <体験> +2 <得点> +1 マンションの自殺及び女性が関係あるのか無いのかは不明ながら、自転車ごとの 白昼金縛り+瞬間移動、となかなかの大技を決めてくれた。 ここまでやられるともうお手上げである。 ただ、文章が全体に硬 .. ... 続きを読む
受信: 12:02, Wednesday, Mar 07, 2007
» 【+4】万力 [2007年超-1・TOMOKI講評から] × 「あの女性もまさか…」って、別に祟られなくてはならん程の事ではないのではと、いささか理不尽に思ってしまう方が不謹慎でしょうか。しかし川井さんが、実際に投身自殺で亡くなった方を誹謗中傷するような事を考えたわけでもあるまいに。謝罪を受けてちょっとやりすぎ .. ... 続きを読む
受信: 19:52, Sunday, Mar 18, 2007
» 【+4】万力 [I'd like to tell you something about ...から] × 悪戯されたのか。 それとも謝ったから許してやるよって家まで送り届けてくれたとか。 【文章技術評価】 +1 【体験談希少度評価】 +3 若しかして女性は関係なかったのかもしれないけど。 家に� ... 続きを読む
受信: 12:57, Thursday, Apr 05, 2007
■講評
勝手に祟らないで下さいって言いたくなる。 一瞬何かの弾みで「波長が合う」という状態になってしまったのだろうが、気が付くと自宅前というのはどうなのか。意識だけ乗っ取られていたのか。 謝らなければ次はどんなことをされたのかと思うと、怖いな〜と思う。 |
名前: くりちゃん ¦ 10:00, Sunday, Feb 25, 2007 ×
| 女性についての詳しい描写が無いため怖さは薄れていますが、川井さん自身に起こった不思議な出来事として面白く読めました。 |
名前: 雛人 ¦ 11:41, Sunday, Feb 25, 2007 ×
内容:1 文章:0
ベランダの女性が描写がもっとほしかったですね。 最後に家にワープしてたのは、驚かされました。 |
名前: ダウン ¦ 18:31, Sunday, Feb 25, 2007 ×
この怪異はけっこう怖いし、いいと思う。 欲を言うなら、怪異が起きた場所から自宅までの距離がどのくらいか、を書いてほしかった。 もちろん、ラストで「500メートルは離れた自宅前云々」と書くとせっかくのインパクトが薄れてしまうので、前半部でさりげなく「あと5分も走れば自宅に着く云々」と書けばよいだろう。 |
名前: ナルミ ¦ 00:16, Monday, Feb 26, 2007 ×
怪異:止められたと思ったら、瞬間移動ですかい。 川から自宅までかかる時間未満で到着してたらホンモノなんですが、そういう記述がないのが惜しい。 本家だか新耳だかでいきなり300kmくらい瞬間移動した人の話もありますから。ちゃんと時間的な考察もありました。 返す返すも、惜しい。+1 文章:なかなかありえない状況をすんなりと認めさせる文章力があると思います。 ただ、話がちょっと飛び気味なのでもう少し丁寧に書いてみてください。 なんで「ごめんなさい」と言ったのか、心情の変化を書くとか。 説得力というのは細かいところをしっかり固めることで増すようですよ。+0.5 |
名前: brother ¦ 00:38, Monday, Feb 26, 2007 ×
“不謹慎なことを考えてしまった”瞬間にいきなりとは、ストレートですね。 がっちりと捕らえられてしまった川井さんの恐怖をありありと感じました。 ごめんなさいの一言で、許してもらえてよかったですね。 ただ、いきなり自宅前に来ていたっていうのはピンと来ませんでした。帰宅途中だったことはもちろん最初に説明されていたので分かりますが、家までどのくらいのあたりで怪異に遭ったのかが書かれていれば、もっと分かりやすかったかも。 内容+2。 文章0。 |
名前: 飛泉 ¦ 23:13, Monday, Feb 26, 2007 ×
自転車ごと固まるというのが面白いですね。文章もその様子をわかりやすく描いていて、想像するとなかなか滑稽です。(+2)
動けなくなった川井さんについての描写が丁寧だった分、ベランダの女性の部分と家の前に移動していた部分はあっさりしすぎていて、物足りなさを感じました。(−1) |
名前: 13 ¦ 22:00, Tuesday, Feb 27, 2007 ×
先に驚きが来て、次に怖さという感じ。 突然の移動は唐突感があるし、肝心の女性(飛び降り死?)との絡みも説明不足のように感じました。 動けない怖さに工夫があれば、読み手も感じることが出来たのでは。 素材:+1 文章:0 |
名前: 夢屋 陣 ¦ 13:21, Wednesday, Feb 28, 2007 ×
「女宇宙人、キャッチビーム、時間の喪失、そして不可解な瞬間移動。どうだい、これなんか典型的なエイリアン・アブダクションとは思えないかい、スカリー?」 「あなたはいつもそう。もっと冷静になりなさいよ、モルダー!」 そんな事件ですね(笑) 単純な幽霊目撃談ではなく、ワープ現象が付いているというお得なセット構成には「何があった?」と興味を惹かせます。 ちょっとだけ気になったのは主人公のセリフがやや垢抜けていないような感じが。ただ、体験者の方が本当にこうおっしゃった可能性もないとは言い切れませんので、深くは考えずとも結構です。 ちなみに僕は、あの人もそうなのかなと思ってもそれを不謹慎だとは思いません。気の毒だなと思いつつ、数週間したらネタと化している恐れがありますので(笑) |
名前: 矢内 倫吾 ¦ 01:04, Thursday, Mar 01, 2007 ×
-4 0 +4 文章;■■■■■□□□□(±0)…a 構成;■■■■■□□□□(±0)…b 怪異;■■■■■■■□□(+2)…c 恐怖;■■■■■□□□□(±0)…d 嗜好;■■■■■□□□□(±0)…e ※(a+b+c+d+e)/5…総合点(小数点以下第1位四捨五入)
率直な感想としては「勿体無い」の一言。 作品中に提示されている怪異は(1)ベランダに立つ女(2)固定される自転車(3)物質と人の空間移動、である。 どの怪異に力点を置いて作品を仕上げるべきだったか、果たしてどの怪異の価値が最も高いのか。 筆者の方には再考して戴きたい内容である。 |
名前: 空 ¦ 19:59, Sunday, Mar 04, 2007 ×
| さっさと帰れって事ですかね(笑)あまり怖さは感じませんでした。 |
名前: 竹下 登 ¦ 10:33, Wednesday, Mar 07, 2007 ×
タヌキかな?キツネかな? ここいらの話だと、よく自宅前でうんたらって多いですからね 自殺云々よりこっちかなぁと思って読みました 内容+1 文章0 |
名前: cross2M ¦ 20:51, Saturday, Mar 10, 2007 ×
文章:0 怪異:+2
一瞬「ん?」ってなってしまいました。 ワープですか。 それって良い人なのでは(笑) 女性とワープの関連性は分かりませんが。 でも面白かったです。
自転車が完全に足もついてない状態で停止してしまう、 という現象は以前どこかで読んだ事がありますね。 結構ある現象なのでしょうかね。 体験したくはないですが。 |
名前: 晴。 ¦ 10:52, Tuesday, Mar 27, 2007 ×
自殺の多いマンション、そこに見えた女性、そこまではありがちな展開といえると思う。 もし、動けない→動けたで終わっていたなら、マイナスでした。 最後自宅前だったことに驚きました。 体験してみないとわからない不思議さですよね。 |
名前: 黒ムク ¦ 12:49, Tuesday, Mar 27, 2007 ×
どうもね、非常にそつなく上手に書かれているように思えるのですが、あんまりいい印象が何故か残らないので。 途中で怖い話から不思議な話に移行してしまっているせいかもしれない。 その変化にどうもついて行けなかったようです。 いい話ではあると思うのですが…… |
名前: 藪蔵人 ¦ 22:26, Tuesday, May 01, 2007 ×
| 自転車、川向こうにあるマンション、自宅の距離感がわからずどれほど瞬間移動したのかがわからなかった。女性がやはり怪異のキーワードなんでしょうかね?謎が残ります。文章技術評価0 体験談希少度評価1 |
名前: ナメコ ¦ 18:03, Friday, May 11, 2007 ×
ベランダの女性、動かなくなった自転車、瞬間移動の3つの現象が、どれも独立した因果のように思えたので、いまひとつ恐怖感が伝わってこなかった。 ベランダの女性が生者なのか死者なのかすら不明であることも、その一因であるのではないだろうか。 自転車の一件は怪異として成立しているが、似たような話を多く聞くため、新鮮な恐怖という観点から外れてしまう。 最後の文は瞬間移動と読み取れるが、マンションと自宅との位置関係が提示されていないため、読んだ人によっては「マンションは自宅の正面にある」と解釈してしまう恐れがある。これは省かず記述したほうがよかったのでは。 |
名前: GPZ ¦ 01:15, Sunday, May 13, 2007 ×
| 女は何なのだろうか?謝ったら許してくれたのか。貴重な経験ですね。 |
名前: ペペ ¦ 16:42, Thursday, May 17, 2007 ×
二転、三転する展開で意表を突かれるオチでした。 ただ、ここまで一貫性がないと不思議というより分けがわからんという印象が強くなってしまいました。 冒頭の投身自殺云々は省いた方がスッキリしたかも知れません。
文章0.5 怪異1 =(繰り上げて)2
|
名前: 久遠平太郎 ¦ 21:47, Sunday, May 20, 2007 ×
素材・1 文章・−1 それぞれの怪異は良いのだが、うまく関連つけられなかった感がある。 |
名前: つくね乱蔵 ¦ 17:07, Wednesday, May 30, 2007 ×
■講評を書く
|
blogパーツ配布中
■■■ ◆◆◆
|