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祭囃子
 小学校で教鞭を執っておられる山根さんから聞いた話。

「祭囃子が聞こえるんだよね、最近」
 と、友人の聡子さんが言う。
 今は冬で、祭囃子が頻々と聞こえる季節とは違うような気がするのだが。
「夏でも変。だって、ちゃんとした祭囃子なんだもん」





…………

この作品は超-1/2007作品集【超-1 怪コレクション 黄昏の章】に収録されました。
続きは怪コレでご覧下さい。
http://www.amazon.co.jp/dp/4812432405

【超-1 怪コレクション 黄昏の章】加藤一 編






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 読後感がすごく良かったです。 民話か、御伽噺みたいでした。 話の取っ掛かり部分で作者の文章のリズムに合わずとまどいましたが、読み進めていく間に話の面白さに引き込まれました。作者の方も書くうちにリズムに乗って� ... 続きを読む

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■講評

お人形たちが可愛がられていたときの楽しかったの記憶の残り火かな?
無惨なお人形たちの姿と祭囃子の哀愁を帯びた音色がマッチしている。

名前: くりちゃん ¦ 14:30, Friday, Feb 09, 2007 ×


不思議な話ですね。引き込まれちゃって、しかも誰かが助けてくれたみたいですね。その誰かが助けてくれなかったら、一体どうなってたんでしょうか。
帰り道で迷ったあたりはもう少し詳しい描写があった方が盛り上がる気がします。そのあたりが一番怖いところじゃないですか(^_^;)
前半に比べてちょっとあっさりしすぎる感じがします。

名前: 飛泉 ¦ 14:37, Friday, Feb 09, 2007 ×


和を感じさせる不思議な話。
雰囲気にこだわった語りもいいです。
ただ少し言葉足らずで、唐突すぎる場面もちらほら。

名前: いただ ¦ 18:20, Friday, Feb 09, 2007 ×


不思議な話ですね。
興味深かったです。

名前: 丹羽 ¦ 20:28, Friday, Feb 09, 2007 ×


不思議というよりよくわからないお話。
祭囃子が聞こえるのは凶なの?なぜ絶対いかないのかしら。
もの悲しげないいお話かと思って読んでいたので意外でした。
雰囲気はででますね。

名前: 桜子 ¦ 20:48, Friday, Feb 09, 2007 ×


怪異:不思議系の、音の怪異ですかー。不気味でもあり、それでいてちょっと楽しかったり。
背中を叩いてくれた声は、もしかして守護霊さんだったんですかねぇ。
最後の引きもいい。
いやいや、いい怪談でした。+2
文章:多少もたつく部分はありましたが、基本的に読みやすいです。
書きなれてるんでしょうか。+1.5

名前: brother ¦ 23:17, Friday, Feb 09, 2007 ×


怖さはそれほどでもないが、奇妙な雰囲気の話で、よかった。

名前: ナルミ ¦ 00:18, Saturday, Feb 10, 2007 ×


技術0 素材2
独特の味わいのある怪異で、詩情もあり、大変面白かったです。
背中を叩かれて迷いから抜けるというのも、すごくよかった。
貴重なお話だと思います。
視点が、話者の方(山根さん)へ完全に移行しているわけではないために、所々でひっかかりが発生しているように感じました。
怪異の内容的にも、もう少しだけ落ち着いた印象の語り口にした方がよかったかなとも思います。
ちょっぴり残念。

名前: Chelsea ¦ 13:13, Saturday, Feb 10, 2007 ×


文章:1 内容:1

人形達の捨てられた悲しみと恨みが、漂ってくる話ですね。
背中を叩かれて元に戻れるところが気にいりました。

名前: ダウン ¦ 21:41, Saturday, Feb 10, 2007 ×


細かいことかもしれませんが。
>ちゃんとした祭囃子、というのはよくある盆踊りのテープが流れているわけではなくて
盆踊りのテープが、ちゃんとしてはいないけれど祭囃子に含まれているような表現で、少し気になりました。
秋や冬にも風習に沿った祭りがあり、祭囃子の生演奏(って言うんだろうか)もまだまだ聴ける環境に住んでいる田舎者の屁理屈なので、これは(±0)で。

ここが怖い!という決め手はなかったですが、引き込まれるお話ですね。
童心に返ると言うより、二人が子供の頃そのものにタイムスリップしているような。で、バシッと叩かれて大人に戻ったんだ。と勝手に想像。
焼却炉ぎっしりの人形、声をかけて帰してくれた誰かについても、読み手の想像次第でいろいろ楽しめますね。
私の勝手な想像が、きれいにスルスルと繋がりました。想像抜きでも、お話がきれいに繋がってます。気持ちよく読ませていただきました。(+3)




名前: 13 ¦ 10:01, Monday, Feb 12, 2007 ×


   -4   0  +4
文章;■■■■■■■□□(+2)…a
構成;■■■■■■■□□(+2)…b
怪異;■■■■■■■■□(+3)…c
恐怖;■■■■■■■□□(+2)…d
嗜好;■■■■■■■□□(+2)…e
※(a+b+c+d+e)/5…総合点(小数点以下第1位四捨五入)

 不可解な事柄が詰め込まれた好きな類の話。
 個人的に腑に落ちない事項もあるのだが(聡子さんの「見つけた」お祭りの内容が一切書かれていない、山根さんが道に迷った際にすぐに携帯電話を使用しない、事実が聡子さんの記憶から消去されている等々)、怪異自体が全く理解不能なものなので、全体としては成立していると思う。
 ラストの著者の方の一言は必要ないだろう。
 そういえば前にも似たような締め方の作品があったな、と思ったら「アビス」も同じような括り方だった。案外同じ方の作品だったりして、と邪推。

名前: 空 ¦ 10:58, Monday, Feb 12, 2007 ×


道というのは、繋がっているようで一本奥の道に入ってしまったらまったく別の空間になってしまいます。
そういう異空間の雰囲気が出ていて面白かったです。

「では、今まで聡子さんの耳には祭囃子が聞こえていたのだろうか。
 山根さんには聞こえなかったらしいのだが。」
この文章に引っかかりました。一行目は憶測、二行目は伝聞になっているので不透明さが増してしまっているように感じました。
二行目の「らしい」を省けば読んでいる方も、その場に連れて来られたような感覚に浸れるかと思いました。

名前: 雛人 ¦ 00:32, Friday, Feb 16, 2007 ×


結局行き着けなかったのが残念ですね。
どんなお祭りだったのか知りたい気もするのですが、憶えていないのであれば仕方がないしなあ。
文章は、体験者二人ということで、多少まごついている印象を受けるのがもったいない。
完成度は非常に高いです。


名前: 藪蔵人 ¦ 12:39, Sunday, Feb 18, 2007 ×


結局「祭り」の正体は何だったのか?
人形とは何の関連があったのか?
不透明な謎を残したまま終わってはいるものの、読後感は悪くは無い。
祭囃子、背中を叩いた(御祓いか?)人物の気さくな言葉遣い。
日本古来から存在する怪奇の匂いが文章にちりばめられているように感じられ、
妖怪譚テイストに仕上がっているからだろう。
最後に祭囃子の伏線を活かし、この怪奇がエンドレスであることを
暗に語っているのも良いと感じた。

名前: GPZ ¦ 15:19, Tuesday, Feb 20, 2007 ×


文章:+2 怪異:+2

4点しかつけられないのが残念。
過剰なわけではないのに頭によく通る描写に、
儚げで綺麗な怪異がマッチしてます。

謎自体は結局何だか解らないのですが、
これは解らなくていい。
というか解らない方がいい。

助けてくれたのが何者なのか、
そこだけが気になります。

この方のお話をもっと聞いてみたい気がします。
これだけじゃなさそう。

名前: 晴。 ¦ 15:18, Wednesday, Feb 21, 2007 ×


アナクロチックな白黒短編映画を見ているような気分になりました。
好きな話です。

名前: らふら ¦ 03:06, Saturday, Feb 24, 2007 ×


幾通りも解釈が出来そうな不思議な話ですね。
怪異が伝染してることを思わせるラストが良いです。

文章1.5 怪異1.5 =3

名前: 久遠平太郎 ¦ 23:03, Sunday, Mar 04, 2007 ×


気になる話ですね。いい意味でもやもやします。

名前: 竹下 登 ¦ 10:43, Wednesday, Mar 07, 2007 ×


いいなぁ、この話
文章もすんなり読めて、ちょっと疑似体験できた気がした。
切ないけど、怖いって雰囲気がたまらなくいい。
好きな話です。
内容+2 文章+2

名前: cross2M ¦ 19:17, Thursday, Mar 08, 2007 ×


実にいい。4点だけじゃ足りません。本当は、それ以上の配点をしたいくらいに、作品に入り込んでしまいました。
PCの画面上ではなく、紙媒体での書体と本の手触りを感じながら読みたかったなあ。
郷愁あふれる異界探索ばなしかと思いきや、徐々に不安感が募るなか現れる、焼却炉の中の人形達。しかも、ぎっしりと。これには、肝が冷えましたよ!
祭囃子と桜に迷い道。ノスタルジー感いっぱいの話になりそうなところを、裏切る展開がおいしいです。
ラストが余韻を感じさせてまた好きなんだなあ。山根さんに怪異が移ってしまっているとは。本人「いかない」と断言しているけれど、本当に行かずに済むかしら、との含みも感じちゃいます。

名前: こころママ ¦ 14:22, Thursday, Mar 15, 2007 ×


小さな広場にたどり着いた場面展開の唐突感など、状況説明の過不足を時折感じました。
とはいえ全体的に不思議な感じが漂い、良い感じです。余韻を感じさせる話の締め方のおかげでしょうか
しかし、祭りとは何なのか。自分は絶対行ってしまうな(笑
素材:+1 文章:+1

名前: 夢屋 陣 ¦ 16:48, Friday, Mar 16, 2007 ×


山根さんの背中を叩いた人?の言葉からすると、祭りに行ったって事になるんですね。
だとしたら焼却炉の中の人形から祭囃子が聞こえたという事なのでしょうか、ひょっとしたら山根さんがもう少し早く広場に着いていたら人形達が演奏している姿が見られたかも。
祭囃子は季節、時間も関係なく聞こえるという事なので、あちらこちらで古くなったり、捨てられたりした人形を処分する時に聞こえるのかなぁ…などと勝手に思ってしまいました。
(幼い頃捨てた人形からも祭囃子が奏でられたのかなあ)

ナゾは沢山ありますが、怖いというよりは、不思議というか物悲しいお話でした。


名前: フジ ¦ 00:44, Monday, Apr 16, 2007 ×


とても不思議な感じがするお話でした。
祭囃子と焼却炉の中の燃え残った人形の塊…説明できないのですが不気味に関係しているような感じがしました。異界に行ってしまったのでしょうね。聡子さんが何も覚えていないのも怖かった。文章も読みやすかったです。
文章技術評価1 体験談希少度評価2

名前: ナメコ ¦ 16:34, Friday, May 11, 2007 ×


よい話だと思います。

名前: ペペ ¦ 13:36, Tuesday, May 15, 2007 ×


実話怪談と言うよりも、ひとつのショートホラーとして完成されているきらいがあり、なんとなくホラー大賞「夜市」のエッセンスを汲んでいるような気がします。
表現にも凝っておられるのが何よりの証拠なのでは?などと邪推をしたなどしましたが、不思議な余韻を残す作品であります。
ただ、不意に現れては消えてしまう友人の出し入れ、失われた記憶、人外の警告そのどれもが小説のノリ。
これが正しかったか否かはとても難しく、今回自分は逃げの採点です。全ての講評が付いた時点で作者さまが判断して下さい。書かれたお手並みは決して並のお手前ではないと思っております。

名前: 矢内 倫吾 ¦ 00:11, Friday, May 25, 2007 ×


素材・2 文章・2
おかしな言い方だが、贅沢な味わいの有る話。
色彩に溢れる傑作。
これを物した作者を羨望する。

名前: つくね乱蔵 ¦ 16:35, Wednesday, May 30, 2007 ×



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