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工場の女の子
それまで、今のは何だろう?という現象にあったことが数回あったが、全て「疲れからくる幻覚・幻聴」で済ませていた私。

大好きな怪談話も「UFOと同じ娯楽」のひとつだと思っていた。

そして1年ほど、派遣で勤めていた工場がある。
敷地内に本社・第二・第三と3つ工場があり、私は第三工場で健康食品の梱包作業をしていた。

そこには3人の「御三家」と呼ばれるお局様を中心に40代から60代の女性で稼動してた。

というか、この御三家があまりにも色々な意味でキツすぎて20代から30代の若い世代は続かない。
その頃も、20代の女性は本社工場に2〜3人、第三工場にも私を含めて2人しかいなかった。


ちょうどその時期、冬になると定期的に入ってくるビタミン系の粉末飲料の梱包作業のため、チームを組んで工場の隅で機械をまわしながら作業していた。

私の横で作業していた女性は30代前半の、人生経験の豊富な明るくやさしいWさん。

彼女には霊感があるらしく、よく工場内に「女の子がいる」と言っていた。

朝、機械の電源を入れるのが私の日課だった。
この電源を入れてから20分ほどたたないと、スタートボタンを押しても機械が動かない。だから朝一番に電源をいれ、準備をしてから作業に入る。

しかし、時々スタートボタンを押しても機械が回らないときがある。
見ると、電源が入っていない。
毎朝、一番初めに電源を入れることを日課にしていたので、入れ忘れるという事もないし、自信もあった。

誰かが間違えて電源を入れるつもりで切ってしまったのか?

するとWさんは笑いながら「あの子だよ」と言う。
彼女いわく、時たまそういった「いたずら」をするらしい。

ある日、作業をしていると廊下を見たことのない女の子が歩いている。
廊下は、工場の入り口のロッカールームから続いていて、工場を廊下をつなぐ入り口は、ロッカールームを出てすぐの所に一箇所あるだけ。
廊下の付きあたりはトイレだった。

私が作業していた機械は工場の廊下側、トイレの近くにあり、廊下とは大きな窓ガラスの付いた壁で区切られているためトイレに出入りする人がよく見える。

とにかく、若い子が少ない職場だったため、新しい子が入るとすぐにわかる。
ああ、きっと今日か明日から入る若い派遣だろうと思ったのだが、何分たってもトイレから出てこない。
トイレを流す水の音も聞こえてこない。

工場は規則で禁煙だったため、こっそりトイレでタバコでも吸っているのかと思ったが、それにしても長い。

隣のWさんに「今、トイレに見たことない女の子が入ったんだけどさ」と話しかけた。

「ああ、髪の長さが肩に付くぐらいの、すらっとした細い二十歳くらいの女の子?」

「あ!そうそう!何?新しい子?」

「あのさ、そろそろ『自分は見える人なんだ』って、自覚した方がいいよ?」

お昼休みチャイムが鳴ったと同時に、トイレに駆け込んだ。
誰もいない。
女の子が入ってから、ずっとトイレを気にしていた。出てくれば気がつくはず。
でも誰もいなかった。

「だって、まっ昼間だよ!?お昼前だよ!?」

「あのね、時間とか明るさとか、関係ないから。夜しか出ないと思ってた?」


そして、その数日後に起こった「ある事」をきっかけに齢三十にしてようやく「世の中にはそういうモノが本当に存在するのかもしれない」と思うようになった。








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 ようやく見えてしまうものを認める気になったというエピソードかと思いきや差にあらず。 「ある事」が起きるまで何を見たってとても信じられない、という話ですよね。 最後のこの文で今まで書かれてきたことを縺 ... 続きを読む

受信: 11:48, Monday, Mar 12, 2007

■講評

怪異の内容も、語り口も地味ながら、きちんとした仕上がりで面白かったです。
これまで信じていなかった(信じたくなかった?)ものにある日突然目覚めた新鮮さが良い感じです(^_^;)
最後にひとつ、“その数日後に起こった「ある事」”って何ですか?
それがぜひ知りたいです。

名前: 飛泉 ¦ 14:30, Friday, Feb 09, 2007 ×


読みやすい文章だが、これではとっかかりでおあずけをくらったようではありませんか。
これ全部で序章くらいの内容だと思う。
続きが楽しみですけれど。待っています。

名前: くりちゃん ¦ 14:36, Friday, Feb 09, 2007 ×


続きものの臭いがしますね。あとス○リ○ュ○ルにはまる三十代女性の香りも少々……。
とにかく「怪談」を語りたいのではなく、「私」を語りたいのだなと思いました。

名前: いただ ¦ 18:18, Friday, Feb 09, 2007 ×


お局様うんぬん、なぜ働いている人達の内訳をここまで詳しく
書かなければならないのか途中気になりました。
つまり、若い女性が少ないから私が見たのは
間違いなくこの世のものではないのよと、言いたかったわけだ。
「ある事」に関して何も書いていないということはパート2に
もっていくつもりなのかな?にしても卑怯な終わり方だわ!
ここまでひっぱっておいてひどいよ。いつもいいところで終わる
アメリカドラマか!この期待感を裏切らないパート2にしてくださいね。
(なかったりして…)

名前: 桜子 ¦ 20:23, Friday, Feb 09, 2007 ×


続きものの最初、ですね。
単独で評価できないものは、あまり印象がよくないです。
話もこれだけでは、それほど怖くないですし。

名前: 丹羽 ¦ 20:28, Friday, Feb 09, 2007 ×


怪異は大したことなく、さらにラストで「ヒキ」が入る。拍子抜けの話。
「女の子」も、最初は「子供」なのか「若い女性」なのかよくわからずに混乱した。

名前: ナルミ ¦ 21:01, Friday, Feb 09, 2007 ×


「超」怖い話の特徴に、なるべく余計な描写を省くというのがある。
この話には職場の人物描写や仕事内容といった、「怖い」部分とは関係のない説明が多すぎる。
 怪異は大して怖くないが、霊の行動が素朴で新鮮だった。
たいていの怪談は、登場人物に恨みからくる行動や、残された遺族に挨拶するとか、何らかのアクションがあるモノだが、この霊はただトイレに行っただけ。それも真っ昼間に。
ああ、実話だろうな、と思わせる話でした

名前: ちょろ ¦ 22:33, Friday, Feb 09, 2007 ×


怪異:可もなく不可も……不可だァッ!!
なんだこの〈つづく〉感バリバリのエントリはァッ!
-2
文章:去年もこういう人が居た記憶があります。「N」を書いてた人でしたっけ。
ええ、記憶にないので調べてきます。

えーと、「開いたドア」と「N」で連作をした人ですね。
http://www.chokowa.com/cho-1/entry/index.cgi/75 開いたドア
http://www.chokowa.com/cho-1/entry/index.cgi/65 N
まぁ、Nの人はお岩さんとか引き合いにだしておいて尻切れトンボだったのでガッカリ感では他の追随を許さないのですがね。

前回は、それは酷評を得た引き方ですので、あんまりやらない方が賢明ですよ。
もうやっちゃってるんですがね。-2


みんな優しいなぁ……。(コメント読んだ)

名前: brother ¦ 23:10, Friday, Feb 09, 2007 ×


技術-1 素材-1
作中に描かれている2つの怪異、体験者の方にとっては大層奇妙なことだったろうと思うものの、超-1エントリー作品としては非常に地味な部類です。
2月8日公開の「パチンコ屋怪談」と同様、おとなしめの怪異を雰囲気で盛り上げた作品だというのは伝わりました。
あちらは「不特定多数の目撃者がいる、継続的な出現ポイント」という点を評価できたのですが、本作品の怪異は継続性を臭わせながらも目撃者が限られています。
状況の再現性は高いと思いますが、体験者の方にかなり感情移入しないと、ほとんど面白味を感じられません。

末尾の引きも頂けません。
次作への期待感で、本作の評価を高めようとするのは姑息です。
また、あまり印象のよくない「自分語り」のニュアンスが強まってしまっています。

独自性のある語り口に挑戦することも、勿論結構なのですが、やはり「超」怖い話につらなる話法での作品を拝見したいと思いました。

名前: Chelsea ¦ 13:01, Saturday, Feb 10, 2007 ×


内容:−1 文章:1

丁寧のに書かれた文章ですが、肝心の怪異が少し弱いですね。
うーん、「女の子」って書いてあったから、最初は少女の霊だと思ってしまいました。

名前: ダウン ¦ 21:37, Saturday, Feb 10, 2007 ×


-1と-2
文頭抜粋「それまでそしてそこには、というかちょうどその時期」
えええっ、その時期ってなんですか!?
 困ってます、与えられない情報に。
『あれ・これ・それ』の「そ」ですから前述がないと迷走します。
何度も何度も読み手の解釈に任せないでくださいましな。
怪異はありきたりを通り越しております。 トイレも水びたしじゃなさそうですし。

名前: ちみ ¦ 00:42, Sunday, Feb 11, 2007 ×


   -4   0  +4
文章;■■■■■□□□□(±0)…a
構成;■■■■□□□□□(−1)…b
怪異;■■■■■□□□□(±0)…c
恐怖;■■■■■□□□□(±0)…d
嗜好;■■■□□□□□□(−2)…e
※(a+b+c+d+e)/5…総合点(小数点以下第1位四捨五入)

 筆者の方が何を書きたかったのか理解に苦しむ。
 読み手を引き込むべき導入部で、既に読み手を自ら手離してしまっていると感じる。また、3人の御三家のくだり、工場内の間取り等々、全く役割を成さない無駄な贅肉としか思えない部分がやたらと目に付く。
 なによりも一番いただけないのは話の締め方である。もしかしたら、応募概要で釘を刺されている「独立していない1話分割」の作品なのだろうか(読み方によってはかろうじて独立しているとも言えなくもないが)。しかしながら、この作品が例えプロローグであったとしても、この段階では次回作を読みたくなるような内容ではない。申し訳ないのだが。

名前: 空 ¦ 10:14, Monday, Feb 12, 2007 ×


思ったことのほとんどがすでに挙がっていて、どう書いたらいいのやら…。

[機械の電源を入れるのが日課][若い従業員が少ない]この2つは2度ずつ書かれていますが、強調する必要性を感じられないです。
他の説明の多さについても、最後の「あの話」がとどめとなって、通常以上のマイナスイメージに。
工場の作業やお局様より、そっちを書いてほしかった…と。

ここまでは聞き慣れた怪談だけれど、「あの話」次第では面白かったかもしれない。
「あの話」の内容や長さにもよりますが、仮に長い・つまらないと言われたとしても、説明が長いと言われるよりは無駄ではなかったはず。もったいないです。

名前: 13 ¦ 11:42, Monday, Feb 12, 2007 ×


初めて体験するときってこういう感じなんでしょうね。
Wさんが、女の子がいると最初に言ってしまっているため、後半の「私」が遭遇する体験が予定調和のようになっていて、もったいなく感じました。
必要な情報と不要な情報を整理するとよくなると思います。

名前: 雛人 ¦ 02:20, Saturday, Feb 17, 2007 ×


本人にとってはびっくりすることなんだろうけれど、こちらは怪異が起きること前提で読んでいるわけだからなあ。
あまりにも前置きが長すぎるように思います。
最後の引きもやっちゃったなあ、という感じが。
まあ超-1/2006の講評と今回の講評は少し傾向が違う気もするのですが、参考に読んでみたらどうでしょうか。

名前: 藪蔵人 ¦ 12:38, Sunday, Feb 18, 2007 ×


「単品として読んで成立するものを書くこと」というのが応募の前提であるため
ラストの引きはいただけない。
昨年もこの手の応募作は、軒並み不評だったのだが……。
続編がよほどのクオリティでもない限り、低評価を覆すのは容易でない。

前半の描写がくどく感じる。
若い女性がいないことを説明するのに、ここまで文面を割く必要はあったのだろうか。
怪異自体は目新しさを感じない。だがここも描写がしつこく感じる。
恐らく「6000バイト前後」という文章量を満たすためにこれだけ書き綴ったのだろうが
それはあくまでも「目安」。読み手に対する考慮が見受けられない。
筆者の「だって、まっ昼間だよ!?お昼前だよ!?」という驚きもピント外れな印象を受けた。

名前: GPZ ¦ 19:31, Tuesday, Feb 20, 2007 ×


文章:-1 怪異:+1

いらない情報が多すぎる。
トイレから出てこない女の子が見えたというエピソードと、
Wさんの「夜しか出ないと思ってた?」
という台詞だけでも十分面白くなりそうなのに。
残念です。


名前: 晴。 ¦ 15:14, Wednesday, Feb 21, 2007 ×


怪異に関係ない部分が多いです。状況説明などは必要最小限にして、話の中心である「女の子」と「見える人であるWさん」との会話部分に力を注いだ方が良かったと思います。
あと、超-1は一作品単体での評価が基本なので、続編を予告するようなラストは無い方が良いと思います。

文章-1 怪異0 =-1

名前: 久遠平太郎 ¦ 22:48, Sunday, Mar 04, 2007 ×


わからん・・・。
文の繋がりもおかしいし、ぐちゃぐちゃで人が読むことを意識していないように思えました^^;
ある事件って続きが出てくるのかな?

名前: cross2M ¦ 18:34, Thursday, Mar 08, 2007 ×


引きがあるからには、次がないと評価としては(苦笑
怪異に対して、冒頭の説明など雰囲気を伝えたいというには余計に思える。
台詞による状況進行もまどろっこしく感じます。
自分語りは最小限にし、怪異の事実のみを重ねて台詞で落とした方がシンプルでよかったように思います。
素材:0 文章:−2

名前: 夢屋 陣 ¦ 16:37, Friday, Mar 16, 2007 ×


素材・−2 文章・−2 読む人の恐怖感と、この作者のそれとは大きな隔たりが有るのではないだろうか。 怖さというものをもう少し考えてみて欲しい。

名前: つくね乱蔵 ¦ 11:11, Saturday, Mar 17, 2007 ×


書き出しがまずよくない。
率直な感想は、自分には霊感があります的な説明文のような気がした。
Wさんとのやり取りも軽いものになってしまっていてつまらない。
数日後に起こった「ある事」をここで書かないなら最後にわざわざ書く必要はないのではないだろうか。
読者はたぶんそんなことでは食いついてこないのでは・・・とくに超怖の読者はいろいろ読んでる人たちですから。
最後の一文があるために厳しい点なりました。ごめんなさい

名前: 黒ムク ¦ 18:01, Monday, Mar 26, 2007 ×


前半の工場の説明部分は、削ってもいいかもしれない。作者に霊感があることを気づかせてくれた女性がポイントですね。これは若い女性の霊の目撃談というよりも、自分の能力に気づいたきっかけの怪異ということでしょう。そして、その数日後に起こった「ある事」をきっかけに、ようやく「世の中にはそういうモノが本当に存在するのかもしれない」と思うようになった。ということがとても知りたくなる。
文章技術評価0 体験談希少度評価1

名前: ナメコ ¦ 17:21, Friday, May 04, 2007 ×


いた、見た、というだけの話ですね。

名前: ペペ ¦ 13:31, Tuesday, May 15, 2007 ×


うう、本腰据えて読んでいたのに、予告編じゃないですか〜!
これは参ったなあ。物凄い肩透かしを喰らった気分でした、ハイ。
って、もう一度読み直してもやっぱり肩透かしでした。
どう評価すればいいのって困るなあ。これはこれでもう少し単体作品として仕上げる事も難しくないのに、なぜ別の事件の前フリに仕上げてしまったんでしょう?
謎が謎を呼んでしまいます。
目撃は地味なだけにリアル。違う形で怪異を描いていただければゼロはなかったかと思います。
こののんびりした感覚からすると、主人公はとうの昔から見えていたような気がします。ただそれに気付いていなかっただけ。
うーん、知り合いにも一人そういう人がいますけどねえ(困)

名前: 矢内 倫吾 ¦ 23:57, Thursday, May 24, 2007 ×



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