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【コラム】超-1について。実話怪談について。
●超-1について、実話怪談について

怪談というものは、如何なるものであったのか。
まず、そこに立ち戻ってみましょう。
専門家が発信するものを、聴衆が聴くという形に発展していったのは近代近年のことで、もともとは素人の発信を素人が聞き、又聞きの形で他の素人に口伝していったのが、怪談の伝わり方であったと思います。

現在、実話怪談という名前で呼ばれているカテゴリーのものは、プロではない体験者の体験を、プロが聞き取り、プロが書き下ろし、プロではない読者に供給する、という形に発展しています。
これは、「素人は再現力に乏しく、体験談をうまく伝えられない」「だから、再現力豊かなプロが語れば(書き下ろせば)、より一層うまく体験談を伝えられるはずだ」という前提に立ったものです。
プロ、この場合は文筆を本業としている人間は、やはり聞いた話であれ考えた話であれ、そうした事象を文章に書きまとめることに慣れています。ですから、確かに「素人の体験談でもプロが書けばそれらしく怖くなる」という指摘は正鵠を射ているものと思います。

それは「体験談をプロが集約し、プロの名前で発信する」「プロの名前によって体験談に説得力が付加される」という副次効果を生んでいるわけですね。
この1→n(多)に向けてブロードキャストするという情報拡散方法は、日本で言えば明冶から昭和にかけて、新聞の発明と普及、ラジオ・テレビの普及と連動するここ100数十年の間に発達したものです。所謂、マス・コミュニケーションというもの。スペシャリストの情報発信者(単)とアマチュアの情報受信者(多)に、情報の送り手と受け手を分けて考えるスタイルは、今日広く一般的になっています。
このスタイルは、高品質な情報の拡散を保証するものになってきました。アナウンサーは噛まないのが普通、本に書かれた文章は文法が正しいのが当たり前、新聞には嘘や間違いは書かれていない、ということでしょうか。実際は多少のほころびが出ていますが。

では、昔ながらの素人が体験し、素人が聞き、素人が語って、素人が聞く、というサイクルは廃れてしまったのかと言いますと、逆に復権しつつあるように思います。
20世紀の終わりに出現したインターネットによって、長く続いた単一方向ブロードキャスティングから、多対多、アマチュアからアマチュアへと情報発信のスタイルと担い手が変わってきたことは、言を尽くすまでもありません。
この状況は「素人が体験し、聞き取り、語って書いて、聞いて読む」という実話怪談の本来のスタイルにとって、非常に親和性が高いものです。専門家の情報選別や証明・保証が行われない分、些末な部分では稚拙な、または劣化した情報も頻出するかもしれません。

実話怪談を語るのは、素人でいいんです。むしろ、素人がいいんです。
それをまた他の誰かに聞き伝えたくなるような、そういう雛形の発掘という作業は、むしろ少数精鋭のプロよりも、ハイ・アマチュアの人海戦術に負うほうが、より多くの成果を得られるのではないかとも思います。
ここで言う「成果」というのは、ハイ・アマチュアの誰かが「怪談の語り部として成功すること」を必ずしも指すわけではありません。
実話怪談を欲する人間にとっての成果は、「よりたくさんの初めて聞く怪談」を耳目にすること。それにより、聞いた話を他の誰かに伝える快感を味わうことができる、とも言えます。
誰かから聞き、誰かに話す。聞いた誰かはまた別の誰かに話す。
実話怪談は、そうしたクチコミ的ネットワークを形成する性質を元々持っています。

超-1は、プロを目指す人を捜す、ということだけが大目的にあるわけではありません。
高品質かつ初めて聞く怪談を、見つけてこられる人を捜していることは確かですが、それはプロ育成というだけではなく、どちらかと言えば「プロではない誰かが怪談を持ち寄る場」を用意するという部分により重点が置かれていると言っても過言ではありません。

要するに。
怪談語りたい人と怪談聞きたい人の幸せなマリアージュ。
怪談の供給と需要のためのサロン。
超-1そのものは、そんなきっかけであればいいと思います。
特に気に入られたものは、傑作選にまとめて残す。
語り足りないほどまだまだ多くの話を抱えている人には、さらに単著の機会を提供する。
それもまた、怪談を読みたくて仕方がない人へのフィードバックになっていくことでしょう。

読者に支えられ、或いは引き戻された「超」怖い話がそうであるように、超-1もまた、怪談好きの臓腑を満たす為の装置に過ぎないと思っています。
その装置に、恐怖の血液と悲鳴の電流を流すのは素人の実話怪談著者たちであり、その使用感をレポートするのもまた素人の読者達である、と。

超-1を主催するに当たって、僕は超-1という装置を運行する一オペレーターでありたいと願っています。
価値を作るのも、価値を決めるのも、オペレーターの僕ではなく、装置の血肉となる皆様に掛かっています。

願わくば、誰もが満足する超-1であることを。

by 加藤一 ¦ 20:00, Thursday, Feb 01, 2007 ¦ 固定リンク ¦ トラックバック(0) ¦ 携帯

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