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黒玉
 幸一さんが、まだ腕白坊主だった頃の話だ。
 そのころ、彼は学校が終わると毎日暗くなるまで川へ山へと遊びまわっていた。
 途中、銀バアと呼んでいる近所のおばあさんのところで、おやつなんかを食べさせてもらうことが、よくあった。
 その日も川で捕まえた、たくさんの小魚をバケツに入れて、銀バアの家に行った。






…………

この作品は超-1/2007作品集【超-1 怪コレクション 黄昏の章】に収録されました。
続きは怪コレでご覧下さい。
http://www.amazon.co.jp/dp/4812432405

【超-1 怪コレクション 黄昏の章】加藤一 編





05:18, Saturday, Feb 24, 2007 ¦ 固定リンク ¦ 講評(20) ¦ 講評を書く ¦ トラックバック(6) ¦ 携帯

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謎が謎を呼び結局は謎で終わってしまうという。でも不思議で魅力有るイイ話だな。面白 ... 続きを読む

受信: 23:27, Saturday, Feb 24, 2007

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受信: 02:35, Monday, Feb 26, 2007

» [超−1]【+4】黒玉 [幽鬼の源から] ×
昔語りというような懐かしい雰囲気を出しながら、結構奇怪な話に仕上がっている。 文章は方言を使った語りの部分を増やすことで雰囲気を作り、きびきびとした描写によって状況を活写していると言うべきだろう。 全体として締まりがあり、またスピーディーな展開を生み .. ... 続きを読む

受信: 11:09, Monday, Feb 26, 2007

» 【+5】黒玉 [Forgotten Dreams 「超」1講評から] ×
 <文章> +2  <体験> +3   <得点> +5  さりげない導入から謎の生き物の闊達な描写、幸一や銀バアの人柄やお互いの 関係など、基本的には怪を語りながら見事に描き出している。  どうもこの手の話には弱く、評価が高めにはなってしまうものの、そ .. ... 続きを読む

受信: 18:29, Tuesday, Mar 06, 2007

» 【+5】黒玉 [2007年超-1・TOMOKI講評から] ×
黒い生き物(・∀・)何なに、妖怪?バアちゃんそんな物風呂桶に集めて一体何に使うんですか?ついつい生き物に気が行ってしまいますが、それよりタイトルロールでもある黒玉!この黒玉を飲むと、本来は見えざる存在が見えなくなるというのは、一体何でできてるのか非常に .. ... 続きを読む

受信: 19:47, Sunday, Mar 18, 2007

» 【+4】黒玉 [I'd like to tell you something about ...から] ×
 うわー、知りたい。 その黒い生き物が何だったのか知りたい。 飲まされた丸薬のようなもの、それも気になる。 良くないものなんだろうけど。【文章技術評価】  +2 【体験談希少度評価】+2 螳 ... 続きを読む

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■講評

すばらしい。
文章に長けている方のようで集中して読めました。
世の中には見えないけどそこにある、というのは在るのかも知れませんね。
そして、それが見えるということがプラスにならない、ということも。

謎の生物とおバアちゃんの正体、気になりますね。

名前: らふら ¦ 06:03, Saturday, Feb 24, 2007 ×


内容:1 文章:0

なんだか「千と千○の○隠し」の世界みたいな話ですね。
インパクトは無いですが、おばあさんと生き物、そして黒玉の関係がモヤモヤで終わっているところがいい。

名前: ダウン ¦ 09:48, Saturday, Feb 24, 2007 ×


説明しすぎない、上手な文章ですね。
丁寧に練られているのが伝わります。

前半に出てきた『小魚』が『おたまじゃくし』のようなものと被っている印象があったので、小魚はなくてもよかったのかなと思いました。

名前: 雛人 ¦ 11:06, Saturday, Feb 24, 2007 ×


二人の会話が方言でなされているところに味がある。
風呂桶にこの手のモノをいれてあるなんて銀バアも異能を持つという裏の顔がありそうだ。(勝手にそのモノが入ってきた可能性もあるが、逃げられないようにしているのではないか)
そのモノを見たから黒い玉状のものを飲まねばならないーそこも説明がなされていないが、風呂桶の中のモノはよくないものだと推測される。
面白かった。

名前: くりちゃん ¦ 11:41, Saturday, Feb 24, 2007 ×


面白かったです。
銀バアは教えてくれなかったけど、きっと悪いものなんでしょうね。
文章も上手いと思いました。

名前: 丹羽 ¦ 22:26, Saturday, Feb 24, 2007 ×


これは面白い。怪談として完結していて、なおかつ謎が残っているのもいい感じである。
(外見はまるで違うが、黒い生き物たちから「くだぎつね」を連想した。銀バアはその生き物を使役していたのだろうか‥‥)

名前: ナルミ ¦ 01:06, Sunday, Feb 25, 2007 ×


行きたい、銀バアんちに行きたい!
銀バア、魔法使いのような魅力の持ち主ですね。気軽に「なんかくれ」と訪ねられる幸一さんがうらやましいです。まずは銀バアのキャラに1点。(+1)

田舎の風景や二人の関係が伝わってくる、温かい文章ですね。謎の生物の姿も想像しやすかったです。(+1)

銀バアには常に見えているのか?黒玉を飲むと感触などもなくなるのか?考えるとかなり不気味な存在で、私はそんな風呂に入る勇気はありません。(+1)




名前: 13 ¦ 02:23, Sunday, Feb 25, 2007 ×


怪異:(゜Д゜≡゜Д゜)エッナニナニ? 何の妖怪?
さすがえもじお、勝手に顔文字に変換したぜ。
しっかし、なんだろなぁ。
見えることに感心してるはずの銀バアが、見たんだから黒玉を飲めと言う。
黒玉を飲んだら見えなくなって、黒い生き物の正体を知っているはずの銀バアは黙して語らず。
飲まなかったらどうなっていたんだろう。
激昂したということは、飲まなければあとで何かあったかもしれない。
じゃあ感心した理由は?そもそも本当に感心してたのか?
謎すぎるぜ。+1
文章:会話主体ですが、内容とマッチしてていい感じです。
ラストに吹き出しを持ってくることが多い投稿作の中にあって、このラストの締め方は新鮮でした。
まあちょっとばかり、地の文に粗はありますが……。+1

名前: brother ¦ 23:36, Sunday, Feb 25, 2007 ×


銀バアは一体何者なのでしょうか。優しい近所のおばあちゃんが、突然有無を言わさぬ強い口調に変る瞬間が鮮やかでした。ぬらぬらした黒い生き物が何だったのか、とうとう分からないままなのも気味悪く、ありふれた日常から、突然見てはならない世界を垣間見た恐怖を感じました。
内容に+2
文章に+2

名前: 飛泉 ¦ 22:11, Monday, Feb 26, 2007 ×


釈然としない!
でも、良いほうで。説明しすぎず、読み手に想像させる描き方は好きです。
内容も、黒い生き物がよくないモノと感じさせて良いですねぇ。
素材:+2 文章:+2

名前: 夢屋 陣 ¦ 12:38, Wednesday, Feb 28, 2007 ×


僕が思うに、これはヘドラの幼生 (ry
無垢なる少年が垣間見た、子供好きなおばあちゃんの裏の顔。
銀バアは呪い師なんですね。それも呪殺専門。某実話怪奇雑誌のマンガの中にも「禍神」と呼ばれる奇妙な虫を使って相手を呪殺するおばあさんが出てくるエピソードがありました。その話では、呪いを掛けられると全身にフジツボのような腫れ物が出来て死ぬ〜。
得てしてこういうばあさんは孤独(呪術師は基本的に家族を持たない)なので子供には優しいんですがねー見ちまったか幸一つっあん。
飲ませた黒玉の正体は〜いまは珍しき黒カンロ飴…なわけはありませんね(笑)書き手さんの上手な筆運びで独特のムードが上手く醸成されていてなかなかの秀作だと思います。含み部分も多くていろいろ想像してしまいます。面白い話をありがとうございました。

名前: 矢内 倫吾 ¦ 23:42, Wednesday, Feb 28, 2007 ×


   -4   0  +4
文章;■■■■■■■■□(+3)…a
構成;■■■■■■■□□(+2)…b
怪異;■■■■■■■■□(+3)…c
恐怖;□□□□□□□□□(-)
嗜好;■■■■■■■□□(+2)…d
※(a+b+c+d)/4…総合点(小数点以下第1位四捨五入)
※この作品は、恐怖とは直接紐付けする必要性がないと判断したので、評価項目からは除外した。

 いつ頃の、どこら辺の地域での話であろうか。
 どこか懐かしい匂いを感じさせる作品である。
 細やかな描写がなされているにも関わらず、それでいて人物の素性など、謎を残しつつ完結している。
 読後、それが漠然とした疑問符になるのではなく、心地よい余韻となった。

名前: 空 ¦ 12:16, Friday, Mar 02, 2007 ×


うお!これまた面白い話来た!
気になるなぁ、ばあちゃん、教えてくれよ><
マトリックスのワンシーンをちょっと思い出したw
引き込まれる文章です
満点^^

名前: cross2M ¦ 20:21, Saturday, Mar 10, 2007 ×


文章:+2 怪異:+2

サンショウウオ?

これを怪談というカテゴリに含めていいものか悩みますが、とても素晴らしいお話です。
何か悪いものなのでしょうかね、それ。

おばあさんが何か飄々としているのも、幸一くんが子供らしいのもお話に華を添えています。

こういう風景の中に一度入ってみたい。

名前: 晴。 ¦ 18:14, Friday, Mar 16, 2007 ×


素材・2 文章・1 これはまた何とも素敵な世界。 私には、銀ばあの顔さえ浮かぶ。 恐怖というには牧歌的な香りが邪魔するが、こういう話は好みである。

名前: つくね乱蔵 ¦ 10:22, Saturday, Mar 17, 2007 ×


これはまた貴重な体験。
いろいろと想像する楽しみもあるし、いい話だと思います。
なんだったんだろうね、変な魚とか、黒玉とか。
おばあちゃんの正体とか。
親に「銀バアの所にはあんまり行くな」とか言われてなかったでしょうか?

名前: 藪蔵人 ¦ 20:24, Tuesday, May 01, 2007 ×


黒い不思議な生き物も、黒玉をなめて見えなくなった事も謎のままでも面白い。ところで銀ばあは何者でしょうか?人間ではない何かかもしれませんね。いい味出てます。
文章技術評価1 体験談希少度評価3

名前: ナメコ ¦ 03:39, Friday, May 04, 2007 ×


何故浴槽に謎の生物がいたのか。
銀バアがくれた黒玉は一体何だったのか。
そもそも、銀バアは何を知っていたのか。
謎の生物の正体は?
さまざまな謎を残したまま物語が終わっているものの、その不透明さが逆に底知れぬ神秘性を演出しているように感じた。
浴槽に奇妙な存在が棲みついていることを知りながらも、そのままにしている(あるいは、せざるを得ない?)理由も明かされない点も良かった。この展開では、種明かしは野暮というものだろう。

名前: GPZ ¦ 00:22, Sunday, May 13, 2007 ×


謎は謎のままでも良いと思います。面白い。

名前: ペペ ¦ 16:21, Thursday, May 17, 2007 ×


バアちゃん何者!? 何ともといえない不思議な読後感のある話ですね。
私の頭の中では水木しげる先生の「のんのんばあ」のイメージが浮びました。
きっと現世と異界の境界にいる人だったんでしょうね。私もこんなバアちゃんに会ってみたいなあ。

文章1.5 怪異1.5 =3

名前: 久遠平太郎 ¦ 20:29, Sunday, May 20, 2007 ×



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