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母がまだ存命で、自宅の近所でお惣菜屋を営んでた頃。
夜になると、母の店へ行き片付けの手伝いをしていた。 作業が終わると一緒に帰るのだが、その日、母が「先に帰っていいよ」と言うので売り上げを帳簿に書く母を店に残し、自宅に向かう上り坂を一人歩いていた。
自宅の近くの外灯の下に、2オレンジ色のトレーナーを着た若い男の子が立っていた。
特に意識せず一瞬視線をはずし、再び視線を戻した時、外灯の下にいたはずの男の子がいない。
次の瞬間、頭の中が後ろの方から左の肩越しに、ニヤニヤ笑いながら私の顔を覗き込むオレンジ色のトレーナーの男の子のイメージでいっぱいになった。
肉眼で確認したわけではない。 声が聞こえるわけでもない。 ただ、直感というか本能の部分で、左側を振り向くことを激しく拒んでいる。 鳥肌が立ち、心臓が早鐘のようになっているのが自分でもわかった。
とにかく振り返るな、振り返るなと自分に言い聞かし、右斜め下を見ながら足早に家に入った。
数分後、母が普通に帰宅してきた。 母は子供の頃から霊体験が多く、勘も鋭い人で、幽霊を信じず、面白半分に肝試しに行くような私をいつも窘めていた。
しかし、母は何事もなかったらしく、普通に帰宅してきた。 母についさっきあった出来事を話そうかと思ったが、なんとなくやめた。
つい最近まで幽霊を信じていなかった人間が、ある日信じるようになったからと言って、突然夜道が怖くなる、という事はなく、私はたとえ深夜だろうが行きたいと思ったときに近所のコンビニまで歩いて行ったし、夜中だろうが平気で墓地の横を通って帰宅する人間だった。
しかし、オレンジ色のトレーナーを見てから、日が暮れると一人で近所を歩けなくなってしまった。 仕事が終わるとまっすぐに母の店へ行き、先に帰ってもいいと言われても、母の仕事が終わるまで待ち、一緒に家に帰った。
外でオレンジ色のトレーナーの男の子が、待っているような気がした。 だから、買い物を頼まれても頑なに拒否をして、夜は一歩も外へ出なかった。 どうしても出たくなかった。
しかし、そんな日々も3日で終わった。 「何があんなに怖かったんだ?」といつものように深夜のコンビニへ買い物に行き一人で夜道を歩いて帰ってきた。
あの3日間は何だったんだ?
職場で、霊感のあるWさんにその話をした。
「危なかったね。そりゃ外でずっと待ってたんだよ。その男の子。 でもあなたが警戒して一歩も出てこなかったから、あきらめて他所へ行ったんだよ。」
生まれて初めてと言っていいほど、見えない物に対して心底恐怖を感じた3日間だった。 とりあえず、その後オレンジ色のトレーナーを見かけてはいない。
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» 【+2】「オレンジ色のトレーナー」 [DJ ZIRO『超-1 2007』感想ブログから] × オレンジ色のトレーナーという色彩が強烈に印象づけられて、体験者の不安定な気持ちと ... 続きを読む
受信: 17:55, Saturday, Feb 10, 2007
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» [超−1]【0】オレンジ色のトレーナー [幽鬼の源から] × おそらくこれが例の“数日後に起こった「ある事」”と思われる。 (「職場のWさん」や「つい最近まで幽霊を信じてなかった」などの記述や、文章全体の書き癖など) この作品の最大の特徴は、体験者個人の主観的恐怖で怪談を成立させようと試みている点である。 客観的 .. ... 続きを読む
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受信: 15:07, Thursday, Mar 15, 2007
■講評
| まず、作者の方の年齢がわからない。初めはご自身がこどもの頃のことかと思った、んだけど、違うよね。で、性別も不明なので(多分女性?)話に入り込めなかった。オレンジ色のトレーナーの男の子が、作者の方にとってかなりの恐怖だったのは分かったんだけどなぁ。こっちは怖くないから、配点は0点で。 |
名前: 戸井田 ¦ 12:50, Saturday, Feb 10, 2007 ×
「母がまだ〜」という文章や「母は子供の頃から霊体験が多く、勘も鋭い人で〜」の文章から、お母さんがポイントかと思っていたら、全くそうではなくて拍子抜けした。 「ニヤニヤ笑いながら私の顔を覗き込むオレンジ色のトレーナーの男の子のイメージ」はともかく不気味だった。
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名前: くりちゃん ¦ 13:38, Saturday, Feb 10, 2007 ×
-1と-2 「文中に読みやすく正確な理解を助けるために読点をつける」なので ”母は子供の頃から霊体験が多く、勘も鋭い人で、幽霊を信じず、” 霊体験の多いお母さんはそれでも信じていない人なのね、と読んだ後に繋がらない文を戻りました。
”ある日信じるようになったからと言って、突然夜道が怖くなる、という事はなく・・・ しかし、オレンジ色のトレーナーを見てから” あれ?ある日信じたのは過去の話で無関係なんですね。
”歩けなくなってしまった。しかし、そんな日々も3日で終わった” ああ、3日なんだ。
説明文の大仰さにバランスを崩す所がいくつもあり、読み手へのケアが少ないと感じました。”若い男の子”も想像し難いです。 |
名前: ちみ ¦ 15:00, Saturday, Feb 10, 2007 ×
怪異:待ち伏せっすかぁ。厭な世の中に(ry ただ、たった3日で諦めるような霊がいるとも思えないんですよねぇ。 向こうの持ち時間は無限なわけだし。 そのへんに疑問を持ってしまったボクはもう末期なのかもしれません。0 文章:時間の経過がわかりにくいので、いちいち理解して読むのに時間がかかりました。 骨子は オレンジ色のトレーナーを見た ↓ 怖くて夜に一人で外出できなくなった。3日間 ↓ 4日後には怖くなくなって普通に外出できるように ↓ 相談したら「危なかったね」 なんでしょうが、なぜここまで分かりにくくなるのか。
たぶん、語尾に誤解を与える余地があったということなんでしょう。 >しかし、オレンジ色のトレーナーを見てから、日が暮れると一人で近所を歩けなくなってしまった。 ここが特におかしい(とボクは思う)。 これでは、「その日から今までずっと(歩けなくなってしまった)」と取られても文句は言えない。 思うに、「なってしまった」だと現在まで続いている解釈を与えるのだろう。 「歩けなかった」ならば、「歩けない」のは過去の話であり、現在は歩けるという解釈を与え、それが後に出る「3日(間)」をしっかりと受け止める形になる。 この形なら、あとの数行も多少改変するだけで意味の通りやすい文章になる、と思うんだけどなぁ。
あと、指摘した行の上四行は何か矛盾している気がするんですが。 そもそも「私」が幽霊肯定派なのか否定派なのかすら断りもないし……、この段落は存在する意味があるのかなぁ。
末期っすね。-2 |
名前: brother ¦ 19:37, Saturday, Feb 10, 2007 ×
読んでいて、すぅっと頭に入ってくる内容でした。 見てはいけない、通ってはいけないという直感を信じてよかったですね。 |
名前: 雛人 ¦ 20:20, Saturday, Feb 10, 2007 ×
読みづらかった。前に戻って読み返すを繰り返し。 私はストーリーが面白ければ少々難アリの文章でも プラス点つけてきたんだけど、これは話もよくわからないなぁ。 “そんな日々も3日で終わった”のところでずっこけた。 たった3日で復活かい!立ち直りはやっ! 結局何が言いたかったのか、私には伝わってこなかった。
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名前: 桜子 ¦ 21:43, Saturday, Feb 10, 2007 ×
内容:−1 文章:−1
体験された方は怖かったのでしょうが、読んでいる側にはぜんぜんそれが伝わりませんでした。 最初の文の読みづらさもマイナスでしたね。
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名前: ダウン ¦ 21:55, Saturday, Feb 10, 2007 ×
怪異はかなり怖いので、+2。 文章は部分的に分かりにくいので、0。
まず、お母さんは関係ないんですね。最初から登場してくるので、お母さんが中心人物なのかと思いました。
>つい最近まで幽霊を信じていなかった人間が〜 の段落から、 >しかし、オレンジ色のトレーナーを〜 の段落は意味が非常に取りにくいです。 以前にも同じような経験があったということなのでしょうか?
>しかし、そんな日々も3日で終わった。 の段落はとても唐突に感じます。 表現は悪いかもしれませんが、3日が過ぎた所で急に気持ちが変って、恐怖心がなくなったということなのでしょうか。気持ちの変化についてもう少し説明があっても、よいのでは?
最後に、段落が細かく分けられていますが、途切れ途切れな感じがしてしまうので、もう少しまとめた方がいいように思います。
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名前: 飛泉 ¦ 23:50, Saturday, Feb 10, 2007 ×
技術-2 素材-1.5 やや主観にすぎる印象です。 本作品の中で起こっている現象は、「オレンジ色のトレーナー姿の男性を見た、と思ったら消えていた」のみで、あとは全て心情と解説です。 これは、非常に弱い。
イメージがポンと湧く、というのは、霊感のある方がよく仰る状況なのですが、これは大変描きにくい事象だと思います。 よほど効果的に演出しないと、説得力を感じられません。 霊能者の方による解説も同様で、わかりやすい内容であるほど、真実味をそこなわずに盛り込むのは困難になってくると思います。 本作品の一連の出来事は、相当、難易度の高い主題だと思います。
恐怖を「読者に伝えようとしている」というよりも、「信じてくれるひとだけ信じてくれればいい」といったような、そうだったのだから仕方がないという開き直りのようなものも、ちょっぴり感じます。
表現力自体は、安定感があります。 描く姿勢、立ち位置の決め方にだけご配慮を頂けたら、ぐっと上手くなられる方じゃないかなと思いました。 |
名前: Chelsea ¦ 11:08, Sunday, Feb 11, 2007 ×
怪異のインパクトはそれほど強くはないですね。 しかし説明はしっかりとされていたので、著者の恐怖感は十分に伝わってきました。 |
名前: いただ ¦ 11:48, Sunday, Feb 11, 2007 ×
名前: ナルミ ¦ 20:35, Sunday, Feb 11, 2007 ×
-4 0 +4 文章;■■■■■■□□□(+1)…a 構成;■■■■■□□□□(±0)…b 怪異;■■■■■□□□□(±0)…c 恐怖;■■■■■□□□□(±0)…d 嗜好;■■■■■□□□□(±0)…e ※(a+b+c+d+e)/5…総合点(小数点以下第1位四捨五入)
怪異を見たという事実と、それを追う当事者の心情のみで構成されているわけであるが、決定的な怪異が起こっていないだけに、インパクトに欠け、全体としてやはり冗長な印象を受ける。 作中の「視覚的には認識していないが、なぜかそれを感じる」というのは、私も体験者からよく聞く言い回しであるが、第三者に伝えることが非常に難しいところを巧く表現し、恐怖の雰囲気を纏うことに成功していると思う。 |
名前: 空 ¦ 12:37, Monday, Feb 12, 2007 ×
主人公がぞわぞわと感じている恐怖が、手に取るように伝わってきました。(+2)
その繊細な表現力を、背景にも少し回してほしいです。 「ああ、よっぽど怖かったんだね」と思っただけで、他人事のまま終わってしまいました。絵を思い浮かべる材料がなかったからです。 「若い男の子」とは何歳くらいなのか。主人公は何歳なのか。なぜオレンジ色なのか。 主人公と外灯の距離もわからないので、このお話の中で唯一の怪異と思われる瞬間移動もピンとこない。 私の脳内には、薬キメてそうな危ない高校生が登場しました。オレンジ色皆無で。 こんな阿呆もいるので、読み手に任せすぎるのは危険ですよ。(−3) |
名前: 13 ¦ 17:40, Monday, Feb 12, 2007 ×
主人公が味わっている恐怖感が こちらに伝わってこないのが惜しいですね。 |
名前: 丹羽 ¦ 12:38, Saturday, Feb 17, 2007 ×
読み手の人たちが何を読みたいのか考えて構成することは必要だと思うのですが。 起きた怪異をそのまま書けば怪談になる、というわけではどうもないらしいですよね。 |
名前: 藪蔵人 ¦ 12:41, Sunday, Feb 18, 2007 ×
描写の装飾が過剰なように感じる。 トレーナーを着た男の子が生身の人間だったか否かを視覚的に確認出来ていない以上、筆者の恐怖感が文面から伝わり辛いように感じた。 その恐怖感の記述にしても、
>しかし、オレンジ色のトレーナーを見てから、日が暮れると一人で近所を歩けなくなってしまった。 >仕事が終わるとまっすぐに母の店へ行き、先に帰ってもいいと言われても、母の仕事が終わるまで待ち、一緒に家に帰った。 >外でオレンジ色のトレーナーの男の子が、待っているような気がした。 >だから、買い物を頼まれても頑なに拒否をして、夜は一歩も外へ出なかった。 どうしても出たくなかった。
と強調した直後に「三日で終わった」となっては、読み手は「え、それだけ怖がってて、三日で終了?」と肩透かしを食わされたような気分にさせられてしまうのでは。 |
名前: GPZ ¦ 00:59, Wednesday, Feb 21, 2007 ×
文章:-2 怪異:0
読みづらいです。 まず、頭に状況などが浮かんでこない。 必要な情報はないのに、余計な情報が詰め込まれた文章という感じです。
怪異は、まあ何が起きたわけでもないので0で。 |
名前: 晴。 ¦ 15:14, Thursday, Feb 22, 2007 ×
何やら後日談のようですが、それを感じさせない冒頭とオチがあまりに。 頭に浮かんだイメージの描写が読みづらく、何度か読み直してしまいました。
その後の直感が訴える異常さ、体の変化の描写はなかなか秀逸でした。 ±0で。 |
名前: 有線 ¦ 18:46, Thursday, Feb 22, 2007 ×
話の内容が男の子のイメージと体験者の恐怖心だけなので、読み手が共感できるかどうかで評価の分かれてしまいますね。そう考えるとハードルが高い話だとは思います。
文章-2 怪異0 =-2 |
名前: 久遠平太郎 ¦ 00:02, Monday, Mar 05, 2007 ×
| 素材・−1 文章・−3 怖いと言えば怖いのだろうが…その怖さを上手く整理できていないように思う。 文章も行ったり来たりで整理されていない。 |
名前: つくね乱蔵 ¦ 10:31, Wednesday, Mar 07, 2007 ×
怪異そのものは、ものっそ厭な感じですねぇ 男の子が覗き込んでいる辺りの描写が、読んでいて鳥肌がたった>< ただ、お母さんは何の関係があったのだろう? 全然分からない 何か絡んでくるのかと思わせて、思いっきり裏切られた 悪い意味で 内容+3 文章−2
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名前: cross2M ¦ 19:39, Thursday, Mar 08, 2007 ×
本人の怖さは伝わりますが、読み手が共有しては怖がれないかと。 やはり、体験者の直感的な怖さですから、文章では伝わりにくい類のものなのでしょう。 文章としては、全体的に冗長でくどい感じがします。 素材:0 文章:0 |
名前: 夢屋 陣 ¦ 16:40, Tuesday, Mar 20, 2007 ×
| 嫌な予感がするというのはあると思います。あきらめて他所へ行ったんだよ。という見解が本当なら恐ろしいことだと思いました。しかしこれほどの恐怖を感じる男の子の着ていたトレーナーのオレンジはよほど強烈な色だったのでしょうね。文章技術評価0 体験談希少度評価1 |
名前: ナメコ ¦ 15:34, Wednesday, May 02, 2007 ×
| オレンジ色のトレーナーを着た男の子を見たのは事実。だけど、それ以降は、どうなんでしょう?Wさんは霊感があるっていうけど、話を聞いただけで断言しちゃうのはすごいな。 |
名前: ペペ ¦ 13:54, Tuesday, May 15, 2007 ×
うわー。 すみません、ちょっと関係なくなってしまいました(謝)このお話は作者様の「すんごいこんなん見ちゃったんだよー」感がとても強く伝わってまいります。 ただ残念な事に、文章力がまだまだ追いついてない様子で、ものすごいもどかしさを感じられまくっている事です。 このイヤイヤ感をみんなにわかってもらいたい、こんなにこんなに怖かったんだよーというその気持ちがある意味新鮮でした。 がんばってもっともっと書いてください。作者さまが「こんな立派な怪談かけるようになったよ!」って言ってきていただける姿を何か見たくなってしまいました。 がんばれー! |
名前: 矢内 倫吾 ¦ 00:37, Friday, May 25, 2007 ×
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